時代劇拝見日記
2002年5月

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2002/5/31視聴分

■ 長七郎江戸日記 第11話「風流浮世絵崩し」1983.12.27NTV/東映太秦

 夢楽堂のよみうりで評判になる美女・お糸、怪しげな侍に追われ中條流の小太刀で応戦するところを長七郎に救われる。中條流の道場を覗いた帰途、長七郎とお糸襲う虚無僧の一団、下鴨神社糺の森・池跡
 町で会った辰三郎に頼み長さんを呼び出すお糸、大沢池天神島。そこで身の上を打ち明けるお糸、甲斐金山で金の横流ししている勤番侍を見咎めたお糸の父を謀殺するため坑道爆破した旗本、榊・上月。その際犠牲になった兄や坑夫らの仇を討つため江戸に出て来たお糸たち。
 意を決し榊邸に乗り込むお糸たち、たちまち見つかってワヤのところへ長七郎君登場。葵の御紋見るも偽者カタリ呼ばわり、ラス立へ。今日のお召は銀鼠・腰のへんは白じゃなく模様入り。大人数を斬々、真上からのダイナミックな撮りも。

■ 炎の奉行大岡越前守 第四部「大奥激震!絵島生島事件」1997.1.2TX/松竹

 絵島をハメる予定の日、妹・お恵同席させ労わる姿見た生島新五郎はほだされ絵島を逃がすが、目付・稲生はしつこく追い門限破りにして落度を咎める意図で絵島の駕籠を止める、妙心寺四脚門付近。忠相が割って入りその場は片付くが生島新五郎は捕縛され責めののち調書に無理矢理血判捺される。
 お恵に絵島のことを問い詰められ実の姉であることを白状する秋月数馬、保津峡
 ことは大疑獄に発展し生島新五郎は遠島、絵島は高遠預けに。流罪先へ送られる絵島の駕籠に駆け寄るお恵、あー「例の場所」、おかしらが刀売ってたとこー。門が今まで見たより大写しになってる…石の車止めが林立、見たらすぐに判るようなとこなのにぃ。くそぅこれがどこだか判んないからなー、ふぅ。
 弟・近衛家煕が絵島生島事件に関わっていたことを忠相に告白する天英院、二条城庭園。その後重態となる将軍、御三家から後見を選ぶ席で紀州を指名。

■ 服部半蔵 影の軍団 第22話「恐怖の仕掛人」1980.8.26KTV/東映

 佐渡からの御用金輸送の警護命じられる服部衆。フェイクの方の御用金が狙われる三国峠、谷山林道。半蔵は佐久に潜む「草」を召集。下仁田越では野盗・闇の藤兵衛が待ち構え、水運を利用しようとした半蔵一行を襲い服部衆以外討ち死に、ロケ地酵素みたいなんだけど…違うかな。
2002/5/30視聴分

■ 長七郎江戸日記 第10話「風流手まり唄」1983.12.20NTV/東映太秦

 信玄の将・穴山梅雪の末・田原源太郎、鈴虫の茶釜奪われ惨殺される。茶釜に付帯する信玄の隠し金記したと言われるお墨付き巡り妻子まで追われる羽目に。四十九日に夫の墓へ参るおなみ、侍に囲まれるのを助ける長七郎、連れ立っての帰り道は二尊院紅葉の馬場
 遂にさらわれ旗本屋敷で責められるも口を割らぬおなみだが助けに来た辰三郎が痛めつけられるのを見てお墨付きの在り処吐く。かいがいしく自分のために負傷した辰の手当てするおなみ、あーこりは「いい人」パターンだね、辰っあん。
 ラス立、旗本屋敷へ乗り込む長七郎君、お召しは青。今日は葵の紋認識するもこやつは偽者じゃ斬れ斬れパターン、今回は大量に斬る長七郎。お墨付きは信玄の遺訓というオチ。

■ 炎の奉行大岡越前守 第四部「大奥激震!絵島生島事件」1997.1.2TX/松竹

 正徳二年、六代家宣死去、四歳の嫡子が七代家継に。生母・月光院の権勢はいや増す。
 尾張藩上屋敷(大覚寺大門)に近衛家煕が訪問、姉で前将軍正室・天英院の復権を企て月光院追い落としを企図。その夜、柳生忍に月光院のアラ探せと命じる尾張柳生総帥、有栖川の掘割
 天英院が忠相呼び出す芝増上寺、粟生光明寺。御三家のうち次期には誰をと問われデブ吉宗を推挙する忠相。
 井槌屋の養女・お恵が衰弱して倒れているのを助ける秋月数馬、これが月光院付き年寄の絵島の生き別れの妹。密かに妹に会いに来た絵島と語らう数馬、南禅寺三門
 柳生忍に閨に踏み込まれ絵島と通じろと命ぜられる山村座の人気役者・生島新五郎、有栖川掘割
 尾張藩上屋敷、近衛との会談中血を吐き絶命する藩主・吉道、大覚寺宸殿。直後継嗣の五郎太も急死、後見人ダービーからは後退の尾張家。

■ 竜馬暗殺 黒木和雄監督作品 1974ATG

 先進的に過ぎる思想と行動から勤皇佐幕双方から狙われ、地縁で結ばれた同志からも疎まれる竜馬。次期政権奪取に余念無い薩摩からは刺客も放たれる。親友・中岡慎太郎にすら殺されかかる現状を奇矯な振舞で泳ぎ渡ってゆく。中岡と共に暗殺されるという史実に向かってエピソードを並列しながらドラマは収斂、血塗れの暗殺現場のシーンのあと魔性の女・幡がええじゃないかの群集の中に消え終劇。
 竜馬に原田芳雄、中岡慎太郎に石橋蓮司、刺客の右太に松田優作(最初は岡田以蔵かと思った)。モノクロ画面にストレスドラマが展開される。台詞には青臭い主義者的要素がふんだんに盛り込まれる。
 ロケ地、竜馬の隠れる醤油蔵、伏見か。中岡の女・妙が苛立たしげに歩く、上賀茂・社家町。墓地は鳥辺野か。低予算を感じさせるつくり、移動等あまり無い模様。
 蓬髪で半ケツ出して歩く下品な竜馬。刺客逃れにええじゃないかの輪に入るのに白塗りになる竜馬・右太・慎太郎。竜馬と争って野壷にはまる石橋蓮司。「田園に死す」などと通じるビジュアル、時代劇としては当時斬新だったはず。
 途中に入るナリタリ形で締められるテロップ、内ゲバ相次ぎ自滅に追い込まれた学生運動の香り、いずれも時代を感じさせる。質屋の息子と庄屋の息子が新時代期待したのに結局侍の権力抗争に巻き込まれただけと歎ずる一言が強烈。
 どうでもいいことだが、幡の持ってくる酒桶に「神聖」の字が。鳥せいの「神聖」かぁ?あれは旨い酒だったぞ、も一遍呑みたい焼鳥も食いたい…夜中に腹減ってきちゃったよぉ。
2002/5/29視聴分

■ 炎の奉行大岡越前守 第三部 綱吉死す!尾張徳川家の野望1997.1.2TX/松竹

 江戸、お園と由比がゆく水辺、大沢池。和歌山城、本物。松阪と山田の領境で百姓・五平が斬られる、谷山林道。五平の亡骸を安置する堂、鳥居本八幡宮舞殿。忠相が吉宗に評議の席での非礼詫びる、神護寺石段。忠相と由比の婚礼の席に届けられた吉宗の「色紙」、曰く「連れもて行こら  吉宗」…怒れ、和歌山県人。
 江戸、将軍が重篤。後継が取り沙汰されるなか中野の尾張家狩場で御三家揃っての狩りが催される。病の床にある柳沢を見舞い吉宗の身辺について注意を受ける忠相、騎馬で中野の狩場に急行の道、山室嵯峨酵素のダート。狩場は河原と推測されるが何処か不明。ちっ川で判らないなんて…修行が足りんな。獲物追い林に分け入ったところを忍びに襲われる吉宗、嵯峨鳥居本。辛くも逃れ一息つく忠相と吉宗、尾張藩主の弟が空惚けて様子を見に来る、嵯峨酵素のふたもとの木のそば

■ 長七郎江戸日記 第九話「風流悪人狩り」1983.12.13NTV/東映太秦

 牢から逃げ出した佐兵衛、ならず者の半次と隠れる小屋、広沢池畔。およしにツナギつけ待つ、鳥居本八幡宮
 ラス立、佐兵衛の隠れ家襲う吟味役与力ら、小屋からはぬっふっふっと高笑い。今日は相手が三人ぽっちなので宅兵衛も出て来ず自分で名乗り上げちゃっちゃっと斬って立ち去る長七郎君。佐兵衛と女房にはなんか口止めめいた事を。

■ 翔べ!必殺うらごろし 第14話「額の傷が見た!恐怖のあしたを」1979.3.9テレ朝

 高崎宿、お咲の店でのコンフリクトに割って入り茶碗眉間にぶつけられ昏倒する正十。
 先生と若、子供を探しに行ったおばさんのことを話す、相国寺鐘楼。正十が運ばれてきて基壇に寝かされる。頭打ってから先読みのビジョン見る正十、様々なアクシデントを見、それが次々と現実になるのに脅え先生に縋る。
 先読みビジョンで正十と絡む島帰りの仁平はお咲の父。父の罪で上州屋離縁となっているお咲。仁平をハメた元弟子、上州屋から預かり物の高崎藩の壷奪い罪を仁平に着せる。娘らを気遣い正十と共に壷を奪回する仁平、届けた上州屋の店先で事切れる。
 先生が仕置に赴くワルのバック・高崎藩作事方富沢邸、妙心寺。

■ 新必殺仕置人 第38話「迷信無用」1977.10.14テレ朝

 材木問屋・檜屋では入り婿が次々変死、娘は丙午の女として中傷され悩む。実は後妻と番頭の仕込み、娘思いやる先代からの下男は事態を看破し貯めこんだ金を包みとらの会へ。
 ひとりでに回る井戸の釣瓶、操作は正八。出てくる手代を刺す主水。物音に様子見に来る番頭は巳代松の竹鉄砲に散る。後妻は番頭と鉄がすりかわっているのに気付かず睦みの中で骨外し決められ死。
 檜屋の娘が元気になり店を切り盛りしているのを正八に告げられもう一回コナかけてこようと悪戯っぽく笑う鉄の顔にストップモーション。
2002/5/28視聴分

