時代劇の風景   ロケ地探訪

摩気

*摩気は「まけ」と訓む。謂れについては摩気神社の項参照。

摩気橋たもとの民家
 通天湖からるり渓を経た園部川が市街地にさしかかる前、谷底平野を開くあたりに竹井の里がある。
古社・摩気神社が胎金寺山の麓に鎮まり、その参道に小さな木橋が架かり、たもとには古い民家がある。この神社と橋と民家の三点が、時代劇撮影に使われる。
摩気橋 摩気神社 摩気の民家
摩気橋 摩気神社 摩気の民家
 竹井地区を貫流する園部川はのどかな里川。里には古い風情のある家が多いが、近年萱葺きのものはごく少なくなっている。
摩気橋は橋脚がコンクリート製に変わっているものの橋桁や欄干は木のままで、現在も得がたい撮影スポット。
摩気神社は延喜式にもある由緒正しい古社で、年古りた萱葺きの社殿が画面によく映える。
摩気橋たもとに建つ古民家はよくぞ残ったと思われる風情たっぷりの広壮な屋敷で、そこだけ江戸時代のまま時を止めたような空間。
園部川の開く平野には田畑が広がり、緑濃い山に抱かれた、宝石のような里である。
摩気の里 園部川
京都府南丹市園部町竹井

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