2013.1.3時代劇専門チャンネル
キャスト
亀の小五郎/松平健 おこう/市毛良枝 清蔵/益岡徹 前砂の甚七/上杉祥三 市太郎/本田大輔 しの/海老瀬はな お新/田中綾子 高山/中村梅雀 井原新十郎/山田純大 鮫島久兵衛/平泉成 庄兵衛/柄本明
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吉右衛門版の鬼平でもニュアンスを変えてあった情話、こんどは「客」の大盗のキャラクターをいじってある。
静謐にして簡潔な作りが、感情の襞を浮き立たせて見事。
ロケ地
- 鬼平の功績について語られるくだり、石川島人足寄場は間人海岸。バンクフィルムか。
- 亡妻・おこうの墓に参る庄兵衛、金引の滝の前に墓地あしらい。
- 小五郎一味の引き込みが入っていた常泉寺、門は随心院薬医門。寺男になりおおせていた甚七が立ち働く境内、西教寺墓地、本堂前。この寺はさなだや近くという設定。
- 真田蕎麦を食べに来る客のことを清蔵に告げる庄兵衛、仁和寺中門(アングルは内側から、二王門映り込み)。
- その客・小五郎が蕎麦を食べに来る年が明けたことを示す除夜の鐘、くろ谷鐘楼(手すりのシルエットが見える)。
※時代劇専門チャンネルによる、オリジナル時代劇第三弾。漂うムードは本家より渋い。
※前作「熊五郎の顔」に続き、「にっぽん怪盗伝」から。
※松平健、暴将の面影を通り越し、座頭市に出ていた姿を思い出した。
→ 鬼平外伝「夜兎の角右衛門」
→ 鬼平外伝「熊五郎の顔」
→ 鬼平外伝「老盗流転」
→ 鬼平外伝最終章 「四度目の女房」
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