大阪湾流入河川 ・津田川水系二級河川 訓:つだがわ |
津田川支流 | ・小渕川 |
大阪府岸和田市に発し貝塚市で大阪湾に注ぐ川。
岸和田市最南部、和歌山県那賀町との境に聳える葛城山(858m)に発し北流、39号岸和田港塔原線沿いに流れ、阪和自動車道をくぐるあたりから向きを北西に振り、貝塚市北境沿いを流れて貝塚港を介し大阪湾に注ぐ。
起点は岸和田市河合町。全長約10km。
■上流
岸和田市塔原町 葛城橋から |
塔原の里では深い谷を刻み、両岸から木々が覆い被さる。
河床には大きな岩が転がる。
左写真は塔原の里から葛城の山なみを見たもの。
岸和田市相川町 |
相川の里はごく小さな盆地。川沿いには棚田が作り出される。
川はその中を縫って流れる里川。
堰が細かく設けられ、水は田畑に配水されてゆく。
川には小魚が無数に群れている。
岸和田市相川町 親水歩道 |
相川の里ではホタルの保護活動が行われていて、里の南・相川口には歩道や川へ降りるテラスが設けられている。
処々に岩が転がり、川辺は緑濃い。
浅い川には川ガキが現れて生き物と戯れている。
岸和田市相川町 峠道下の峡谷 |
相川の里を過ぎると川は再び峡谷となり、しばらくは道と谷しか無い山峡となる。
道側の崖はコンクリートで固められているが、一枚岩を削る荒瀬なども見られる。
■中流
岸和田市阿間河滝町 高橋から |
阪和道や国道170号をくぐり山から出た川は、丘陵地に深い谷を刻んで流下する。
護岸は強固に整備され、出水時の相をうかがわせる。
岸和田市流木町 上権現橋から |
墓地公園の東を過ぎる頃には、丘の間を縫って流れる。付近には溜池も多い。
よく砂を流す浅い川。
■下流
府道204号昭代橋から上流方向 鉄橋は南海本線 |
岸見橋から下流方向 橋は阪神高速湾岸線 奥は河口 |
貝塚市津田北町・津田南町境 |
上写真付近では潮入りの気配。
元の汀線は湾岸線の手前、津田北町と津田南町の西端のアールに痕跡が見られる。
■河口
津田南町の右岸から上流望 橋は湾岸線と29号 |
フロートフェンスを越えて寄せる波 |
津田南町の右岸から河口望 | 地蔵浜町の港湾施設 |
貝塚港を出てゆく船 このあと阪南港を経て大阪湾へ 島影は淡路島 |
湾岸線の直下にはフロートフェンスが設置されている。
上げる潮はこれを越えて打ち寄せる。
港には砂利運搬の施設が目立つ。