官山川

淀川3次支流 ・流入先 〜三俣川桂川淀川 ☆淀川水系一級河川 訓:かんざんがわ
官山川支流 ・清源寺谷川 ・馬田川

 京都府船井郡八木町を流れ、三俣川に注ぐ川。
八木町諸畑の山地に発し南流、亀岡盆地北西部の水を集め八木町西田で三俣川最下流部に注ぐ。

一級河川起点付近
諸畑公民館下
源流部支流の一
諸畑・泉谷寺参道から

 一級河川の起点は八木町諸畑の、405号郷ノ口室河原線のすぐ南。
起点標のある流れは、谷口から著しい天井川を呈し、高堤を持つ。このあと広大な田園地帯で諸流を集めてゆく。
田の中を流れる間は諸流とも用水路状で、流路は条里に沿ってクランクとなる。

最下流部←左は八木町西田の最下流部。
三俣川とはほぼ同時に桂川に注ぐ。


文覚堂←左は八木町室橋にある文覚堂。
別名「通り堂」とも言い、文覚池から来る用水の上に建つ。
水は文覚池から来るもので、流末は官山川に入る模様。
文覚は出家前の名を遠藤盛遠といい、御所を守る北面の武士であった。同僚の妻に横恋慕してしまい、同僚を殺す筈が懸想した女のほうを死なせてしまうあの有名な「袈裟と盛遠」の主人公である。
事件の衝撃から世を捨てた彼は激しい修行ののち高僧となり、神護寺の復興に尽くすなどの業績を残したと伝わる。
文覚池は彼の遺業の一つで、文覚堂は池から引かれる用水の番小屋的役割を持ったという。

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