第11話 「黄門さまの縁結び」 1975.6.9
出雲大社を参拝し感激した老公、そのあと遭遇する神隠し騒動を、神の御業にあらじと訝しむ。
後添えの母を嫌った娘が仕出かした狂言を見抜き、娘たちをさらって売り飛ばす誘拐団の所業を暴き、家族の縁を取り持って、「梅里」は去ってゆくのであった。
ロケ地
- 出雲大社、イメージにいろんな個所を映し出す。
- 神隠し騒ぎが持ち上がる庄屋屋敷、走田神社社務所。夜景で、入口から田地の方を見た画や、村人が松明持って集まってくる画などもある(告知に使う魚板みたいなドアノッカーはあしらいものか)。
- 大社を参拝してきた老公、助さん一人をお供に感慨深げに歩む、大社町へ向かう道、仰木棚田の道。助さんは通りがかりの娘を見て上の空。ここで、神隠しに遭った娘を捜して山狩りの村の衆と出くわす。
- 沢田屋の娘・奈美が手代・宇吉と来る茶店、小椋神社境内に演出。伊丹屋の男衆(一人は福ちゃん)にからまれるところ、助さん介入。
- 一行とはぐれた弥七夫婦が来る谷川沿いの道、不明。小橋を渡った先にやしろがあり、行滝が落ちている。ここで沢田屋の後妻・おもよが水垢離をとっていて倒れる次第。様態は谷山林道際の吉瀧神社に似ている。
- 神隠しに遭ったことにして奈美が隠れている宇吉の実家、不明(山裾の萱葺民家、何度か見たことある…仰木付近かも)。
- 伝次が頭目の誘拐団が娘たちを隠してある漁師小屋、不明(宇吉実家近くにある感じ?イメージにマジ海の画像挿入)。
- 伝次たちの脅迫状が来て、沢田屋が身代金持って出向く夜のやしろ、石座神社。参道坂付近から舞殿と広く使い、立ち回りもある。
- 黙って沢田屋を出てきた老公、高砂を吟じつつ行く街道は仰木棚田、梅宮神社前を南へ(県道47号の、天神川に架かる高橋がまだ無い感じで、里方向には靄がかかっている)。
水戸光圀/東野英治郎 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/横内正 霞のお新/宮園純子 うっかり八兵衛/高橋元太郎 風車の弥七/中谷一郎 奈美/吉沢京子 沢田屋清兵衛/小山田宗徳 柘榴伝次/牧冬吉 宇吉/小川真司 庄屋/山村弘三 千葉敏郎 出水憲司 国一太郎 大木晤郎 野口貴史 新海なつ 佐名手ひさ子 和田昌也 古関達則 高谷舜二 山下義明 野上修 細川純一 おもよ/中村玉緒
脚本/安藤日出男 監督/荒井岱志
※今回印籠出ず(ラス立ちは忍び相手ゆえか、マジ斬り掃討のもよう)、沢田屋の座敷の恵比寿像に梅里の短冊を立て掛けて去る。もちろん清兵衛はすぐ「水戸の」と気付く次第。
※伊丹屋はライバルだが、汚い事はしない設定。
→ 水戸黄門第6部表紙
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