■ 炎の奉行大岡越前守 第三部 綱吉死す!尾張徳川家の野望1997.1.2TX/松竹

 死に瀕した将軍、不穏な市中を見回る忠相がゆく、随心院参道。怪しげな修験者を捕え出てくる甲府勤番侍邸、随心院庫裏側の門
 綱吉の死後、赤穂浪士の子弟が大赦により帰還する霊岸島御船手番所、八幡堀。浪士の子ら連れ旅立つ秋月数馬、木津川流れ橋
 忠相の妻がお百度を踏む宮、今宮神社の摂社
 柳沢が忠相に伊勢山田奉行を命ずる江戸城廊下、粟生光明寺本堂
 大阪で秋月と会う大石の妻・りく、梅宮大社神苑。播州赤穂の塩浜、琵琶湖
 伊勢の国・櫛田の渡し、流れ橋付近の木津河原。秋月が村人に感謝の意の食べ物渡される、木津川流れ橋橋脚下。橋脚には枝が絡みついている。新山田奉行に直訴しようと山田村の面々が待ち構える峠道、谷山林道。忠相の赴任する伊勢山田奉行所、大覚寺大門

■ 長七郎江戸日記 第八話「風流五三の桐変化」1983.12.6NTV/東映太秦

 黒田家の姫と長七郎の見合いの寺、門は西明寺、お堂は神護寺。ここで姫がさらわれる。五三の桐一党の所業描いたよみうりを売り歩く辰三郎の描写、いつもより力入ってる。こういうの火野正平の真骨頂かも。
 芝浦の寺での豊臣の遺児・国松君の集りに潜入の長七郎、大暴れ。しかし五三の桐の噂はひたひたと民の心を浸してゆく。
 将軍家お成りの清昌寺、神護寺、ラス立今日は大勢やっつけるので境内をフルに使っての大立ち回り。お堂を斬り抜け石段を駆け下りる大騒ぎ。本日のお召しは青。

■ 盤嶽の一生 第六話「流れ者」2002.5.28CX

 宿が火事、は偽りの泥棒の仕掛、軽く騙される。
 袖内の橋上で血塗れの男・弥十の今わの際の伝言聞く盤嶽、木津川流れ橋。治療しようとした途端男は川に落ち流されてしまう。
 弥十の遺言伝えに上州・藤岡に赴く盤嶽。伝言相手の女房・おりきが座敷で騒ぎ起しているのに割ってはいる盤嶽、宴席の相手はこだま・ひびきで「往生すんで」…収録時にはタイムリーだったのね、ふぅ。
 盤嶽、改めておりきに亭主の死を告げる。大金を運んでいた弥十、この死を巡って藤岡の地回り同士で持ち上がる大騒ぎ。おりきの家に招かれ差し向かいの盤嶽、思い切りぎこちない。アテられ「いかん。いかん!」と呟きながら去る直後に忍んで来た地回りの手下、なんと帰ってきた弥十に一撃。その死体が発見される鎮守、鳥居本八幡宮。弥十の前の女房宅訪ねるおりき、嵯峨酵素。藤岡を出るのに盤嶽誘うおりき、道中風景は山室。途中実は高崎に用がなどと言い別れるも小銭渡し忘れ追ってきた盤嶽に弥十見られてしまう。日置光平が一閃、胴巻の小判ざらー。裸一貫でやり直せと告げ場を去る。金は律儀に地回りの親分に届けられた模様。夕陽の川堤をゆく盤嶽、騙されて又のナレーションが被さる。
2002/5/27視聴分

■ 炎の奉行大岡越前守 第二部 赤穂浪士討ち入り1997.1.2TX/松竹

 忠相と船中で話す大石、伏見の月見館か?違うか。大石の参る墓、二尊院か。大道芸の秋月数馬をスカウトの清水一学、上賀茂神社北神饌所裏付近。医師・小川千舟が大岡邸からの帰り通りかかるのは仁和寺中門。忠相に吉良の茶会の日時告げる医師の娘、大沢池天神島
 討ち入り、吉良さまの薄みっともないうろたえぶりが○の石橋蓮司。早暁引き上げる浪士たちの渡る永代橋、渡月橋。あー吉良さま殺られた綱憲の怒りの表現が見たかったのにぃ。本田博太郎使ってるならもう少し尺とってよぉ。

■ 長七郎江戸日記 第七話「風流あずま歌」1983.11.29NTV/東映太秦

 縁日で暴れ馬を鎮める長七郎、下鴨神社糺の森。ラス立、向島堤に呼び出される公儀歌学者の雨宮、大沢池。娘・桜井に化けてる長七郎君…ちっ女装じゃないのかぁ(見たいのかそんなもん)。
2002/5/26視聴分

■ 鬼平犯科帳 第七シリーズ十話「見張りの糸」1997.6.11CX

 井関録之助が役宅を訪ねる途中の道、妙心寺。雨の夜、橋上をゆく駕籠を襲う戸田銀次郎、中ノ島橋。料亭・万八(嵯峨・中山邸)でつとめの段取り決める戸田と金太郎、これを平蔵に注進に走るおまさ、妙心寺。つとめの夜、戸田のもとを出て来たおきく、金太郎と会う水際、大沢池。寺嶋村の盗人宿の萱葺き民家が判らない。
 悪党二人を手玉にとったおきくを捕える平蔵、女の性悪さ加減は男のそれを越え度し難いと歎ずる。
2002/5/25視聴分

■ 長七郎江戸日記 第六話「風流敵討ち狂言」1983.11.22NTV/東映太秦

 鈴が森を駕籠でゆく役者・霧浪萬次郎、イカ集団に斬られかかる、下鴨神社糺の森。川崎大師の厄除けが飛んできて侍の手を止める、大師詣での帰りの長七郎の放ったもの。イカ集団に撤収を促す金キラ衣装の親玉、泉川の橋上。
 ラス立、お召しの紋所見て恐れ入る悪人一味、内輪揉めはじめ罪なすりあうが結局向かって来て大殺戮のはじまり。ラスト、大沢池畔をゆく長七郎、天神島への橋渡ってゆく。池畔は草ぼうぼう。

■ 炎の奉行大岡越前守 第二部 赤穂浪士討ち入り1997.1.2TX/松竹

 上杉綱憲に本田博太郎。吉良さまとのべたべたの絡みが凄い。ぷるぷる震えながら息子にしがみつく吉良さま、がしっと吉良さまを抱きこみ色部又四郎の顔抱き寄せ頬ぺたぺた打ちながら指示を出す綱憲。忠臣蔵も数え切れないほど見たがこんなのは初めて。
 赤穂浪士との会合のあとお園を送って夜道をゆく秋月数馬、北野天満宮参道。徳川頼方の遠乗りの際赤穂への助力を依頼する大岡忠相、桂川。その後の上杉方の襲撃も桂川。上杉家江戸上屋敷、随心院。拝観受付の門から外を見るショットと薬井門を内から眺めるショット、忠相襲撃を伝える場面で。茶店で秋月数馬とツナギをとる堀部安兵衛、今宮神社高倉下。物資を運び込む吉良邸(御府内のほう)、大覚寺大門
 江戸城、忠相を呼び止める上杉綱憲、つまづいた廊をだん、と踏み鳴らし忠相ににたぁと笑いかける不気味さ。本所松坂町の屋敷で苛々しながら過ごす吉良さま。青虫で大騒ぎ。肩にたかった虫を見る気味悪そうな表情、石橋蓮司ならでは。また、身をくねらせてその袖を鏡でしげしげ点検する執拗さと仕種が…ドラマ吉良さま父子に食われちゃうぞ。
2002/5/24視聴分

■ 長七郎江戸日記 第五話「風流みだれ囃子」1983.11.15NTV/東映太秦

 島原藩の行列に斬りこむ島原残党一味、大沢池畔。長七郎たちがお面かぶって加勢に。
 辰三郎とおきみが人質にとられ、久保ケ原で島原衆と交換との投げ文。一人現れた長七郎のお召しの紋所見て平伏する島原藩江戸家老。でも腹切れって言われてええい構わん斬って捨ていのいつもの段取り。で、みんな長七郎君に斬られちゃうの。ロケ地、嵯峨酵素。ボコられた顔パンダの辰が可愛い。
 島原へ帰る吉蔵とお袖、下鴨神社参道?

■ 炎の奉行大岡越前守 第一部 刃傷松の廊下1997.1.2TX/松竹

 中山安兵衛の高田馬場、下鴨神社糺の森。駆けつける安兵衛、小川の中走ってくる、泉川。秋月数馬が助太刀に入る、池跡。おいおい忠相も抜いてるけど。ほぼ終わったところへ馬が気の毒なくらい肥えた徳川頼方(吉宗)。
 紀州藩上屋敷に上様のお成り、随心院薬井門。すっげぇ角度のクレーン撮り。今度長脚立持ってって撮ってやろうと思ってたんだけど…負けた。うわ上様京極丹波…弟の膝さするな気持ち悪い。頼方にもコナかけてるキモチワルイ。デブ専か。
 江戸城辰の口・伝奏屋敷へ運び込まれる勅使接待の荷、大覚寺勅使門。赤穂藩上屋敷、大覚寺明智門。石橋蓮司の吉良さま、凝り過ぎの嫌いあるものの斬られたあとのうろたえぶりが新鮮で○、の松の廊下、二条城?

