川を訪ねる旅

木津川のうまれる里

−  青山町  −

 三重県名賀郡青山町は、昭和30年に阿保・上津・種生・矢持の町村が合併してできたもの。
青山町という地名はいかにも人工的だが、この山紫水明の木津川の生まれる里にはよく似合っている。

 青山高原から来る川を見た後国道165号を西進、往路で見た木津本流の荒瀬を撮る。青山町岡田あたりでは川幅もまださほど広くなく、時折瀬を噛む姿も見られる。
河原には大量の鳥がすだいていた。

木津川中流の荒瀬  青山町岡田

 昼食の前に柏尾川を撮り、大村橋を渡ってR165に戻る。大村神社への参道を意識したのか、欄干は赤く塗られている。橋から見た木津川は中流域の様相。
川にはサギが立ちこみ、生物相も変化していることが実感できる。

大村橋から 大村神社前 青山町別府 アオサギ

 お昼を青山町旧市街・阿保(あお)の中華屋「北京」で。ラーメンも炒飯も懐かしい優しい味だったが近畿とは微妙に違う味付け。ここは味に限って言えば名古屋文化圏に属するのかもしれない。コンビニで売ってる「どん兵衛」もEast仕様だったし。店には作業服姿の一団がいて、ダム工事関係者のようだった。

 中華屋を出てすぐの戎橋という頼りなさげな橋から木津川を見る。青山町中心部を流れる木津川はもう立派に川幅を広げている。親水整備もなされていて、都市河川の一面をのぞかせる。

木津川中流  青山町阿保  戎橋から

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