大江戸を駈ける!

2000-2001 C.A.L (ナショナル劇場)

嵐峡キャスト
根岸求馬/原田龍二 根岸巴絵/野川由美子 根岸栄太郎/岡野進一郎 根岸肥前守/田村高廣 お松/河原崎有稀 姉崎真吾/田中健 半田伝八/野仲功 結城一平/伊吹康太郎 為吉/湯原昌幸 豆千代/野村真美 太田蜀山人/植木等 綾/原千晶 志乃/持田真樹 青木竜四郎/ルー大柴 神谷虎之介/夏八木勲 武蔵屋/栗塚旭 木村若狭守/本郷功次郎

*求馬シリーズ第三弾。根岸肥前守の政敵が登場、隠密回りになった求馬が起居するのは神谷道場。

→怒れ!求馬  →怒れ!求馬 II


第1話「隠密同心誕生!」2000.11.27

 爺さまの方針で正式に隠密回り同心となる求馬、早速の拝命はお奉行の命が狙われた件から、政敵の老中探索。しかし実行犯には全く別の動機、怪しい蔓がほの見えて沙汰やみ。

ロケ地
・酔っ払い綾を連れ帰る途中で水に落ちたおせいを拾う夜道、大覚寺放生池堤
・事件に関わる怪しの浪人と立ち話する師匠を見る求馬、南禅寺僧堂坂。追った求馬に斬りかかる浪人たち、南禅寺三門林間
・おせいの男・喜八が出入りの賭場、広沢池北東岸萱葺民家を池越しに(設定は武蔵屋所有の葛飾の元庄屋宅)。そこから逃げた喜八を追う求馬、浪人が出てチャンバラは木津河原(染物干し場あしらい、師匠が出て浪人らを捕まえ損ねる)
・所払いとなったおせいと喜八を見送る求馬、大覚寺境内か。
*お奉行の好物の豆大福に仕込まれていたのはテトロドトキシン…どんな味なわけ。それより数分で出る分析結果のほうが気になる、恐るべし江戸時代科学。


第2話「殺された純情」2000.12.4

 若狭守の落胤と縁談のある武蔵屋の倅だが、岡場所の女に純愛。その女が殺され、怪しい筋を当ってゆく求馬、エキセントリックな面々は結構純情な人ばかり、指令を出したに相違ない武蔵屋は、実行犯が己の一存と申し立てのうのうと逃れる。

ロケ地
・江戸城イメージ、皇居巽櫓
・求馬の追及を逃れるため人質にされる師匠、藩士が屋敷へ同道する道に大覚寺参道石橋(もうここで鯉口に手)、屋敷の門は明智門
・武蔵屋の番頭と手代に呼び出される法明院、不明。
・事後、町ゆく求馬に寄ってくる青木、南禅寺僧堂坂
*武蔵屋の倅に鷲生功。縁談の相手・お京を慕う人足頭に聞き込みのくだりで喧嘩に参加する人足、および法明院で出てくる用心棒の浪人に福ちゃん。


第3話「明日なき暴走」2000.12.11

 家庭の事情からグレた若者たちが起こす無軌道から、公儀御用がらみの悪事が露見。不和の因となった後妻が正体を現し、憑き物は落ちる。

ロケ地
・材木商・木曽屋の娘が御籤でツナギをとるのに使う鳥越明神、梅宮大社(御籤を結ぶのは集会所前、舞殿の端っこが映り込む。求馬が駆け入って来る等の出入りには神苑の門から境内に)。ツナギの秘密に気付いた求馬が周平を追うルート、梅宮大社本殿前から大覚寺護摩堂有栖川河床から御殿川河床。
・木曽屋の先妻の墓、二尊院墓地
*木曽屋の娘が父から金を脅し取るのに使うのは改修普請工事裏取引の念書、武蔵屋と老中の名が出るがバックレ。*木曽屋が娘を拉致しようとして差し向ける荒くれ、拉致用に連れて来られた駕籠舁きに福ちゃん←求馬が出たので真っ先に逃走。墓地で出る後妻側の用心棒のセンセイも福ちゃん。


