時代劇拝見日記
2021年8月

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2021/8/30

■ 水戸黄門 第18部 第9話「悪計暴いた白頭巾」1988.11.7TBS

 正義派の若侍が捕吏の手に落ちんとするとき、颯爽と現れる白頭巾のサムライ。
諏訪・高島藩では、お世継ぎに実は我が子の次郎ぎみを推し、殿を亡き者にして乗っ取りをはかる悪家老が幅を利かせていた。

ロケ地
  • 中山道を諏訪へ向かう一行、和田峠を越えたはいいが行き暮れ、神社を見つけ寄ってゆくと時ならぬ太鼓の音に驚くくだり、平岡八幡宮。大きな御諏訪太鼓は舞殿に据えられている。一行が野宿を覚悟する夜の林は境内か。ここはこのあとも何度も出てきて、新之介が白頭巾に変装するため出入りするほか、老公が彼に身分を明かすシーンも撮られている。
  • 高島藩城イメージ、丸岡城天守と金沢城櫓。城の庭で遊ぶ次郎ぎみ、大覚寺宸殿前白州(家老・刑部と御側室が密談)
  • 決起に加わるよう新之介に働きかけるも断られ、憤然と去る日下ら若侍たち、玄竜の手下が現れ拉致する林は琵琶湖畔か。
  • 老公の正体を知ったあと、新之介が事情を問われ語るくだりで出る、殿さまの勘気を蒙った遠乗りの湖畔、琵琶湖東岸。殿が迎えようとしていた側室について諌言した次第。
  • 日下らの処刑が行われると公布された七ッ釜の釜口、琵琶湖東岸松原。対岸の見え方などから、マイアミ浜ではと推測。
  • 老公が諏訪も越してしまったと嘆息する玄竜、琵琶湖畔林か。
  • 新之介の太鼓に送られ、当地を発つ一行、琵琶湖東岸汀。

2021/8/24

■ 水戸黄門 第18部 第8話「泥棒夫婦の大予言」1988.10.31TBS

 老公らが泊まった追分の旅籠では、ありがたい観音様を祀る尼様がリアルに富をもたらして、信者引きも切らず。奇声を発しご託宣を垂れる尼はもちろん怪しいヤツで、調子のいいお付きの男ともども夫婦泥棒なのだった。
貧民からは奪わず施しをする、その夫婦「義賊」と組んで悪代官どもを懲らす老公、大盗に扮して大暴れ。芝居には「麗花」も参加する。

ロケ地
  • お銀と飛猿がやってくる山道、谷山林道切り通し。泥棒が出たため臨時関所が設けられていて、玄竜の仕掛けかもと飛猿が言い出し、芝居こいて捕まる。
  • 大庄屋・茂左衛門の屋敷イメージ、民家門。
  • 沓掛の庄屋一家に見送られ発つ一行、北嵯峨農地畦道〜竹林脇(道隈から弥七に促されお照と兵六が出てきて、更生を誓う)

2021/8/18

■ 水戸黄門 第18部 第7話「孫を騙った悪い奴」1988.10.24TBS

 亡き妻の実家へ、幼い娘を送り届けてと父親から頼まれる老公たち。高崎一という料亭へ連れて行くが、滞在するうち、全く同じ筋立ての届け物が弥七によってなされる。もちろん片方は偽物、初めに騙した男の背後から、ずるずると悪党が引っ張り出されてくるのだった。

ロケ地
  • 伊勢崎の町へやってくる一行、六斎市の幟立つ雑踏は大覚寺五社明神
  • 「鶴松」から託されたお照を連れて高崎へ向かう一行、北嵯峨か(生垣際、垣根の奥は林、手前は傾斜の先が畑地)
  • 二人の「孫」を連れて亡夫の墓に参り、どちらがと墓石に問うおはま、墓地はありものか。立地は高台?
  • 当地を発つ一行、北嵯峨農地畦道。ここで仙太と別れる。お銀と飛猿がゆく道、大覚寺大沢池北辺並木

2021/8/11

■ 水戸黄門 第18部 第6話「めざす敵は領主様」1988.10.17TBS

 佐野城下、態度のわるい旅籠へわざわざ泊まった老公は、飾られている名人の銘入り鋳物を見て首を傾げる。その丸源、ここ一年仕事をしておらず、無礼討ちにされた倅の仇をとろうと思い詰めていた。その相手なんと当地の殿さま、もちろん裏ありで、老公たちの働きにより悪謀は白日の下にさらされるのであった。

ロケ地
  • 佐野宿へ向かう老公たち、足をとめる川べりは大堰川水系のクリークか。石橋?たもとに汀へおりる「かばた」付き。
  • 旅の女の鼻緒を挿げ替えてやる助さん、これも同水系の水路か。弥七同道。
  • 微行の殿さまに斬りつける源造、亀岡盆地でよく見られる板塀のある街路。源造が影供に成敗されるところ、助さんと弥七介入。
  • 源造の倅が無礼討ちに遭った町角、走田神社本殿前(ポーチの外側、社殿映らず)
  • 老公の手配で町に出てくる殿さま、先と同じ街路か。ここに助さんが待っていて、走田神社本殿前へ連れて行かれ、老公と再会。ここで源造が呼ばれ、殿さまから無礼討ちなどした覚えは無いと聞かされる。
  • 当地を発つ一行、大堰川土手下の田地か。

2021/8/6

■ 水戸黄門 第18部 第5話「恐怖の釣り天井」1988.10.10TBS

 宇都宮入りした老公、悪い冗談にしか思えぬ名物にあたる。飛騨の匠が酒浸りなのには、「それ」が関係していた。
深酒して前後不覚になり殺しの罪を着せられるとか、扱いやすい君主を戴いて国を牛耳ろうとする悪党とか、定番ネタ散りばめたところへ釣天井。ここへ玄竜とその一味が容喙するもんだから、屋根裏の機械室で大立ち回りになってド派手。

ロケ地
  • お銀と飛猿が滝行で倒れたおひさを助けるくだり、酵素あたりの地道か(朱の鳥居はあしらいもの?)。滝はセット。
  • 阿弥陀堂が御舎弟の寄進により改修される千松寺、妙顕寺。山門、参道、本堂まわりを使い、普請中を演出してある。見張り仕切りが異様に厳しく、家へ帰してもらえぬ大工たちは限界に来ている様子が描写される。
  • 清五郎が入水をはかる池、沢ノ池東岸汀。助さんが水に入って阻止、老公が諭す。
  • 殿さまが行列を仕立ててお国入りの街道、両側杉林の林道。行く手に擱座した荷車、押しているのは老公で、ここで身分ばらし。
  • 清五郎たちに見送られ当地を発つ一行、沢ノ池池尻付近。東側の斜面が、丸裸の切り通し。このあとの街道もこの付近か。

2021/8/2

■  水戸黄門 第18部 第4話「花嫁衣裳の秘密」1988.10.3TBS

 小山へ向かう道中、気安く声を掛けてきた調子の良い渡世人。妹が玉の輿と嬉しそうな割には、ストレートに故郷へ入れず老公たちを隠れ蓑にするふうを見せる。兄妹は、親にも言えぬ苦い傷を抱えていた。

ロケ地
  • 小山へ一里の街道、谷山林道か。切通しのところでヤクザにからまれるが助格の強面に退散。喜八は顔を隠している。
  • 当地を発つ一行、冒頭の山道と同所。

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