2002年3月 |
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■2002/03/31 Sun 岡っ引どぶ |
■ 岡っ引どぶ 第七話「仕込み十手殺人事件」1982CX 酔い潰れたどぶ、妓に十手盗られそれは伝通院裏の死体の背に刺さって見つかる。ガイシャはかざり職人の巳ノ吉で懐に偽小判。 どぶ、通りがかりの女の鼻緒すげ替えてやる大覚寺五社明神前、女は巳ノ吉の女房でどぶを仇とつけ狙う。 事件は贋金を流通させ勘定奉行の失脚狙う企み、黒幕に大身旗本と両替商。その示唆で尚どぶを狙う巳ノ吉の女房・おとよは足がつくことを恐れた一味に消されかかる、上賀茂神社北神饌所裏手。どぶ登場、おとよを盾にされ捕まるお決まりの設定。今回は拷問は無く閉じ込められた仕掛部屋に火を放たれる。次郎吉がお約束で助けに来る。 どぶの大立ち回り、贋金工場突き止めた頃に町田の殿様捕り方連れて登場、盲目ながら豪快な殺陣を披露。 ラスト、旅立つおとよを見送るどぶ、大沢池と放生池境の堤。エンディングクレジットに重ねお仙とどぶの追っかけっこ、堤を走り天神島へ。 最終回らしい余韻全く無い終わり方、フジのこの帯独特。剣客商売も八丁堀捕り物ばなしも斬九(ラストの長いのは別物ととらえる)も盤嶽も(あーこれはまだ終わってねーか)同様。こころなしかソフトタッチのEDも似通う。きれぎれに放送するのも似ている…ちょっと悲しいぞ。凝った作りの毛色の変わった作品はやはりこのような扱いとなるのか。結局残るのは印籠と上様なのかな。長い必殺の歴史も一過性の仇花と歴史には刻まれるのか。映画からテレビへ舞台を移し延命してきた時代劇の変遷はいずれ来る地上波のハード面での大きな変化によってまた彷徨うこととなるか。制作サイドの技術等の委譲はどうなるのだろうか。新たなる潮流、今こそ出でよ。 |
■2002/03/30 Sat 岡っ引どぶ |
■ 岡っ引どぶ 第六話「出湯の里殺人事件」1982CX おらんの小屋で小唄唸るどぶ、広沢池の夜。向かいの船から身投げの男女、幕閣・安部家の側室・おしまの方と市村座の沢村香之助、偽装心中で家宝の女雛持ってトンズラ。 香之助の繋がりから湯村行きを命じられるどぶ。連れに嘉助と安部家差し回しの若侍。箱根の峠道で怪しい六部の集団に襲われ侍はあっけなく斬死、それに縋って泣き仇を討ちたいから連れて行けと強要する娘、あぐり。ちょとホン粗い? 話の因縁は阿部家から持ち出された女雛と対の男雛に隠された由比正雪の埋蔵金(笑)。 湯村の里の香之助の実家・熊谷家では当主以外皆殺しに。そこに近づくどぶにも忍者の襲撃、足に傷負うどぶ。湯村温泉の宿で湯に浸かるどぶを誘惑するあぐり、実はくの一、どぶの命狙うも失敗の上どぶ庇って死ぬ。ロケはリフレッシュパークゆむらの滝の落ちる露天風呂。 香之助とおしまの方を捕えてあるアジトから出てくる六部、嵯峨鳥居本八幡宮。六部の頭と一騎打ちのどぶ、とんぼ切って斬。残る黒幕・豊岡藩城代家老と対峙するどぶのもとに左門の殿様が捕り方連れて登場。 正福寺墓地で自刃している熊谷家当主、寺は本物を使用か。 左門の殿様の裁量で赦され湯村に残って生きよと申し渡された香之助とおしま、何故か巡礼姿で旅立つ、砂の器みたいなビジュアル。 ☆追記 旦那が慰安旅行で行ってきたばかりの湯村温泉、パンフ等資料多数あり助かる。火野正平と田中邦衛の手形見てきたらしい。 |
■2002/03/29 Fri 服部半蔵 影の軍団/岡っ引どぶ |
■ 服部半蔵 影の軍団 第12話「真夜中の美女」1980.6.24KTV/東映 真夜中、変なのに襲われ深手を負う大八。半蔵が訪ねたかつての父の片腕・弥七も殺されている、嵯峨酵素。浅瀬で大立ち回り。 出没する気色悪い妖術使いのおばばは実は流行りの御嶽行者の世直し様、美女に化けているが百歳にならんとする妖怪染みた老婆、御子神のお竜。 その正体を目撃し気がふれた軽業師の辰蔵が犬の真似して這いずり回る川原、嵐山中ノ島橋。 自分が妖術にかかり仲間の秘密漏らしていた事に責を感じ独りおばばのもとへ乗り込むお霧、危機にはタイミングよく半蔵出現。今回は大八の瓢化た殺陣見れず残念。一目でそれと知れる独特の演技、忍者やっててもあっ正ちゃんって判る。悪く言えば浮いてる。 おばば、分身の術使うも影で見破らればさー、ちょっと間抜け。 ■ 岡っ引どぶ 第五話「京洛殺人事件」1982CX 町小路左門の命で京に赴くどぶ、山道は谷山林道?京へ入った事を印象付けるのに東寺の五重塔。 綾小路邸を訪ねるどぶ、出てくるのは下品なお公家はん、左門の殿様の叔父。公家連続殺人の一つ、烏丸殺害は化野念仏寺、千灯供養の日と同じ灯明供えた石仏群の中に死体。 酔いつぶれた綾小路三位放って町に出たどぶ、少年ポン引きに導かれるまま空蝉と××。これが実は五条家の妻女・桜子。五条の殿様はどぶの目の前で殺される。 ポン引き少年・駒丸に事情聞くどぶ、大沢池畔。二人は姉弟で目明しや丹波屋に脅されていた。 事態進み、新たな死体が出る中ノ島橋下、被害者は友禅の染師。五条家と染師の家に伝わる殺生関白・秀次の隠し金が焦点だった。 六道珍皇寺(テロップ出てるけど映像は大原の古知谷阿弥陀寺)の古井戸を探り当て調べるどぶ、丹波屋の手先現れ大立ち回りは嵯峨酵素。井戸に入り金探す丹波屋、孔雀の壁画に荒っぽく斧を振るうが水が出てワヤ。どぶが駆けつけた時には落盤し井戸から血しぶきが噴き上がる…無理あるなぁ。 事後旅立つどぶを見送る桜子と駒丸、大沢池。 |
■2002/03/28 Thu 岡っ引どぶ/新必殺仕置人 |
■ 岡っ引どぶ 第四話「謎の連凧殺人事件」1982CX 冒頭、鳥追いがじょんがらを鳴らしながら通る林、下鴨神社糺の森・池跡。馬場には縁日のセット。目明しが鳥追いと飴売りに殺される。撥で喉笛掻き切る手口、山田五十鈴してる。 北町与力殺害現場に駆けつけるどぶ、死体は大覚寺勅使門前の御殿川のなか。 有力容疑者となってしまう五年前の備前屋における日光一文字すりかえ騒動で島流しになった備前屋の息・卯吉。その恋人・おさわがどぶに訴える卯吉の潔白、眼に神様が住んでるの謂、どぶは娘の目に弁天様を見、二人を匿う。 腰物奉行が企んだ五年前の事件、その手下の怪しい殺人集団にお約束の如く捕まるどぶ、これもお決まりの拷問。一味に弱みを握られていた備前屋の後妻に救われ大立ち回り。 殺し屋集団の頭が上げるつなぎの連凧、殺しの指示出してるとこへどぶが駆けつける、木津川流れ橋。頭の正体は備前屋の番頭。爺に変装してやがんの。 ラスト、どぶの顔描いた凧を上げるお仙たち、大覚寺五社明神。背後の大沢池は草ボーボーで睡蓮びっしり。これを食い尽くすんだから草魚は怖いな。 ■ 新必殺仕置人 第29話「良縁無用」1977.8.5テレ朝 唐津屋の娘・お京に岡惚れ・うきうき鉄っぁん。しまいに屋根の男と並んで座りブランコにお京と連れ立って乗る阿呆な妄想を掻き立てる夏の日はとらの会当日。 とらの会にかかったのは唐津屋のお京、慌てて二両で落札しアジトで突っ伏す鉄。正八と巳代松に頭下げ調査を依頼。身籠っているお京、弟の弥市は実は細井弥一郎とお京の子、弄ばれていたお京。 旗本屋敷前をうろつく正八、大覚寺門前の御殿川の手すりに腰掛ける。正八の見張りの最中、無礼討ちに遭う唐津屋。報告を受け元締に文句つける鉄、寅からは新たな依頼が。ぶっとい竹用意して大玉の仕掛作ってる巳代松、こぉれは危ない。あ、なんだテッポじゃないのか。ちっ残念。 弥一郎の婚礼の川開きの宵、鉄出陣。嫁の父の偉いさんに付き添う弥一郎の父が通りかかるところへ大花火を上げ音で誤魔化し巳代松の竹鉄砲が炸裂。正八は大覚寺門前の御殿川の堀で花火を操作、「あー正ちゃん頑張ってるぅ」。点火後逃げる仕草が素早い。 鉄は当夜の花婿を二つ折りにして仕置、「仕事人」の左門の手口の萌芽か。 事後、備前屋の前をうろつく鉄、女から母親に変質したお京を見て去る。 |
