剣客商売 婚礼の夜

2020.3.13松竹/フジ

秋山小兵衛/北大路欣也 おはる/貫地谷しほり 佐々木三冬/瀧本美織 秋山大治郎/高橋光臣 四谷の弥七/山田純大 生島次郎太夫/山田明郷 飯田粂太郎/内野謙太 おみね/栗田よう子 おつぎ/山下裕子 傘屋の徳次郎/竜川剛 浅岡鉄之助/内田朝陽 平山市蔵/谷田歩 おとみ/光原エミカ 西山団右衛門/小野了 千代乃/川面千晶 横山梶太郎/鎌倉太郎 庄三郎/谷本貴彦 金子孫十郎/中原丈雄 小川宗哲/古谷一行 田沼意次/國村隼 ナレーター/高橋長英

原作/池波正太郎
脚本/金子成人
音楽/大島ミチル
監督/山下智彦

大覚寺

 近頃出没する凶賊が、友の命を狙っていると知る大治郎。友を救おうとする「やり口」が小兵衛に似てくることや、二人して朴念仁な三冬との距離感など織り交ぜて話は進み、名月の夜の祝言でめでたく〆る。
新キャストも見ものの佳品。

妙心寺

ロケ地

  • 鐘ヶ淵の小兵衛隠宅、大覚寺遣水跡池端に設営。船着きや井戸、物干しもあしらわれている。
  • おはるの操船で渡る大川、西の湖園地。ドローン撮影も。
  • 浅草の寺へ友の墓参に赴いた帰り、小兵衛が出てくる路地は大覚寺心経宝塔脇。このあと橋場の道場へ。
  • 田沼邸イメージ、随心院薬医門。大治郎が邸内道場で稽古をつけているくだり。
  • 代々木八幡裏のアジト、「酵素隠宅」似の松竹セット。
  • 浅岡の件を大治郎に告げに来た小兵衛と弥七、大治郎に任すと話しながら帰る道は大覚寺天神島朱橋〜放生池堤。
  • 田沼と碁を打つ小兵衛、門はセットで邸内座敷は金戒光明寺方丈座敷、南北と東が開け放たれていて、庭から三冬が上がってくる…虎の襖も映る。
  • 浅岡が師範代をつとめる金子道場へ赴く小兵衛、道場主と相対する座敷は妙心寺衡梅院座敷。浅岡に婿の口がかかっていると知る。
  • 金子が語る、浅岡と西山父子の見合いめいた桔梗見物の寺、廬山寺源氏庭。小坊主が雑巾がけしている廊下越しの画も。
  • 道不案内な浅岡を浅草の西山宅へ案内する小兵衛、妙心寺海福院前路地(南へ歩く)〜大心院裏ラウンド塀脇。ここからは判ると言う浅岡と別れ、彼は福寿院道へ入ってゆく。直後浅岡を狙う浪人達が現れ、ラウンド塀際で小兵衛にのされる。
  • 邸内廊下を来る三冬に駆け寄り、大治郎来訪を告げる生島用人、金戒光明寺方丈前縁。二人が会うのは紫雲の庭の石橋上、雰囲気出してるが用事は金策というオチ。
  • 大治郎が語る浅岡と平山の因縁、「四年前大坂」のロングは棚田を前景に町を合成した画、毘沙門段丘林に似る…平山らが怪しからぬことを致していた野田村の小屋は近くの土手?
  • 大坂での事件を父に話す大治郎は隠宅縁側に腰かけているが、室内からのアングルでは大沢池を西の湖に変えた画も。
  • 平山「弟」が叩刑を受けた大坂町奉行所、大覚寺明智門
  • 菓子屋の凶賊は平山一味だったと弥七に告げる大治郎、ツナギの町角は八幡堀新町浜、石積みの上と下。大治郎は、一味が死罪相当か尋ねて去る。
  • 「倅の要請に応じ」当日代々木村へ来る小兵衛、徳がツナギに来るのを待つ代々木村神社境内は大覚寺五社明神。徳が来るシーンではもどこかの土手と合成。
  • EDの八幡堀、白雲橋の灯篭越しに掘割を見下ろす図。

八幡堀


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