時代劇拝見日記
2021年6月

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2021/6/30

■ 水戸黄門 第17部 第23話「黄門様の占い縁結び」1988.2.1TBS

 隣店の強引な客引きを嫌気して入った旅籠も、実はひでーところ。あるじは博打狂いで、女将は占いに夢中。女将が入れ込む易者が、老公たちを不吉と託宣したもんだから、狂信者は一行を追い出しにかかる。ここに老公奇策を思いつき、日本一の占い師「西山梅里」などと名乗り、算盤をじゃらんと鳴らし失せ物を当ててみせる…実行は飛猿。ここから、旅籠の娘に言い寄る町奉行と、彼に阿る悪人どもをまるっと懲らしめる、ドタバタとしか言いようのない展開となる。

ロケ地
  • 姫路城イメージ、本物の天守をいくつかのアングルで。
  • 当地を発つ一行、皆でわいわい言いながら行く間道は谷地田沿いか。道標がコケてる街道は土手?脇に民家があるような。

2021/6/23

■ 水戸黄門 第17部 第22話「惚れた娘はお姫様」1988.1.25TBS

 お転婆姫のアバンチュールが、悪家老の馬鹿息子に引き裂かれかけた恋人たちを救う。老公に姫を引き合わせるのは八兵衛、胸がきゅんとなって大変なのであった。

ロケ地
  • 龍野城イメージ、上野城天守(後段に出るショットは別の所も?)。圓教寺へ向かう際、腰元姿の姫に手招きされた八兵衛が一行と「はぐれる」峠、酵素に似たアレか(石積みあり、その端から姫が手をひらひら)。八兵衛がいないのに気付く一行、足を止める水辺は不明(湛水)。姫を連れて追っ手をかわす八兵衛のくだり、竹ラック付き民家脇とか、そうめん掛けしている民家庭先とか。
  • 姫を連れていてヤクザにからまれるが、パワー丸薬飲んで追い払う八兵衛、大内神社舞殿まわり。覆屋は映っていない。八兵衛が「勝った」のは、飛猿のフォロー。
  • 播磨屋の娘に手を出すなと言われリンチに遭う信次、菱格子のついた廃屋じみた民家?お堂?前。
  • 入水しかける播磨屋の娘・志津を止める助格、柊野堰堤落差工下(左岸側)
  • 当地を発つ一行、生垣脇の道(石積あり、その先は坂)。老公が姫の文を八兵衛に渡す。

2021/6/19

■ 水戸黄門 第17部 第21話「亡霊の正体見たり…」1988.1.18TBS

 雨宿りの荒れ寺で、八兵衛が出た見たと騒ぐ怪異は実体であったというオチ。平家の怨霊を隠れ蓑に悪事を働く者どもを懲らし、始末されかけていた兄妹を救う、世直しが炸裂。

ロケ地
  • 土砂降りに遭い、雨宿りする所を捜す一行、歩く道は琵琶湖岸か(浪が岸を抉る)。荒れ寺はセット。
  • おりんが兄の無事を祈願に行き、備後屋の水夫たちに拉致される神社、平岡八幡宮。本殿前〜石段、参道と使う。拉致する駕籠の先棒は福ちゃん。
  • 当地を発つ一行、お銀と飛猿がゆくのは山の細道(轍あり)、老公たちは山裾の道?

2021/6/14

■ 水戸黄門 第17部 第20話「颯爽!謎の黒頭巾」1988.1.11TBS

 広島領内に立ち入るや、臨時の関所など設けられていて、物々しさに驚く一行。そのうち、国を出ようとする若侍たちと、阻もうとする謎の忍者集団を見ることに。お家を傾ける次席家老に与し、正義派の若者を始末する黒幕は、浅野家の滅亡を招こうとしていた。
若侍たちの危機に立ち現われる謎の黒覆面は、助さんそっくりという趣向。また、公儀から派遣されてきた巡見使にすり替わる老公たち、という味付けもされている。

