第27話 「士魂」 1973.7.23
みちのく・信夫郡に立ち寄り、立派な用水路が完成し民が歓喜するさまを見る老公。しかし功労者たる代官が、あらぬ罪を着せられ投獄されてしまい、不審を抱いた老公たちは、福島藩の内情に踏み込んでゆく。
ロケ地
- 羽黒山麓の用水路普請場、不明(山裾の崖?砕石場とか?)。
- 村に引かれた井路の水門、走田神社脇田地に設営。開通を喜ぶ民の情景のほか、郡代官が城と行き来する際などにも出る。
- 開削を寿いで舞が奉納される鎮守、不明(破風しか映っていない)。
- 高みから民の様子を見る代官、中山池鶯橋たもと。老公が出て功績を褒めたたえる。
- 格さんたちに、代官救済を請われる老公、見かけた従僕に事情を聞くくだりは走田神社本殿前。武平は蔵奉行・矢崎を送りに出ていたというシチュエーションで、鳥居前の地道にいるところを境内から見る図となる。
- 閉門となった代官・有村邸、一様院山門。竹矢来のほか、見張りの侍を配置。
- 老公が城へ上がり、藩主に話が通り悪者が懲らされたあと、有村に知らせるべく馬を駆る助格、大堰川堤(緑地から見上げ)。
- 登城したはずの有村が消え、捜す家族と助格、朱色の鳥居がある坂は磐坂稲荷か。鶯橋たもとで腹切って果てている有村が発見される。
水戸光圀/東野英治郎 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/横内正 風車の弥七/中谷一郎 うっかり八兵衛/高橋元太郎 りつ/川口敦子 石立刑部/渥美国泰 矢崎賢八郎/高野真二 武平/平井昌一 堀田正仲/松原光二 庄屋銀右衛門/岩田直二 長田屋次助/郡司良 三木豊 寺内文夫 佃和美 玉生司郎 森敏光 池田謙二 泉好太郎 森谷譲 松原健司 有村伊兵衛/木村功
脚本/津田幸夫 監督/山内鉄也
※水不足に悩む民のため、私財を投じる代官だが、資金不足で租税を担保に長田屋から大金を借りており、付け込まれる次第。蔵奉行ははじめ代官の味方に見えるが、裏では家老・石立とグルという寸法。
※印籠は出ず、ラス立ちも、見苦しく手向かいした家老と蔵奉行の二人だけと立ち会う(家老は立ち腹)。
※代官の息子(三木豊)は、この騒動の間に元服を迎える設定で、悲劇性いや増し。
→ 水戸黄門第4部表紙
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