水戸黄門 第十六部

第32話 「剣が知ってた暗殺の罠」 1986.12.1

 景気が悪くて、笹蒲鉾は小さくなり、托鉢僧に心付も渡せないありさまの仙台城下。藩財政立て直しと称し、家老と悪徳商人が領内の米を買い叩いて江戸で売り捌き、私腹を肥やしていた。
百姓衆や若侍たちは、伊達安房に訴えるが、彼を消そうと企む悪党たちは、刺客を用意するのだった。

嵐峡

ロケ地

  • 仙台城イメージ、郡上八幡城。樹に埋もれた天守をロングで。城下へと街道をゆく一行、北嵯峨農地農道。
  • 願い出て先乗りし城下を見て歩く格さんと香織、鯉をとる男女が目明しに咎められるのを見る広瀬川は嵐峡。汀での立ち回りも。ここは後段、刀で魚を突きにくる玄斉のシーンでも出る。
  • 伊達安房邸、大覚寺大門(伊達って表札上がってる…亘理要害ではなく、城外のお屋敷設定?)。安房の駕籠と見せかけて老公が乗ったそれは、門を出て西へ。 御殿川沿いの木の陰に、見張りが潜んでいる。
  • 安房の駕籠が出たと知らせが入る、「刺客」玄斉と宮城屋が待つ峠の茶店、例の峠か(酵素?)。 この際、用心棒の浪人態で福ちゃん登場。
  • 「安房の駕籠」に斬り込む玄斉、街道は酵素ダート。老公が出たあとも戦いは続き、立ち回りはダートから降り口、河川敷へ。
  • 当地を発つ一行、北嵯峨農地農道。

水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/伊吹吾朗 うっかり八兵衛/高橋元太郎 風車の弥七/中谷一郎 香織/鳥越マリ 美和/園みどり 柴田玄斉/高松英郎 亘理雄之進/潮哲也 美津/磯村みどり 石川外記/中村竜三朗 宮城屋/小松方正 僧/浜村純 伊達安房/波田久夫 吾平/中村錦司 役人/出水憲司 勝野賢三 安部潮 疋田泰盛 邦保 和田昌也 平河正雄 大矢敬典 西山清孝 岡田和範 福中勢四郎 岡本大輔

原案・脚本/葉村彰子 監督/山内鉄也

※道場主・玄斉の病んだ妻女は美津、娘は美和、弟子で娘の許婚者は雄之進。悪家老は外記、悪徳商人は宮城屋。亘理の伊達安房さまへ直訴の相談をぶっていて踏み込まれ、弥七に助けられる百姓は吾平。
※浪人の玄斉が腕も立つし刺客に最適と悪党どもは企てる。妻女の臨終間際、親切ごかしに医師を連れてやってきて、金を押し付けてゆく次第。この義理で、玄斉は刺客を引き受ける。


 → 水戸黄門第16部表紙


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