時代劇ロケ地探訪 月読神社 つくよみじんじゃ
松尾さんの南の山裾にひっそり鎮座する京でも最古クラスの古社。祭神はアマテラスやスサノヲと兄弟神の月読尊。
壱岐氏との関わりが深い海の神様で、月だけに安産守護のご利益もある。松尾山国有林を背負う、緑深いやしろ。
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拝殿 手前は舞殿 |
舞殿脇から見返り |
鳥居をくぐると短い石段、両翼に塀を巡らせた門をくぐると、拝殿前に舞殿というつくり。拝殿前のステップには両脇からよく繁った緑が迫る。
ここは、松方弘樹が威勢のよい啖呵を切る名奉行遠山の金さん第5シリーズの第1話「桜吹雪が泣いた!」で使われた。かつての親友が刺客となって現れるが、彼は金四郎と争って得た妻の心は金四郎にあると思い込み、不幸に堕ちていた。しかしその妻は盲目の身を顧みず養生所を抜け出し亭主の仕官を祈るほど、彼を思っていたのだった。中野良子演じる妻女がお百度を踏むお宮さんがここで、よろけて転んだ妻女に金さんが駆け寄り、声から正体がバレかかるが、金さんを放火犯として追い掛け回している同心と岡っ引がやってきて「金公」は風をくらって逃げ去る、という場面。お百度が拝殿で、同心は門をくぐって入ってくる。
このあと、裁きを言い渡す段で友は蔭腹を切っていて遠山奉行は涙ぼろぼろ、震える声での「これにて一件落着」となる。
京都市西京区松室山添町
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