逃亡者おりん 最終章

2012.1.12TX/CAL

キャスト
おりん/青山倫子 倉沢弥十郎/宅麻伸 宇吉(宇玄斎)/左とん平 毘沙門/六平直政 牟多/武藤敬司 お菊(かすみ)/高松あい 梵天/高井清史 黒木兵衛/安藤彰則 岩尾左内/黒川英二 田中/入江毅 工藤/奥深山新 風月/亜呂奈 羅神/両國宏 蝶妃/三上潤 田沼意次/山田純大 無明庵(大岡忠光)/あおい輝彦 植村道悦/榎木孝明
ナレーター/津嘉山正種

監督/矢田清巳

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 己が死なしめた者たちの菩提を弔い、贖罪の日々を送るおりん。そんな彼女のもとに転がり込んだ、「悪者に追われて記憶喪失」の娘は、果たして罠であった。
かつて共に戦った友、幼い自分を育ててくれた懐かしい顔、そして再び現れた難敵、全て去っていったあと、時の権力者を敵に回したおりんは、再び逃れ者となる。

千手寺

ロケ地

  • 江戸城イメージ、姫路城天守。田沼の悪政が語られるくだり。後段にも別アングルで登場。
  • おりんが住む根岸の里、酵素河川敷(場所は「隠宅」向かいの竹林切れたあたりの右岸、小柴垣と草戸あしらい・岸辺には小菊)。浪人たちと弥十郎が現れてお菊をさらおうとするくだりでは、周囲の木なども。
  • 吉原で再会した宇吉と話す水辺、大覚寺大沢池(天神島南岸)。行き交う屋形船を演出、対岸に菊ヶ島や大沢池堤映り込み。
  • お菊を預けた花魁が殺されたあと、現れた大岡忠光と話すくだり、大覚寺護摩堂脇(お堂前の岸辺に忍び返し付きの黒板塀あしらい、塀際には朱い鳥居を置いて稲荷を演出・廓内のどの稲荷かは不明)、大沢池(船上、大沢池堤寄り。水面には蓮の枯れた茎が出ている)。お菊を拉致した弥十郎たちが目指すのは、神君の出自についての秘密が隠された日光東照宮と知らされる。
  • 弥十郎たち浪人グループ、そしておりんがゆく日光街道、不明(酵素ダートに似た山道、山中の林、北嵯峨っぽい竹林など←手鎖人・蝶妃が出るとこ)
  • 谷川で水を飲むおりんに襲い掛かる手鎖人・風月、酵素ダート脇谷川か。この戦いに介入する宇吉、手を引くようおりんを諭すシーンは酵素河川敷木のそば。
  • なお日光を目指すおりん、間道をゆくシーンは酵素山腹か(眼下にダート)
  • 日光東照宮に着くおりん、イメージに本物の陽明門など出る。おりんが寄る、派手な彫刻が施された塀は本物の回廊。後段では奥宮宝塔も映る。
  • おりんを利用すると話す手鎖人たち、不明(雑木まじり竹林、酵素か)
  • 今は茶人の大岡忠光の庵、梅宮大社池中亭。池の水面に刃先が突き出て、近づいてくる演出。茶を点てていた忠光が気配に気付くシーンで暗転。
  • 弥十郎らがお菊を連れて入る日光の寺、千手寺。参道石段中ほどから山門を見上げる図。セット併用。
  • おりんが弥十郎を問い詰めるシーン、愛宕念仏寺羅漢脇。先のと同じ寺の境内設定。
  • お菊の案内で地蔵塚へ向かう弥十郎たち、谷川沿いの山中。幕府目付率いる鉄砲隊が現れ、浪人たちを殲滅にかるシーンは琴滝前、滝壺まわりや起伏地で大立ち回りが繰り広げられる。滝の落水はさほど量なし。

※おりんの生業は飾り紐作り、新吉原の遊女たちがお得意様。その縁でお菊を預ける次第。戦闘衣装は床下に隠してあり、手鎖は自分で嵌める。
※宇吉はおりんとの再会時楼の前を掃く老爺だが、視聴者には正体バレバレな感じ。
※大岡忠光は隠遁し茶人・無明庵となっていて、おりんに知る限りの情報を与える協力者。動機は贖罪。
※道悦は牢の中でも厳重に戒められていて、手下による救出時にはへろへろ。しかし、中空から響く「道悦…」という呼びかけを聞くやシャキ→大立ち回りメチャ強。
※弥十郎、今は御役に就いておらず、不満分子の浪人の群れに身を投じている。しかしもちろん、浪士たちのように幕府転覆を目論んでいるわけではない。
※冒頭、江戸の町に凶盗が跋扈と語られるくだり、ほっかむりの浪人に福ちゃん・所作が機敏で目立つ。
※田沼意次の意を受けて動く幕府目付に峰蘭太郎、クレジットはベタ。弥十郎と斬り結ぶ。


→ 逃亡者おりん 第一シリーズ
→ 逃亡者おりんスペシャル 紅蓮の巻、烈火の巻
→ 逃亡者おりん2

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