水戸黄門 第七部

第16話 「突っ走れ!!韋駄天野郎」 1976.9.6

 駿足の飛脚を抱える松嶺の殿さまは、彼の働きで本家の鼻を明かすことを喜びとしていたが、諍いの裏で悪党どもが蠢いていた。事を知った老公、わざと両家の争いを煽り、庄内藩の膿を出し切ろうと図るのであった。

大阪城

ロケ地

  • 酒田を後にして湯野浜を目指す一行、「日本海」は丹後松島あたりか(海中に突き出た岩礁、背景に雪嶺)
  • 弥七夫婦が走り勘三(江戸からの帰り・勤務中)を見かける街道、興戸谷地田(竹林のある谷地田、田畦に土壁瓦葺の小屋)。このあと勘三は田畦を走り、桂川堰堤下の河床を渡渉、マジ海の浜辺を駆ける。
  • 元主家の御新造・綾が藤八らに拉致されかけるところ、勘三が通りかかり阻止する城下、広隆寺東塀(境外、木あり)。弥七夫婦介入。
  • 勘三の対抗馬として取り込まれた八兵衛が藤八からきついトレーニングを受ける浜辺、丹後松島付近か(奇勝の島々が見える砂浜)
  • お葉が兄・勘三の滋養のため鵜を獲ろうとする磯、丹後の浜か(柱状節理の岩場)
  • 鶴ヶ岡城イメージ、彦根城天守(真下から見上げ)。両家の殿さまが居並ぶ、駆け競べスタート地点の城門、大阪城青屋門。スタートした二人が渡る橋は、大阪城極楽橋
  • 鶴岡の城下から羽黒山へ行って帰るレースのルート、木津堤(高い土手を見上げ)流れ橋〜マジ海汀〜桂川堰堤下河床(渡渉)〜谷川沿い山中の道〜神護寺石段と金堂前(折り返し地点の羽黒神社設定、お札を授かる)〜興戸谷地田と思しきダート(殿さまへの使者の馬が駆ける)〜山中(切り通しの際/酵素ダートっぽい地道/谷山林道らしき山道で大俯瞰)〜谷山林道の波切不動?に似たやしろ(石の玉垣、色あせた朱の鳥居、渡るのが危なそうな一本橋…改修されたにしては様態がかなり違う)流れ橋(ヘタった八兵衛を、引き返して来た勘三が助け起こす)大阪城青屋門(八兵衛の肩を抱いた勘三が同時ゴール後に引き分け宣言)
  • 当地を発つ一行、興戸谷地田か(松林も散見される田畦の地道)

水戸光圀/東野英治郎 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/横内正 霞のお新/宮園純子 うっかり八兵衛/高橋元太郎 風車の弥七/中谷一郎 走り勘三/中野誠也 綾/磯村みどり 出羽屋徳左衛門/遠藤太津朗 稲葉勘十郎/横森久 お葉/遠藤真理子 茶店の婆/牧よし子 酒井石見守/柳生博 石川兵庫/有馬昌彦 平助/本郷淳 藤八/牧冬吉 峰祐介 岡本崇 前川良三 遠山金次郎 森源太郎 志茂山高也 北川俊夫 友金敏雄 大矢敬典 森谷譲 司裕介 丸平峰子

脚本/葉村彰子 監督/居川靖彦

※支藩・松嶺の殿様が柳生博、分家の家老が兵庫、本家の悪家老は横森久で博労上がりの出羽屋(毒左衛門呼ばわりされている)とつるみ。藤八は出羽屋の腹心、かなりワルい。
※八兵衛は勘三に追われ逃げ切ったことから、俊足を期待される。


 → 水戸黄門第七部表紙


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