第4話「師走の目撃者」2000.12.18

 仕込みの殺しでお奉行をハメようとする若狭守と武蔵屋、不遇な若者の心をくすぐり「南町に見殺しにされた」被害者を創出。しかし殺しの現場を、歳暮の品をくすねた女中が見ていた。

ロケ地
・目撃したことが犯人にバレた女中がゴロツキに襲われる道、大覚寺放生池堤(あまり水面を映さず)
・助けた求馬が事情を聞くのは天神島池端・庭湖石が見えている。
・遂に家を襲われた女中が告白するのは天神島大木の根方。
・事後、お酉さまで女中と子を見かける求馬(志乃の買い物に駆り出され熊手を担いでいる)五社明神に縁日あしらい。
*松平伊豆守は吉田輝雄、井筒屋の義弟を使嗾する浪人に岩尾正隆(求馬に敗れ自刃)。*カズノコ盗の女中には温情裁き、「きっと叱りおく」お奉行の所作がイイ。*家を襲われた女中を助けるのは師匠、ゴロツキが子を人質にとるが師匠には通じない。*若狭守も武蔵屋も名前が出るのみで登場せず。


第5話「身勝手な欲望」2001.1.8

 ストーカーの果ての殺しも、年少者ゆえ罪は軽減と北町のお裁き。これに触発された悪ガキが、志乃につきまとった挙句拉致という挙に。白州に引き出されても不逞な少年、生々しく胸糞のわるい経過を、お奉行の泣き笑い人生劇場で料理。

ロケ地
・ストーカーに追われ殺されてしまう町娘、大覚寺天神島と汀。死体発見者の植木職人が歩いてくるのは放生池堤
・お使いに来た志乃が出てくる木村若狭守邸、大覚寺明智門。帰りの夜道、参道石橋参道(共に御殿川から見上げのアングル、尾行者は御殿川河床にいて、このシーンでは足だけ登場)
・事後、冒頭の事件の現場を見つめる求馬、大覚寺天神島(夕景ということでフィルムは真っ赤に演出)
*拉致されあわやの志乃の危機に出てくるのは親父の師匠、悪ガキをボッコボコ…求馬が居所を探し当てるのは描写があったけど、師匠がどうやって知ったのか謎。*若狭守は北町の大甘お裁きに関与とされるほか、何やら師匠に意味深な文。御本人の登場はなし。


第6話「狙われた休日」2001.1.15

 藪入の一日、父母なく予定の無い女中は、お店のお嬢様に「今日は対等のお友達」と綺麗な衣と簪を貸してもらい浅草へ。お嬢様がいつもしている簪を挿した彼女は、きっちり間違えられて誘拐されてしまう。お決まりの筋立てだが、店の主が身代金拠出を拒んだため金策に走る求馬をはじめ、手代に化けさせられ駆り出される青木など、レギュラー陣の活躍が見もの。

ロケ地
・阿片の取引が行われる時雨河岸、広沢池東岸。この際求馬に頼まれ伝令をつとめ、非公式にご褒美を貰った大黒屋の女中・お咲が、出会った求馬にお礼をする川端、嵐峡左岸(橋や上下する荷船あしらい)
・浅草寺へ出かけるお咲とお嬢様、清凉寺(山門、境内、本堂、八宗論池等各所、派手に屋台があしらわれている)
・身代金を持って指定の霙河岸へ赴く「手代」の青木、大覚寺大沢池北西岸(対岸に舫っている船に半田同心らが潜む)
*お咲は松下恵、阿片取引の親玉二人は有川正治と福ちゃん(海賊ふうのビジュアル)。*「金策」はなかなかに細かく、根岸家の面々が大半を出すが、お松や師匠も出してくれる。道場破りをはたらき、師匠のカミナリが落ちたりもする。*若狭守・武蔵屋は登場せず・しかし求馬が抜け荷一味から鹵獲した金を身代金にと願い出るシークエンスで、警戒すべきヤバい筋として名前が出てくる。


