闇を斬る! 大江戸犯科帳
NTV/東映太秦
*SP2篇のみ視聴できたので作ったページでしたが、全編を見る機会があり別ページにアップしました →こちら
■ 第14話 SP「筆頭老中への陰謀」1993.10.12
筆頭老中・兵頭丹後守を狙った陰謀、十年越しで一人二役をこなしてきた勘定吟味役の手の込んだ仕掛け。
死んだと見せて生きている、その正体は風魔の生き残り。
陰謀の主を探る表と闇の奉行に襲い掛かる忍群、その過程で六助が殉職してしまうのだった。
ロケ地、勘定吟味役が爆殺される大川端の船宿の離れ、琵琶湖西岸松原。殺された勝山家来の田村の娘・君江を見かける六助、大覚寺五社明神(六助が風ぐるまを買うのは舞殿前、君江がお参りは本殿)〜大沢池北西畔。江戸城イメージ、姫路城天守(兵頭を「告発」の場面で将軍家斎登場、一色に調査命令が下る)。一色が下城の途中銭座のしろがね屋が老中のもとに参上するのを見る、彦根城天秤櫓下。一色邸、相国寺林光院(玄関はセット)。田村が主殺しを告白した遺書(老中の命とほのめかし)を残し「自刃」して見つかる竹林、鳥居本八幡宮(竹林、大岩)。閉門を命ぜられた兵頭丹後守邸、大覚寺大門(竹矢来あしらい)。君江に父・田村の話を聞く一色と六助、神護寺鐘楼下石段。一色が六助にしろがね屋探索を命じるのは和気公廟所前。六助と話していた君江が六部に襲われさらわれるのは大覚寺天神島。箱根山中、「おかしら」しろがね屋と老母の奏でる楽の音にひかれ山あいの広場に三々五々集まってくる風魔一族、酵素河川敷(六助が潜み窺う)。並んで立つ君江の父と六助の墓標、不明(高台か山上)。
*金座の地位を狙うしろがね屋に中尾彬、大谷刑部ばりのマスクつけて登場。べりべりと変装を剥がし正体を現す凶悪な場面あり。しかし、この番組最初にゲストの配役も出るので、中尾彬二役って書かれてて興ざめ。*箱根山中での風魔決起集会ダンス、踊り手の一人に福ちゃん。ラス立ちには若年寄・長谷部の家士として登場、最後のほう、中尾彬の面前で海老反り。*君江を庇って腹に刃受けて太陽にほえろふうに殉職の六、臨終の台詞も泣かせる。
■ 第22話 SP「闇奉行死す!」1993.12.2
募る公方の我儘、改鋳を迫られ筆頭老中はご遺訓をタテに拒否。しかし同じく老中の玉置豊後守は公方にへつらい兵頭を窮地に陥らせる。そして野では兵頭暗殺の企て、一味には若き兵頭が産ませて捨て置いた隠し子がいた。
ロケ地、加賀へ嫁入りの家斉の息女の駕籠が浪人たちに襲撃される、下鴨神社馬場(浪人が潜むのは瀬見の小川橋下、涸れ川に水を溜めてある)。オルグされた木戸新之助(兵頭の隠し子)、長屋の娘に世直しを説きつつゆく水際、大覚寺放生池畔(茶店セット、一色が声をかける)、木戸が去ったあと娘に木戸の生い立ちを聞く一色、大沢池畔。兵頭丹後守邸、大覚寺大門(スケジュールを調べる浪人たちは対岸に潜む)。フライングして兵頭を襲撃する浪人たち、大沢池堤。一色が挙に加わっていた木戸を連れて逃げ込む、五社明神内陣。木戸が爆弾を完成させたことを報告の伝六、五社明神祠。木戸を兵頭に会わせる屋形船、広沢池東岸。一味に潜んでいた小笠原の密偵が吊るされ見つかる、天神島大木。一色が木戸を説得する、広沢池西岸湿地。一色の妻が拉致され呼び出しの山並神社、鳥居本八幡宮(舞殿、石段)。兵頭の駕籠を追う浪人たち、御殿川に潜み落合付近で上陸(有栖川側に手すりセット)。爆弾設置の幸橋手前の道、塀際の道で脇に水路、不明。
*タイトル通り一色由良之助は死亡、戦いに散ったのではなく公方を諫死。その前に公方を殺すなと兵頭が自ら腹を突いて一色を諫める。「堅物を頼む」と言い残す由良さんが哀切。