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2012/8/31 ■ 新選組血風録 第4話「脱隊 胡沙笛を吹く武士」1998.11.5テレビ朝日/東映 女ができたことで心弱くなった男は、新選組隊士として必然の結果を迎える。 井上の源さんが愚直な働きを見せる逸話を、皮肉っぽさを抜いて入れ、対比させてある。 ロケ地
2012/8/30 ■ 新選組血風録 第3話「沖田総司 剣と恋」1998.10.29テレビ朝日/東映 総司の淡い恋は、がさつな兄貴分の介入により砕け散る。このドラマでは、鬼神の如く敵を斬る総司の姿を相手の女に目撃させ、余韻もなくきっぱりと終わらせている。 そのきっかけに、桂小五郎を逃がす幾松姐さんの逸話が挿まれているのが妙味。 ロケ地
![]() ※凌霄花って、幕末の京都に生えてただろうか…今は高速のねきにもわっさわっさ生えてるけど。それと、川床って、いまのようにみそそぎ川に高床かいてただろうか…別にいいんだけど気にはなるね。写真は随心院境内です。 2012/8/29 ■ 新選組血風録 第2話「芹沢鴨 雨の襲撃」1998.10.15テレビ朝日/東映 時を少し巻き戻し、草創期の逸話・カモ始末。筆頭局長は、常軌を逸した行動で墓穴を掘る。 このお話の鴨は、脂ギッシュ野獣系。雷の夜、寝込みを襲うのは試衛館生え抜き四人。 ロケ地
2012/8/28 ■ 新選組血風録 第1話「幕末最大の決闘!池田屋斬り込み」1998.10.8テレビ朝日/東映 新選組を世に知らしめた、池田屋事件を描く。 古高捕縛から斬り込みまでオーソドックスに進み、臆した隊士の悲劇も入る。池田屋の裏に住んでいてとんだ難儀に遭う姉妹の逸話は、あとを引く運び。 ロケ地
2012/8/26 ■ るろうに剣心 大友啓史監督作品 2012.8.25ワーナー 幕末の動乱期、あまりにも多くの人を斬りすぎた「志士」は、新時代が来たにもかかわらず、栄誉とは無縁に過ごす。不殺の誓いを立て眠っていた荒ぶる魂は、大事な人を守るため覚醒するのだった。 だいたい、東京編をやった感じ? 頬の傷がついた経緯を語る回想シーンで、追憶編のヒロインが後姿のみ見せている。 ふだん時代劇しか見ておらず、ゲーム等も無縁なので、出来についてどうこう言えるスキルは持たないが、ワイヤーを使ったと思しきアクションは十二分に楽しめた。 暴力的ともいえる音響も良し、是非劇場で見るべし。 ロケ地覚書
2012/8/25 ■ 剣客商売「御老中暗殺」 2012.8.24CX 「女武芸者」と「御老中毒殺」をミックスして作ってある「起こり」の話で、弱っちい旗本の若様との縁談が実は、というのが工夫。 悠々自適の老剣客と、今をときめく権力者と、しがらみゆえ大罪を犯してしまう男と、それぞれに子を思う父親の情がこまやかに描かれる。
2012/8/22 ■ 藪の中の黒猫 新藤兼人監督作品 1968.2.24東宝 畑を耕していて、鍬を持ったまま蝦夷討伐軍に駆りだされた青年は、敵将の首をとりただ一人で帰還。武勇を嘉され頼光の「五天王」となり、母と妻の待つ家へ一目散、しかし無残な焼け跡が広がるばかり、愛する者の消息は杳として知れず。 そして、「藪の銀時」に妖怪退治の命が下される。相手は、夜な夜な羅生門に出て侍をとり殺す美女。あやかしの誘いに乗ってみる銀時、女たちは彼の母と妻に酷似しているばかりか、引き込まれた屋敷は彼の家があった場所に建っているのだった。 ロケ地