第7話「瞳に映る真の情」2001.1.22

 お上を恨む元与力が糸を引く押し込み騒動、一味に引き入れられた腕利きの中には、妹の目を治したい一心の青年がいて悲劇に。

ロケ地
・青木が道場破りに行って女に惚れてしまう筒井道場、映画村お化け屋敷
・「世直し蛮勇党」の一人が殺されて見つかる本所割下水、大覚寺御殿川落ち口。
・その男が働いていた浅草に赴き人足に混じって聞き込みの求馬、大覚寺放生池源頭に木組みあしらい(背景に心経宝塔)。ここで求馬を見込みスカウトする一味の男、大覚寺五社明神裏手。
・青木にシメられ「兄」の居場所を吐いてしまったと聞き駆けつける求馬、仁和寺中門〜塔南の疎林(青木が「兄」に談判中)
・「兄」を撃った一味の男が船で逃げる汀、広沢池東岸
*事件より青木の恋話に重点が置かれたお話、失踪した道場主の兄を案じる、目を病んだ妹に岡惚れ。真に尽くすも申し出には丁寧にお断りが入る→このあと「飯炊き婆さん」呼ばわりされた志乃の逆襲。「兄」の目的が抜け荷一味にシーボルトに会わせて貰うことなのはちょっと乱暴。


第8話「人質は花嫁」2001.1.29

 為吉親分、涙の人情話。彼は隣に住む飾り職人の孫娘を幼時より可愛がっており、この度その娘が玉の輿。偽金作りだった祖父の過去が幸福に影を落とすが、求馬の働きとお奉行のはからいで無事輿入れ、白無垢を着た娘に父と呼ばれた親分はただ涙。

ロケ地
・七五郎のとっつぁんを外に呼び出し疑惑を追及しようとする為吉、金戒光明寺鐘楼下石段。確かめるまで言えないと走り去る七五郎、長安院下坂。追うも見失う為吉、永雲院下坂(七五郎は西住院裏塀・永雲院前の草叢に潜む)
・物思う七五郎に偽金作りは誰だと迫る求馬、金戒光明寺三門
・孫娘を拉致した一味がゆく小名木川畔、嵐峡左岸(道が細くなった奥のほう、捜索に出張った求馬らは船着き付近)
・捜し当てた偽金作り一味のアジトの染物屋、罧原堤下河原に塀と干し物あしらい)。
・母から金をくすねた求馬がゆく水辺、嵐峡汀。
*七五郎のとっつぁんは土屋嘉男、偽金作りのかしらは高岡健二、一味の御家人崩れ・殿様伝次(詐欺師)は草川祐馬。*お白州、とっつぁんも道連れにしようとはかる悪党どもに狸対応のお奉行が妙味。*偽金騒動が誰ぞの差し金と会話の師弟、なんか空々しくて笑える。


第9話「秘剣!闇の太刀」2001.2.5

 酒の値を吊り上げにかかる丹波屋を、裏で操る武蔵屋の黒い手。邪魔者を鮮やかに始末してのける用心棒あり、彼が習得している秘剣と、殺し屋に成り下がった理由がドラマとなる。

ロケ地
・師匠が求馬らを連れ夜稽古に赴く山脇道場(芝増上寺表門前)大覚寺大門
・夜釣りの近江屋が殺し屋を警戒していたにも関わらず闇の太刀に斬られる水辺、大覚寺大沢池汀(見分は放生池堤石橋たもと)
・丹波屋から出てきた天野新八を八幡さまに連れて行き話を聞く鶴次姐さん、平岡八幡宮本殿前。
・蜀山人が語る二人の馴れ初めのくだり、デートの神社も平岡八幡宮本殿玉垣際でお御籤を木に結び。
・お参りの鶴次姐さんに天野のことを質す求馬、平岡八幡宮舞殿(姐さんは舞殿に参拝)
・神谷道場一同が町へ出てトレーニングのくだり、扁額は神田明神隨神門(額に「神田神社」と書かれてある。劇中神田明神とは語られない)、ランニングの一同が前を通る門は今宮神社楼門(外側からの撮影)、境内に入って行くのは東門一和の床机に山脇監物がいて求馬に声をかけ父の書付が出てきたと告げる。
・鶴次姐さんが秘剣を得て越後から帰った天野のことを回想する石段、平岡八幡宮本殿西側石段(周山街道へ通じる「裏参道」の石段)
・秘太刀を練る求馬を見つめる天野、今宮神社東門内側で求馬が木刀を振るい、天野は楼門内側の木陰に(蜀山人が来て求馬にヒントを与え、土産と渡した寿司を取って食う青木は石橋上)
・病進み血を吐く天野、平岡八幡宮参道
・求馬と刃を交える天野、平岡八幡宮舞殿(チャンバラ場面一部セット、お奉行出役シーンは完全にセット撮り)
・事後、求馬が祈るお堂、不明(縁側、棟木の形状が印象的/堂内はセットか)
*辰巳芸者の鶴次姐さんは芦川よしみ、自分のせいで恋人が身を持ち崩したと悲しみ、愛想づかしの芝居を打った哀しい女を好演、年食ってもキレイ。天野新八は誠直也、師匠の兄弟子の山脇監物は近藤洋介。*武蔵屋の手先・文七は茶匠設定。*秘剣はコマ落しや分身などトリッキーな表現。*青木発言、蜀山人を「無責任男」と称するのは「青木に食わすな」と言われた寿司取って食うシーンで。


