千塚川
旧淀川3次支流 ・流入先 〜恩智川〜寝屋川〜旧淀川 ☆淀川水系 訓:ちづかがわ
大阪府八尾市東部を流れる、恩智川に注ぐ川。
八尾市神立(こうだち)と大窪の境の生駒山地に発し西流、千塚(ちづか)地区を貫流し、東町を経て上之島町南五丁目で恩智川右岸に注ぐ。
千塚三丁目の溜池群 写真上段右は山裾の棚田 |
おおと越え道の通じる細い谷から下には溜池が連続してある。
流域の集落は古く、谷水を利用してきた歴史が感じられる。
溜池の堤からは、大阪の市街地がよく望まれる立地である。
草深い池堤には、バン等の水鳥が繁殖している。
千塚三丁目、歴史民族資料館横 | 千塚二丁目、清友高校南付近 |
川は千塚の集落を流下する。
もう少しで平地に出る付近には、八尾市立歴史民族資料館がある。蔵をイメージした、海鼠壁をめぐらせたデザインになっている。
傾斜地が終わり、昔の清友高校の南の畑地付近を流れる頃には、天井川の様を呈する。付近の畑は造園や花卉栽培の利用が多い。
東町六丁目 | 川端の道標 |
国道170号外環状線から下は建て込んだ宅地の中を曲折して流れる小溝といった川相で、水量も極端に少なくあまり川らしく見えない。
どうかすると家と家の背割に消えて、流路を見失うことも多い。
川端には古い山越えの道の道標が立つ。平群へ抜ける道で、十三峠越えの道と途中で合流している。
上之島町南5丁目 恩智川に注ぐ千塚川 |