■2002/03/27 Wed 岡っ引どぶ/翔べ!必殺うらごろし |
■ 岡っ引どぶ 第三話「火焔小町殺人事件」1982CX 秋葉神社に逆さ吊りの浪人の死体がぶらーん。一瞬枝肉かと。 木場で聞き込みするどぶ、八幡堀。運河には丸太浮かべ演出。鉄火場で会った浪人に話しかけるどぶ、大覚寺脇の有栖川。 ガエンと喧嘩する時の「やってやろうじゃねぇかぁ」、手下ぱんぽん叩いて絡む姿、目上の人に対する時の居心地悪そうなくねくねした仕種、田中邦衛独特の他作品でも共通する演技、最近お気に入りかも。 お幾と鶴吉が待ち合わせる約束した汐留橋、木津川流れ橋。川灯台あしらってある。橋の脇には丈高いヨシ…おーい流れ橋の高さ越すまで繁るか?アレは。演出かな。 ■ 翔べ!必殺うらごろし 第五話「母を呼んで寺の鐘は泣いた」1979.1.5テレ朝 宿場女郎のお袖が憑かれたように歩く水際、大沢池。おばさんと行き会う峠道、谷山林道? 新しく据えた鐘がひとりでに鳴り出し騒然となるなか、祟りだと騒ぎ回る正十、「悪い祟りは元から絶たなきゃダメ」うーん当時はタイムリーなギャグだったんだろうな。消臭剤のCMのパロ。 鋳物屋に突っ返された鐘の周りをうろつく先生。遂に鐘は吊ってないのに鳴り出す始末。鋳物屋の若旦那、おばさんに誘われついてゆくお袖の家(ついてくか、君は。誰でもいいのか)。おちよを嬲った忌まわしい記憶が甦る。 鳴り続ける鐘に愛おしそうに縋るお袖、殺されてしまう。その頃先生は昇る朝陽にサーチ。サーチ結果;鐘と炎、炉に放り込まれた少女の悲鳴。ロシアの学究の実験結果だかが証明した霊の伝達現象(民明書房刊)。 お袖の亡骸が発見される、広沢池、水無し。 川べりで太陽エネルギー充填する先生、満タンになると走り出す。 鐘を鋳潰そうと小屋に来る若旦那、おばさんがいるのに驚く。「火入れといたよ、ほら御覧あんまり熱いんで汗びっしょりだよ(刺す)言われなくたって出ていきますよ(再度深く刺して抜く)炉に入れられちゃかなわないよ(小屋を出てゆく)」先生はお日様パワーで塀を飛び越し悪人二人を旗竿刺し。ところで先生の大事な旗竿、ゴヤの鰯の埋葬の幟に似てるんだけど。 |
■2002/03/26 Tue 鬼平犯科帳/岡っ引どぶ/斬り抜ける |
■ 鬼平犯科帳 第七シリーズ一話「麻布ねずみ坂」1996.8.21CX通算110話 おまさと彦十が連れ立って歩くねずみ坂付近、特徴のある石橋と水路、どこかな。 中山道を高崎に向かう浪人・石島、道中風景は流れ橋から 医師・宗仙がお八重を初めて見る東寺、本物を使用。 お八重の死を覚った宗仙を見遣る平蔵の複雑な表情、労りの籠った微苦笑。 ■ 岡っ引どぶ 第一話「悪魔の小箱殺人事件」1982CX 夜鷹は見逃してやるし鼠小僧と昵懇だし長ぁい仕込み十手持ってるし…破れ新九郎のと八丁堀捕り物ばなし足して割ったような感じのキャラ設定。 大川端に死体あがるを聞き駆けつけるどぶの走る橋、渡月橋。縁日で財布を掏るお仙、ならの小川。お仙に頼み事するどぶ、大沢池(睡蓮あり)。池畔でチャルゴロを聞く雪乃姫、大沢池天神島の祠。池越しに心経宝塔のショットも。オルゴール鳴らしながら姫を探すどぶ、大覚寺護摩堂前、姫ではなく物騒な侍出る。仙石家上屋敷前で次郎吉を待つどぶ、大覚寺門前〜大沢池。おらんの小屋を訪ねる姫、広沢池。姫が攫われどぶが呼び出される根岸の面影橋、嵐山・中ノ島橋。 ラストの立ち回りは初めは刀、のちに愛用の十手に持ち替え派手。 ■ 岡っ引どぶ 第二話「流人島殺人事件」1982CX 八丈帰りの嘉助を出迎えるどぶ、おお伊佐さんだよく見るねここんとこ。 島帰りが続けて殺害、嘉助に化け敵陣に入るどぶ、電波女と遭遇。風呂にまで泥眼の面付けて入るなっつうの。 電波一味の狙いは夜嵐の蔵三が託した12万両の地図。これが盗まれた江戸城は彦根のお城を使用か。 金の隠し場所・谷中の総林寺墓地は嵯峨鳥居本。背中からばっさり斬られても主人公は死なない。 ■ 斬り抜ける・俊平ひとり旅 第17話「綾姫御殿」1975TBS 三河吉田・松平領、綾姫のゆく竹薮、嵯峨鳥居本。食い損ねたとろろ飯の講釈垂れる弥吉、鬼平あたりとは趣違うが旨そう。 乱行を尽くす綾姫殺害を依頼される俊平、姫の目に付くように暴れる広沢池畔、斬りまくる。 邸に招かれる俊平、御殿は大覚寺宸殿、勅使門から入る。御殿の描写にはむらさめの廊も映る。弥吉と依頼者のおくにも邸に入り込み曲折の末デンパ姫の髪切り大屋根の上に晒す。署名入り。 事が終わっておくにとよろしくやってる俊平の旦那、菊さん化けて出るよ。 |
■2002/03/25 Mon 仕掛人藤枝梅安 梅安針供養 |
■ 仕掛人藤枝梅安 梅安針供養 1983.4.15CX/東宝 話の主軸は大身旗本の世継巡るお家騒動。えっぐい後妻と野心ギラギラの嫡男の陰湿な所業を梅安たちが仕置するお決まりのストーリィ。 あー彦さん出てるー。やっぱ原作に忠実なこの一本はイイ。そのあとのが悪いってんじゃないけど、この原作好きだったから。 筆半ばにして作者が逝き描かれなかった部分もある仕掛チームの話が良かったんだよなー。特に抗争の際に焼かれちゃった家を建て直すのに梅安が縄張りして「仕掛人の家を作ってみようかね」ってのがお気に入りだった。 原作後半では、もう梅安に付きっ切りでいる彦次郎、の下りが好き。連続ものの必殺じゃこんなおっさんあんまり出て来ないし。やっぱ若手のキャラ立ったのでないとウケないしな。一般受けしないだろうし。それは後期必殺見ても明らか。 ライト&シャドゥも利き過ぎてないし、いいなやっぱ。殺しの技も闇の匂い、こっちのがぷんぷんしてるし。 |
■2002/03/24 Sun 破れ新九郎/鬼平犯科帳 |
■ 破れ新九郎 第25話(最終回)「大爆破!夜空に消えた新九郎」1978テレ朝 幕末、政情不安な折から神田川・淀橋水車で火薬を挽いていると聞き様子を見にゆく新九郎。現場で働く百姓の身を案じやめさせようとするが幕閣はきかず。どころか新九と吉兵衛を始末しようとする。 新九は長屋を退転、水車小屋に「爆発危険」の幟立てて居座る。元同心の流した噂で職人たちは騒然となるが老中が力で押さえ込む。そのうち長雨が続き川の水嵩増え水車がオーバーロード、爆発。あー勿体無いマジで水車吹っ飛ばしてるよ、貴重なのにぃ。 玉薬奉行は自刃。惨劇にキレるけもの医者、老中邸爆破を企む。火事装束で乗り込む長屋衆(天気侍、自分たちを閻魔一族と発言…うー…)、老中引っ括って導火線につなぎ火つけて行っちゃう。どかーんと上がる火の手、ぱあっと上がる花火、脅かしただけだと思ってたら死んだみたい。なんて無茶な。 問屋場に呼び出される新九、人間到る処に青山在りと遠まわしに退去勧告するアラカンの目に涙。 ひっそりと長屋を立ち去る新九、その後慌てて探しに出る長屋一同、なんか変なとこ探してる。 ラスト、生き物をぞろぞろ引き連れ砂丘をゆくヨロキン。彼自身がこういう設定好きだったんだろうな。 ■ 鬼平犯科帳第六シリーズ三話 一月ほど前に拝見、重複。補遺事項を。 鼈の七蔵が腰を押さえつつ歩く背後に粟生光明寺大屋根。 彦十と出会う音吉を粂八の船宿に連れ込み監視、平蔵に知らせに船を遣る粂八、セットのシーンから大沢池へ。 |
■2002/03/23 Sat 破れ新九郎 |
