第21話 「ど根性河内節」 1975.8.18
むかし世話した夫婦に会いに八尾へ赴く老公、途中出会った極道者は、悪徳商人に狙われている通船問屋の跡取り息子だった。
継母の心を知らず悪党の策に乗りかけた勘当息子だが、一行の働きにより切所で改心の運び。
ロケ地
- 街道を来る老公たち、右橋本・左粉河の道標がある辻堂、大内辻堂。祠脇に石仏あしらい、まわりはかなり草深い。
- 河内・柏原村近くでお昼をつかう老公たち、流れ橋下河原。茶が切れたところ、橋上をゆく島三郎が自分のを放って呉れる(父の死を受け家に戻る途中。この前に橋本宿で大出入りに参加)。このあと極道を叱りつつゆく道は木津の土手、堤下に木。
- 島三郎が家に戻るくだり、車屋の船が荷を積んでゆく川は大堰川。流れが狭まっているところを使ってある。
- 八尾御坊での寄合に出向くおまき、自店の船でゆくところ、高橋屋の衆にからまれる大和川は大堰川。保津川下りの船を通すための流路と本流をうまく組み合わせてある。
- 島三郎が下船する八尾浜の渡し場、大堰川か。弥七も同乗。島三郎に熊らが接触。
- おまき暗殺が成ったと疑わない高橋屋、島三郎には草鞋を履けと迫る船上、大堰川。同乗の八田は刺客が帰らぬことを訝しむ。
- 伊勢へ向け街道をゆく一行、大内亀岡道か(切り通しの山道)。
水戸光圀/東野英治郎 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/横内正 霞のお新/宮園純子 うっかり八兵衛/高橋元太郎 風車の弥七/中谷一郎 河内無宿の島三郎/和田浩治 高橋屋伝兵衛/加藤武 八田登十郎/竜崎勝 藤七/塚本信夫 お久/石井富子 目なしの熊/藤岡重慶 治兵衛/本郷淳 永野達雄 北原将光 西田良 阿波地大輔 林浩久 伝法三千雄 滝譲二 浜伸二 木谷邦臣 山下義明 秋山勝俊 友金敏光 五島尚人 上新浩之 ョ車美 吉田さとみ 丸平峰子 富永佳代子 三谷真理子 和歌林三津江 おまき/藤間紫
脚本/加藤泰 監督/山内鉄也
※いま車屋を仕切る後妻はおまき、島三郎を突き放すが、心底見極めたのち店を任せるつもり。車屋は平野川が縄張り。
※八尾で訪ねる先は、藤七・お久夫婦が営む茶屋。盆踊りにも参加の予定。
※八尾御坊での寄合は治水工事についてのもの。付け替え前の大和川水系の図が出てくる。クレジットには治兵衛とあるが、劇中「じんべえ」と呼ばれていたような…幕府にも話通っているふうだったので、中甚兵衛さん?。同席の役人・八田は代官の代理、高橋屋に鼻薬嗅がされ。
※熊は高橋屋の手先、手下は西田良。阿波地大輔はラス立ちに出る用心棒の浪人。
→ 水戸黄門第6部表紙
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