■ 服部半蔵 影の軍団 第21話「潜伏!蛇の穴」1980.8.19KTV/東映

 逃避行のお甲、保津峡か。無念寺の寺男のじじい、妙に強いと思ったら甲賀の草。
 残りも少ないというのに石橋蓮司が碌に出て来ない…岡林の劇中歌、ちょっとクサいか。
2002/5/23視聴分

■ 炎の奉行大岡越前守 第一部 刃傷松の廊下1997.1.2TX/松竹

 市十郎が秋月数馬と手合わせしたり語り合ったりする浜は間人海岸
 実家の兄・忠品が八丈送りと聞き駆けつける市十、随心院参道
 忠品が唐丸駕籠で送られる汀、琵琶湖北湖・東岸か。
 新之助(後の吉宗)が騎馬で女を引っ掛けそうになるのを止める市十、随心院築地塀。新塀と崩れ塀を併用した例。
 義父の死後義妹と祝言をあげ家督継ぎ忠相と改名、ある日秋月が腕試しの大道芸しているのに出会う、上賀茂神社ならの小川。再会を喜び駆け寄る二人が足を濡らすのもいとわず川に入って肩を抱き合うのはいいよ、わかるよそういう演出。でも一旦荷物取って来てもっぺん川の中に戻って二人で歩き出すというのは…ま、いっか。

■ 長七郎江戸日記 第四話「風流編笠節」1983.11.8NTV/東映太秦

 白束組が歌舞伎役者を引っ括り晒している、今宮神社境内。辰三郎が疲れたから休もうとよろばい入る茶店、今宮神社東門前の一文字屋、向かいのかざりやは暖簾そのまま。おれんに引きずり出される辰、東門くぐり境内へ。そこで白束組の騒動見て侍の財布掏り突っかかっていた若侍と役者連中から目をそらす。追ってくる白束組から舟で逃れる一行、大沢池?ちょっと暗くて確定困難。財布からは暗号めいた怪しい和歌を記した紙が出てくる。
 若侍は磯の局の妹・徳子。長七郎と話しながら歩く、大沢池畔・護摩堂付近。
 磯の局が閉じ込められている向島の相模屋の寮、嵯峨中山邸。長七郎忍び込み磯に会う、マジ乱心の模様。
ラス立、酒井大老の命受け磯を始末しに来る白束組の前に立ちはだかる長七郎。今日は自分から名乗るも「騙りの乱心者」呼ばわり、白束組皆殺し。
 京へ旅立つ磯の局見送る長七郎、木津川流れ橋。今回の出生ナレーションのバックは木津川。
2002/5/22視聴分

■ 長七郎江戸日記 第三話「風流山王祭」1983.11.1NTV/東映太秦

 豪商・白銀屋が生き別れの弟に謀殺される話を山王祭に絡めて。
 ロケ地、冒頭、出生を語るナレーションに被せ大覚寺参道石橋をゆく長七郎。夜、白銀屋の若旦那の駕籠が怪しい白面の狩衣姿の集団に襲われ下男と共に殺されるのは大覚寺五大堂脇を流れる有栖川畔。長七郎と辰三郎が駆けつけてみると若旦那は木に逆さ吊りに。
 ラス立、今日のお召しは白地。葵紋の威光は今日も無視されジェノサイド。

■ 新必殺仕置人 第37話「生命無用」1977.10.7テレ朝

 悪どい商売している質屋・大黒屋。岡っ引の熊吉もグル。奉行所には多数訴えあるも埒開かず。しまいに主水も大黒屋からのやばい質流れ品掴み戦慄コンビに大目玉。
大黒屋の手下となってチンピラ稼業の銀平の島帰りの父親は息子を改心させようと腐心している。銀平には茶店で働く恋人がいて時々会っている、今宮神社東門内側に茶店セット。
 町の若い衆に金をばら撒いていきがっている吉野屋の馬鹿息子は大黒屋の毒牙にかかり深みにはまってゆく。陰謀が進行中にとらの会が開かれるが、衆人環視の中で行われる、今宮神社本殿前の舞殿の舞台上。これを狛犬の上に乗って見ていた正八、人目につくとこで歌会やってる時は競りは無いので今回は仕事無しとチームに報告。
 島帰りを示す入れ墨を忌む銀平の目前で墨の入った腕切り落とす父親の銀造、その行為にうたれ改心する銀平。物陰から見ている岡っ引の熊吉、消された吉野屋の馬鹿息子を殺った下手人と決め付け銀平はその晩に殺されてしまう。息子を亡くし「命売ります」と書いた紙を背に悄然と歩く銀造、今宮神社参道。その紙を剥がし虎に見せる死神。次回のとらの日まで待てぬと鉄に依頼が来る。
 鉄、押し入り番頭に骨はずし決める。松は岡っ引を船上から射殺、相手に距離尋ねる余裕。蔵に逃げ込んだ大黒屋、質草の甲冑着込み主水と対決、一瞬主水やられたかと思っちゃった。
2002/5/21視聴分

■ 長七郎江戸日記 第二話「風流献上鷹始末」1983.10.25NTV/東映太秦

 献上鷹を廻り老中・酒井讃岐守家で繰り広げられる城代家老と江戸家老の確執。揉め事の現場には必ず居合わせる長七郎さま、今日もいっちょ噛み。
 ロケ地、鷹移送中怪しの浪人の襲撃現場、下鴨神社・糺の森参道。逃げた鷹を探す鷹匠親子、糺の森河合社前〜泉川。夢楽堂にそっと置いてかれた鷹を運ぶ辰三郎と長七郎がゆく、大覚寺門前明智門〜大門〜石橋。法華信者装った曲者に追われ辰三郎が逃げ回り長七郎が追い払う、大覚寺五社明神、マジ雨降ってる。ラス立は高雄の神護寺

■ 翔べ!必殺うらごろし 第13話「手が動く!画家でないのに絵を描いた」1979.3.2テレ朝

 冒頭、美人局働き役人に袖の下要求される正十「昔良く似た役人がいたみたい」が笑える。
お紋の首吊り死体が見つかる、大沢池畔。絵師親子が街角で弾き語りする絵物語、ギター使用が…フレットのある和楽器は無いからねぇ…ネックに布巻いてあるけど。絵師は役人に引き立てられ入牢、手鎖の刑に。このあと同心の手が絵を自動筆記するように。
 宿代が払えず算段に出てゆくうら殺チーム、先生は浅草の雑踏へ、宿代のカタに留められたおばさんの代わりに正十が呼び込み、粟生光明寺山門。そこへ自動筆記の同心やってきて先生に卦を見てもらう。先生は正十を絵師・浮世亭と同じ牢に入れ調査命じる。その夜、動き出す絵師の指、同刻平山主水(名前が…ぷ)の手も動き出し絵を描く。
 首を括ったお紋は浮世亭の娘で、これは他殺であると主張する絵師は街角で絵語りをしていたのであった。縁あって吉野屋に嫁いだお紋は接待の客とらされ逃げ出したところを扼殺された経緯が明らかに。浮世亭は役所内で殺害され、平山同心の手は途中で止まる。その後事を糺すべく正十の制止も聞かず決然と歩み出す平山、上役の石黒の襲撃に遭い斬り死に。死を看取り亡骸の傍に佇む正十の目に涙。あー正ちゃん美味しい役貰ってるぅ。
 吉野屋の四度目の婚礼のあくる朝、廊下を拭いているおばさん、見かけぬ顔と訝しむのを遣り過ごし厠で用足し中の吉野屋の背後に忍び寄り刺す「見かけない顔には気をつけるんだよぅ」。吉野屋を出て千鳥足で町をゆく石黒たち。手下は若がボコった末樽で轢き殺す。石黒は町屋の二階屋根から飛び降りた先生に串刺し。
2002/5/20視聴分

■ 長七郎江戸日記 第一話「風流双面草紙」1983.10.10NTV/東映太秦

 家光の弟・忠長の忘れ形見・松平長七郎を主人公とする「印籠」もの。しかし葵の紋の威光はこの作では利かず毎回悪人どもは向かってきて大量殺人が繰り広げられる。
その際披露される二刀流の殺陣は傑作。殺陣じたいは一本でもおんなじふうだが、抜くときと収めるときのアクションが見もの。ことに鞘に入れるときの一回転する動作は派手。また、ラス立ち回りの衣装の派手なこと。…いつまでついてけるかな。
 ロケ地、柳生宗冬邸、大覚寺大門。朝文堂を出た顔に刀傷の浪人がゆく、金戒光明寺三門。牧野主膳の陰謀で大店荒らしの浪人たちのアジト、高雄の西明寺

■ 三匹が斬る! 2002.5.20ANB

 仕事中にかかってたテレビを横目で見ると、村人らしい青年が鳥居本八幡宮の鳥居脇の木から逆さ吊りになっているシーンが。派手に、ぶらーんと。それ以外見てないけど…。
2002/5/19視聴分

■ 鬼平犯科帳 第七シリーズ九話「寒月六間堀」1997.6.4CX通算118話

 密偵たちとの歓談に酒を過ごし初めて五鉄に泊まる鬼平。五ツ過ぎて起き出した平蔵に白粥が振る舞われ、旨そうに食いながら自適の生活をしたいと語るのに彦十が今日いちにちは若い頃に戻りどこかへぶらりと足をのばそうと持ちかける。
 市中をゆく平蔵と彦十、山科随心院薬井門前(原作設定はお熊婆さんの茶店がある弥勒寺門前)。そこで見かけたのは老武士が物陰で襷かけ鉢巻をし出陣しようとする姿。目指す相手の駕籠が通りかかり、討って出ようとするも出損ね、座り込み嘆く姿を見遣る平蔵と彦十。駕籠は築地塀の角を曲がってゆき、老侍はよたよたと後を尾けてゆく、随心院裏の土塀。駕籠はなお進み、力尽きて倒れ伏す老人を抱き起こす平蔵、随心院参道
 老人は市口瀬兵衛、倅・伊織の仇で今は金貸しの松井四郎兵衛(山下藤四郎)を二十年も追い続けて71歳となる境遇。婚約者に言い寄った藤四郎と決闘の末伊織は死亡。四郎兵衛の立ち回り先の料亭の女将はその婚約者であった。平蔵は市口老人に助太刀を申し出、月明かりの晩六間堀川南端に架かる猿子橋で待ち構える。用心棒四人を倒す鬼平、市口老人は辛くも脇差で藤四郎を仕留める。事後、平蔵は彦十に市口老人を託し巡礼に報謝と金を手渡す。
 老人が去ったあと、現場に来ている巴屋の女将・お登勢。平蔵と短く交わす会話、男女の妙。原作に無いエピソードであるが吉右衛門版鬼平の真骨頂とも言える会話。あんまり色気無いけど。
2002/5/18視聴分

