三屋清左衛門残日録 新たなしあわせ

2020.3.14時代劇専門チャンネル

キャスト
北大路欣也 優香 美村里江 松田悟志 栗塚旭 小林綾子 伊東孝明 丹羽貞仁 榊英雄 木村了 増田修一朗 おうめ/我妻三輪子 岩橋道子 大谷麻衣 三田佳子 田井克幸 いわすとおる 北川裕介 小澤明弘 まつむら眞弓 谷本貴彦 大石彩未 鳥居香奈 松竹結愛 堀田絆吏 山内陽葵 金田明夫 小林稔侍 麻生祐未 伊東四朗

原作・藤沢周平「三屋清左衛門残日録」、「静かな木」
脚本/いずみ玲
監督/山下智彦

三嶽神社

 嫁・里江の不在中に起こる事件、子を思う親の心のありかたがそれぞれの運命の輪を回す。そして決着をみた後には、春の喜びが待っているのだった。

 またまた朝田家老の悪だくみが炸裂するが、五年前罪を着て隠棲した男の一刺しが決まる。
稔侍演じる、「恩ある上司の罪を被る寺井権吉」の話は、「静かな木」から採られている。

三嶽神社

ロケ地

  • 雪嶺と海イメージ、鳥海山と日本海。
  • 釣りの清左衛門、清滝か。
  • 日暮れて帰る清左衛門が通る神社境内、三嶽神社の欅(参道鳥居周辺)。葉は落ちている。遊ぶ子らが欅を取り巻き、幹の太さが強調される。ドローン撮影もあり。
  • 落日の海、日本海か。
  • 又四郎に送られ帰る奈津と娘、大堰川土手道か。鳥海山を合成。
  • 清左衛門の回想、腰元を引き連れ御廊下を来る滝野、清凉寺本堂裏回廊。場面は藩邸内か。
  • 滝野を訪ねる清左衛門、宝厳院通用門。邸内描写はセット撮り。
  • お城イメージ、上野城天守(拝観口見上げ)。又四郎が帳簿を捜している段。
  • 中根道場、金戒光明寺禅道場。東坂を、前髪の門弟が駆けあがってくる。中はセット撮り。
  • 奈津の夫・杉村と話す清左衛門、道は先に出た土手と同じ。ここでは農地も見える。
  • 杉村が刺客に遭い傷を負ったあと、杉村家を見舞う清左衛門、門は某民家裏手で、室内描写も同所母屋で、前庭も映っている。父を送ってゆく奈津、某民家塀際。
  • 城を下がる又四郎に因縁をつける勝弥(朝田家老実子)上野城内石垣上。果し合いを申し入れられてしまう。
  • 寺井を訪ねる清左衛門、通る道は某民家南塀際。寺井宅はセット撮りだが、遠景に合成あり。
  • 果し合いの事を知り、清左衛門に会いにゆく杉村、城下の道は金戒光明寺永運院下坂。
  • 又四郎と勝弥果し合いの野面、広沢池東岸近く池底。水脈をのたのた動く亀とか映っている。対岸の雪嶺は合成。寺井が現れ「手詰め」を披露。
  • おうめの子が生まれる、春きたるイメージ、雪嶺と菜の花はバンクフィルムか。
  • 妻から来た文を持って父のもとへ走ってくる又四郎、西の湖園地橋。里江に子ができたことを喜ぶ父子の段は園地湖岸。
  • ラストシーン、残日録に描かれた木の絵が三嶽神社の欅にモーフィング。葉をつけた画が出ている。

三嶽神社

→ 三屋清左衛門残日録 (2016)
→ 三屋清左衛門残日録完結篇 (2017)
→ 三屋清左衛門残日録三十年ぶりの再会

三嶽神社

参考文献
藤沢周平著「三屋清左衛門残日録」文春文庫
藤沢周平著「静かな木」新潮文庫

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