水戸黄門 第四部

第9話 「ごますり剣法免許皆伝」 1973.3.19

 山形城下の米問屋の若旦那は剣術狂い、食客の浪人を打ち負かしてご満悦だが、実のところはからっぺた。彼をおだてて持ち上げているのは指南役狙いの道場主、そのうしろには、豪商から大金を引き出そうと企む大鼠も控えていた。

走田神社

ロケ地

  • 荷船や渡し船がゆく水郷の情景、近江か(はじめの一枚は大川橋蔵版銭形平次「黒い魔手」で出た水路と同じ。水路まわりは開けた田園地帯で、近くには集落も見える。また、遠景の山なみは湖西の山にも似ていて、一部は冠雪?)。水路端の畦に、老公一行が立ち寄る茶店が設営されている。ラスト、見送りも同所。
  • 山形城イメージ、彦根城天守を石垣越しに望む図。
  • 北野屋の女将・お梅がお百度を踏むやしろ、走田神社本殿。具合を悪くするところ、老公らが通りかかり助ける運び。その後、女将を送ってゆく道は境外社叢脇の道(田んぼにははさ木多数)、このとき現当主の倅が剣術狂いで困っていると聞かされる。
  • 北野屋に逗留することになった一行、助さんが女中・お七に若旦那の腕前について聞かれる庭はどこかの民家ロケか。

水戸光圀/東野英治郎 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/横内正 風車の弥七/中谷一郎 うっかり八兵ヱ/高橋元太郎 北野屋辰之助/目黒祐樹 お梅/北城真記子 お七/伊藤るり子 立花玄五郎/藤岡重慶 堀田内記/永井秀明 彦兵ヱ/北村英三 浪人/中井啓輔 松田明 井上博嗣 岡嶋艶子 藤沢徹夫 三沢孝年

脚本/大西信行 監督/松尾正武

※お梅は寡婦、女中・お七は番頭・彦兵衛の娘で、辰之助と結ばれて終わる。道場主は藤岡重慶、マジ斬られ。家老・堀田は切腹を迫られるが斬りかかったので成敗。
※目黒祐樹の、剣術ヘタ芝居がうますぎ。


 → 水戸黄門第4部表紙


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