■ 幕府お耳役檜十三郎 第11話「隅田川浮世草子」1991TX/松竹

 深夜、水辺で心中偽装工作の侍たち、大沢池北西畔。翌朝浜町河岸へ上がる武家屋敷の中間と夜鷹の死体、。
 松前藩の抜荷と京極丹波の関係について十三に探索下命する田ァ様。心中の片割れの中間は松前藩で働いていた。また、藩江戸家老は世継めぐり京極とつるんで画策中。版元から頼まれこれを草子に書く十三、松前藩大騒ぎ。怪しい雲行きに世継に予定していた子も母も斬られ、情報漏洩源となった藩士も斬られるに及び江戸家老始末しにゆく十三。

■ 幕府お耳役檜十三郎 第12話「殺しの絵図の裏のウラ」1991TX/松竹

 京極別邸で目付たち招いて宴、その席に狼藉者乱入、嵯峨中山邸。これが京極の仕込みで田ノ内と耳役を焙りだす陰謀。京極邸にはかつての又平の恋人・久美が仕えていて、京極は耳役のことも又平の名も知悉。既に事は露見していた。
ある日京極が田ノ内配下の耳ーズの始末を命じているのを聞いた久美、知らせに走り又平庇って斬られる。耳ーズ出陣、京極の手先となって自分たちを襲った大村藩を襲撃。又平、前回からなんか怪力系になってる…。
 江戸城お廊下、行き会う京極丹波と田ァ様、タヌキ会話。

■ 幕府お耳役檜十三郎 第13話最終回「闇の裁き!小判に抱かれて死ね」1991TX/松竹

 側用人・加納の急死を受け後釜に座る画策する京極丹波。田ノ内の耳役の動静掴んだ京極の手の者は紅屋を襲う。乱戦、斬り抜ける耳ーズ、大覚寺脇の有栖川、大沢池溢水口付近、夜。
京極配下の耳役・若松と千代は自分の仕事と京極の悪辣さに疑問を抱いている。そこへ十三との出会い重なるうち揺れる若松たち。遂に側用人就任工作に使った一万両の受け取りを盗み出し十三に渡すも両名とも死亡。
 これを持ってビシバシ賄賂を受け取った老中まで糾弾する田ァ様、京極は罷免に。それでも気晴れぬ十三、京極の奥用人斬り切腹の間の京極の座敷に乱入し首を斬りおとす。
 ロケ地、京極丹波が老中に裏金渡しに屋敷を出る、大覚寺大門石橋
2002/5/17視聴分

■ 大江戸犯科帳 闇を斬る!SP「筆頭老中への陰謀」1993NTV/ユニオン・東映太秦

 冒頭、勘定吟味役が爆殺される料亭の離れ、琵琶湖畔か。
 六助が殺された勝山の家臣・田村の娘君枝と話す、大沢池北西畔
 田村が主人を殺したと告白する遺書持って自刃している竹林、嵯峨鳥居本か。斬九「最後の忍者」にあったのとおんなじ大石が。うーこないだ電柵してあって入れなかったんだよなー。タケノコ泥棒なんかすんなよな、っとにぃ。
 閉門命ぜられた筆頭老中・兵頭丹後守(丹哲)屋敷、大覚寺大門
 君枝に田村の話聞く一色由良之介と六助、ランダムな石段の上に袴つきの鐘楼と朱玉垣、神護寺鐘楼・和気清麿霊廟
 六助と話していた君枝が襲われさらわれるのは大沢池・天神島
 箱根山中、山あいの広場に三々五々集まってくる風魔一族、林の中から六助が窺っている、嵯峨酵素。有栖川けっこう水ある。
 並んで立つ君枝の父と六助の墓標、高雄か。六助は今回で殉職。
2002/5/16視聴分

■ 幕府お耳役檜十三郎 第十話「恋におちたら地獄ゆき」1991TX/松竹

 上州・平井藩の若侍七人、脱藩の罪着せられ葬られる、嵯峨酵素。石末峠をゆく七人縁の一行も怪しげな僧形の一団に暗殺される、谷山林道。その際用足し中だった石坂頼母の妹・お絹のみ助かり先頃再会した幼馴染おけいの身辺探っていて居合わせた新次が救出。
兄の墓に参ったお絹、藩の侍に攫われかかるところを紅屋の女将が割って入り助けるが新次は捕われてしまう。連れ込まれた先に幼馴染のおけい、パトロンが平井藩の家老。
その夜律儀に紅屋襲撃に来る僧形の一団、鳥見役と十三に返り討ち。その後新次捕えていた家老も斬、平井藩改易。家老が溜め込んでた金は七人の墓の中、で死体はというと藩邸裏の池の中に重し付けて沈めて…わぁ映すな。池の水面長いこと映して業平の歌まで被せて何事かと思ったら…悪趣味…。
 ラスト、菜の花の咲き乱れる川辺でピクニックの耳ーズ&紅ーズ+おけい、桂川か。

■ 服部半蔵 影の軍団 第20話「私は殺される!」1980.8.12KTV/東映

 伊予西条藩主が急死し改易の危機に。縁続きで政治資金の提供も受けている保科くん、伊賀に対する影扶持餌に半蔵に17年前捨てられた藩主の双子の妹探索を下命。その子は元甲賀衆・お甲の妹・お菊。
 一方、先の頭の喪明け頭領としての儀式行う水口鬼四郎、伊賀衆殲滅と抜け忍・お甲の誅滅を宣言、お甲の潜伏先・天童へ。途中、八坂峠(谷山林道)で伊賀の草の老婆・おときの茶店で声高に計画語る甲賀衆、聞き耳立てていたおときを殺害する石橋蓮司(鬼四郎)。陰険さがたまらない。
 追われる姉妹助け天童を逃げ出す半蔵、保津峡に渡したロープでお甲に峡谷渡らせるアクション、盲目の妹背負う設定だが背中には人形、それと骨格からして男性のスタント。お菊を政争の道具にするのを良しとせず伊賀の里に匿う半蔵、西条藩お取潰しで保科くん大激怒。
2002/5/15視聴分

■ 幕府お耳役檜十三郎 第九話「女郎蜘蛛の罠」1991TX/松竹

 播磨五万石川鍋藩で持ち上がる騒動は昔の怨恨と欲得ずくの絡みあったところへ京極丹波が糸引いてるいつもの構図。川鍋藩改易の後釜に座る藩を入札させるという悪辣さ。
調査に入った新次は側室に食われて呆けたままなのがなんかね。
 ロケ地、京極別邸に嵯峨の個人宅くらい。

■ 新必殺仕置人 第36話「自害無用」1977.9.23テレ朝

 冒頭、死神に追われ水路を走る男、追いつかれ始末される。御殿川から大沢池に出て泳ぎ出すという変わった使い方(普通は大沢池溢水口から出てくる)。
とらの会の席上、町方に目付けられたため死神に殺られる闇の俳諧師。会は暫時休止を宣す。
 仕置人探索を担当の南町与力・福原は自らの妻を囮に仕置人誘き寄せようと謀る。その計略には妻・志乃が昔捨てた子供たちも巻き込むという嫌ーな話。母と知らず弟の仇と志乃の仕置依頼するお糸、受ける鉄。その後仕掛は暴露され標的を与力に変更。
 巳代松の小銭かっぱらうところをわざと福原の手下の同心に見せ誘い出す鉄。今宮神社境内を逃げる。くるりと向き直った鉄、高倉脇の坂で骨はずし決めるもなお向かってくる同心、高倉下を走ってくるところを松が仕留める。福原は奉行所の中で主水が始末。

■ SABU〜さぶ 2002.5.14名古屋テレビ開局40周年記念作品

 メインキャラクターに若い役者を配するもののしっとりと仕上がった佳作。ちょっと宗教臭い山周作品を見やすく処理。
 ロケ地、おのぶの姉が首括る吉原田圃は植生(ヤナギ)から琵琶湖畔と思われる。出会いの橋・両国橋に渡月橋、靄のなか。石川島人足寄場に琵琶湖畔。
 裂布を盗み嵌めたのは自分と記したさぶの書付見て「やっぱりあいつだったかずっとそう思ってた」という栄二の台詞、あれはないでしょ。一発点火直ってないじゃんよ。
2002/5/14視聴分

■ 幕府お耳役檜十三郎 第八話「恋文代筆仕り候」1991TX/松竹

 のっけから谷中のいろは茶屋で旗本の部屋住み連中と勤番侍が暴れまくり。騒ぎ起して大名から金を巻き上げるシステムが作られ裏に京極丹波用人・重松久馬がいる。この件の探索を十三に下命する田ァ様。毎回十三にちくちくお説教されるとこがヒッジョオーに可愛い財津一郎。
 紅屋に恋文代筆頼みに来た茶屋の娘・おゆみ。周りからは諦めろと諭されている。相手のお小姓組・神尾孫八郎の家でも同様。そのうえ神尾家では組頭と義母が共謀し孫さま廃嫡を企む。二人の様子出歯亀していたお染、新次誘い逢引の現場覗きに行く、大覚寺五社明神付近。とりとめのない話を蜿蜒と続け終いに眠り込む二人、大覚寺護摩堂の縁先。朝までそんなコトしてて勤務に遅れそうになった孫八郎、慌てて走り出し大名行列の前突っ切ってしまい無礼を咎められ摂津浅田藩邸に連れ込まれてしまう。お小姓組組頭・大沢は猛る若手旗本を抑え好機到来とばかり孫八郎抹殺を企図。
一方、このことを十三に知らされ動く田ァ様、ツナギは駕籠止めて用足しの林の中、糺の森。これを察知した重松、事を早めその晩に大沢自身が浅田藩邸に忍び入り縄解くふりしてぶっすり、孫さまあっけなく昇天、自害と処理される。怒り神尾邸に続々集まる旗本衆、窮した浅田藩は重松に調停依頼、千両払わされる。藩役人の帰りを襲う耳ーズ、情報取り大沢の名浮上。
ふらふらと神尾邸に来てしまうおゆみ、義母と組頭の悪企み(そんなことを声高に喋りながら歩くなよぉ)聞いてしまう。後を尾けていた新次、気転利かせ連れて逃げる。
事の顛末を田ァ様に告げる十三、まぁた用足しの林、糺の森、密命下る。
 重松の駕籠襲う耳ーズ、供を鳥見役が散らした隙にばっさり。神尾邸に入り込んだ新次がうまうまと大沢を門前におびき出す。神道無念流の達人との対決、鍔迫り合いの末相手の脇差抜きぶっすり殺る十三、殺陣見応えあり。大沢の死体発見する義母・菊は脅しつけただけ、殺さなくっていいの?ちっちゃい子供いるからか。
 孫八郎の墓参りに来るおゆみと十三、金戒光明寺墓地、三重塔をバックに。