ロケ地
  • 広島領に入る一行、酵素ダートに似た山道。片側ガレた道も。
  • 広島城イメージ、本物の天守を濠越しに見た図。療養中の城代の邸内描写の前に映る大屋根は、西本願寺諸堂甍。
  • 脱藩し江戸の殿のもとへ走ろうとする若侍たち、その内部に潜んでいた裏切者が密書を流す谷川、清滝水系か。
  • 巡見使を迎えに出る藩士たちが裃つけて急ぐ道、大内亀岡道下りカーブ。このあと出てくるガレ場下の道も同所か。
  • 巡見使にすり替わった老公たちが難に遭う山道、不明(切り通し)。発破で崩れる山は柳谷か。
  • 当地を発つ一行、植林杉の山中。

2021/6/11

■ 水戸黄門 第17部 第19話「悪を懲らした石見神楽」1988.1.4TBS

 めでたく年が明け、雑煮でもいただこうとすると、江津の町はゴーストタウン。並外れた好色代官が、手あたり次第領民の女を漁るため、よほどの老婆以外は山へ籠っている始末。
この惨状が放置される筈もなく、代官をうまくおだて上げ、俎板の上に乗せる老公であった。

ロケ地
  • 初日の出を拝む老公のくだり、マジ海イメージの波濤は間人か。助さんと八兵衛が迷い込む山林、不明(杉林の下草がみっしり熊笹)
  • 代官がスサノオに扮し舞う石見神楽、大覚寺五社明神舞殿前にステージを設営。舞殿と面一に作ってあり、かなり大きい。ここに八岐大蛇がのたくる運び。まわりは幔幕で覆ってある。
  • 当地を発つ一行、谷山林道か(雑木が目立つので違うかも)

2021/6/7

■ 水戸黄門 第17部 第18話「河豚に当って悪退治」1987.12.28TBS

 馬関への船で知り合った調子のいいオッサンは、海産物問屋の番頭。店に招かれると、お嬢様がスケベ若旦那に言い寄られていて助格が撃退、もちろん以降この店に起こるトラブルに関わってゆく老公たちだが、悪党の仕込みをすり替えるスラップスティックや、番頭の河豚自殺に巻き込まれる八兵衛とか、賑やかに展開。

ロケ地
  • 下関へ向け出港のくだり、バンクフィルムや模型。
  • 河豚にあたった八兵衛と善六が首まで埋められる浜、琵琶湖岸。セットとマジ海イメージ併用。
  • 当地を発つ一行がゆく海浜、琵琶湖(汀から少し離れたところに葦の群落)

2021/6/2

■  水戸黄門 第17部 第17話「黄門様のおしのび指南」1987.12.21TBS

 松山へやって来た一行、治安の悪さに目を白黒。老公、いちばん外道っぽい旅籠を選んだ訳は、懲らしめる対象を見据えてのことであった。
いつもの、無銭飲食→居残りパターンで、ここに当地の殿さまを巻き込む趣向。藩主は老公の縁続き、しばしば城を抜け出して市中見回りと洒落込むものの、用意されたまやかしの事象しか見ておらず、「第一人者」から忍び歩きの極意を伝達される運び。三田明のカルい殿さまはいい感じ。

ロケ地
  • 松山に着いた一行が見遣るお城、郡上八幡城天守(ロング)。町の雑踏は大覚寺聖天堂前・五社明神裏手に設営、伊予絣を洗う「川」は放生池源頭。
  • 為替受け取りで遅れて松山へ急ぐ助さん、逃げた織子の女が折檻されるのに遭遇する重信川土手、大覚寺境内か(林間、遣水跡とか?)。助けた女は落命、妹・おそでにと守袋を託される。
  • 殿さまがお忍びで来るからと、道を変えるか時を過ごすかせよと求められる薬売り姿の飛猿、北嵯峨か(竹棹ラック付きの建物の間と、竹林)
  • 飛猿が殿さまの寝所へ忍び印籠を見せてきたあと、城を抜け出した定直が助格の扮した駕籠舁きに会う町角、大覚寺五社明神本殿脇(裏から見た図、西側)。老公のいる庭へ導かれる際の門は大沢池木戸、くぐるとセットにスイッチ。
  • おそでたちに見送られ発つ一行、大覚寺放生池畔(絣洗いのアレ)〜大沢池畔。

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