水戸黄門 第四部

第7話 「消えた雛人形」 1973.3.5

 新発田の城下へ入って早々掏摸に遭い、なりゆきで食い逃げ犯にされかける老公だが、上品なご婦人に助けられる。勧められその女性の店に逗留するうち大事出来、預かっていた殿さまの家宝の内裏雛が盗まれてしまうが、番頭の目が泳いでいるのを、老公は見逃さないのだった。

上野城

ロケ地

  • 新発田へ二里の街道、谷川沿い山道で片方は崖が露出。行先で意見わかれ、助格が行ったほうの獣道は山中の林。
  • 主家から盗んだ内裏雛を「依頼主」吉岡浪人に渡す番頭・己之吉、大覚寺護摩堂前。ここで始末されてしまうが、箱の中も石くれというオチ。尾行していた助格と、吉岡の立ち回りもあり。
  • 新発田城イメージ、伊賀上野城天守。姫様の輿入れ道具の雛上覧がなされるくだり。
  • 当地を発つ一行、おきぬに梅里の文を届けに行った弥七が追いついてくる街道は谷地田沿い、竹林や葦原が見える。

水戸光圀/東野英治郎 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/横内正 風車の弥七/中谷一郎 うっかり八兵ヱ/高橋元太郎 お駒/沢井桂子 八重樫保ヱ門/北沢彪 赤根玄蕃/沼田曜一 文太/江波多寛児 己之吉/小林勝彦 山科兵之助/松野健一 弥二郎/六本木真 吉岡左門/天津敏 菊池光五郎/小美野欣二 南条新太郎 宮前ゆかり 山村弘三 藤本秀夫 笹木俊二 丸平峰子 おきぬ/小夜福子

脚本/石川孝人、葉村彰子 監督/山内鉄也

※藩御用の人形問屋・九重の女あるじ(先代の未亡人で名目は隠居)はおきぬ、娘がお駒で婿は職人あがりの弥二郎。お駒に気があった番頭の己之吉、大金を提示され雛を盗む次第。城代・八重樫の指名で九重が輿入れ道具を請け負う。城代の失脚を狙う次席家老・赤根、浪人・吉岡を雇う。天津敏は剣客設定、ラス立ちは一時三人がかりで二刀流も披露。老公をとっちめる飯屋の親爺は山村弘三。掏摸は文太。山科は城代派の役人。目付・菊池は赤根のイヌ。殿さまの溝口氏は南条新太郎か。


 → 水戸黄門第4部表紙


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