■ 破れ新九郎 第24話「六十二万石の鯉騒動」1978テレ朝 屋敷奉公に上がらないおこいの家の池に錦鯉放り込んでハメようとする尾張藩留守居役の爺い。 弱っていた鯉はけもの医者が預かる。鯉がいなければ問題ない、刺身にして食っちまおうと言う天気侍。錦鯉食べるの?せめて野鯉じゃなきゃ食べらんない、気持ち悪いよ。 渋谷川で釣ったと言って尾張藩に鯉届け十両せしめる長屋衆、その金で妓楼で大騒ぎ。 再度おこいの家に錦鯉放つ企み、手先に使った鯉取り名人の若者・馬之助を殺すやり口にけもの医者怒る。 尾張藩下屋敷に乗り込み天誅。あれ天気侍いないと思ったら裏門固めてる。 馬之助の埋葬で話は終わるがいくらその職業が馬糞拾いだったからってラストにまぐそ大映しにしなくても…。げろげろ。 |
■2002/03/22 Fri 新必殺仕置人/服部半蔵 影の軍団 |
■ 新必殺仕置人 第28話「妖刀無用」1977.7.29テレ朝 地蔵和讃の響くなか夢に現れる亡霊を斬り捨てる首斬り左母次郎。 刀狂いの馬鹿殿、購めた業物を試すのに家臣ハメる。斬首のお試し役は池田左母次郎。 池田の懐狙い斬られるおてい。正八は傷の手当てに屋根の男の赤褌を使う。 左母次郎を仇と狙う馬鹿殿に嵌められた家臣の妻と弟、返り討ちに会う。 とらの会が開かれ首斬り左母次郎の命は上方の仕事人が落札も一瞬で返り討ちに。その様子を塀の上から見ている死神。仕置は鉄チームに回って来る。 馬鹿殿んちの奴は巳代松担当、正八が誘い出したところをバラスに埋まった姿勢で竹鉄砲炸裂。 殿のほうは奴に化けた正八が蔵へ誘導、待っているのは鎧着込んだ鉄。にたぁと笑いぼきべき。 左母次郎は主水担当、当初より楽には死なせぬと言った言葉通りぷすぷす刺して苦しませる。死に瀕し亡霊の喜ぶ声を聞く左母次郎の首を主水の刀が一閃。 この作では仕置人の日常が人情味豊かに描かれる。曰く、付け馬をぞろぞろ連れ歩く鉄。曰く、巳代松の仕事にちょっかい出し鍋に穴開けて逃げ去る鉄。 この日常がそのなりわいと反比例し行き着く先はやはり地獄、緊張感失わぬ構成は後期必殺と一線を画すか。 ■ 服部半蔵 影の軍団 第11話「夜の蜘蛛は親でも殺せ」1980.6.17KTV/東映 大盗・土蜘蛛の八兵衛一味の押し込みを見て思わずやっつけてしまい瓦版に載る評判となってしまう大八と瓢六。奉行所に呼ばれ褒美貰うときの大八の手つき、正八そっくり。 八兵衛は同じ闇の者・土蜘蛛一族の末裔、で今は与力とつるんでたりして。 おなみと大八が語らう水辺、大沢池?汀の様相が今とだいぶ違う。 伊賀衆と土蜘蛛、同じく主を持たぬ忍。保科くん絡みの話はしまるが今回のようなのはどうも。忍者もので主持ちでも抜け忍でもない宙ぶらりんの設定は難しい。 |
■2002/03/21 Thu 破れ新九郎/新必殺仕舞人 |
■ 破れ新九郎 第23話「流転!夕陽の父子唄」1978テレ朝 鹿(破れ医者の患畜)を連れた少年の蘭学者の父、作成した地図を狙われ崖から落とされやっと帰り着くも夫婦ともに暗殺されてしまう。 その夜、ものも言わずに首謀者の大目付邸を取り巻く長屋衆。おのおの獲物を構えて闇より現れる姿は必殺テイスト。元同心の持ってるトランプの剣みたいな短刀、なんかヘン。 今回、殺しのパターンもいつものバサバサ乱闘ではなく強いコントラストの映像、必殺ノリ。でも馬医者のみいつも通り。 ラスト、少年と鹿の別れ、でも野に放すのに首輪したまま。…「首に縄の食い込んだ鹿が発見され住民は気を揉んでいます」なんてニュースになるぞっと。 ■ 新必殺仕舞人 第13話(最終回)「別れ囃子は阿波踊り」1982.9.24テレ朝 一座が助けた腹下しの侍、藍の秘密探りに来た浜坂藩の密使。おはな、侍に急接近、親しげに話す川は保津峡。 中秋の名月の夜、侍はおはなに求婚の文残し藍の製法を内密に譲るという藍玉奉行のもとへ。資料を受け取り指示通りに讃岐への山越えの途中、捕えられ罪に問われる。奉行と公儀隠密の仕組んだ罠だったのだ。 斬首が決まり道端に晒される侍、激しく雨の降る夜おはなは侍に蓑笠を着せかけ騙した相手の名を確認する。 仕置相手を確認する仕舞チーム、流れ橋下。頼み人はなんとおはなだった。相手はお庭番、晋松と直を巻き込めないと言う京山に男たちは笑って仕置を決意。千秋楽の宵、踊りながら小屋から出て町へ繰り出す一座。踊りの輪の中から仕舞人たちは一人ずつ離れてゆく。 直、奉行邸に忍び込み藍を撒き散らし誘い出して仕置。藍甕から飛び出ての派手な登場。藍塗れの顔、血走る目と赤い唇、白い歯が怖い。 晋松、樽に潜み呉服屋に化けたほうのお庭番を吊るし躍らせ仕置。踊りの輪の中に消える。 京山、人形頭師のほうのお庭番のもとへ。武器を落とされ窮地に陥るも手近にあった人形の簪とおはなが投げて寄越した簪で仕置。 町外れの橋で待つ踊り子たち、流れ橋。権太と旅立つ。川原で見送る仕舞チーム。晋松がまず去り、うなだれる直も強がりを言い去る。京山とおはな、巡礼姿で浜坂へ向かう。 あーこれで暫く本田博太郎見れないよー。雲霧が楽しみ。 |
■2002/03/20 Wed 破れ新九郎/新必殺仕舞人/翔べ!必殺うらごろし |
■ 破れ新九郎 第22話「曲芸女太夫騒動記」1978テレ朝 甲州の百姓一揆の首謀者を匿い新宿に小屋掛けする一座、地回りに狙われ惨い目に。 座頭の情人が殺された夜、黙って次々部屋から出てくる長屋衆。やくざ一家に夜討かけ親分の枕蹴っ飛ばし「寝てる場合じゃねぇんだ!」(OPの決め台詞)に始まりヤクザ皆殺し。 小道具のチンパンジーがなんだか無理矢理出したようなちぐはぐさ。ヨロキン、動物好きなのか。 ■ 新必殺仕舞人 第12話「けだもの狩りにはしげさ節」1982.9.17テレ朝 一行が着く隠岐の見える浜、琵琶湖畔、見える島影は沖ノ島。 道中をゆく一行が使いの権太と行き会う林間、及び幼い姐弟が詣でる海賊に殺された両親の墓、嵯峨観空寺谷町・有栖川源流部。 島では海賊退治に雇った浪人が居座り狼藉三昧。浪人に襲われた娘が縊死する木、有栖川源流部の「ふたもとの木」。 ■ 翔べ!必殺うらごろし 第四話「生きてる娘が死んだ自分を見た」1978.12.29テレ朝 毎回、民明書房的な怪異現象の解説が入るのがなんだか。さすがレアもの。 林の中で焚き火しながら百舌屋のことを話す先生一行、下鴨神社・糺の森・河合社前。 先生、百舌屋の娘をおひさまサーチ。サーチ結果:殺される自分を幻視する影の病。娘の服用していた毒薬を一包「服んでみる」先生、ムチャ効き、のたうち回る。酒で懲りてないのか。 先生がひっくり返ってる間に娘は家に戻り、それと知りつつ絶望の中差し出される毒を仰ぎ挙句義母の手下に惨殺される。 娘のバラバラ死体を発見する一行。おばさんは百舌屋に忍び込み番頭を脅かした末「(刺して)声が大きいよ、静かに地獄へ行きな(抜く)」。 先生は毒薬処方してた医者の足首掴み怪力でブン回し、崩れ人間風車の荒技を披露。義母の女将は旗竿で串刺し、どすー。 正十とおねむの××が笑える。 |
■2002/03/19 Tue 破れ新九郎/新必殺仕舞人/剣客商売/斬り抜ける |
