第5話 「おてもやんの初恋」 1975.4.28
人妻に横恋慕した目付は、夫を謀反人と言い立てて斬ったうえで無体をはたらこうとする。現場に弥七が居合わせ、御新造を救出するが、幼い息子は連れ去られてしまう。処刑迫るなか、一行は証拠集めや「直訴」に奔走するが、人の話を聞いていない天然娘・おてもやんに振り回されるのであった。
ロケ地
- 川尻の渡し場へ向かう船に乗る一行、宇治川か(側刻作用でできた土壁みたいな岸?三川合流付近の宇治がこんな感じ。流れは瀞)。
- 熊本イメージ、熊本城と阿蘇山(噴煙を上げている)。柴を売り歩くおても、降灰に辟易したあと立ち寄る小笠原邸は宝塔寺塔頭。
- その夜、小笠原が謀殺される坂は宝塔寺七面社参道坂(弥七が居合わせ)。このあと亡骸を駕籠に乗せ参道坂から屋敷設定の塔頭へ。
- その翌日、助格とお新がやってくる、待ち合わせに約束していた藤咲宮、宝塔寺七面社参道坂。同刻、弥七が御新造を連れて逃げる葦原は広沢池西岸湿地(水無し、対岸の萱葺は政どんの家という設定)。
- 高琳寺へやってくる助格たち、宝塔寺仁王門〜墓地。しかし弥七も老公も居らず。
- 城下でおてもといた弥七と会えた助格、小笠原邸を窺うも役人に見つかり隠れるのは大覚寺勅使門橋下御殿川河床。
- おてもが老公たちと出会うくだり、宝塔寺墓地、本堂階。
- 弥七らの報告を待っておられず直訴に行く老公とおても、大覚寺大沢池堤〜大門(殿さまが立ち寄る水前寺の茶屋?)。
- 小笠原の幼い息子が処刑されかかる井手之口刑場、御幸橋付近の「淀河原」か(流れは冒頭出た瀞と似ていて、対岸の堤に疎らに松並木。あと、男山に似た山も見える)。
- 御新造やおてもに見送られ発つ一行、切り通し山道。殿さまたちは離れたところから見守っている。
水戸光圀/東野英治郎 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/横内正 霞のお新/宮園純子 うっかり八兵衛/高橋元太郎 風車の弥七/中谷一郎 おても/沢田雅美 蟹の政どん/加藤嘉 きく/入江若葉 大矢野甚十郎/今井健二 衣笠清兵衛/小笠原良知 細川綱利/高野真二 山口幸生 唐沢民賢 志摩靖彦 中林章 成瀬正孝 宮川珠季 大木晤郎 坂東京三郎 矢野幸男 多田和生
脚本/加藤泰 監督/居川靖彦
※大矢野に言い寄られていた御新造はきく。小笠原が懇意にしていた爺さまが政どんで、その孫がおても(爺さまに聞かされた理想の男の条件が弥七に合致し、我が婿と一人決め。また、助さんの軽口からおてもを我が嫁と決め込んだ八兵衛のどたばたも入りややこしいことに)。
※直訴の際、ほっかむりがとれた老公を見て綱利どのはすぐ気づく運び。
→ 水戸黄門第6部表紙
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