第10話「陽のあたる場所」2001.2.12

 銀座年寄役の娘を助けたのが縁で婿入りの浪人、しかし身辺でむごたらしい殺しが続く。彼の歪んだ剣の裏には、哀しい過去と強烈な野望が隠れていた。

ロケ地
・銀座年寄役の娘を襲った浪人の片割れが斬られて見つかる河原、不明(砂地)
・江戸城イメージ、二条城隅櫓
・年寄役の娘と川辺に佇む左近、桂川松尾橋付近河川敷
・左近の「父」が葬られた川越・光雲寺、法輪寺山門(槙のある墓地は不明)
・師である養父・軍兵衛と旅する松吉少年(途中から青年の左近)酵素河川敷桂川松尾橋上手右岸汀(中州合流点際)酵素ダート法輪寺山門(病みついた軍兵衛が咳き込む林は不明、苔の具合が龍潭寺に似る)
*銀座周辺で起こる殺しでお奉行を責め立てる若狭守、事件解決後欲望を大肯定する姿に嫌悪感を露わにするお奉行が傑作。


第11話「炎に仕組まれた罠」2001.2.19

 寛永寺別院普請をめぐる陰謀、入札を制した材木商に不名誉を出来させ辞退させる、手の込んだ仕掛け。その道具に、青木の幼馴染の芸者の復讐心が利用されてしまう。ルー大柴が涙もののお説教をブチ上げる人情話。

ロケ地
・蔵職人の口を見つけたと求馬に話す青木、降りてくる石段は亀山公園、因縁をつけられている芸者を見て介入は嵐峡堀端、芸者・おもんが乗り込む屋形船は嵐峡船着き(のちに蔵から死体で見つかる高利貸しが客)
・おもんが墓前で自刃しかける累代の墓、不明(高台?)
・おもんを説得する段で出る青木の回想、危ない真似をしていておもんの母に引っぱたかれた橋、中ノ島橋(欄干に乗って遊んでいてバランス崩し)
・悪事に加担した船頭と番頭を呼び出す船着き、嵐峡
・事後、旅立つおもんを見送る青木は映画村日本橋、二人を見やる求馬は嵐峡汀で「欄干」を画面端にあしらってある。


第12話「島破りの二千両」2001.2.26

 微罪で入牢し大罪を免れようとする凶賊、尻尾を掴むため求馬は変装して牢へ、次いで寄場へも御一緒。同じく潜入してきた為吉の巧みな誘導に乗った悪党どもは、きっちり島抜けをして隠し金を掘りにゆく。この際漕ぎ手に駆り出された男の情話つき←お奉行の粋なはからい。

ロケ地
・佃島人足寄場、琵琶湖岸の砂浜に小屋あしらい(東岸か)
・賊どもが金箱を掘りに走る道、大覚寺大沢池堤か。
・金箱を隠してあった林、鳥居本八幡宮広場。


第13話「はめられた名奉行」2001.3.5

 判決の下った事件を横から突付き、お奉行をハメにかかる口入屋の背後には武蔵屋。釈放された男は消されかかって人の情けに涙し真実を告白するが、彼の心を弄びぬか喜びさせた外道に、求馬は怒る。

