一庫大路次川  ■ 一庫ダム  兵庫県川西市    ▲一庫大路次川表紙


源流域 ・上〜中流部 ・中流の荒瀬 ・一庫ダム ・下流と河口


知明湖 大路次川側
赤い橋は知明さくら橋
知明湖
川西市一庫の右岸から上流望
ダム堤体 上から ダム堤体 下から

知明湖地図

 一庫ダムは、戦前戦後の大水害を受けて計画されたもので、1984年に完成した。
堤体は川西市一庫に作られ、大路次川を堰き止める。
形としては支流・田尻川を同時に堰くこととなり、細長い湛水域が二本南北に伸びている。
堤高75m、標高は150mほどのところにある。
猪名川水系の特徴である渇水と洪水を繰り返す性質はダムにも反映され、夏に渇水のニュースあるとき、近畿でもトップを切って報道されるのが一庫ダムである。
 ダム湖に付けられた知明湖の名は、大路次と田尻に挟まれた知明山に因む。
山は古くからの鉱山で、かつて奇妙山と称され知明に転訛したもの。

深層曝気施設 水位計 底部からの放水

ダム堤体から下流の谷を見下ろす ダムには底泥による富栄養化防止のため、深層曝気施設が設けられている。名の通りパイプで底部に空気を送り、酸素を含んだ水も送り込むシステム。
放水は最上部のクレストゲート、中腹、底部からの三段階で行われる。この日は満々と水を湛えていて、底部からの放水が行われていた。
 左は、ダム堤体に立ち下流の谷を見下ろしたもの。谷に架かる橋梁は国道173号の一庫大橋。能勢電鉄はこのすぐ下に通じている。
ダム直下には公園があり、紅葉期には賑わう。かに料理を出すレストランもある。

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