■ 破れ新九郎 第21話「殺しの報酬は殺し」1978テレ朝 梟を小道具にした辻斬りが多発、長屋からも被害者。新宿に客とられた四谷のゴロツキのさしがね。頼光だか雷公だかいう熊みたいな巨犬登場。 実行犯は旗本のどら息子、所業を知った親は家光の例ひき正当化。どころか長屋潰すと脅しかける始末。それを詰った辰吉とおみよを無礼討にされけもの医者マジ切れ。 悪人共の座敷に巨大犬が障子を突き破り乱入!前作のノリ。 ■ 新必殺仕舞人 第11話「化け猫騒ぎはのんのこ節」1982.9.10テレ朝 大川内の里の名主が頼み人。洋妾選びの猫の籤の当夜、自身番の娘とすりかわった名主の娘、真相を暴露、娘を追う差配達を仕舞。京山、儀式用の面の上から簪ぶっすり。 親の死も事情も知らぬ名主の娘を案じる晋松に子はいつか親の裏も知ると説く京山、踊り子たちを娘に擬し終幕の布石。 ■ 剣客商売 第十話「兎と熊」1998.12.16CX 村岡道歩の娘誘拐の件で弥七と打ち合せる小兵衛、おお伊佐次、昨日別れたばかりというのに。 毒薬入手のため娘を拐した大身旗本邸(醍醐寺)へ小兵衛・大治郎・三冬が薪ざっぽ持って乗り込み大立ち回り。 江戸所構となり旅立つ内田久太郎が渡る、木津川流れ橋。江戸に帰還し村岡の娘と抱擁の内田、妙心寺。 ☆追記 第一シリーズ終幕の一作というのにラスト思わせる演出無し。フジの癖か。 ■ 斬り抜ける・俊平ひとり旅 第16話「城代暗殺」1975TBS 駿府へ立ち戻る傷心の俊平、敵は武家社会そのものとなる。 飯屋での辰野(藤田まこと)との邂逅、人生を楽しむ姿に苦笑する俊平。辰野は黒鍬者、俊平討殺の命が下るも瓢として中村主水そのもの。 東照宮廟所へ詣る城代、粟生光明寺、石段上部に標の木枠をセット。一瞬のうちに城代以下を斬り捨て黒鍬者を血祭りに上げながら石段を駆け下りる俊平。その間に城代の懐から落ちた小判拾う弥吉。 俊平が黒鍬者を相手に斬り抜ける川、大覚寺御殿川。参道の橋で辰野と出くわす俊平、黒鍬者を抜けたがっていた辰野の計略に乗る。辰野を斬るフリをしたあと頭と斬り結び、頭の背には辰野のクナイが打ち込まれる。 すたすたと歩み去る俊平、廟所の木柵には城代・大久保の髻を付けた斬奸状。回を重ねるごとに凶暴になってゆく「ひとり旅」の俊平、どこまでやるか。 駿府を去る俊平と弥吉、清滝川の峡谷をゆく。 |
■2002/03/18 Mon 必殺仕事人/鬼平犯科帳 |
■ 必殺仕事人 第51話「覗き技天地入れ替えつぶし」1980.5.16テレ朝 使用人に騙されて出入り先も店も子も失い自失する善人の菓子屋。 自覚足らず手先となった店の乳母、実は木更津関係者、恨みの文を託す。 随所に見られるソフトなコメディタッチと仕置が今から見ると乖離しているような編成。 これが後期必殺の仕様とは言い条、ダレた回も多い。 ■ 鬼平犯科帳 第六シリーズ11話「五月闇」1995.11.1通算109話 CX 全編通じて降る雨。柔らかなパウダーのような、包み込むような雨、悲劇に相応しい情感。 馴染のおよねの部屋、赤襦袢に長煙管の似合いすぎる密偵の伊佐次。ここで聞いた強矢の伊佐蔵の情報が端緒となり悲劇が幕を開ける。 昔伊佐蔵の女房を寝取った挙句伊佐蔵を刺し、結局その女を殺す羽目になった経緯が今も伊佐次を苦しめ、およねとも所帯を持てずにいたのだった。 おまさとつなぎをとる伊佐次、大覚寺護摩堂、未だ強矢の伊佐蔵の恨み深きを知る伊佐次。 探索方から浮き独り苦悩する伊佐次、伊佐蔵の手下と行き会う随心院の土塀、刺され泥濘に塗れる。瀕死の身をみよしやに運ぶ伊佐次、もはや命数尽き横たわる。枕頭に詰める盗賊改の面々、死の際は描かず終わるのは原作と同様。 これで伊佐次は鬼平から姿を消すが、剣客の弥七と女形気三郎の鬼龍院同心と何れがベストかと問われれば女形の同心がイイな。あれ結構お気に入り。下っ引きを「弥吉くん」って呼んだり軟派かと思えば無茶苦茶強いし。 ★追記 伊佐次が刺される随心院築地塀は南東角。伊佐次は南側の塀と竹薮の間の狭いとこを歩いてきて、角を曲がったところで伊佐蔵の手下に呼び止められる。伊佐蔵は新塀と崩れ塀の境あたりに立っている。原作設定では御成街道(おなりみち)の石川日向守と鳥居丹波守の屋敷の間。 |
■2002/03/17 Sun 破れ新九郎 |
■ 破れ新九郎 第20話「殴り込み!破れ軍団」1978テレ朝 何じゃ今日のサブタイトルは。いつものアレは殴り込みじゃないとでもいうのか。 政情の変化で邪魔になり始末されかかった公儀お庭番、その放った鳩を救い密書まで読んで思い切り首突っ込む長屋衆。 お庭番・望月兵馬の母を囮にするため罪人として晒したやり口に怒り朝駆けで乗り込む長屋衆、街道筋には乾いた風が吹きからからと物が飛んでゆくさまはまんま西部劇ノリ。忍者相手に大立ち回り、ようやるわ破天荒な。乗り込む前に「いい考えがある」って言ってたけどただ斬りこんでるだけじゃん。 で、皆殺しの挙句問題のお庭番はそこで斬り死にしたって話を仕立ててそれで済ます…毎度のことながら無茶苦茶。破れシリーズでいちばん破綻しているのはこれかも。 望月母子は武士を捨て内藤新宿で居酒屋を開く。まんま仕事人の畷左門(望月役は伊吹五郎)。 |
■2002/03/16 Sat 破れ新九郎/新必殺仕舞人/鬼平犯科帳 |
■ 破れ新九郎 第19話「無惨!狙われた百姓妻」1978テレ朝 狼藉を働いた松平丹波守を傷つけてしまい窮地に陥る夫婦を庇う長屋衆。 馬鹿殿は夫婦の行方を言わぬ長屋の噺家を斬り、夫婦の親を抱きこんで街道で手下に惨殺させる。 けもの医者はキレて「叩っ斬るだけじゃすまねぇ」とわなわな。治助は老中・稲葉(笑)に駕籠訴、馬鹿殿慌てて帰国。その行列に立ちはだかる新九と吉兵衛、背後を天気侍と元同心が固め当然の如く皆殺し。 これで津山藩は取り潰しと笑う一行、ここまでやって大丈夫なのかオイ。無茶苦茶やなー。 ■ 新必殺仕舞人 第十話「喧嘩も楽しい河内音頭」1982.9.3テレ朝 冒頭の恐らく設定・大和川は桂?宇治? 八尾村上垣内の百舌屋の若いのが盆踊りの櫓組むのは嵯峨・鳥居本八幡宮。百舌屋(藤岡重慶)は助平で騒がしい下品な親父、でも単純な善人。猥雑な河内の風俗が描かれる…よその人から見たら河内てこんなん?京山に言い寄る百舌屋、投げられまくりが傑作。女房のほうは晋松にしなだれかかるも諭され夫婦は和解、子を授かるため医者を訪ねるも謀殺されてしまう。 紙縒りの名指しは百舌屋であったが黒幕が判明し仕置相手変更。直、池中より踊り出て着衣を脱ぎ捨てつつ赤褌一丁で抜き打ち。水から目出してる姿、諸手をあげて飛び掛るさま、ケダモノそのもの。 ☆追記 水から両手がばーっと上げて出てくる際のしぶきが凄い。こんな殺陣この人だけ。 ■ 鬼平犯科帳 第六シリーズSP「迷路」通算107話 1995.9.20CX 義弟を召し捕られた猫間の重兵衛(石橋蓮司)が鬼平に復讐。 まず平蔵が闇討に遭い次いで与力・秋本が殺害される、妙心寺。娘婿の関係者も殺され息子・辰蔵も襲撃される(上賀茂神社・ならの小川)。 笹屋お熊が声をかけるも沈み応ぜず立ち去る平蔵、笹屋は今回黒谷。 首尾を聞き酷薄な笑みを浮かべる猫間の重兵衛、石橋蓮司の薄い唇がキマる。 この後も下男・親しい医者の弟子と災難が続く。窮地に立つ平蔵の様子を聞きほくそえむ石橋蓮司の目の光り方が凄い。 彦十により猫間の重兵衛の正体が明かされる。昔平蔵が腕を切り落とした御家人崩れの木村源太郎、粟田口国綱を佩き平蔵が動く。 原作では意を決して前線に出るに当り平蔵は頭を丸め托鉢僧に化けるが、ドラマでは切下げ髪の虚無僧。似合わない…。 |
■2002/03/15 Fri 破れ新九郎/新必殺仕舞人/服部半蔵 影の軍団 |