ロケ地
・半次のアリバイをでっち上げるのに使われる御成門、不明(フツーの平門、赤いのは嵌めてある感じ)
・求馬がお糸に事情を聞く茶店(後段、南町一同のツナギも同所)、不明(妙心寺玉鳳院前か)
・半次に牢で入れ知恵した博打うちの実家へ聞き込みにゆく青木と為吉、琵琶湖(漁村設定/東岸か。博打うちの死体が上がる汀も同所)
・釈放後、賭場へ行った半次が襲われる帰り道、不明。
*半次に古川九一、お白州での投げやりな態度や、求馬やお糸の情に泣く姿も良し、髭はけっこう凶悪。悪企みの口入屋は頭師孝雄、半次に殺された因業金貸しは有川正治。半次宅に止めをさしに来る一団に福ちゃん(浪人)。


第14話「危険な好奇心」2001.3.12

 若狭守と武蔵屋が資金源とする霊岸島の無法地帯、抜け荷の証拠を掴むため求馬が浪人に化けて潜入。長い間姿を見せぬ求馬を案じたお花が入り込んでしまい、その上に一平が彼女を捜しに入り、大いに求馬の足を引っ張るエピソードを入れて緊張感をプラス。

ロケ地
・こんにゃく島(霊岸島)船着き、広沢池東岸
・お花に影が薄いと言われ落ち込む一平に声をかける青木、嵐峡を眼下に見る亀山公園の坂。
・お花と一平も救出し抜け荷船を丸ごとかっぱらって戻ってきた求馬たちを出迎えるお奉行(出役)嵐峡船着き
・若狭守の家来に同道を求められた師匠が旧主と会う庭、嵐亭延命閣(向いの嵐山がダイナミックに映り込む)
*霊岸島を仕切る西国屋の用心棒に伊吹剛、土壇場で正体を現す。「こんにゃく」は埋立地で土台が緩々なことを指す。無法地帯の新開地を描く「濠外」スラムものの一面が強い話で、お決まりの鶏モモ焼きなんかもきっちり出てくる。


第15話「正義の剣よ永遠に」2001.3.19

 あっさりと尻尾を切った若狭守は、強行策に打って出る。昔の約束を果たせと師匠が引っ張り出され、求馬たちは師匠を死なせぬため奔走する。

ロケ地
・江戸城イメージ、皇居巽櫓
・若狭守邸、大覚寺明智門
・南町与力を騙る男らに拉致された武蔵屋を捜し水道橋へやって来る求馬ら、中ノ島橋(画面手前に樋あしらい・神田上水掛樋設定)
・武蔵屋の死体を発見する崖下、酵素待避所下の崖。
・お奉行襲撃の浪人どもを雇った若狭守の家来が出入りする船宿、八幡掘明治橋下手堀端(右岸)を入口に見立て。見張りの為吉たちは明治橋下、ここへ駆けつけてくる求馬は堀端を走り為吉らが張り込み中の明治橋たもと(上手左岸)へ。若狭守の家来と接触した侍を尾行する求馬、船で明治橋をくぐる(船頭に橋は木挽橋と聞く←三十間堀・現・銀座五丁目)。侍が入ってゆく松平伊豆守築地下屋敷、仁和寺本坊大玄関を門越しに。
・若狭守の母・芳順尼が語る師匠の過去のくだり、藩を去る雪の海辺、琵琶湖東岸(佐波江か)
・法事のため屋敷を出る伊豆守の行列、仁和寺本坊表門
・駕籠が襲われる泉岳寺境内、仁和寺鐘楼前。
・腹を切ろうとする師匠を止める求馬と青木、琵琶湖東岸汀。
・ED、求馬と志乃の乗った船は八幡掘、現在の隅田川をゆく船に切り替わり。
*若狭守の御母堂に三篠美紀、家老に玉生司朗、回想シーンの因循重臣の一人に福ちゃん。


*放送日時について制作元のC.A.Lのサイトを参照させて頂きました。


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