比自岐川

淀川2次支流 ・流入先 〜木津川淀川 ☆淀川水系一級河川 訓:ひじきがわ
比自岐川支流
・滝川 ・領主谷川(←御代川)

 三重県上野市を流れる、木津川の支流。
一級河川の起点は大山田村坂下の北浦。
大山田村と上野市の境の山中に発し南西流、上野市高山・摺見(するみ)・比自岐(ひじき)・岡波・枡川(ひじきがわ)の各地区を貫流、近鉄伊賀線丸山駅の南で木津川右岸に注ぐ。
全長8.7km。県道683号枡川青山線が沿う。
*流域には戦国期の丸山城跡があり、これは織田氏の居城として築かれたものであるが、築城まもなく「天正伊賀の乱」のひきがねとなって落城。その際の犠牲者の碑が丸山駅近くに立っている。
*この川では、1990年代初頭に結成された「上野ホタルの会」がホタル放流を行っていて、六月にはホタル祭りが比自岐小学校前で開かれる。

■ 上流

上野市高山・摺見境付近  滝川ダム近くの渓流

谷口 比自岐川の源は、上野市東境の山地から来る。
源流付近では水が少ないせいか、河床には著しく草が生い茂っている。
左写真は谷地田の上手から下流方向を見たもの。
川水は小さな田を潤しながら摺見で高原に出てゆく。

■ 中流

比自岐川 比自岐から岡波にかけては広々とした谷底平野の真ん中を流れる。
流域は一大穀倉地帯で、見渡す限りの水田が広がる。
川相は、ごく浅い瀬が見られる。堰の加減で、草ぼうぼうの河床も見られる。
 
*中流の写真は上野市岡波地区のもの。
写真右は中流域の水田で、道の彼方の山向こうに支流・領主谷川が流れている。

■ 下流

上野市枡川
右写真奥の鉄橋は近鉄伊賀線

 比自岐川は、近鉄伊賀線丸山駅の南で木津川中流部右岸に注ぐ。
水量はかなり多くなっており、湛水域では多様な水生植物が繁茂する。

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