時代劇ロケ地探訪  相国寺

林間


林間 相国寺は応仁の乱の戦禍を蒙り焼亡した経緯がある。今も三門と仏殿の跡が法堂の南に残っていて、そこは松や檜が疎らに植えられた明るい林となっている。
この林間ではよく立ち回りが繰り広げられる。その際、法堂が映りこんだり、鐘楼が映りこんだりする。法堂から伽藍跡の林を隔てて南には放生池があり、幅のひろい石橋が架かっている。橋は天界橋と呼ばれる。その橋の南には勅使門があり、総門の西にあたる。もちろん普段は閉ざされている。
林越しに法堂 法堂南正面
仏殿跡の疎林越しに法堂を見る 疎林越しに鐘楼を見る
 林間部がよく使われるのは暴れん坊将軍で、仏殿跡がよく使われる。バックには法堂が映りこむことが多い。法堂の基壇から殺陣が移動してきたり、その逆もある。源九郎旅日記 葵の暴れん坊「つっぱり囃子の子守唄」では法堂から放生池まで殺陣が移動してゆくシーンが見られる。同最終話「はばたけ!あの雲の彼方へ」では再びの旅立ちを決意したお控様と弥々姫の別れのシーンで天界橋が使われた。
放生池 東から 放生池 北から 門は勅使門

相国寺表紙
相国寺ロケ使用例一覧  ・〜1989年  ・1990年〜

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