2012/8/20 ■ 柳生一族の陰謀 第39話「さらば!柳生」1979.6.26関テレ/東映 葵の紋を斬った十兵衛にもはや身の置き所なし、孤立無援の彼に与するは茜と裏柳生のみ。 仲間の死にブチ切れた十兵衛は父の前に現れるが、映画とは少し違った結末となる。 ロケ地
2012/8/19 ■ 劇場版仮面ライダーオーズWONDERFUL将軍と21のコアメダル2011.8.16東映 仮面ライダーといえば、本郷猛とかショッカーとかしか覚えてなくて、連綿とシリーズが続けられていたことにびっくりしている、己の見識の低さに自嘲。 上様が出るというので見たのだが、妙に世界観に馴染んでて笑えた。主人公の窮地に際しマツケンから与えられるメダルが、徳川家に献上された品とかもうアレ。なんか姫路城とかめ組とか出てた気もする。悪の手先の、使い魔みたいな女の子のノリも一興。 福ちゃんがブラック将軍で出てたヤツよりは、わかりやすかった。 2012/8/17 ■ 柳生一族の陰謀 第38話「十兵衛を殺せ!」1979.6.19関テレ/東映 今は亡き生みの父母を慕い島原へ赴く茜だが、キリシタン弾圧に巻き込まれてしまう。妹の危機に駆けつけた十兵衛は、不穏な情勢の裏に幕府の黒い遺志を感じるのだった。 ロケ地
2012/8/16 ■ 柳生一族の陰謀 第37話「柳生家最大の危機」1979.6.12関テレ/東映 むかし命を助けてくれた女が、命を賭けて父母の仇を討つのを、もちろん十兵衛は見過ごしにできない。 しかし女の父を陥れたのは、他ならぬ幕府。人間として生きたい剣士の息子と、権力の中枢にいる政治家の父と、決定的に相容れぬ時がやってきたのだった。 ロケ地
2012/8/13 ■ 元禄太平記 1995.10.7テレ朝/東映 赤穂事件を、オブザーバーの視点から描く趣向。 時の権力者の甥であるが、好きこのんで浪人暮らしの主人公は、もとより今の御政道に批判的だったが、安兵衛や大石と交わるにおよび、公然と赤穂方に味方する。 彼をはじめ、赤穂浪士以外の人物がたくさんクローズアップされており、いわゆる忠臣蔵部分はすかすかと言ってよいぐらい薄い目。刃傷から切腹までを「走る」作品はけっこうあるが、吉良のイジメを描いてないので御畳替えなどもちろん無く、赤穂へ早馬も無く、涙の開城も無く、山科閑居も浮様も無く、吉良邸探索なんかも瓦版屋がやる始末。山鹿流の陣太鼓も省かれているので、浪士たちのその後がナレーションだけで終わるのもいっそ違和感なし。思うに、たかが90分の尺で忠臣蔵を描ききるなど無理な話なのだから、こういうのもアリか。 記念番組なので、主役級のヒトたちがいっぱい出ていて、短めながら各々見せ場を作ってあり、楽しい。 ロケ地
2012/8/11 ■ ちいさこべ 田坂具隆監督作品 1962.6.10東映 町を焼き尽くした大火で二親に死なれた大留の若棟梁は、悲しみを押し隠して立て直しを急ぐが、誰にも頼らずにという方針は周囲と齟齬を生じる。 気を張って忙しなく過ごす彼に、やっかいな生ものが持ち込まれるが、それは頑なな男の心を解きほぐしてくれる恩寵なのだった。 ロケ地は川越街道の往還を表現する流れ橋のみ。夕景も入っている。早駕籠が走ったり、大八を曳いて通ったり。右岸側のコンクリート橋脚も映っている。 焼け野原は、凝ったセットが組まれている。利吉が賭場を開帳する、焼け残りの蔵もいい感じ。 