水戸黄門 第十六部

第24話 「母恋し涙の角兵衛獅子」 1986.10.6

 助さんたちが出会った角兵衛獅子の姉弟は、母を尋ねてはるばる江戸からやって来たという。しかしやっと捜し当てた母は、彼らを強請りたかりと決めつけ追い返す。もちろん深ぁいわけがあり、今は母とは名乗れない。その「母」の経営する料理旅籠には宿縁あって老公が投宿中、母子を隔てる障りを全て取り除いてやるのだった。

神護寺

ロケ地

  • 新発田へ向かう助さんとお銀たち、街道は谷山林道か(切り通しの山道)。音にひかれ行ってみると角兵衛獅子が営業中のやしろ、大覚寺五社明神←お銀がアクロバットのお手本を見せるシーンあり。
  • 角兵衛獅子の姉弟が母の店を訪ねたあと、落ち合って話す老公一行、大覚寺聖天堂。老公は階に腰掛け。
  • 新発田城下で営業する角兵衛獅子の姉弟、神護寺和気公廟所前。頭巾を被って密かに見に来ていた「母」の告白を聞く老公、茶店は石段下に設営。
  • 姉弟と母涙の再会は広沢池東岸汀。姉弟は助さんらに連れられ土手の方から来て、母と義理の娘は汀に(桟橋を作ってある)
  • 当地を発つ一行、谷山林道か。冒頭の山道と同所。

水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/伊吹吾朗 うっかり八兵衛/高橋元太郎 煙の又平/せんだみつお かげろうお銀/由美かおる 香織/鳥越マリ 正太郎/岩戸隼人 おいと/伊藤つかさ 吉兵衛/谷幹一 おしま/長内美那子 おゆき/泉敦子 長岡屋/嵯峨善兵 太平/佐伯徹 松太郎/津村隆 吹雪の友造/福山象三 溝田繁 笹木俊志 中塚和代 森本貴 田中博

原案/葉村彰子 脚本/大西信行 監督/山内鉄也

※正太郎とおいとが角兵衛獅子の姉弟、新しい嫁を娶った父が亡くなり、実母を求め旅立つ次第。吉兵衛は角兵衛獅子の親方だが半ドロ、でもいいヒトで路銀を無くした二人を拾って世話を焼き、最終的には油屋の板前に。おしまは料理旅籠・油屋の女将、江戸で亭主に売り飛ばされ草津にいるところを油屋の先代に拾われ後妻に。先代の娘はおゆき、長岡屋の次男坊に言い寄られて難儀しているところを格さんに助けられ。長岡屋はヤクザの友造や太平(油屋先代の弟でロクデナシ)と組んで油屋乗っ取りを企み。
※印籠出し、老公自身が手に持って役人に「これを見てください」とやる。一瞬で全部わかる役人も笑える。


 → 水戸黄門第16部表紙


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