■ 多羅尾の里  信楽町多羅尾〜神山


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■ 源流部

信楽町多羅尾西出 谷地田の中

堰 大戸川の源は、京都府と境を接する山にある。山向こうは、木津川が横谷をなして流れる笠置の地である。
ちょろちょろの山水は時に砂防堰堤に溜められ、小滝を作りして林間を流下する。
小学校がある集落の手前では、小さな谷地田の中を流れる。
堰堤下では、河床を覆う草に隠れて細々と水を流している。

*源流部を「滝川」と称する例あり。詳細は支流・滝川の項参照。

■ 多羅尾の里

信楽町多羅尾中野 浄願寺下 信楽町多羅尾中野 多羅尾保育園前

河川敷 里へ下ってきた川は、きれいに護岸を施された広い河川敷の中をくねくねと蛇行して水脈を流す。保育園前には川へ下りる立派なテラスも付けられている。河床は砂地で、大戸川の特徴が早くも見られる。
多羅尾(たらお)の里は信楽町南端となる集落で、巨木を抱く鎮守と小学校を中心にこじんまりとまとまった静かな地。中世史に名の見える多羅尾氏はこの地にゆかりの武将である。江戸期は天領で、ゆかり深い史跡も散見される。
昭和28年には洪水禍を受け、多数の死傷者を出した。

■ 多羅尾から神山への山峡

信楽町多羅尾新田 信楽町神山(こうやま)

 信楽市街地から多羅尾の里へは道が二本通じているが、大戸川は細いほうの道・県道334号多羅尾神山線沿いに流下する。
市街地へ出るまでは、道と川しか無い山道が続き、谷も深い。一帯は植林杉を中心とした緑深い谷地で、川は時に巨岩を噛む荒瀬となる。
流量が安定している故か、岸辺にウラジロの群生が見られる。

撮影日 2003/8/31

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