第20話 「若者の恋」 1975.8.11
百年来の仇の如く仲のわるい二家の間に、恋が芽吹く。もちろんそれが受け入れられる筈もなく、悩んだ男女は駆け落ちを企てるが頓挫、話はいいだけ拗れてゆく。
今回別行動をとっていた助さん格さんと老公たち、それぞれに関わってゆき、遂には「奥の手」が出るのであった。
ロケ地
- 和歌山城下を目指し海辺をゆく一行、琵琶湖西岸汀(砂浜、小河川の流れ込みが見られる)。
- 密会していた小十郎と由紀、侍女のたかに逃がされ来る土手は琵琶湖流入河川の土手か(松並木)。
- 老公から骨休みの時間を貰った助格、喧嘩別れの道は松林の土手道。
- 老公らが参詣する東照宮、日吉東照宮。参拝後、参道石段下部で根来・雑賀の刃物沙汰を見る運び。
- 小十郎と由紀が駆け落ちの際待ち合わせる河原の藪、琵琶湖流入河川の河床か(水は涸れていて、ヤナギの群落がある)。要蔵に見つかり立ち回りの際は、「土手」が出る(この土手は、配下を引き連れ夜道に馬を駆る十郎太のシーンも同所と推測)。
- 根来屋敷へ招かれた老公、迎えの駕籠を雑賀屋敷へ向けさせる道は坂本の里坊石垣際(御殿馬場と思われる)。
- 当地を発つ一行、街道は湖畔付近か。
水戸光圀/東野英治郎 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/横内正 霞のお新/宮園純子 うっかり八兵衛/高橋元太郎 風車の弥七/中谷一郎 雑賀小十郎/三ツ木清隆 根来要蔵/東野孝彦 雑賀惣左衛門/戸浦六宏 弥平次/浅野進治郎 根来由紀/結城しのぶ おたか/京春上 原健策 福本清三 川谷拓三 泉好太郎 壬生新太郎 鳥巣哲生 小峰一男 寺内文夫 高谷舜二 椿竜二 小代研一 原田逸夫 古川義信 野内忠信 根来十郎太/山形勲
脚本/稲垣俊 監督/内出好吉
※小十郎は雑賀の跡取り、病臥中の父当主は原健策(と思う)、叔父は惣左衛門。由紀の父は十郎太、兄は要蔵、侍女・たかの父は刀鍛冶の弥平次。福ちゃん、由紀が雑賀邸にいると報告に来る侍。川谷拓三は東照宮で騒ぎの訳を説く町人。
※男女は老公預かりとなり、ほとぼりが冷めるまで水戸暮らしと相成る次第。
→ 水戸黄門第6部表紙
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