時代劇拝見日記 2005年10月

・日記目次 ・ロケ地探訪 ・ロケ地探訪表紙テキスト版 ・ロケ地一覧 ・時代劇の風景トップ
・このサイトについて  ・サイトトップ

←2005/92005/11→

2005/10/31

■ 暴れん坊将軍 V 第17話「剣も踊る!阿波踊り」1993-1994テレ朝/東映

 阿波藩留守居役が悪徳商人と組んで仕出かす悪事、融通の利かぬ御用商人を排除するのに付け火。このあと、焼かれた鳴門屋が大恩ある藩に難儀のかかるを慮り沈黙、納得できぬ長女が留守居役を探って横死などのドラマがあり、悪徳商人の寮で阿波踊りの乱痴気騒ぎに浴衣を着込んだ上様が乱入しワル一巻の終わり。
 ロケ地、鳴門屋の品が焼けたことで藍玉が高騰と話す忠相、彦根城玄宮園鳳翔台。新さんが安次郎と釣りをしていると駕籠舁きが通りかかり不景気をぼやく、大覚寺放生池堤。おしのの死体のありかを知らせる柴犬、護摩堂天神島。駕籠舁きが編笠の武士にバイトを持ちかけられる道、大沢池堤。駕籠舁きが消される林、鳥居本八幡宮広場(おしのが埋められたのもここ、犬が掘って知らせる)。新さんが身元不明のままおしのを葬る泉岳寺、二尊院墓地
*留守居役に中田浩二、鳴門屋に西沢利明。今回目立ちまくりなのは犬、死体のありかを示す・埋められてるとこもちゃんと掘る・ワルが落としていった鑑札も拾うなど大目立ち。しかもおしのの墓にはいつもいる…けどあんまり誰にも感心されてないし、忠犬なんて言葉も出てこない。生き物ではほかに中田浩二の飼ってる小鳥、蓋かぱっと開けて逃がしてるみたいで物凄く気になる。*おしの失踪を追及する藩士を斬りにくる用心棒に福ちゃん。

■ 銭形平次 第30話「狙われた女」1966.11.23フジ/東映

 根津の棟梁の後添えが何度も狙われる事件、間違って義理の娘が殺される事態に。二転三転する状況を冷静に分析した親分は、証言の僅かな綻びから謎を解いてゆく。お話は、悪どい金で棟梁の後添えにされた女の業を描く。
 ロケ地、後妻・お通がもといた目黒の尼寺・妙蓮寺、相国寺大光明寺(門の部分がちらっと映り、庵主に事情を聞く段は方丈縁先。塀際の植込みや灯籠の有無等、現在とほんのちょっと様子が違う)。一時犯人と疑われた下女の死体が見つかる池端、広沢池東岸(検分は汀、堤の桜並木も使用)
キャスト:お通/岸正子 辰之助(番頭)/尾上鯉之助

■ 世直し順庵!人情剣 第3話 2005.10.31テレ朝/東映

 吉松親分を騙って弱い立場の者から金を毟り取るワルが出て大騒動、親分が刺されて運び込まれるほか、検死や急患で診療所は救命センター並みの忙しさ。騙りの元岡っ引の背後にいたワルは小役人の手の届かぬところに行ってしまった・手遅れと長谷部さま今回ははっきりと「な?」とか言って教唆。
 ロケ地、「身投げ」の夜鷹が見つかる河原、中ノ島橋下手河原。その女の人相書きを持って聞き回る吉松、大覚寺大沢池船着(大)。酒肆からの帰り万年橋近くで刺される吉松、大沢池堤。重傷をおして捜査に出る吉松、下っ引きに肩を借りてゆく道、放生池堤。吉松に止めを刺しに現れるおきく、有栖川畔。おきくを追いかける榊原同心、五社明神裏手。おきくが逃げ込む縁日、上御霊神社境内(矢八に刺されるのは本殿裏手)。順庵に仕置される書役、上賀茂神社ならの小川畔。
*書役・金井誠之助に宮川一朗太。サブタイトル:テレ朝サイト「悲しい目をした女」、東映サイト「悪どい金で出世を買う男!だまされた女と父の愛…」

