第7話 「盗まれた路用金」 1974.5.13
宿で盗難に遭いさんざんな目をみる一行だが、当の泥棒は老公の姿かたちを見て「ニセ黄門を仕立てお供に化けて故郷に錦を飾る」というプランを思いつく。
途中玄竜らの乱入もあり、老母と涙の再会は叶うが殺伐たる結果となる。
ロケ地
- 玄竜に捕まり銃を突きつけられる老公、助格以下及び腰で姫を差し出してというところ、俄かに八兵衛勇を鼓し大立ち回りという「山」、砕石場跡か(尾根筋とかは湖南アルプスに似た風化具合)。この場面は書割の五条大橋→巌流島へなだれこみ(もちろん八兵衛の夢オチ)。
- 宿へ助さんを人質に置き、とりあえず浴衣姿で富山へ向かう老公・八兵衛・お新、ぶつくさ言いながら行く街道は木津堤。
- 平戸屋へ半次の文を届け、あるじを伴い帰ってくる老公、渡る橋は流れ橋。橋たもとに番所仕立て、碑には「呉羽山長慶寺道」と書かれている。
- 半次が平戸屋(元泥棒仲間、なりゆきで倅に成りすましている)を呼び出す寺(?)、常寂光寺。立ち回りは石段まわり、老公は門にいて平戸屋の女房を止める。ここへ玄竜も出て、老公は連行されてしまう。
- 新潟へ向かう玄竜だが、山越えのため大岩を通過することになり、結局半次の思惑通り「水戸老公一行」の御行列が賑々しく通る街道、興戸付近谷地田。村長や半次の母・たけと会う鎮守は酒屋神社、割拝殿や鳥居まわりを使う。立ち回りは冒頭の砕石場跡と思しき山中へスイッチ。
- 平戸屋夫婦と別れ当地を発つ一行、興戸付近溜池端か。
水戸光圀/東野英治郎 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/横内正 霞のお新/宮園純子 うっかり八兵衛/高橋元太郎 鉄羅漢玄竜/天津敏 安里姫/小林由枝 風車の弥七/中谷一郎 お仏壇の半次/砂塚秀夫 平野屋与兵衛/蜷川幸雄 たけ/八木孝子 本間文子 大井小町 大橋荘多 笹吾郎 森秀人 有島淳平 島田秀雄 五十嵐義弘 宍戸大全 佐藤好将 高橋利道 藤沢徹夫 泉好太郎 矢野幸男 司京子 三上ヒロ子 坂本昭夫
脚本/加藤泰 監督/山内鉄也
→ 水戸黄門第5部表紙
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