川を訪ねる旅

流れ橋

− 河原から流れ橋を見る −

八幡市側の端 橋脚コンクリート部分

 右岸の八幡市側の橋脚17本はコンクリート製となっている。コンクリート部分下の河原を見ると相当荒れているので、何度目かの改修の際この部分は木杭から変更されたのであろう。橋桁は全部木のまま。増水時にはほんとうに橋桁まで水が来る。

右岸の河原から(下流方向)

 右岸側の流れ橋下の河原は広い。右岸側では水の上を渡る部分よりも河原を横切る区間が長い。増水時にはほぼこの河原が見えなくなるほど。
アシ等の草が繁る部分を抜けると、木津川独特の砂地が広がる。ゴロ石もなくほぼ砂礫で構成される。

橋脚の造型

 橋の真下から見上げる造形美もなかなかのものである。橋脚には一本一本ナンバーが打たれている。
橋桁の裏には筋交いが付けられ、端からは連結用のワイヤーが下がっている。丁寧なメンテナンスに橋への心遣いが感じられる。

左岸河原から 久御山町側の端

 木津川の流路は現在のところほぼ左岸側に寄っている。左岸では水と堤の距離が短い。久御山町側の端っこに至ると橋脚も上写真右のように寸法の違うものが見られる。人がよく集まるのはこの左岸側で、橋のたもとにはいつもたくさんの駐車車両がある。足元は土でぬかるんでいるので慣れないとスタックして出られなくなる。

左岸河原南側から 左岸河原北側から
左岸河原北側から 久御山町側端

■ 流れ橋 表紙


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