暴れん坊将軍Vスペシャル


大雪原の血煙り、吉宗を愛した復讐鬼!」1993.4.3

 横領発覚を恐れたワルにはめられ、全くの無実で刑死した家族の復讐のため生きてきた娘の哀話。新さんの説得に一度は思いとどまる娘だが新さんが将軍と知り、残る仇のもとに向かい斬り死にを遂げる。上様は彼女の仇どもを操っていた上贋金作りまでしていた黒幕を成敗。

ロケ地
・千鶴が仇の一人の典医を斬る夜道、大覚寺護摩堂裏手(心経宝塔を部分ライトアップ)
・江戸城イメージ、姫路城天守
・千鶴の太刀筋を見た新さんの回想、御前試合で無空の太刀を見せた達人、嵐亭延命閣
・小暮藩馬廻役が渡る橋、中ノ島橋(橋たもとから千鶴が凝視)
・新さんをめ組に訪ねてきた角兵衛が千鶴と関わるなと釘を刺す次郎池、大覚寺天神島汀・夜泊石前。
・庭番の報告を受ける上様トリオ、姫路城西の丸(ガーデンセットあしらい)
・小暮藩へ赴き聞き込みの才三、旧瑞穂町造成地(雪景、茶店あしらい)
・忠相を呼び止めわざとらしく贋金探索の進捗状況を聞く若年寄、姫路城はの門下坂
・芸者連れで両国に遊ぶ小暮藩指南役に仕掛ける千鶴、八幡さまの縁日は梅宮大社境内、仕留めるのは池中亭、騒ぎをよそに立ち去る千鶴が渡るのは咲耶池切石橋。逃げる千鶴の前に立ちはだかる新さん、大覚寺放生池堤(祠や鳥居あしらい)
・家に乗り込んできたおさいに意見され(+新さんがあんたに惚れてる発言)、家を飛び出した千鶴が佇む水辺、嵐山公園中州北岸・桂川堰堤脇。
・千鶴と間違われ斬られたおさいが一命を取りとめたあと、新さんが再び千鶴に自訴を勧める養生所敷地内、大覚寺明智陣屋(陣屋前に包帯干し場、供侍裏に井戸あしらい)
・瀕死の角兵衛が語る過去のくだり、小暮藩城は丸岡城天守。殿様が兎狩りをする大友家知行地の北山の御狩場、旧瑞穂町造成地
・小暮藩次席家老が黒幕の若年寄(釣り)とツナギをとる池端、大覚寺放生池源頭部。若年寄を尾行する茜、御殿川河床。若年寄は参道石橋を渡り大門(自邸)へ入る。これを忠相に報告する茜、姫路城ぬの門
・角兵衛の死後、水辺に佇む千鶴に残りの仇は逃がさないからと説得する新さん、大覚寺大沢池堤・水門脇(雇われ浪人が襲撃、千鶴が抜いた新さんの刀に三つ葉葵を見る)
・千鶴の墓、北嵯峨農地か。
*千鶴に野村真美、千鶴の父に仕えた剣客・角兵衛に内田稔、中間の松吉に柴田p彦。悪役陣は、若年寄に川辺久造、小暮藩次席家老に小沢象、岬屋に戸裏六宏。岬屋と次席家老の宴席に舞手として入り込み斬りかかる千鶴のくだり、用心棒のセンセイの一人に福ちゃん。


おんな盗賊の恋、吉宗にしかけられた天下の大陰謀」1993-1994

 義賊・葵小僧が出没、阿漕な商人ばかり狙い貧者に施す、その正体は女。危ない目に遭う彼女を何度も助ける新さん、信頼を得て告白される前身がまた凄くて元殺し屋の卵。彼女にはどうしても会いたい命の恩人がいるが、その男は十年を経てとんでもない怪物になっているばかりか、元々彼女を道具にしたに過ぎないのだった。

ロケ地
・江戸城イメージ、姫路城天守
・琴の師匠・弥生が時折世話に訪れる孤児院の尼寺、常寂光寺仁王門(葵小僧として小判を届けにも来る)
・忠相と葵小僧の話をする弓のお稽古上様、嵐亭延命閣
・寺社奉行とつるむ怪しの祈祷師・日照が住持する常光寺、粟生光明寺(阿弥陀堂を中心に回廊や本堂)
・日照や寺社奉行とつるむ悪徳商人の情婦が経営する料亭・夕月、中山邸通用門、参道。その料亭に常光寺でかどわかした娘たちを送り出す船着き、大覚寺大沢池船着
・事後、晴れやかな顔で馬をやる上様、下鴨神社馬場
*弥生に斉藤慶子、元「直さん」の日照に加納竜、弥生を実質育てた殺し屋の元手下に中条きよし。彼らを支配していたのが上方の琴職人で裏稼業が殺し屋の元締という設定や、「殺し屋」の弥生の得物が琴の爪と絃というのもパロディくさくて笑える。*悪役陣には御木本伸介や滝田裕介がいるものの、ヘンな祈祷師に操られてるうえ黒幕は別にいたりしてショボいし、将軍を亡き者にしたあとのビジョンが思いっきり不鮮明。彼らに籠絡され上様に妙な薬を持ってくる田野倉さまだが、書見中の上様の部屋にはちゃんと金魚鉢が用意されている。


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