■ 翔べ!必殺うらごろし 第12話「木が人を引き寄せて昔を語る」1979.2.23テレ朝

 山中の先生、旗竿がひとりでに動き切株のところで止まる。これの解説が飛ばしてる、もうちょいで鼻から酒噴くとこだった。切株サーチ;赤子奪われ殺された夫婦。
 白蛇の滝へやって来る先生、滝に打たれる面打師、銭湯に入るみたいに隣に座る先生、柊野堰堤。左岸に小屋あり(セット)、面打師の娘が待っているのにコナかける正十、今度打つ面は田川藩の殿様の平癒祈願の興行のためのそれと知る。
面打師の作業場からは妙な声、それは材の木から。刻もうとすると逃げる木、面打師の娘は怪しみ木を先生のもとへ。サーチ;「返して」と女の声、材の納入先調べると例の切株。その木で打ちあがった面は失踪した面打師の上の娘に酷似。面打師一家が事情を語るうちはっきり子供を返してくれと「言う」面。更なるサーチの末面打師の長女夫婦が惨殺され子を奪われた経緯が明らかに。
 田川藩主の奥方・波乃が死産したのを誤魔化し人の子攫った家老たちの企みが面によって暴かれかかり面打師と能役者ともども斬られてしまう。攫われた赤子・現嫡子菊丸君を救い出したあと仕置にかかるうら殺チーム、寺へ参るワル一行を襲う。石段落としに跳躍刺し、奥方が茶室に逃げ込むとおばさんがぶっすり刺す「子供の前でこんなことしたくないよ(刺したあと赤子に掛けてあった覆い布とって)帰ろな、帰ろな」殺しの帰り、連れていた捨て子の母見つかり怒り笑いながら渡す。

■ 盤嶽の一生 第五話「落としもの」2002.5.14CX

 旅ゆく盤嶽、立小便中五百両入りの胴巻拾う。駕篭かきの金太・銀平宅に招じ入れられ晩飯を振る舞われる盤嶽、気を良くするも彼等は金を盗る算段、偽の落とし主(上岡竜太郎なんだよこれが…もうフジ愚図愚図してるから引退したのや亡くなったのや)連れてきたりする。そうこうするうち浪人者の落とし主現れ引き渡すもまたまた偽者、その後現れた真の落とし主と称する侍も騙りの盗人、しまいに盤嶽が町方に捕われてしまう。
 一晩留められ解き放たれるが胴巻は金太が持って遁走、借金のカタに売られた近所の娘・おぶんを請け出しに。このままでは金太が死罪にと騒ぐところへ盤嶽捕えた町方は金を盗られたのが裏稼業の怪しいやくざであることを告げ、どうにかしようと言う。隠れていた(鳥居本八幡宮)金太とおぶんが捕まりかかっているところへ盤嶽と町方・平瀬の弥太郎が乱入し追い払う。盤嶽に早いとこ逃げろと示唆する弥太郎、実は盤嶽に持ち逃げの罪着せて胴巻は自分の懐に入れてちょろまかし。旦那は強いからと屁理屈を展開するのがおかしい。盤嶽が駕籠に乗ってゆく背の高い沈下橋、ううどこじゃ木津川のじゃないぞくそぅ挑戦的な。まさか四国行って撮ってないだろな。
 何も知らず弥太郎と金銀コンビにちぎれるほど手振り別れゆく盤嶽、大阪府島本町河川敷公園の三川合流付近・淀堤の草っ原、背後の山は天王山。しつこく幾度も手を振り合うのにいつもの「騙され、また騙されて」が被り終劇。これはホンもいいな、たぶん。今でもこんなふうな素浪人もの作れるのに感心。局ももちょっと大事にしてやってよね。
2002/5/13視聴分

■ 幕府お耳役檜十三郎 第七話「秘密を盗んだ女」1991TX/松竹

 東照宮修繕の情報芸者に漏洩しちゃう田ァ様。そのせいでほぼ内定してた加賀藩に藩公病臥とか言って逃げられる。田ノ内、十三に芸者・小太郎の探索下命。
探索中、出入り先の彫師宅に出入りする怪しげな浪人尾行する鳥見役、今宮神社石橋真如堂、気付かれ斬りかかられる。バックには京極に取り入ろうとする唐物商・東海屋、小太郎は弱味握られ手先となっていた。その弱味・里子に出した実子・太一と月イチで会う小太郎、北野天満宮。内縁の夫と息子を見つめ微笑む小太郎に声かける十三、感情移入。
一方小太郎と別口の手先の芸者、欲をかき消され大川に土左ヱ門として上がる、桂川罧原堤
 小太郎、彫師と浪人・月形に江戸城石垣工事入札情報入手を命ぜられる、真如堂。やむなく動き強引に京極丹波の酒席で入札価格ゲット。そこへ十三現れ足を洗うよう示唆、説得。始末はつけてやると約す。
 縁日をゆく七之助(彫師)、新次が幇間のふりして誘い出す、今宮神社合祀社、十三闇より出で斬。東海屋の入浴中鳥見役が風呂焚き封じ十三が板壁越しにぶすー、板から湯がぴゅー。東海屋の座敷で呑んでた月形もさくっと始末。
 漏洩の事実明るみに出焦る京極に嫌味ちくちくの田ァ様。
 ラスト、縁日をゆく十三と紅屋の女将にお染、小太郎親子が三人連れで睦まじそうな様子見かける、真如堂参道・水場

■ 豊臣秀吉 天下を獲る!1995/1/2TX

・第四部「信長狂乱!本能寺燃ゆ その3」
 賎ケ岳合戦、佐久間信盛戦死、木津河原
・第五部「太閤秀吉 夢のまた夢」
 大阪城、改築前の映像。
 秀次に関白職を授ける秀吉、大沢池南堤。対岸に心経宝塔映る。
 辞世に被せて沢ノ池。
*別にお気に入りのガンマクが死んじゃったから興味失ったんじゃないけど天下獲り以降の秀吉って好かないから見るのも端折りまくり。大阪人だから太閤はん好っきゃろというのは自分には無い。老醜晒した晩年の秀吉は嫌いなんだよなー。意味の無い戦争とか、兵站考慮しないトップは嫌いよ、大東亜戦争当時の指導者たちとおんなじで。人道的にどうこう以前にアタマ腐ってるんとちゃうか、と言ってみるこの頃。
2002/5/12視聴分

■ 豊臣秀吉 天下を獲る!1995/1/2TX

・第四部「信長狂乱!本能寺燃ゆ その2」

 河原で遊ぶ忠勝たち、桂川罧原堤付近。子犬追いかけ母子ともに溺死。
 播磨から加賀へ向かう藤吉郎一行、谷山林道。加賀の柴田陣へ入る、嵯峨観空寺谷町・有栖川源流部?
 軍中に没した竹中半兵衛を荼毘に付す、琵琶湖畔、北湖。
 家康、長男・信康に死を賜る、間人海岸
 丹波攻めの明智陣地、嵯峨観空寺谷町・有栖川源流部?
 信長が藤吉郎に茶の湯を許可する庭園、梅宮大社

・第五部「秀吉天下を獲る!」その1

 本能寺の変後、半ば狂乱の態で河原に佇む光秀、桂川
 高松城付近で一若とガンマクが毛利へ向けた光秀の使者捕える、谷山林道
 信長の訃報を聞き悲嘆にくれる秀吉に決起を促しに来る黒田官兵衛、流れ橋付近。

・第五部「秀吉天下を獲る!」その2

 秀吉軍、中国大返しの際の休息、木津河原
 三日で着く淀の河原、木津川
 光秀の着陣する洞ヶ峠、合戦に不参加の細川父子の髻届く、谷山林道
 ガンマクと一若がゆく街道、木津川堤。河原に下りて休むのは流れ橋付近。
 ガンマク、柴田陣に秀吉が既に山崎合戦で光秀討ち取ったとの偽報届け真実の証に詰腹を切るのは木津河原。これでもかっつー位粗いホンのなか、いい芝居してる火野正平。だいたい教科書みたいに史実追い過ぎなのよ、このホン。だから却って無名の乱破なんかは描けてるのかも。
 山崎の戦いの後落ちる光秀、鳥居本付近か。

■ 鬼平犯科帳 第七シリーズ八話「泣き味噌屋」1997.5.28CX

 勘定係の川村は人前で雷に取り乱す軟弱者。或る日その新妻が狼藉の果て惨殺される。犯人を二本刺しと睨んだ平蔵の指令飛び動く密偵たち。おまさが聞き込みに立ち寄る寺に真如堂。聞き込みの末浮かぶ大身旗本と手下の剣客。道場で開く賭場に踏み込む盗賊改。討ち込む鬼平の傍らには志願した川村の姿。捨て身の剣で相手を一突き。
 後日、おまさに問われ経緯を語る平蔵、配下に対する慈しみと職責への厳然たる態度と、足りぬ尺のなかこれをきっちり映像化してるから吉右衛門版鬼平は不朽の名作たり得るんだな。
2002/5/11視聴分

