水戸黄門 第十六部

第33話 「夢を紡いだ紙の布」 1986.12.8

 白石へ向かう峠で、落石に遭った紙問屋の主を助けた一行。しかし「崖崩れ」に不審あり、送って行ったまま刈田屋へ逗留することに。その店には物産方の若侍が出入りし、紙布を開発していた。
刈田屋を狙ったのは、紙布を作られては困る向き。力押しに若者を逮捕しようとするところ、老公たちが立ちはだかるのであった。

上賀茂神社

ロケ地

  • 白石へ向かう一行、河畔の道は清滝河畔(右岸側、奥に朱橋がちらり)。崖崩れで刈田屋負傷の小坂峠は保津峡落合落下岩付近。
  • 城太郎に言いがかりをつけ土下座させる弁天一家のヤクザども、上賀茂神社神事橋たもと。見かねたお銀たちが介入。
  • 城太郎に斬りつける同輩・京之介、上賀茂神社渉渓園摂社脇。その後城太郎をなじるシーンは遣水端。
  • 刈田屋を訪ねて来た小百合(京之介の妹、許婚者)と外で話す城太郎、清滝川(話は別れ話)。二人を見るお銀たちは指月橋、このあと助さんが現れ、消えろと言われた又平は橋脚にぶら下がる。
  • お城イメージ、彦根城天守(樹間からのロング)。仙台藩物産方支配・岡本が隠し戸棚にこそこそ帳簿をしまうのを目撃する京之介のくだり。このあと忍び込んで帳簿を見、城太郎への仕打ちを反省。
  • 夜なべして新工夫の紙布を完成させ、帰宅する城太郎が渡る橋、上賀茂神社神事橋。橋下に弁天一家の衆が潜み、東へ渡ると木の陰から刺客が飛び出てくる。藤棚前あたりで立ち回り、弁天一家に草鞋を脱いでいたお銀たちが「裏切り」城太郎を助ける。
  • 京之介を伴い帰宅する城太郎、母と小百合が飛び出して来る門口は上賀茂・社家町
  • 当地を発つ一行、神護寺石段下を南へ。行者や行商人が石段をのぼってゆく。

水戸光圀/西村晃 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/伊吹吾朗 うっかり八兵衛/高橋元太郎 煙の又平/せんだみつお かげろうお銀/由美かおる 坂井城太郎/磯部勉 香織/鳥越マリ おいと/千野弘美 小百合/仁科まり子 刈田屋/内藤武敏 高村京之介/小野武彦 岡本左内/和崎俊哉 山木屋/田島義文 弁天の三五郎/高杉玄 権太/中田博久 東竜子 北原将光 野上哲矢 有島淳平 高谷舜二 小谷浩三 矢部義章 進藤浩 入江武敏

原案/葉村彰子 脚本/芦沢俊郎 監督/居川靖彦

※生糸問屋は山木屋、岡本とつるみ甘い汁を吸ってきた次第。博久は弁天一家の若い衆。
※刈田屋の娘・おいとはもちろん城太郎を好いているが、劇中成就は見られない。老公、去り際「いい人を見つけて幸せに」とか言ってて意味不明だし。


 → 水戸黄門第16部表紙


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