■ 破れ新九郎 第18話「血涙 地獄の子連れ狼」1978テレ朝 宿場はずれに住み着く侍の飼い犬の小屋作らされてフテる吉兵衛、でも大っきい立派なの作る。犬は真っ黒けの地獄犬(昔追いかけられたことあんのよ、この手の黒犬に。赤い口開けて怖かったのなんの。オーメンのサンタンジェロの墓地に出る悪魔っぽい犬そっくし)。 高遠藩邸に捕われた侍の息子を助けに乗り込む五人衆、家老以下皆殺し。今回アラカンの〆も無く、いいのかこれで本当に。 ■ 新必殺仕舞人 第九話「金毘羅船々恨みの波越え」1982/8/27テレ朝 マルキの若殿、狼藉放題。民が訴えに来る城代邸、大覚寺大門。 一座が小屋掛けしている寺の境内、大覚寺?んーなんか違う。妙心寺かな。 若殿の乳母・司が弟と悪巧みする栄正寺、くろ谷か。 一座の娘達が若殿の宴席から逃れ落ち着く辻堂、大覚寺五社明神。 宴席で一座の娘にちょっかいかけた馬鹿殿を咄嗟に簪で傷つけるおはな。なかなかの手つき。一瞬これから仕置に加わるのかと思っちゃった。明日は河内音頭。 ■ 服部半蔵 影の軍団 第十話「花嫁と暗殺の鬼」1980.6.10 KTV/東映 伊賀者の隠れ里が襲われる、嵯峨・有栖川源流部。 夜叉神党に捕われた伊三郎が蝦蟇の油の行商してる大八の顔に小豆ぶつける。その後一行が通る粟生光明寺の庫裏。大八が登る木、光明寺? 霞の伊三郎が死に瀕し送った鳩の知らせで動静を掴んだ半蔵、寺で待ち構える。夜叉神一党が堂に入るや爆破、伊賀忍法火焔不動とかゆってるけどそうゆうの忍法っていうのか。 |
■2002/03/14 Thu 新必殺仕舞人/破れ新九郎/新必殺仕置人/盤嶽の一生 |
■ 新必殺仕舞人 第八話「その手は桑名の焼蛤」1982.8.20テレ朝 ドラマ、同趣向の話多く少々ダレ気味。13回シリーズは続編作らぬが華か。 京山を煩わせる娘達に意見する直、最近小姑みたいとやり返される。娘達の脱ぎ散らかした衣装畳む姿が可愛い。京山を案じ柱に顔すりつけ見送る姿、子犬みたいというかカマっぽいというか、独特の演技。 ■ 破れ新九郎 第17話「必殺!無双一本槍」1978テレ朝 長屋に越してきた速見太郎左衛門は仇持ち。大友柳太郎、前作のメンバーが揃う。 速水に仕向けられた刺客ばっぱと殺っちゃう長屋衆。その黒幕の大名の米と金奪って配るし。 敵討ちの相手は好青年、討つつもりは無いと藩を辞そうとするもハメられとっ捕まる。湯屋で物騒な相談する長屋衆、虚無僧に化け捕まった青年を取り戻しに。でも変装の必要が認められないんですが。討ち入り先では当然皆殺し。 事が終わって、頭の固い速水老人のために正式に敵討ちが行われる。双方の槍が一合した瞬間けもの医者の刀が一閃、穂先を切り落としてメデタシ。うーん。 ■ 新必殺仕置人 第27話「約束無用」1977.7.22テレ朝 巳代松の旧知・仙三が訪ねてくる。おお、五郎蔵さん。 鉄、松を訪ね土産の西瓜土間で無造作に割ってむしゃむしゃ。汚い…。とらの会の首尾を告げる。仕置相手は仙三。 松は恩人と思い庇うも相当のワル、遂に昔の女で松の馴染みを殺すに至り仕置に。仕置後六文銭を投げる松の優しさ、これから収斂してゆく悲劇への布石か。 屋根の男出まくり。三回のシークエンスに登場。 ■ 盤嶽の一生 第二話「絵図面の謎」2002.3.12CX 冒頭、いかさま博打に遭い「やぁっぱり嘘はいけない!」 新之助と千代が会う橋、近江八幡?いや川に相当の流れが。みろくの里? 揉め事に割ってはいる盤嶽、竹光でぴしぴし。 埋蔵金の絵図面巡り大騒動、新之助と千代まで騙り。埋蔵金など人間の欲が作り出した妄想だと喚いて絵図破いて川に流す盤嶽、川にもの放ったらあかんよ。 「嘘はいけない!」に併せ「そうだ強いぞ!」も口癖。馬鹿正直が性懲りも無く騙され続けるヒューマンドラマを止揚できるか。 ☆追記 このあと三月中には放映無し。「どぶ」と同様にとんでもない間隔でやるんじゃないだろうな。なめてんのかフジ。 |
■2002/03/13 Wed 破れ新九郎/新必殺仕舞人/翔べ!必殺うらごろし |
■ 破れ新九郎 第16話「流浪の女 おゆう」1978テレ朝 タイトルの女に「けもの医者」呼ばわりされる新九。女の仇の黒部は普請奉行。普請と不審掛けたギャグが寒い…。 助太刀に新九と天気侍、黒部邸に白昼乗り込んでばっさばさ。若林豪の殺陣、手の捻りが独特というか変というか。 ■ 新必殺仕舞人 第七話「貝殻節は子捨て唄」1982.8.13テレ朝 設定は鳥取、一座がゆく浜、若狭か。仕舞人は遠方ロケ多し。 権太、賭けに負け許状の箱まで取られターゲット不明に。晋松が言葉巧みにお絹から紙縒りだけ取り戻す。 意気がるお絹に亡くした娘を投影する京山、悲劇への収斂に田舎芝居の観客の如くああじれったい早よしたらんかいと毒舌く阿呆な視聴者。 直、浜をうろつく山伏に海中よりざばぁと踊り出て斬、赤褌一丁…スローでたっぷり本田博太郎のヌードが拝めます。……。 ☆追記 いつの頃からか仕掛の際着る道中合羽の下、裸。 ■ 翔べ!必殺うらごろし 第三話「突如肌に母の顔が浮かび出た」1978.12.22テレ朝 畑で芋泥棒をはたらく正十、斬り抜けるの弥吉と同じ毛布でしょそれ。台詞も「いくら出す」だし。 行商中のおばさん、若侍・真之介が倒れているのに出くわす、下鴨神社・泉川。 先生、真之介を手かざしサーチ。サーチ結果:おねむの背に母の顔投影。もっともらしいナントカ現象とか言って民明書房か。 真之介の母・志乃と正十・若が話す川原、桂川か。 逃げ出した志乃、追い着く真之介、弁覚に斬られる林、下鴨神社・糺の森、河合社付近。 山中をゆく修験者一行、有栖川畔のふたもとの木のもとで火を焚くおばさん。千手坊に「お坊さんお坊さん芋よく焼けてるよ。物識りのお坊さん、いろは数え歌教えとくれ、いろはのいの字は何てぇの」「違うよお坊さん、いろはのいの字は(刺す)命頂きますの「い」ですよ(抜く)」 同所で残りの二人も若と先生に殺。竹薮で見ていたおばさん、黙して去る。 ラスト、おねむが祈る川原の墓標、桂川。 |
■2002/03/12 Tue 新必殺仕舞人/斬りぬける/剣客商売 |
■ 新必殺仕舞人 第六話「南部よしゃれは鬼の道」1982.8.6テレ朝 峠を越え南部領へ。坂の途中で荷車から手放すんじゃないよ直。 御数寄屋坊主頭はお茶壷道中、道の真ん中に居座り無法放題。金ケ崎陣屋、門内に特徴のある水石、どこじゃ。 晋松、毎回妓楼に上楼り情報収集するがヤラしくないのは生硬なイメージ故か。内調とか佐嶋さまとか。 一行の泊まる寺は万宝院、場所不明。訪ねて来た権太、肝心の紙縒りなくしている。 陣屋に招ばれ踊る一座、床下に潜む直、野に伏す獣の如し。晋松、天井裏から座敷に糸垂らし茶壷の蓋開けて山吹色を確認、仕置に。 直、廊下に上から飛び降り斬。晋松の仕置衣装、パンタロン…ヨロキンみたい。京山、郡代と坊主仕置。直、危地に陥るも晋松との連係に救われる。終わった後奇声を発し走り去る、州走りの原型か。 ■ 斬り抜ける・俊平ひとり旅 第15話「城中乱入」1975TBS 冒頭、街道で襲われる俊平と弥吉、前期OPの水子地蔵の前を通る。当時流行り始めた例のアレ。 旅籠に泊まる嘉兵衛を見付け俊平に引き合せる弥吉。爺に事の真相を語る俊平。半信半疑の爺、藩士から同様の事例聞き主を斬る決意固める…えらい急やね。今まで疑いもせんかったんかい。爺、川止をパワーで押し渡り作州へ。幼児を乗せた爺の馬は突っ走る。 川止を餌に襲われる俊平と弥吉、木津河原か。 太一郎を連れ丹波守にまみえる爺、城内を斬り抜け主に迫るも矢衾、最後は伝八郎に姑息に刺され絶命。最後まで凄いじじいだった。幕府の手前太一郎は殺せず後見を言い渡され野望挫かれる伝八郎、岸田森ハマってる。 ■ 剣客商売 第九話「天魔」1998.12.9CX 夏草猛々しく繁る隠宅の前に床机出してお昼寝小兵衛。笹目千代太郎が忍び寄り脳内立合の末立ち去る。 千代太郎が手下を連れ出てくる社、鳥居本八幡宮?違うか。 道場破りの報告に来ている牛堀に茄子の香の物つきの冷汁を出すおはる、うう腹減る。 富士楼で冷奴の講釈垂れる小兵衛、摺生姜に醤油と酒で割って胡麻油加えた奴を頬ばる藤田、旨そう。 金子道場の帰りの三冬を襲う猿、随心院土塀。 死地に赴く小兵衛、残り少ない剣客の試合と微笑む。珍しく大刀をたばさむ。 ラスト、隠宅前に好き放題に卵を生む鶏、炒卵は葱多めに塩少なめなんて会話が…ううう今から夜食食ったら肥るよ。 |
