水戸黄門 第四部

第35話 「旅こそ人生」 1973.9.17

 水戸を目前にして、筑波の蝦蟇祭りなるものに魅せられ、見物しに行ってしまう老公。だがその寄り道中、水戸では中山備前守急死という大事が出来しており、跡目を狙う悪党どもが暗躍、深雪母子も浪路どのも危険にさらされてしまうのだった。

ロケ地

  • もうすぐ水戸、弥七夫婦と一行が別れる街道は北嵯峨農地・竹林脇。その後弥七夫婦が利兵衛を見かけ悪だくみを知る茶店も同所か。老公が、用心棒として売り込んできた蝦蟇の油売りの浪人・笠井を拾うのも同所。
  • 水戸、中山備前守邸、相国寺林光院。備前守急死後も、後嗣不在のため病気療養中とつくろっている。
  • 水戸へ入った利兵衛にツナギをとる中間(武兵衛の手下)広沢池東岸。釣りをしている利兵衛に、テクニック伝授の態をとる。
  • 笠間宿へ急を知らせに来たお新、留守番していた八兵衛とともに筑波へ駕籠で向かう街道、北嵯峨農地・大岩の傍。
  • 利兵衛がアジトにしている水戸城下の屋敷、中山邸通用門。深雪母子が監禁されたり、浪路が連れ込まれたりする。
  • 何も知らず蝦蟇祭りに興じる老公、売り口上のコンテストが行われている会場(設定は筑波山神社?)赤山禅院本殿前。助格が捜し当て、備前守死すと聞かされた老公が物思いに沈むのは本殿脇。このあと馬を駆る道は北嵯峨、殺陣もあり、ロングの画もあり。
  • 事後、備前守の墓に参る一同、宝塔寺墓地。弥七らと別れ老公らが戻る坂は参道坂(見下ろし)

水戸光圀/東野英治郎 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/横内正 うっかり八兵衛/高橋元太郎 霞のお新/宮園純子 風車の弥七/中谷一郎 深雪/岩井友見 中山源三郎/大塚国夫 坂田河内守/幸田宗丸 逃水の利兵衛/牧冬吉 谷口武兵衛/岡田英次 倉島襄 古川ロック 千葉敏郎 那須伸太朗 松田利夫 古関達則 野村鬼笑 三谷真理子 長良俊一 笠井次郎左衛門/藤木悠 浪路/山本陽子

脚本/葉村彰子 監督/内出好吉

※江戸の中山家三男坊を押し立て、備前守の後を襲わせようとする用人が岡田英次。彼に罪を見逃され働かされている盗賊が利兵衛、武兵衛は火盗の用人。
※冒頭、助格の間にビルみたいな建物がちらり。


 → 水戸黄門第4部表紙


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