■ 幕府お耳役檜十三郎 第六話「大名馬鹿 罠にかかった六万石」1991TX/松竹

 小姓あがりの京極丹波の側近・重松が遠州浜松藩主河内守に奥州・棚倉への転封を言い渡しに来る、山科随心院。棚倉は不首尾起した大名の左遷先。十三の友で河内守家来の六之進は責負い自刃。河内守の女癖が引き金。その妾・お艶の身辺を調べ十三とツナギとる新次、広沢池。ごろんぼが襲い掛かってくる。襲撃に失敗した浪人を始末した侍を新次が追う、入っていくのは棚倉藩下屋敷、随心院?棚倉藩は唐津に、浜松藩の後釜に唐津藩がという六万石のコロガシ。
 お艶と十三が話す寺、河内守・辰吉との経緯を語る、真如堂本堂〜鐘楼〜塔。辰吉のバックに誰かがいて操っていると示唆する十三、お艶は怒って立ち去る、真如堂山門。その後辰吉の手下が十三襲う、真如堂境内から金戒光明寺へ抜ける塔頭の間の道。
島流しになった辰吉を赦免する代わりに浜松藩主ハメるのが条件だったことを突かれ身の危険説く十三の言葉とお艶に子供できたことから意を決し唐津藩下屋敷に赴く辰吉、大覚寺明智門。唐津藩と縁を切って江戸を離れたいと申し出る辰吉、口封じに斬られる。偵察に来ていた鳥見役が助け出すも頓死。
 生き証人の口塞がれた耳役チーム、田ノ内まで出張り重松を誘い出し酒席で三大名国替えの尽力はただ働きだったと京極に伝えよと告げる。その頃重松を待つ唐津藩と棚倉藩の座敷に耳役三人衆出陣、手拭と鳥刺し棒炸裂。慌てる重役たちに迫る十三の影、斬りまくったうえ証文奪い焼き捨てる。死屍累々の座敷へ駆けつける重松くん、「くっそお」おそーい。
2002/5/10視聴分

■ 幕府お耳役檜十三郎 第五話「五万石争奪!踊る密書」1991TX/松竹

 柏田藩の世継騒動、正室の子推す城代家老は田ノ内の竹馬の友(友達多いのね)、側室の子推す江戸家老は京極丹波に接近、錦鯉贈ったりなんかして。
十三郎には城代の娘で駆け落ちし長屋住まいのお絹夫婦の保護の命下る。お絹は勤め先の料亭で京極と江戸家老の密談漏れ聞き、次第を書状に認め田ノ内に送る。それを運ぶ紅屋のお染が襲われ手紙奪われる、下鴨神社糺の森池跡。その後お絹夫婦も襲われ十三が助勢。襲撃現場、塀と路地が…妙心寺?坂あるから違うか。
その後再び襲われ捕われたお染救うべく人質交換に赴くお絹夫婦、大沢池天神島
 ラスト、国へ帰るお絹見送る十三、大沢池・放生池境の堤
2002/5/9視聴分

■ 服部半蔵 影の軍団 第19話「吸血!女の館」1980.8.5KTV/東映

 大奥のドロドロ。桂昌院に取り入る怪僧・隆光…って???最後の殺陣、なんで大奥にあんなイッパイ男いるのよ。…ダレたな。

■ 幕府お耳役檜十三郎 第四話「生まれたままの悪女」1991TX/松竹

 秋田藩邸から裏帳簿盗る女賊・不知火のおもん。秋田藩留守居役と親友の田ノ内、十三郎に探索下命。おもんの裏には京極丹波の手先・犬千代。でも帳簿はおもんの情夫にパクられ悲嘆の女賊、考え込み佇む水辺、広沢池。その夜おもんと一杯飲り憎からず思う耳役三人衆、軽妙な会話が絶妙。
 おもんの情夫、帳簿売ろうとして斬られる林、糺の森。情夫が隠していた帳簿先回りし取り戻したおもん、犬千代に毒づき渡さず、鳥居本八幡宮。逃げる石段、段途中から大木生えてる珍しいもの、要調査・キャプチャ。その後紅屋に十三郎訪ねるも不在、犬の手先に見つかり斬られ虫の息、隠れる苫舟、広沢池。耳役三人衆がおもんを荼毘に付す嵯峨酵素。おもんの弔いと出陣の十三郎、あれぇ犬斬られちゃったよ…いいのか?

■ 豊臣秀吉 天下を獲る!第四部「信長狂乱!本能寺燃ゆ」その1 1995/1/2TX

 伊勢長島一揆殲滅の報聞き物思う秀吉、北近江の湖畔
 一若の急使でおみねと秀勝に会う秀吉、みろくの里?ガンマクにからかわれる。
 家康の対武田戦の援軍に赴く秀吉、家康の迎え受ける山道、谷山林道
2002/5/8視聴分

■ 幕府お耳役檜十三郎 第三話「紫袱紗に包まれた謎」1991TX/松竹

 田沼家の再興図り噂真紛いの「橘井院百聞録」作成し水野出羽守に通じようとするお京の方、田沼の遺児。怪しい別式女を使い事を進めようとするも家来の八木は京極丹波の手下・犬千代に裏で通じ使いの菊乃斬り関わった町人まで皆殺しの乱暴さ。でも十三郎が八木を斬り捨て諌めるのは素直に聞き国へ帰ってゆく。
 ロケ地、菊乃が百聞録持って使いにゆく駕籠が通るのは妙心寺北門に通じる道。十三郎が田ノ内とのツナギに舟を出す、大沢池。その後の耳軍団のツナギ、今宮神社高倉下。「橘井院」のいる泉岳寺坂の尼寺・西光庵、高雄の西明寺。金座後藤邸門前に佇む十三郎に配達中のお染が声かけるのは雲霧のおかしらが刀売ってたとこでは?金座後藤が入ってゆく有馬家下屋敷、山科随心院。百聞録持って橘井院のところへ行った渡り中間が別式女たちに追いかけられちゃんばらが始まるのは下鴨神社。新次が糺の森走り抜けながら泉川で手拭を手早く濡らす。
 橘井院とはペンネームで、橘と井桁の紋はお京の方の嫁ぎ先・井伊家のもの、百聞録を包んであった紫の袱紗にあった九曜紋は田沼家のもの。別式女の印籠にある七頭の疾駆する馬は田沼の隠し目付「七ツ目組」のもの、という設定など意外と小物に凝るのも面白い。

■ 新必殺仕置人 第35話「宣伝無用」1977.9.16テレ朝

 松がちょっと目を離した隙に小銭かっぱらう鉄、輪島から観音長屋の遊び人・宇之吉訪ねてきた弟・平蔵の娘に泥棒のおじちゃんと懐かれる。鉄の忠告を聞かず兄を信じる平蔵、あくる日白昼の往来で殺されてしまう。これを悲話に仕立てて輪島塗売りまくる宇之吉と唐木屋。懐いていた娘の嘆きに激昂する鉄、頼み料を工面しとらの会にかけ自分で落札、チームは能登へ。
 能登への道、中山道に擬して保津峡琵琶湖等。御陣乗太鼓響く能登の浜は竹生島見える琵琶湖岸。奇怪な面つけて太鼓叩く中にチーム紛れワルをさくっと仕置。
 ロケ地補遺・宇之吉が父を脅迫し刃物持ち出す村の社は大沢池天神島の祠。
2002/5/7視聴分

■ 幕府お耳役檜十三郎 第二話「大名潰し・三千両の罠」1991TX/松竹

 喜連川藩主、京極丹波の冥加金断り目付けられる。船宿「浮舟」での田ノ内と十三郎の竹管通してのツナギ、話題は喜連川。十三郎、お忍びの「殿」と意気投合。
 喜連川藩に永代橋修復の話、資金に難渋するところへ怪しい援助話、京極の仕組んだ偽金持ち込まれる。京極のお耳役は十三郎の昔の女・お甲。京極の小姓とお甲のツナギ見ていて渡り中間が追いかけられ鳥見役と共に隠れるのは下鴨神社・糺の森、泉川に架かる石橋下。
 喜連川藩の江戸家老が責負い自刃するに及びお甲斬る十三郎。小姓は殺り損ね、今回も京極追うには至らず、京極邸の天井から偽金降らすに留まる。

■ 江戸中町奉行所 第二シリーズ12話最終回「望郷に泣く女」1992TX

 御用金逃れに金蔵破り偽装の商人と勘定奉行が結託、それに関わって何人も無関係の人間が殺され、昔の男捜している水茶屋の女も殺られる。
最後の闇裁きというのにルーティン繰り返すのみ。
 ラストは水流添宅に愚痴垂れに来る南町の「猫どの」にグルメ談義の煮干の出汁。
あ゛ー第一シリーズの輝き戻らぬまま終わりやがった。時間損した気分。

■ 翔べ!必殺うらごろし 第11話「人形が泣いて愛する人を呼んだ」1979/2/16テレ朝

 惚れた女郎の似姿の人形弄り回し身請けの日心待ちにする若侍・菅谷。或る日涙を流す人形を見て菅谷の母親が先生に見て貰うと二人の男に追いかけられる白梅の姿が。
 藩に願い出て休暇取り先生と共に吉原の白梅のもとに向かう菅谷、公金横領の濡れ衣着せられる。そのことを知らせに藩の追っ手に先んじて走る正十、嵯峨酵素の谷。追っ手は谷の上のダート道を、正十は谷底を走り追い抜くという表現がなされる。
 吉原の白梅のもとには藩から手が回り心中立てで殺害される、同刻国許の似姿の人形が口から血を流し横倒しになる。菅谷も心中相手にチョイスされ殺されたチンピラの女房も殺られてしまう。今回おばさんは国許の菅谷家に残り母親の面倒見ているので先生がお日様パワーで仕置相手は神谷主膳と伝達。おばさん、菅谷家に息子の処断報告に来た神谷追いかけ「忘れもんだよ(手紙渡し読むところを刺す)あんたの罪を人が被るんじゃたまらないよ」この際背後に映る新羅ふうの石仏群、からくり人で使ってたやつー、どこじゃ。
 正十、ワルをおびき出し走る大沢池・放生池境堤、足早いなー。今回は先生が刃物で仕留める珍しいシーンが。

■ 服部半蔵 影の軍団 第18話「瞳の中の殺人者」1980/7/29KTV・東映

 伊豆・天城山で薬草採取の津々美京之介襲う天魔一族、嵯峨酵素
京之介が情けかけ目の手術してやった娘は天魔の左近の実子、知らず誘拐するも逃がし始末される。捕われていた子供の記憶からアジト割れ服部衆に乗り込まれ天魔壊滅、戦国の砦跡も大八の火薬でばこーん。その「小菅」って設定の江戸郊外、郭公の集まり場所って、いったい…ワカケホンセイインコの集まり場所なら東農大だけどね。
 ロケ地補遺・京之介が母子と鳩放しにゆく水辺、中ノ島橋
2002/5/6視聴分

■ 江戸中町奉行所 第二シリーズ11話「命がけ!喧嘩芸者」1992TX

 辰巳芸者騙して幕政の機密盗みあろうことかそれを競りにかけて儲ける悪党が。芸者に惚れた多吉の出番多し。闇裁き、水流添の台詞仕置人パクったような設定。殺陣もバック音楽もなんか荒い…あ、また大船になってる…???