■2002/03/11 Mon 鬼平犯科帳 |
■ 鬼平犯科帳 第一シリーズ18話「浅草御厩河岸」1989.12.13CX いすかの喜左衛門の手下・錠前外しの松吉、本田博太郎。親孝行を愛でた平蔵の情に救われ赦免となり平穏な暮らしが続く。 或る日持ち込まれた大店の仕事、オルゴールの鍵開け。持ち込んだのは実は盗人・海老坂の与平。松吉の親父(これも元盗人)は無責任にも「つとめ」を唆す。松吉が遂に与平を訪ねてしまった夜、親父の軽口で夫の来歴を知った女房のお梶、別れを持ちかけるも松吉は火盗改の手先なのを利用し誤魔化す。居心地の悪そうな笑み、本田博太郎の真骨頂が良く出ている。 与平のつとめの鍵を細工していてお梶に問い詰められ白状する松吉、女房は肝を据え松吉を送り出したあと鬼平に密告。与平のアジトを急襲する平蔵、与平は松吉を逃がし捕縛される。事後、件のオルゴールを弄り回す鬼平夫婦の描写が優れもの。 再び松吉に情をかけ見逃す平蔵。松吉は父を荷車に乗せ故郷を目指す。荷車を押すお梶とのやりとり、必殺仕舞人の直次郎を彷彿とさせる。 原作に松吉(岩五郎)の眼光を「山林の闇の彼方の得体の知れぬ物音へ相対する獣のそれ」とあるのがキャスティングの理由か。獣性と子犬のような人懐こさを同時に演じられる役者は凄い。 ■ 鬼平犯科帳 第六シリーズ八話「おかね新五郎」通算108話 1995.10.18CX 旧知・原口新五郎を訪ねる平蔵、紅葉の美しい段差の多い寺、黒谷か。 料亭・萬七は錦水亭、真正面向いた兎の暖簾が可愛い。名物は兎汁、映像伴い腹が減ること頻り。ここですあい女のおかねを見掛ける。おかねが長谷川平蔵=本所の銕であることを認識せずあのワルかい、と言うのが可笑しい。 おかねの子の仇・弥助の消息を告げに来る伊三次、平蔵が報告を受ける大沢池畔・護摩堂前。 原口がおかねの子の父と知り訪ねる平蔵、茗荷の梅酢漬けを振舞われる、映像付。事情を聞き慌て上ずる原口を横目に見遣る平蔵、この視線の描写が吉右衛門版鬼平の勘どころ。 美人局をしている弥助、大覚寺五社明神脇の門、雨。雨、鬼平特有の雨、タルコフスキーの水を思わせる情感。 おかねと原口、再会の鐘楼、真如堂? 弥助捕えるのに大人数仕立て踏み込む鬼平、仇を討たせるはからい。おかねと原口氏、二人で弥助をぶっすり。 |
■2002/03/10 Sun 鬼平犯科帳/破れ新九郎/幕末純情伝 |
■ 鬼平犯科帳 第一シリーズ17話「女掏摸お富」1989.12.6通算18話 冒頭、石段で転ぶふりをして財布を掏る黒子の女のシーン、金戒光明寺。 王子権現に詣でる鬼平と三沢仙右衛門、今宮神社東門前。 権現前の茶店で掏りの女を見張る鬼平と彦十、今宮神社門前茶屋のかざりやの床机。 権現に額ずくお富、今宮神社本殿。権現の縁日、今宮神社境内。 娘時代のお富、初めて掏模をはたらく縁日、大覚寺五社明神前に仕立てたセット。 岸根の七五三造が失敗り斬られ川に落ちる、嵐山・中ノ島橋。 父の死後市兵衛の店に身を寄せたお富が卯吉に求婚される川のほとり、上賀茂神社・ならの小川。 腕を失くした七五三造がお富に無心をする林、下鴨神社・糺の森の池跡。根方に石仏があしらってある。 事の終わったあと、血が騒ぎ掏模をはたらいてしまったお富、掏った財布を流す上賀茂神社・ならの小川神事橋下の水場。長谷川平蔵が現れお富の指の筋を斬り立ち去る。 情話、ベタに走らぬはさすが。 ■ 破れ新九郎 第14話「罠!死美人は知っていた…」1978テレ朝 前は石橋蓮司、今度は蟹江さん、粂八にしか見えない…。派手な出番無いけど渋い。 ワルの同心一味の宴席の隣で小判の音立てて誘うと、欲ボケが律儀に川岸を掘る掘る。そこへ五人衆。新九の台詞に「てめぇら人間じゃねェ叩ッ斬ってやる」が出る。 借りた小判を問屋番に返しに来た主水、時ソバやって誤魔化そうとするがアラカンに一両足りねぇって看破されてたり。 ☆追記 ちょっと、タイトルの死美人って誰よ?そんなの出てないじゃないよ。まさか小道具の九官鳥のことじゃないでしょうね。 ■ 幕末純情伝 1991角川 薬師寺光幸監督作品 坂本竜馬に渡辺謙。沖田に言い寄る変態。岩倉具視に津川雅彦、桂小五郎に柄本明。共になんかヘン。いちびった土方のがスクエアに見えてしまう。 松平容保が新撰組の入費をねちねちと叱るのは田中様みたい。沖田と土方は痴話喧嘩ばかり。 史実を適当におりまぜ乍らスラップスティックドラマが進行してゆく。まぁるい漫画のような爆弾も炸裂する。 寺田屋での何だかよく判らない大立ち回り、わけ判んないうちに沖田が竜馬斬ってるし。 |
■2002/03/09 Sat 破れ新九郎/服部半蔵 影の軍団 |
■ 破れ新九郎 第13話「激闘!えんま長屋の合戦」1978テレ朝 ゲストに石橋蓮司が。24年前の…若いー。はじめは判らなかった。風体は思い切り目付きのわるい痩せぎす・大たぶさの浪人。 冒頭から地回り相手に大立ち回り、鬼勝一家皆殺しにしてそこへ居座っちゃう。 ハードなシーンと打って変って平和なえんま長屋。七輪で魚焼く新九郎、菜っ葉刻む主水(尻からげて赤い襷…)、天気侍は相変わらず裾ぴろーんとまくって下駄を放る。 で、石橋蓮司の役どころっていうのは長屋の追い出し…ニヒルに決めてるのにぃ。放火させたり子供拐したり姑息。 しまいに騒ぎが大きくなり長屋へ大人数で討ちこむ羽目に。用意周到長屋衆も迎撃。形勢不利になると蓮司氏はトンズラも黒幕の代官と一緒に新九にバッサリ。代官殺すの何人目よ。 ■ 服部半蔵 影の軍団 第九話「黒髪は恨みに燃えた」1980.6.3KTV/東映 大八、役人を茶化す鼻唄(なぎら健壱ふう)を歌いながらお梅が拉致された番屋の前を通りかかる。 おこうの妹・お菊がくの一修行の真似事をしている、柊野堰堤。水量多し。 僧形の半蔵が水口の弟に襲撃される寺、二尊院。声が?と思ってよく見るとなんと石橋蓮司。今日はなんだいったい。 水口とおこう姉妹の待つ闘いの場へ赴く半蔵、木津川流れ橋。水口くんは前回失った腕にジオングみたいな武器仕込んでるけど斬られちゃう。そこへ弟・鬼四郎役の石橋蓮司が草むらから出てきて死にかけの兄貴を刺す…おお、なんという姑息な。石橋蓮司全開! 伏せてあった甲賀衆がわらわら。服部衆も参戦、大立ち回りに。川の中でも乱戦。JACこの場所お気に入りなのかな。 乱戦のあいだ、鬼四郎は木に隠れて様子を窺う。劣勢とみるとフハハハまた会おうとか言って逃げる。なんでこんなに姑息な役がキマルのか石橋蓮司…いいなぁ。 ところで甲賀衆の頭目死んじゃったんだから次回から石橋蓮司が頭に?楽しみ。 |
■2002/03/08 Fri 破れ新九郎/必殺仕事人/新必殺仕舞人 |
