川を訪ねる旅 疏水の庭
■ 西神苑 ■
神苑へは西側の額殿付近から入るようになっている。西神苑から拝見することになる。
入口付近には懐かしのチンチン電車が飾られてあったり、通路まわりの植え込みには木や草がネームプレートつきで植えられており、神苑という厳かな雰囲気はあまりない。
西神苑はこの神域を巡って流れてきた疏水の水が行き着く先となっている。
左写真の池が終点となる。
池のまわりは枝垂れ桜や老松でにぎやか。
順路を先に進むと白虎池がある。池辺のベンチに座ってカメラの電池を入れ替えていると、目の端を青い金属光沢が掠めた。カワセミである。池の中に置かれた大石の上にとまったり池辺の木の枝にとまったりと場所を変えながら何度も白虎池の魚を狙ってダイブを繰り返していた。対岸からで距離があったのでヘボい絵しか撮れなかった。
カワセミ |
このあと蒼龍池でも目撃したし、平安神宮のホームページでも紹介されていた。
今度はじっくり腰を据えて撮りに来ようと思った。
對龍山荘でタヌキ、平安神宮でカワセミ。疎水の庭たちは野生生物のビオトープとなっているようだ。
白虎池 |
白虎池は他の神苑の池と比べて浅い。また、水生植物が多数植えられているのが特徴である。深すぎる池よりビオトープとしての価値は高そうである。
浅い池で腹をすりそうになりながら鯉が多数泳いでいた。池辺に立つと餌をくれるものと思って一斉に寄ってくる。
白虎池に水を供給するのは北詰にあるこの滝。
滝の上手は中神苑から本殿の裏手を通って流れてきた水路となっている。
滝組のまわりは鬱蒼とした樹木に覆われ、滝自身も見づらいところにある。
滝下には鯉が多数群れていた。
このあとは水路伝いに中神苑へ。