■ 幕府お耳役檜十三郎 第一話「公儀大目付の陰謀」1991TX/松竹

 檜十三郎は飛脚屋紅屋の居候で恋文の代筆を生業にしている大目付配下の「お耳役」。友人の鳥見役・竜崎又平は役目柄どこでも入ってゆき、またこれも友人の渡り中間・新次は日銭で大名に雇われ内情を探る。これに加え紅屋の女将お富と女飛脚のお染がファミリーを形成。
 将軍家斉の御世、三十何人か目の将軍の娘の輿入れ先の内偵、大目付と十三郎のツナギは水辺の料亭の座敷の下へ船をつけ竹筒刺して行う、錦水亭
将軍の娘拝領を避けたい鍋島藩と南部藩のどたばた。それにつけこむ大目付筆頭の京極丹波守、これを誅滅せんと十三郎に謀る大目付・田ノ内隼人正。鍋島方が南部藩の虚偽申し立て暴くといって目付ら呼び出す長谷寺、粟生光明寺。石段を登る証拠の人質乗せた駕籠まわり一行に襲いかかる「お耳役」軍団。渡り中間は濡らした手拭を次々投げ相手の顔に貼りつかせて自由奪う。そこへ鳥見役が特製強力トリモチ(どんな接着力じゃ)で相手引っ掛け階段から落とす。ワルのアタマ連中は十三郎が堂内で斬。
 事後、悪企み及ばず将軍の姫押し付けられる鍋島藩、京極追い落としにはもっと強烈な証拠が要るとひとりごちる大目付・田ノ内。

■ 右門捕物帳 第一話「一番手柄 右門登場」1969日テレ/東宝

 吉右衛門が出てるから見てみたけど、古すぎて馴染めず。無理ないよな、この年に水戸黄門始まってるくらいだし。
痩せてると怖い吉右衛門の顔、むっつりだから余計に?ライバルの同心のビジュアルもなんだかなー。依頼元の藩主なんかアラカンだもんな。「むっつり」したまま頭を動かさずくっくっと笑う右門の旦那怖い。

■ 鑓の権三 1986松竹 篠田正浩監督作品

 参勤交代の行列がゆく、彦根城
 権三が馬を遣る近江舞子の浜、川側がやって来て競争のシーンは湖畔の松林。
 浅香市之進邸の茶室の庭、大和小泉の慈光院
 権三が川側の妹・お雪と密会の茶屋は錦水亭
 おさゐの実家の探索から逃げ回る川側一行、糺の森。池跡で甚平に追いつかれる。このあと首ちょんぱの火野正平のソフビモデルが。ようできてるわ。
 権三とおさゐの逃避行、保津峡。市之進が旅立ちの祈願の神社、下鴨神社。市之進一行のゆく山道、谷山林道。京へ入ったことを示すビジュアルに八坂の塔。おさゐと権三の通りかかる山門、南禅寺三門。市之進一行が不義者を探し歩く伏見の町、船着場は佐用の平福。おさゐ・権三見つかり討たれる橋は錦帯橋。派手な血しぶき、橋血だらけ。
 不義密通の証拠の帯持ちててーっと走り出す火野正平の動きがなんとも言えない味。狭苦しくさえ感じられる様式美に統一されたなかの破調、趣深し。
2002/5/5視聴分

■ 鬼平犯科帳 第一シリーズ22話「金太郎そば」1990/1/24CX

 金太郎そばの女将・お竹、片袖ぬいて出前する肩には見事な金太郎の刺青。恩人のくれた藁の馬(東北地方の民具)をお守りにしている。この民具は盗賊・藁馬の重兵衛が盗みのしるしに置いていくもので、これを軸に話が展開してゆく。派手な盗賊の話ではなくしんみりと語られる人情話。
 ロケ地、金屋の息子・伊太郎がお竹とデートの場面は上賀茂神社ならの小川・神事橋付近。またお竹が伊太郎の婿入り話聞き貰った簪を川に流すのは神事橋下の水場
お竹と由松が祈願成就の絵馬奉納に来るのは北野天満宮

■ 鬼平犯科帳 第七シリーズ七話「五月雨坊主」1997/5/14CX通算116話

 火盗改御用の絵師・石田竹仙とそっくりの盗賊を軸に話が展開。絵師は自画像を描くことに。
恩人を身持ちのわるい身内に殺される僧侶という後味のわるーい陰惨な話を御馴染みのメンバーのエピソードとからめ軽妙に仕上げてある。
 ロケ地、みよしやからの帰り伊佐次が通りかかる塀と門が見える、雲霧でおかしらが刀売ってたとこ、どこなんだよぅ。
盗賊・長五郎が女房のお栄に金をせびられ斬りかかる林、仁和寺五重塔南付近。竹仙が自分そっくりの男に会った回想シーン、南禅寺三門、谷中の寺まちに擬して。また、善達坊主の寄留する長五郎の盗人宿にされた谷中の天徳寺、嵯峨酵素
 キャストに一人三役きっちり出てた。珍しいんじゃないかな。 
2002/5/4視聴分

■ 鬼平犯科帳 第一シリーズ21話「敵」1990/1/14CX

 ロケ地、 本所仲の郷本町如意輪寺門前の花屋へ入る五郎蔵を見咎める岸井左馬之助、妙心寺。岸井が五郎蔵を最初に見た三国峠、谷山林道。三国峠の「坊主の湯」、高雄の指月亭
 お盗めをやめているのに配下の身の振り方案じ再度の盗み期する五郎蔵、当世の風に流され大滝のおかしら裏切る手下たち。おおよその事情呑み込んだ鬼平が犯行直前の盗人宿に踏み込み、左馬之助と共に五郎蔵に敵討ち促す。
 事後、舟形の宗平と共に密偵になる五郎蔵、一旦は断るも配下の女の身請け金120両をぽんと置かれ供養にしてくれとの平蔵の言葉に落涙。

■ 豊臣秀吉 天下を獲る!1995/1/2TX

第二部「信長との出会い!侍大将への道」
 小六党集落、みろくの里?蜂須賀小六が馬の口とり日吉送り出す峠、谷山林道
 道三と信長会見の寺、粟生光明寺本堂
 日吉が信長に出仕願い出る道、八木町山室
 信長と弟・勘十郎との戦、嵯峨酵素
 信長が忍びでゆく夜道、下鴨神社一の鳥居。
 信長と斉藤龍興の戦、道三弔いの戦、山室?酵素?
 日吉がガンマクらと行き会う峠、谷山林道
 日吉がガンマクらに今川義元の動静聞く林、北山杉の植林地。桶狭間は一部木津川堤使用。墨俣城も木津川河川敷か。橋頭堡完成に狂喜した日吉が渡るのは木津川だし。
 お市の方の嫁入り行列、琵琶湖畔、対岸に近江八幡付近と思われる山なみ。浅井長政は本田博太郎!

第三部「藤吉郎 美濃攻め大手柄」
 稲葉山城を前に戦略語る信長と藤吉郎、谷山林道。信長の姿を木の陰から見ているガンマクと一若。
 竹中半兵衛隠宅を訪ねる藤吉郎、嵯峨酵素民家セット。
 美濃三人衆との会見、大覚寺護摩堂、中で藤吉郎が会談中縁先に座って待つガンマクたち。
 稲葉山城攻略の搦手、谷山林道
 室町御所、京都御所。映像のみ。
 藤吉郎と明智光秀が話す川の見える座敷、川は木津川と思われるが合成くさい。
 浅井の寝返りのシーン、山室。その後の合戦シーンは湖北か。
 浅井長政自刃シーン、本田博太郎のスクエアな侍姿は珍し。
2002/5/3視聴分

■ 必殺仕事人 第55話「離れ技孤立水火攻め」1980/6/13テレ朝

 主人公側に町方が含まれると火盗改は悪役、時代劇の法則の一。またその逆も真なり。
かつて近江屋をハめ放火し手代に罪着せ島送りにした足利屋、グルの火盗改筆頭与力。島抜けし復讐に燃える男と、足利屋に謀殺される丁稚と、後追い自殺する母。直接の訴えは無く頼み料も三分、たまにはこういうのもなと主水。
 ロケ地、定吉との人質交換、広沢池。息子の死後放心した母がとぼとぼ歩く橋、中ノ島橋。物思いに沈み佇む岸、中ノ島橋北詰たもと。堰堤映り込む。思い詰め身投げするのは堰堤下。ここは身投げのシーンや川に飛び込んで追っ手から逃れるシーンによく使われるが、そんなに深くない。役者さんも大変。
 火盗与力を仕置する主水「てめぇの命はたった三分」

■ 豊臣秀吉 天下を獲る!1995/1/2TX

第一部「日吉丸 天下へ旅立つ!」その1
 冒頭のガキ同士の合戦、嵯峨酵素河原。日吉が登っているのは「ふたもとの木」。
 村の男たちが合戦から帰る、八木町山室。家へ帰る際通る神社、園部町竹井の摩気神社。門に腰掛け父と語る日吉。
 日吉と父・弥右衛門が農機具洗う汀、織田信秀と吉法師が通りかかるのは沢ノ池。瓢箪の生る珍しい松の木が。
 また戦にゆく弥右衛門、集合場所は摩気神社
 松平竹千代と母の別れ、二条城?愁嘆場から竹千代連れ出し父・松平宏忠がゆく海浜、間人海岸
 日吉、子守を嫌がって飛び出し通りかかる里の宮、鳥居本八幡宮舞殿で母の不倫からかわれる。家計を助けるため泥鰌を獲る汀、広沢池観音島そばの湿地。日吉が泥鰌を売り歩く、金戒光明寺三門前
 平手政秀が土田御前に吉法師のことで詰られる「万松寺・天王坊」、粟生光明寺
 竹千代が今川氏のもとへ人質として送られる途上の浜、琵琶湖、遠景に竹生島、滝川一益が奪いに来る。
 吉法師が悪童仲間と小川の中で遊び呆けているのを見る日吉、上賀茂神社ならの小川

