川を訪ねる旅
4. 石川下流で
近つ飛鳥の里を後に石川に架かる臥龍橋を渡り、羽曳野市古市を流れる大乗川を見にゆく。普段より水量が多く、水にはウキクサが混じる。田に水を入れる時期だからか。
石川に戻り、左岸沿いの道を北上。気をつけないと堤外地のサイクリングロードに迷い込んでしまう。車止めがあるのだがそれを避けて回り込んだ轍の跡が付いている。車で走り抜ける者もいるようだ。
西名阪をくぐり尚北にゆくと、メルヘン調の橋が見えてくる。
先ごろ閉鎖された玉手山遊園地に通じる歩行者専用橋の「玉手橋」である。吊橋で、渡っているとゆらゆら揺れる。地域の生活道路となっていて、買い物袋を下げた人や自転車が頻繁に通る。橋下の河川敷ではジョギングをする人、犬を散歩させている人、球技に興じる人など思い思いに「河原」を楽しんでいる。
その他、暑さに耐えかねて下着のまま川に飛び込んで遊ぶ川ガキ、よく整備された快適なサイクリングロードで自転車を走らせる人、飼い主について水に入る犬、スピーカーを据えて大音響で音楽を鳴らしDJのまねごとをする若衆など、川で遊ぶ層が幅広い。
ここらで陽が傾きだしたので日没撤収とする。大和川左岸堤防を走り帰途に。
1.石川源流部へ 2.石川へ流れ込む川へ (1) 3.石川へ流れ込む川へ (2)