第32話 「からくり異聞」 1973.8.27
宇都宮入りした一行は、初手から殺人事件に遭遇。殺されたのはわざわざ遠くから招聘された飛騨の宮大工、お城では物騒な茶室が普請中であった。
消された棟梁の朋輩であった当地の名人も巻き込まれるが、これには老公らのケアが手厚い。
ロケ地
- 逃げてきた源八棟梁が侍に追いつかれ斬られ水に落ちる土手、大覚寺大沢池堤。通りかかった老公らが助け上げるシーンは水門そば(まだ木製)。
- 宇都宮城イメージ、大阪城天守。大殿のための茶室が突貫工事中、城代・采女が若殿をヨイショするくだり。
- 棟梁がいなくなったため工事が頓挫、困り果てる普請奉行・田尻を見た大工・佐吉が、もとの師匠・久助に話を持ち込むくだり、久助が奉行に会いにいったあと、娘のおみつと話す橋は大覚寺天神島朱橋(剥落ぎみ)。おみつと佐吉は恋仲だった設定。
- 久助が色よい返事をしないので、からくり制作を請け合った佐吉、しかし手におえず久助の秘伝書が必要になる段、文で呼び出され秘伝書を持って妙蓮寺へ赴くおみつ、龍潭寺山門〜鐘楼前。田尻の手下が待っている。八兵衛や弥七が拉致を阻止するが、おみつは自ら申し出て侍についてゆく。
- 当地を発つ一行、道は中山池堰堤か(行く手に橋ちらり、水面は確認できず)。
水戸光圀/東野英治郎 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/横内正 うっかり八兵衛/高橋元太郎 霞のお新/宮園純子 風車の弥七/中谷一郎 佐吉/橋本功 おみつ/北川美佳 酒井采女/竜崎一郎 田尻仁三郎/近藤宏 沖山/小笠原良知 お濃/伊吹友木子 市川男女之助 堀北幸夫 水上保広 森源太郎 下野耕司 三上ひろ子 久助/志村喬
脚本/石川孝人、葉村彰子 監督/内出好吉
※若殿は水上保広、城代は彼だけでなく大殿も一緒に始末にかかる運び。釣天井は作動、間一髪で弥七が止める。老公乗り込みの際、名乗りはあげるが印籠は出ず。
→ 水戸黄門第4部表紙
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