第一部「日吉丸 天下へ旅立つ!」その2
 日吉が父をリハビリに連れ出す水辺、沢ノ池
 日吉が「味良しの瓜」の行商しているのは金戒光明寺三門前
 土田御前の振舞に激した吉法師が馬をやる、谷山林道
 日吉の父の葬列がゆく汀、沢ノ池、池畔に土饅頭と卒塔婆。
 日吉が寺小僧に出される「光明寺」、粟生光明寺
 竹千代が織田方から今川氏へ人質交換に送り出される、妙心寺
 信長の父の葬儀が行われる、粟生光明寺。姿の見えぬ信長を家来が探す場面に参道石段上部。有名な父の位牌に灰投げつけるシーンは本堂内陣。
 矢作橋、蜂須賀小六と日吉の出会い、木津川流れ橋
 小六の配下となった日吉が桶洗っているのにガンマクらが話しかける小川、探索中。
2002/5/2視聴分

■ 必殺仕事人 第54話「呪い技怪談怨霊攻め」1980.6.6テレ朝

 冒頭、主水の悪夢、四谷怪談。戸板返しは戦慄コンビ。
 おしまの質屋を強請る浪人三人組。
 中津藩組頭・伊東甚兵衛は藩政の弱み握り上層部に煙たがられ娘に婿を取れないでいる。
 岡山から夫を探しに出て来た母子、行き倒れ左門夫婦に助けられる。
 この三つのエピソードが収斂してゆく四谷怪談ベースの作り。浪人A(母子の夫)の名前なんか宮田宇右衛門で妻の名は菊乃だし。
で、伊右衛門よろしく伊藤家の婿養子に納まりかける宇右衛門なんだけど、妻子殺されたのを知り伊東の爺殺そうとして逆にやられる。仕置は婚礼の晩。
 ロケ地、伊東の娘に近づくため仲間の浪人と語らってくさい芝居をうつ橋、中ノ島橋。宮田の妻子が殺されたあと左門が宇右衛門を責め詰るのは大覚寺五社明神
 これの劇中歌、何回も聴いてうんざりしているところへ今回はかんざしの注文受け張り切って仕事する秀、というサービスくさい映像が挟まれバックに蜿蜒ちょとクサめの歌が…この秀役の俳優さん、人気あったんだろうな。不自然にポーズとって「爽やかに」笑うし。
 二枚目系の役者ってあんまり見分けつかないからなー。劇場版に髪型ちょっと変えて出て来た時なんて全然秀だって判らなかったし。どんなふうに出てきても判る人って限られてるな、何人かに。火野正平、本田博太郎、石橋蓮司、山崎努(時々緒方拳と間違えて笑われる)…あ、吉右衛門はわかる…あと近藤正臣でしょ、ヨロキンは判ると思う…弟の嘉葎雄氏はどうかな…藤田まことは判る…五郎蔵さんも見分けられる(名前知らない)…伊佐次は自信ない…斬九はこないだ間違えた…栗塚旭はいっつも目むいてるから判る…こんなんだから女優さんなんか確実に見分けられるのは中村玉緒と樹々なんとかくらいだよ。だから俳優さん情報は旦那が頼り。
2002/5/1視聴分

■ 新必殺仕置人 第34話「軍配無用」1977.9.9テレ朝

 松、島での仲間にばったり会い夜に酒席の約、呑屋から何度も顔出し心配そうに待つが現れず、聞くは留吉が犯人とされる殺しの噂。留吉は大間の一蔵の下で働いていた。一蔵は相撲の勧進元で、綱錦・刀の岩の両力士が人気を博している。
力士の手形をミトンでペッタンして偽造し稼ごうとする正八、何れが勝つか小博打を掛け騒ぐ鉄。
 竹を伐りに行き留吉の死体発見する松。
 一方綱錦と刀の岩の大一番が行われる、妙心寺。裏で不正を働き興行の金まで奪っている一蔵と旗本・飯塚の企みによりこの一番の行司・日下清風は土俵上で自刃。
 とらの会にかかるのは大間の一蔵。
松、天井裏に潜み一蔵の手下・留吉を手にかけた源次を殺、小道具に留吉の墓に供えた白菊。
主水、おていが誘い出した旗本を斬。言い草が「おばさん」みたい。
鉄、屋根の上で自分の手形ペッタンした紙作っている。それを屋根から撒き混乱するなか一蔵を殺。

■ 鬼平犯科帳 劇場版 1995.11.18封切/松竹・フジ 小野田嘉幹監督作品

 蛇の平十一味、さびれた街道はずれで待伏せていた盗賊改に押し包まれる、みろくの里?恨みの言葉吐きながら火焙りに処される平十。
 粂八の船宿(八幡堀)へ訪ねてくるおまさ、狐火の勇五郎の手下・瀬戸川の源助目撃を告げ狐火の二代目と自分の関係告白、苦衷訴える。瀬戸川の源助の渡し場(琵琶湖北湖畔)訪ねるおまさ、隠し部屋へ通され二代目勇五郎と再会。外から粂八と平蔵が窺っている。
 市ヶ谷の山田屋へ急ぎ働きの凶盗入る。白子の菊右衛門から荒神のおとよのもとへ送り込まれた文吉(勇五郎の異母兄弟)一党の仕業、おとよの手下に本田博太郎、仕草が相変わらず動物的でイイ。
山田屋の現場に残された狐火の札見た鬼平、瀬戸川の源助のアジト急襲。源助は勇五郎庇い自爆。
 狐火の引き込み女の人相書き持って聞き込みの盗賊改、今宮神社高倉下に茶屋セット・またその付近も。
粂八のもとへ忍んで来るおまさ、二階で待てと言われ上がる座敷には平蔵。勇五郎が義弟を粛清しようとしていることを告げ文吉を捕えるよう示唆、途端降って来る鬼平の怒号、退去命じる平蔵の剣幕に萎縮したおまさ、逃げるように立ち去る。実は平蔵の計略。
 柳沢の土手(大沢池)、夜。文吉の手下とツナギとる勇五郎、おまさは無理矢理船に同乗し共に行く。その後を追い闇の中から現れる火盗の人数。
文吉のアジトへ単身斬りこむ勇五郎、乱戦のさなか踏み込む鬼平。文吉を憎さげにいたぶり捕縛。
捕り物のあと畏まる勇五郎とおまさに江戸退去と堅気になることを命じ、勇五郎の右腕斬りおとす鬼平。
 大坂・枚方、くらわんか船の着く浜、近江八幡?白子屋に復命する「先生」石橋蓮司。白子屋は藤田まこと。再度の江戸でのつとめ嘯く白子屋。
 江戸、文吉の引き回し見つめるおとよ、連れてる手下、雲霧の岡田与力。
 目白台の平蔵私邸、久栄の訪問にトンズラの辰蔵。おとよの一座の小屋の前で悪友たちと大暴れ、五郎蔵が物陰から見ている。
五鉄の二階で密偵たちから辰蔵の所業聞く平蔵。五郎蔵・粂八・彦十らと歓談、本所の銕の昔話で盛り上がる彦十のとっつあん。
辰蔵、ますますの御乱行続く折おとよの手下に声かけられ上がる座敷には岩下志麻が盃干している。似たような男を昔知っていたと呟くおとよにおちる辰蔵。
 江戸入りした白子屋に呼び出されるおとよ。ツナギの場で明かされる本所の銕との過去。おとよの手下・本田博太郎の提灯を鮮やかに切り刻んで見せる白子屋の手下の侍。動き出す陰謀。
 賭場の手入れで捕まえた者から盗人宿に「目白台の辰」が出入りしていることが判明。それを平蔵に告げに来る佐嶋与力、声出てない。痛々しい。
目白台へ馬をやる平蔵、途中の道(一部大覚寺五社明神)で白子屋の手下に襲われ泥田の中の乱戦、胸を刺されるも辛うじて勝ち邸へ戻る。辰蔵に盗人宿への出入り糺す平蔵、逆らいはぐらかす辰蔵に厳しい態度で臨む。裂帛の気合に圧倒され辰蔵は家を飛び出していってしまう。
 おとよに白子の手下の侍が平蔵に返り討ちにされたことを報告に来る本田博太郎、白子の悪口叩きもう一人の手下「先生」石橋蓮司に凄まれる。
 おとよのもとに旅に出るとの辰蔵の文。平蔵への切札逃したおとよ、手下集め方針を語る。平蔵の一番弱い所を突付いてやるのだと毒づく。
まず書役同心の妻が殺害され(妙心寺)、その通夜の晩下男が役宅門前で斬られる。注意を促す平蔵の言葉の最中に鳴り出す半鐘。連続する急ぎ働きと放火。
おとよとツナギとる「先生」石橋蓮司、真如堂三重塔向かいの建物を茶屋に仕立てて。そこに通りかかる平蔵、真如堂参道の石段を東から西へ。仕掛けようとする「先生」を制し「もっと苦しめてやるのさ」とおとよ。
 止まぬ凶行に物思いながら歩く平蔵、妙心寺。そんななかへ勇五郎を病で亡くし帰ってくるおまさ、白子屋と荒神のおとよが結託しているとの情報もたらす。平蔵はこれを受け火盗が有力情報掴み各所を厳しく詮議とのガセネタ流させる。
平蔵の計略に乗り私邸襲う州走り・岡田与力・木鼠…じゃない荒神と白子の連合部隊。屋根の上でその様子窺い鳥や獣の鳴き真似で動静伝える火盗の密偵たち。盗人連中私邸に押し入るも蛻の殻、火盗に囲まれる。「先生」は鬼平と一騎打ちにて斬。
おとよの小屋包囲する火盗改、小屋に着流しで入ってくる平蔵、おとよとひとしきり語り合ったのち背後から斬りかかるおとよを制し耳もとで囁く「呪文」、昔睦言にせがんだ「親も主も要らぬ」のターム。引き立てられるおとよを見送る平蔵。
 大坂で顛末を聞く白子屋「まぁしゃあない、ぼちぼち行こか」
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