徳川の女たち 第一部 華麗 春日局 1980フジ/東映 キャスト/スタッフ 第1話 大御所の遺志が反故にされ家光の三代就任がいよいよ怪しくなり、窮した春日局に頼られた知恵伊豆が示したのは驚きの過去の人。 ロケ地
第2話 築山殿の信長に対する憎悪を利用し動かそうとする春日、しかし覚悟の程を問われ試されることに。死も厭わぬ心底を見た築山殿は春日に秘策を与え、舞台は江戸に戻る。 ロケ地
第3話 いよいよ流鏑馬での次期将軍選びが避け得ぬ情勢、懸念の雨も上がり開催の直前、久能山で起こった一大事が知らされる。これこそ築山殿が春日に与えた秘策であった。 ロケ地
第4話 神君の遺骨奪還の指揮を家光にとらせる春日。まんまと流鏑馬はパス・お手柄で将軍の覚えめでたく、後継の役目である祭祀を司る段取りもつき春日は高笑い、しかしお江の方には何やら秘事が耳打ちされていた。 ロケ地
*家光を嫌い忠長を偏愛するお江の方の「理由」が示される→夢の実現成らず非業に死んだ叔父・信長に忠長が生き写し←信長に似た忠長に天下を。 第5話 神君の遺骨を納める儀式の席上、春日の企みを暴くお江の方。遺骨を盗んだ春日の息子が引き据えられるが、元夫の正成まで現れそれは倅でないと証言するのだった。 ロケ地
*母上と叫ぶ息子を無礼者と打ち据える母、倅を斬り捨てる蔭腹を切ってきた父、春日夫婦怖すぎ。 第6話 秀忠俄かの発病で重態、臨終に際し世継について筆をとる将軍の床の前で、春日は「三代の儀は家光さま」と暗示を与えるかのように唱える。めでたく家光が三代将軍となったあと、春日は家光の子を生む女について動き始める。 ロケ地
*家光の後室について条件は丈夫な子を生むことが専一と春日、また女が政治に容喙することを避けるためと大奥創設を打ち出す。 第7話 春日は大奥のシステム作りに勤しみ御台所選びにも着手するが、お江の方は家光に縋る。そして城の外では、お払い箱になった忍びがおりんに接触していた。 ロケ地
*「権太」福ちゃん再登場、お局さまのお仕置で顔に傷貰ってる設定。 第8話 御台選びはお江の方にしてやられ、京の鷹司家から姫が来る。家光との仲はよくすぐ懐妊の運びとなるが、医師の診立てを聞いた春日は、手の者を孝子に差し向ける。 ロケ地
第9話 御台は流産し二度と孕めぬ身に。しかし側室は持たぬと言い張る家光に困り果てた春日は、再び「志摩」に智恵を求める。闇には権太が蠢き、おりんはお末として入り込んでいる。 ロケ地
*権太はまずお江の方に接触、ツナギの合図は天井から下がる蜘蛛。このほかおりんを呼び出すのに鳥の声色も。 第10話 忠長はためらいつつも築山殿を斬るが、共に殺すはずの春日がいないうえ顔を見た侍女を取り逃がす。権太の要求は容れられ、おりんはお江の方の部屋子に。 ロケ地
第11話 忠長の顔を見た侍女が帰還、お江の方は知らぬ存ぜぬで通せと駿府の忠長に文を書くがこれも春日の手に入り、家光は苦渋の決断を迫られる。 ロケ地
*お江の方、権太を警戒するのはいいが目つきキライとか言ってるのは笑える。 第12話 忠長は高崎に配流、傷心の家光とお江を慰めようとした御台は千羽鶴を届けるが、春日の尻尾をつかもうと躍起になっている最中のお江に手ひどく罵られ深く傷つく。おりんを責めて権太を呼び寄せようとするお江の方だが、春日は総取締権限で身柄を持ってゆく。 ロケ地
*権太、おりん救出に春日を動かし「天下人を生む相」の話も告げる。 第13話 御台は自ら身を引くが、家光は春日に怒り学問所引き篭もり。伊豆は娘を呼ぶよう勧めるが、私心は捨てたと頑なな春日を、周囲の女たちは気遣う。お江の方はまたぞろ京から公家の姫を呼び、春日は町場に丈夫な娘を求める。 ロケ地
第14話 良き娘を求め町歩きの春日は、遂に一人の娘に目をつける。美濃からやって来た我が子にも会わず心を鬼にして追い返し、計画は着々と進む。 ロケ地
第15話 忠長に母のことを詫びに行った春日の娘・百合は、春日の名を聞いて惑乱した忠長に斬られてしまう。これをもって忠長切腹、次いで御台の凶報がもたらされ、傷心の家光は雪の庭で泣いていたお楽にシンパシーを抱き声をかける。 ロケ地
第16話 お楽に先を越され憤懣やるかたないおりんは予言した隆光に捻じ込み、水の観は湯殿だとして権太は工作をはじめる。一方着々と中揩ノなる仕度を整えるお楽だが、お江の方の手がのびてくる。 ロケ地
第17話 お楽を襲った忍者は手ずからぐっさりの春日、その足で中の丸へ届けに行き皮肉もかましてくる。お楽は上様お手つきとなり、春日ますます優勢。一方、おりんはちゃっかりとお湯殿へ潜り込んでいる。 ロケ地
第18話 春日の一人勝ちに歯噛みするお江の方に、情勢のバランスをとるかのごとくおりんが企みを持って接触してくる。お楽の方より先に上様の子をと企むおりんは、権太を使い大博打に打って出る。 ロケ地
第19話 上様自身も不審を抱くおりんとの一夜、その既成事実を現実のものにするため、お楽は義十を志摩から呼んでいた。しかしそれは隆光の予言に含まれていた禁忌に触れるものであった。 ロケ地
第20話 義十の死体入りの長持は春日に見咎められ、おりんはお江の方のもとへ連行される。春日に指弾されたお江の方は、おりんを刺し自刃して果てる。家光は処置に苦悩するが、はじめから覚悟を決めていた春日はきっぱりと処断を求める。 ロケ地
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