原作から質屋の総領の名を借り、利吉というオリジナルキャラクターが出ていて、おりつや子らを通して茂次と対立する影に仕立ててある。彼の死がクライマックスで、見届けて戻った茂次はおりつに求婚する運び。 菊次のつきまといが性的な興味でなく、おりつに母を見ていたという最大の見せ場が省かれていて拍子抜け。しかし、ラスト菊次少年が大留の法被をまとい、大人の仲間入りを果たすという絵もわるいものではない。 江利チエミが出ているので、子らと歌うシーンも入っている。映画が作られた当時の空気を反映しているようで、興味深い。 2012/8/9 ■ 柳生一族の陰謀 第36話「烏丸少将の最後」1979.6.5関テレ/東映 幕府が即位を目論む内親王が誘拐されるが、黒幕はもちろんあのヒトで、遂に十兵衛と一騎打ちに。 緊張の事態のなかで、茜の出生の秘密が知れたり、伊豆守から十兵衛に関する指令が出たり、終劇に向けた動きが出てくる。 ロケ地
2012/8/8 ■ 柳生一族の陰謀 第35話「亡霊は深夜にすすり泣く」1979.5.29関テレ/東映 奥州のさる藩に嫁ぐ、但馬守の養女。しかし婚儀も済まぬうちから怪異頻発、裏には哀れな事情と汚い企みが隠されていた。 茜の、兄に向ける気持ちもクローズアップされる。 ロケ地
2012/8/6 ■ 新諸国物語 笛吹童子 完結篇「満月城の凱歌」萩原遼監督作品 1954.5.10東映 萩丸は脱出し、菊丸は面を完成させ、反玄蕃軍は鉄砲を装備し、万全の構え。 決戦を前に、哀しい兄妹のわだかまりも氷解し、正義の行進は満月城へ向かうのだった。 ロケ地
2012/8/5 ■ 新諸国物語 笛吹童子 第二部「妖術の斗争」萩原遼監督作品 1954.5.3東映 満月城の兄弟とは離れ、生き別れになった兄妹の悲話。棄児の一人は大江山に、あと一人は黒髪山に、それぞれ妖術師のもとで育ち、互いの存在を知らずにいた。 小次郎が桔梗を大江山に連れ帰ったことで事態は動き、将軍の裔という出自も知れる。しかし悪名いかんともし難く、妹は小次郎を兄と認めてくれないのだった。 ロケ地
2012/8/4 ■ 新諸国物語 笛吹童子 第一部「どくろの旗」萩原遼監督作品 1954.4.27東映 約五百年前の応仁の乱の頃、丹波国・満月城は、野盗じみた武将に攻められ、城主は自刃。 城主に二子あり、凶兆を見て急ぎ明より帰還。しかし弟は都の荒廃を見て戦を厭い、故郷に帰る兄と別れる。一方兄は忠臣とともに悪党跋扈する城に乗り込むが、奸計に落ちてしまうのだった。 ロケ地
2012/8/2 ■ 御影同心 鬼っ子侍 1991.4.7テレ朝/東映 老中筆頭の水野忠邦が失脚、汚職官僚が跋扈して我が世の春を謳歌する。その流れに棹さす謎の侍あり、鬼面にて顔を隠し悪を討つ。彼の正体こそ、逼塞中の水野の懐刀・御影同心。 悪の権化の勘定奉行と対決する彼のまわりには、世を憂える方面より遣わされた影の者も集まってくる。 ロケ地
2012/8/1 ■ 柳生一族の陰謀 第34話「やわ肌の秘密」1979.5.22関テレ/東映 政争に巻き込まれた父を苦々しく思う十兵衛、しかし幼い自分を守り育ててくれた老爺に危難及ぶと知るや、即現地へ飛ぶ。 結果十兵衛の亡母の実家は領地を失い、老爺の嘆きを見た十兵衛は、政治家としての父に食ってかかるのだった。 ロケ地
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