水越川

大和川3次支流 ・流入先 〜千早川石川大和川 ☆大和川水系一級河川 訓:みずごしがわ

水越峠 大阪府南河内郡千早赤阪村を流れる、千早川の支流。上流の一部は河南町。
奈良県御所市関屋の金剛山に発し北西流、国道309号富田林街道沿いに流れ、千早赤阪村水分(すいぶん)の千早川に架かる赤阪大橋の南で千早川右岸に注ぐ。水越峠を隔てた向こうの奈良県側にも同名の川がある。
一級河川の起点は千早赤阪村水分。
水越峠は標高517m。金剛山と葛城山の鞍部にあたる。地勢上では河内のほうに行く筈の水が人工的に大和側に行くようにしてあり、元禄年間には深刻な水争いが河内と大和の間で起こったという。なお、水越川上部の水利権は古くから奈良側に属するという。*左写真はR309旧道・水越峠手前

■源流 砂防堰堤の続く谷

千早赤阪村水分 R309旧道・水越峠手前 左上流、右下流望
堰堤 堰堤上の河床

 源流部は国道309号の旧道に沿う。ここは現在、砂防事業に伴う公園整備がなされた親水空間となっている。
石積堰堤が多く設けられ、堰堤上にできた砂溜りの浅河原に親水デッキがあり、夏には水遊びの家族連れで賑わう。
冬期はハンターに注意されたい。

■上流 街道沿いの渓流

河南町上河内 R309音滝橋上手の渓流

 葛城登山口から下は、河南町が千早赤阪に深く切れ込んだ部分を流れる。
この区間は、ほぼ富田林街道と川しかない狭い谷が続く。
川は大岩を噛む荒瀬で、豊かな水が迸る。底まで見通せるきれいな淵もある。

音滝 上/音滝の滝上
下/音滝橋と橋下の音滝

 国道309号が南河内グリーンロードと分岐する地点、国道に架かる音滝橋の下に、ダイナミックな滝がある。
大きな岩盤に当った川が巌を穿つもので、幅は1mに満たない。
ために堰かれた水は音を立てて流下し、名の通りの滝を成す。
滝は国道の橋の真下となっていて全貌が見通しにくい。

■中流 里川

千早赤阪村水分 R309沿い・成田紙業前

 再び千早赤阪村に入る頃には、流れは穏やかになっていて河床には岩も少ない。
河畔には雑木や草が茂り、水面を覆う。
ここでは、頻繁に川を上下するカワセミが見られる。
このすぐ下手の河畔には建水分神社が鎮まる。この水系の水神であるとともに金剛山の鎮守。
扁額は小楠公の寄進で、後醍醐帝の宸筆と伝わる。

■河口

赤阪大橋から見た合流点 合流点から上流望
合流点 合流後の淵

 川は、千早赤阪村中心部で千早川に注ぐ。
二川とも澄んだ清冽な流れで、落合には透明度の高い淵をつくる。

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