第6話 「お新に惚れた男」 1974.5.6 高山で、左甚五郎と並ぶ匠に会うことを楽しみにしていた老公だが、訪ねると出てきたのは昼間から酒の匂いをさせた若い男。父は亡く自分が二代目と、得意げに見せる作品が、猫にしか見えない虎。こやつを更生させる筋に、代官とつるむ悪徳商人や、健気な妹の恋などからんでくる。また、アル中が発奮するきっかけというのは、お新にひっぱたかれたことで、感激のあまり嫁に欲しいと言い出す始末なのであった。 ロケ地
水戸光圀/東野英治郎 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/横内正 霞のお新/宮園純子 うっかり八兵衛/高橋元太郎 風車の弥七/中谷一郎 安里姫/小林由枝 おちか/江夏夕子 庄左衛門/高津住男 市右衛門/北沢彪 外山正勝/戸浦六宏 杉田屋嘉兵衛/内田朝雄 市之助/石田信之 坂井又兵衛/森章二 酒屋の主人/北見唯一 脚本/大西信行、葉村彰子 監督/山内鉄也 ※檜屋の大旦那は市右衛門、先代庄左衛門への義理から、アル中の作品を買い上げていた次第。おちかを慕う檜屋の若旦那は市之助。杉田屋は代官と昵懇の新興勢力、娘を娶せて檜屋取り込みをはかるが頓挫、始末にかかるという寸法。坂井は代官所役人、弥七を狙撃。 |