時代劇ロケ地探訪
■ 祇園 白川


白川 祇園付近

 白川も時折使われる。現代劇では映りまくりだが、時代劇では少ない。
使われ方はほぼ八坂の塔と同じ京を表す記号で、舞妓さんなど配してある。

 暴れん坊将軍などで、め組の面々が京に投宿していることを表すイメージとしてたまに使われている。京都で作られた新選組ものの映画では、川中で浪士狩りの殺陣が繰り広げられたりもする。御家人斬九郎「美人局」では深川界隈として使われたこともある。
必殺シリーズで人気を呼んだ「三味線屋の勇次」が現代の京都に現れるというサスペンス現代劇・京都マル秘仕置帖では、着流しの中条きよしが巽橋上に立つ姿に必殺のテーマが被されたりする。これなどは、時代劇が約束事の記号で成り立っていることをよく示す事例と言える。


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