■ 破れ新九郎 第12話「血風!帰らざる街道」1978テレ朝 長屋に鼠が出たといって吉兵衛・主水に馬医者まで大騒ぎ。怖いらしい。主水はその後女郎屋へ行ったまま帰らず。 甲府勤番絡みの強盗と殺し。組頭二人は天気侍と元同心がバッサリ。 馬医者は玉屋で借りた衣装で「松平新九郎」などと名乗り(笑)騎馬で突進、偉いさんをばさー。 ■ 必殺仕事人 第50話「嘘技無用試し斬り」1980.5.9テレ朝 松前藩の役人と出入り商人がつるみ浪人者に仕官話を持ちかけ騙し次々と死に追いやる。 元浪人の左門の葛藤。騙されかかってる侍に深入り。結局その侍は謀殺される。 仕置を渋っていた主水、小判を拝み豹変。仕置シーン冒頭、主題歌のトランペット・ソロが響く。 ありがちなストーリィ、必殺ならどう料理と思ったがそつの無い仕上げ…よく考えればラストに悪者の歓談する座敷に乗り込んで成敗っていうのは王道なんだよな。 ☆追記 ラス十分に悪者が一同に会するのは時代劇の法則のひとつ。 ■ 新必殺仕舞人 第四話「八木節は悲しい村の恨み節」1982.7.23テレ朝 渡河村の村人が直訴の相談、役人に急襲されるのは大覚寺五社明神前。 村外れの橋上に臨時検問所設け直訴人を捕えようとする橋、流れ橋。 一座が権太と出会う茶屋、二・三話と同所。 晋松、検問所(劇中・晋松の表現もこのまま)をおカマのふりして通る。続いて一座も通る…大勢で荷車も乗せて…橋落ちるよ。ラストでは橋の上で火焚いてるし。 亥の吉の隠れ家、嵯峨酵素。右岸の竹薮からのショット。亥の吉は一座の八木節を聞き自分も口ずさんでしまい見つかって斬られてしまう。このときの八木節はおそらくプロ、渋い声。 京山を呼びつける代官の寮、落柿舎??裸で踊れと言われた京山、にっこり笑って屏風の陰で脱ぐけど黒い衣装に着替えるの。直、屋根から庭に飛び降り抜き打ち。スローモーションで映るが屋根撓ってるよ…。 ラスト、当地を去る一行の渡る橋、木津川潜没橋と思われるも要確認。 ☆追記 現地確認の結果、笠置町有市−飛鳥路間に架かるほうと思われる。2002年3月現在左岸側工事中、橋桁取り替えられ撮影時の面影は失われた。 |
■2002/03/07 Thu 破れ新九郎/新必殺仕舞人/鬼一方眼/新必殺仕置人 |
■ 破れ新九郎 第11話「大台風!御用金強奪」1978テレ朝 天気予報を悪用され牢に入れられ怒る三田主水。鉄砲組とか八王子千人同心とか出るときっちりワルなのね。 吉兵衛の呑んべの犬、模様が変…描いてる?マジックかなんかで。 ■ 新必殺仕舞人 第三話「三界節娘恋し父恋し」1982.7.16テレ朝 娘を売った父が入水しようとするのを晋松が助ける、保津峡。 一座が立ち寄る「妙法寺」、二話と同じ。宿場の向こうに見える山、湖東の三上山か。 宿場役人に難癖つけられ入牢させられる京山、娘達が狙われる。妙法寺の坊主が実はワル。 庄屋屋敷を逃げ出した権太を追う役人、大覚寺護摩堂前。堂内には牢から逃げた仕舞チームが床下に。 仕置、庭に出た役人は塀からムササビの如く飛び降りる直に斬。座敷で舞う京山が屏風に隠れた一瞬、手拭で蝋燭の灯を鮮やかに消すおはな。 ■ 鬼一方眼 第17話「血闘無明嶽」1973日テレ・勝プロ 御用金奪われボコ、借金のカタに妹を連れ去られボコ、紅蓮教に捕まり友人と戦わされ揉みあって刺しちゃうし妹助けに入って刺されるし、いつもボコボコ火野正平(友吉)。 方眼、でかい回転式銃に革手袋、設定は賞金稼ぎ…西部劇のノリ。そういえばモロ「賞金稼ぎ」って作品もあったような…。 紅蓮教ってのがまた。アグニ拝むからヒンズーっぽいかと思いきや衣装はKKK。女教主由利香は自分は火の神の化身とか言って友吉にキ○ガイ呼ばわりされてる。放映当時はギャグだったんだろうけど今となっては笑えない。現実が物語を凌駕しちゃねぇ…。 ラスト、村外れで見送る少女、街道を馬で走り去る主人公…西部劇がよほどお好きのようで。 ■ 新必殺仕置人 第26話「抜穴無用」1977.7.15テレ朝 豪商の船遊びを橋上から眺める巳代松と大工、嵐山・中ノ島橋。 博打でスった正八、道端で小判を見つけ素早く拾うも紙、落胆する顔に垂れかかる赤褌。正八「バーカめー」屋根の男「落ち目ー」 月見屋敷一味の仕置は他チームが落札も失敗、再びとらの会に。その会合に正八のいたずらで文無しで女郎屋に取り残され布団蒸しになり鉄は遅参するも仕事ゲット。アジトで金を分ける際、主水と鉄手を出す正八ぱんぱん叩く。が優しい巳代松が金を手渡してくれるのを拝む正八。 おていが出てきた抜穴出口から月見屋敷に侵入し仕置。主水、岡引は胸に十手刺して殺す。痛痛。月見屋敷主人が抜穴から出ようとするも正八とおていが乗ってるので開かない。巳代松の鉄砲が炸裂し墓石の台座から白い煙が。コミカルな一作。 |
■2002/03/06 Wed 破れ新九郎/新必殺仕舞人/翔べ!必殺うらごろし/盤嶽の一生 |
■ 破れ新九郎 第十話「新九郎西伊豆へ走る!後編」1978テレ朝 ロケ地は伊豆・堂ケ島。トンボロ現象で知られる三四郎島を効果的に使用。 海防隊屯所で大立ち回り、焼跡視察の目付一行に発破かまし煙に乗じて斬り込むファンキー長屋衆。ところでここは国立公園では。 ■ 新必殺仕舞人 第二話「大黒舞は殺しの舞」1982.7.9テレ朝 今度のシリーズでは本山からの使い(花紀京)が指令を届けに来る。箱には勧進興行許状、箱を括る紙縒りに殺す相手の名。 庄屋の息子が隠れているお千代を訪ねて来る山中の小屋、嵯峨酵素。一座の娘達が水遊びするのは植生・河床から木津か。 おはなと直、お千代達に同情し深入りするもやっぱりの結末。直、激情のままに走る酵素降り口。 ■ 翔べ!必殺うらごろし 第二話「突如奥方と芸者の人格が入れ替わった」1978.12.15テレ朝 人格交替の謎を解きに上州漆ケ原へ向う一行、山中の風景は嵯峨酵素。 漆ケ原代官所、大覚寺明智門。一行の泊まる熊の湯、清滝川。 先生と若、代官所に忍び込む際伝う堀、御殿川+有栖川。 代官の奥方・琴路を連れ朝日を拝む巌頭、保津峡落合崖上。先生の「目だけサーチ」で琴路の精神を探る。サーチ結果:地下牢に死体がいっぱい。 昇進し江戸に向う代官を襲ううら殺チーム。正十は馬を奪い若は大石で撲殺、先生は馬上の代官を待ち受け飛び上がって旗竿刺し。先生のお日様パワー漲る大跳躍は凄いぞ! おばさん「この道をずうっと行くと(ここで刺す)地獄へ行くのさ(ここで抜く)」 ☆追記 おばさんの名セリフは毎回記録の価値アリ。 ■ 盤嶽の一生 第一話「わが愛刀よ」2002.3.5CX 水を堰き止め代官専用に庭に落とす水門、田の中に引かれた樋、行く先の庭は天竜寺曹源池?。 盤嶽に来る仕官の話は銘刀日置光平が目当て、しおらしい女も騙り、嘘はいけなぁい!と喚く盤嶽。 水門は村人により爆破。あーもう探しに行っても無いわこりゃ。桂川水系と推測。 ☆追記 しののめさん情報:餓鬼に騙され草鞋買う盤嶽の街道は八木町山室。 |
■2002/03/05 Tue 新必殺仕舞人/破れ新九郎/斬り抜ける/剣客商売 |
■ 新必殺仕舞人 第一話「草津湯煙血の煙」1982.7.2テレ朝 元の一座一行がならず者に追われ逃げる森、下鴨神社糺の森の馬場。本念寺に駆け込む(直まで一緒に寺内入ってる)。折りしも京山は受戒直前。 なりゆきで一座と共に草津へ。意気投合していたお寅親分が殺害され小屋を燃された京山、再び仕舞人に立ち戻る。 お寅と女郎たちが埋められた河原、粗末な卒塔婆が立つ。木津河原、流れ橋下。橋のアングルは真横。 ■ 破れ新九郎 第九話「新九郎西伊豆へ走る!(前)」1978テレ朝 蘭学者の絡んだ一件で三田くんは牢にぶち込まれ新九郎は事態解明に伊豆へ。 前後編だからか折角の旅ものだからか、スーヴェニール映像がイッパイ、派手な殺陣はお預け。 ■ 斬り抜ける 第14話「愛と死と…」1974TBS 太一郎が佇む小川のほとり、伝八郎が後ろから狙っているのを地のヤクザに絡まれる。有栖川源流部? 松平江戸家老が嘉平一行のもとに早馬で駆けつけ菊と俊平が存命なことを告げる、大沢池観音島。以後俊平は松平と幕府双方から追われる身となる。 伝八郎は遂に菊を殺害、俊平は旧主を斬ることを決意。最後まで色気の無いカップルだった。 ★追記 岸田森、菊殺害の折の刀の入れ方が念入り。ずぶずふどすぅ…あぁ痛いぃ。 ■ 剣客商売 第八話「嘘の皮」1998.12.2CX 浅草寺境内の縁日をおはるとゆく小兵衛、嵯峨清涼寺。汁粉を食べに入る茶屋「梅園」は清涼寺境内の「湯豆腐竹仙」。旗本の息子村松伊織と香具師の元締鎌屋辰蔵の娘お照が密会している。内部も使っているかは不明。入ろうとしたのを高価いと止めたドケチが悪い。 お照と伊織がじゃれあう大沢池畔、別れたあと伊織がボコられるのは大覚寺護摩堂前。放生池と大沢池の境の堤を小兵衛と弥七が駆けつける。不二楼から出て伊織を船で送る小兵衛、八幡堀。 大二郎の道場を襲う鎌屋の手勢が川を走る、下鴨神社・泉川。 鎌屋辰蔵に石橋蓮司。 |
