水戸黄門 第七部

第6話 「武士道無明」 1976.6.28

 藩指南役の師範代をつとめる侍、道場の苦境を見捨てて出て行く非情な男に見えたは然に非ず。彼は、まだ頼りない弟弟子を鍛えて、失明寸前の身を退こうとしていたのだった。
指南役の娘に横恋慕する家老の馬鹿息子、指南役を狙い家老に取り入る剣客と悪党が揃い指南役を密殺、若者たちも毒牙にかけようとするところ、印籠の出番となる。

随心院

ロケ地

  • 盛岡目指し北上川沿いをゆく一行、木津堤上。ここから八兵衛が「河原で逢引の男女」を目ざとく見つけるが、二人は繋とたまきで、頑なに出て行くという繋が責められているところ。
  • 御堂道場、随心院長屋門。この門まわりで芝居や立ち回りが行われ、逃げた多田を弥七が捕まえるシーンに拝観口内側扉前とか、老公立ち合いでたまきの仇討ちが行われるのは薬医門・拝観口の間の塀際など、周囲も使う。
  • 家老に抗議に行った忠兵衛が暗殺される夜道、広隆寺東塀(木あり)
  • 水戸家への添状を繋に渡し旅立つ老公、木津堤上〜法面。

水戸光圀/東野英治郎 佐々木助三郎/里見浩太朗 渥美格之進/横内正 霞のお新/宮園純子 うっかり八兵衛/高橋元太郎 風車の弥七/中谷一郎 たまき/榊原るみ 北沢兵馬/森次晃嗣 お春/村地弘美 厨川忠兵衛/佐々木孝丸 多田孫六/藤岡重慶 沼森一之介/岡崎二朗 御堂典膳/川合伸旺 沼森市太夫/永井秀明 片瀬玄磧/中村錦司 唐沢民賢 笹木俊志 白井孝史 司裕介 繋十郎/西郷輝彦

脚本/稲垣俊 監督/内出好吉

※指南役は忠兵衛、娘のたまきは兵馬と恋仲。家老は市太夫、倅は一之介で味方の弾に当たってて笑える。多田は典膳の古馴染みで、元は二人とも強盗。唐沢民賢は家老の家来。玄磧は眼科医。


 → 水戸黄門第七部表紙


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