■2002/03/04 Mon 必殺!三味線屋勇次/鬼平犯科帳 |
■ 必殺!三味線屋勇次 1999松竹 石原興監督作品 冒頭、まだタイトルクレジットのながれているうちにスキンヘッドの烏山検校(火野正平)が厠で勇次に仕置される。この他本田博太郎(岡引の佐吉)や石橋蓮司(火盗改役人)など豪華キャスト。 仕事の依頼や金の授受の場所に伏見稲荷の重ね鳥居。伏見では松本酒造が映るが東高瀬川は別のを合成してある(あんなに広くないし深くない)。 依頼人に金を返した弥吉が兵内と行き会うのは大覚寺五社明神。 岡引の佐吉が駕籠を乗せた船を走らせるのは大沢池。 親を回春丸で亡くした男が、富貴屋が上総屋ほかを監禁している療養所から逃げるのは有栖川。大沢池溢流水路から上がる。ごみ受けの格子が映っている。 勇次が下働きの定吉を連れて釣りをするのは大沢池。手前に天神島への橋が映っている。 上総屋の死体が船に乗せられて流れ着くのは八幡堀。 ■ 鬼平犯科帳 第六シリーズ七話「男の毒」1995.9.13CX 通算106話 本田博太郎、黒股の弥市と簀の子の宗七の二役。生卵と血が汚い。きときとべたべた。食事どきに見てはいけない。卵ご飯食べられなくなるよ。 お清が行商の際文蔵に鼻緒をすげ替えて貰う橋、嵐山・中ノ島橋。文蔵と密会の出合茶屋は錦水亭。三七二十一の願をかけにゆくのは今宮神社。祖父の伊助と話すのは梅宮大社。 盗賊・総上の三五郎一味が盗みの相談をするのは錦水亭。窓から八条池をゆく船が見える演出。 三五郎の押し込み当日、集合場所に赴く宗七、ならの小川畔で生卵を啜る。卵の殻を川に投棄してはいけません。 三五郎一味は召し捕られるが宗七の姿は無くならの小川にはまって死んでいる姿を発見される。神事橋下の水場。 お清は出家、境内を掃く尼姿、槇尾の西明寺の門。 |
■2002/03/03 Sun 破れ新九郎/女形気三郎 裁かせていただきます |
■ 破れ新九郎 第八話「天保大地震」1978テレ朝 寺社奉行と寺の坊主が流行神を仕立ててぼろ儲け。身を持ち崩す者も出る始末。 ワルどもをじわじわ苦しめてやると怒る新九郎、蹴りだけで十兵衛殺っちゃう。祀ってる「おばば様」にちょっと細工しただけで自ら転んで頓死する和尚。 寺社奉行は地震が怖くてたまらず庭に飛び出したとこをばさー。あのぅ、人前で奉行殺ったら70人からの藩士が路頭に迷うから、って言ってたんじゃ…藩士も見境なしにいっぱい斬ってない? ■ 女形気三郎 裁かせていただきます 2001 石原興監督作品 高砂屋の女将を尾ける気三郎、鬼龍院同心に呼び止められ女将の裏の顔を聞かされる、仁和寺塔周辺。 女将(お京)は御室桜の林の中をゆく。 大工の富吉とお春が別れ話をしているところへ通りかかる気三郎、広沢池畔(水無し)。 鬼龍院がお凛の身元を話す、仁和寺中門。 黒幕の手下の気触れを装っていた女、女形と一騎打ち。武器は含み針とつけ爪。 二本松藩下屋敷、大覚寺大門。気三郎が御殿川越しに門を見遣る。藩邸前で鬼龍院が藩主・丹羽の手下に絡まれるのは御殿川石橋上。場所は大沢池・天神島へ移動。 違い鎌の家紋の男は丹羽行部。本田博太郎氏、なんか手わきわきやっててヘン。女を罠にかけて怒るフリするときも獣臭くてすごい(褒めてます)。 丹羽邸で大立ち回り始める鬼龍院、遂に大門前に出て斬りまくり。 邸内では女形出現、本田博太郎と一騎打ち。女形を庇い短筒の盾となるお凛。本田氏はあっさり殺られちゃってちょっと残念。仕舞人を見終えた後ではすっかり直のファンになっちまったからな…週明けには新仕舞人、楽しみ。 |
■2002/03/02 Sat 破れ新九郎/必殺仕舞人/劇場版 必殺5黄金の血 |
■ 破れ新九郎 第七話「通り雨ならお命頂戴」1978テレ朝 いくらなんだって内藤新宿に弾の雨が降るっていうのは…ヨロキンの趣味か。本作、新九郎の泣きの入り方が派手。 ■ 必殺仕舞人 第13話(最終回)「深川節唄って三途の川渡れ」1981.5.1テレ朝 晋松がチームを呼び出すお堂、大覚寺護摩堂。敵の気配に京山と直、石仏の裏に隠れる。 聖妙庵の手先の六部の後を尾ける直が逆襲されるのは黒谷の墓地。 激闘の予感に一座を解散する京山。 聖妙庵から悪人に引き渡された女が船に乗せられ始末されかかるその時、水中より踊り出て侍三人を斬る直。獣性たっぷりの殺陣、最後は着物を脱ぎ捨て赤褌一丁の熱演。 ラスト、出家した京山とおはな、解散する仕舞人チーム。別れの石段は黒谷の金戒光明寺。巡礼に出る京山たちと別れひとり船上で再会を願う直、大沢池上。桜花散る中に倒れる瀕死の晋松、再起を期す、大沢池畔。 ■ 劇場版必殺5「黄金の血」舛田利雄監督作品 1991松竹 金座・後藤家から飛び出してきたお浅が堀端で政と会う、八幡堀。 飴売りをしているお歌をスカウトする百足の新吉、今宮神社。東門〜摂社〜本殿。 政とお浅が話し合う橋の上、近江八幡の水郷。 夜、地獄組が走る背後の蔵、伏見・松本酒造。 お浅と群集が祈る砂丘に秀らが仕掛けた花火により破砕された金の雨が降る。 主水とおむらが仕事の段取りをつける祠、広沢池観音島。 秀の出陣、有栖川を走り大沢池溢流水路より門屋に上がる。 |
■2002/03/01 Fri 破れ新九郎/必殺仕事人/服部半蔵 影の軍団/必殺!裏か表か |
■ 破れ新九郎 第六話「地獄の白洲は快刀乱麻!」1978テレ朝 凶盗・鎌鼬のアジトに討ち入り盗人もつるんでいた南の筆頭同心も皆殺しのえんま長屋五人衆。毎度乱暴なことで。 しかしヨロキンのあのメッシュの袷とパンタロンは…。 ■ 必殺仕舞人 第12話「おちゃれ節騙した男へ波しぶき」1981.4.24テレ朝 一行がゆく南紀の海浜、琵琶湖。エリと竹生島が。おみつが尾上鶴之丞一座の座頭に騙され入水する海、近江八幡長命寺付近か。 仕掛の夜、気炎を上げる座頭と用心棒の前におみつと鶴之丞の幽霊、実はおはなと直。直は白塗。怖れ逃げ惑う一味を仕置、直はドーランを拭き取りにやっと笑って抜き打ち。 ■ 服部半蔵 影の軍団 第九話「女忍びの五月闇」1980.5.27KTV/東映 酒井老中が城から下がる道、二尊院。きららが襲撃をかけるのもここ。大八を助けに行ったきららが甲賀のおこうと出会う橋は嵐山・中ノ島橋。 ■ 劇場版 必殺!V 裏か表か 工藤栄一監督作品 1986松竹 両替商・枡屋から勘定方へ金を運び出す浜、八幡堀。 殺された同心・清原の妻おこうと真砂屋が話すヨシ原、近江八幡の水郷。 建造中の大型船を置いてある浜、近江今津? 主水を陥れるために塔から落とされる少女、仁和寺の塔。 参・壱・竜と次々と仲間が討ち死にしてゆくすさまじいラストの殺陣。いったい何人斬ってる中村主水。簪を折られてからは匕首に持ち替え闘う秀のタテも見もの。 |
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