■ 水戸黄門35 第4話「湯の町守る孤独な正義」2005.10.31TBS/東映

 舞台は道後温泉、悪代官が返り咲き悪辣な顔役も戻って戦々恐々の町。出世をフイにしても正義を貫こうとする代官所月番の青年を助けて動く老公、町衆に奮い立つよう大音声で呼ばわる。
 ロケ地、久萬街道を松山さしてゆく一行、山道不明。土佐を発ち松山へ海沿いを走るアキたち、琵琶湖西岸松原(明神の六三がブイブイの茶店あしらい)。布袋の手下の刺客がアキたちを襲う街道筋、酵素河川敷(あっさりやられた「居合の達人」を桔梗が爆裂弾で始末)。六三の手下にボコられ水に放り込まれる忠太郎、広沢池東岸(格さんがおちかをフォローも同所)
*月番の田川平九郎を演じる宇崎慧、およびその老母がいい味。六三は石立鉄男。布袋の手下弱すぎ。格さん、助と千太の陰口にキレて大トラに変身の一幕あり、しかし牢でも日誌離さず。

2005/10/30

■ 長七郎江戸日記3 第38話「別れ橋」1991.9.17NTV/東映

 亡き友の恋人を匿ううち恋に落ちてしまうおはる、しかしその男の正体は大ワルで彼女を頭から騙しており、苦い別れが待っているのだった。
 ロケ地、雪於殺しは許婚者だった水島ではないとクサり石を投げる青目同心、大覚寺大沢池船着(小、池には睡蓮がびっしり)。怪しい上司の話をする青目同心、放生池堤石橋。水島がおはるに語る雪於の回想、野菊摘みの野原は広沢池西岸。おはるが水島を匿うボロ小屋、広沢池畔か。見返り坂で水島の引き回しを見たあと別れ橋から彼に貰った簪を投げ捨てるおはる、中ノ島橋
*雪於殺しは大奥年寄、中揩ノなるよう勧めているうち雪於の「あんたなんか女じゃない」発言に逆上し刺殺…馬乗りになって刺してるし真砂路さまお下品。水島の正体を指摘する長さんもちょっとお笑い「その悪相を見れば百年の恋も醒める」…長さん時々つらっとこういうこと言うから。背後にいるボスは西沢利明。

2005/10/29

■ 天下の副将軍 水戸光圀 徳川御三家の激闘
 元禄騒然!生類憐みの令 その二

 悪法から民を救うより先に、次期将軍をめぐる動きに振り回される老公。また、水戸の江戸家老はお家の安堵を思い柳沢に接触する。老公に感銘を与えた佐野次郎左衛門が、花魁となった八重の話を聞く段に長い尺をとる。
 ロケ地、尾張の畳奉行・朝日文左衛門が吉原帰りの老公を呼び止め紀ノ文の話を聞く茶店、大覚寺大沢池畔。愛洲が老公の一人歩きに苦情を申し立てる船着き、広沢池東岸。江戸家老が老公のいる寺にやって来て介格に誰何される、西明寺山門。また朝日に見つかりしつこく話を聞かれる茶店、神護寺石段下にセット。中山安兵衛が犬の喧嘩を仲裁(池に放り込み)する、大覚寺放生池堤石橋上。

■ 喧嘩安兵衛 決闘高田ノ馬場 1989.7.1日テレ/東映

 三国峠で父の仇を討った新発田藩浪人・中山安兵衛は、仇の連れの剣客とやり合い足を滑らせ谷底に。負傷した彼を救った西条藩士・菅野六郎左衛門はその後も厚くケア、叔父甥の契りを結ぶこととなる。しかし菅野の主君は暗愚で追従者に誑かされており、一徹な菅野を煙たく思うワルに陥れられ敗北丸わかりの決闘に臨む運びに。「叔父」が膾となって斃れるそのとき決闘の場に駆け入る安兵衛、堀部弥兵衛の娘の赤いしごきを借りてくるくると襷掛け、血の雨降る大立ち回りを演じやんやの喝采を浴びる、高橋英樹の魅力満点の痛快人情劇。
 ロケ地、父の仇を三国峠に討つ安兵衛、谷山林道切り通し。釣りの菅野主従が崖落ち安兵衛を見つける谷、清滝か。菅野が世話した上州・馬庭念流の樋口道場、大覚寺明智門。樋口に免許皆伝を受け江戸へ向かう安兵衛がゆく中山道、谷山林道。西条藩主が追従者と小判撒きで腰元にいたずらの池泉、不明(萱葺きの亭など背後に)。菅野の家を出て裏長屋に落ち着いた安兵衛を探し当て酒肴を持ってくる酒肆の女将・お駒、大覚寺護摩堂。そこへ「人殺しだ!」と走ってゆく民衆、放生池堤。現場に駆けつける安兵衛、お尋ね者の浪人が子を人質に白刃をかざすのは五社明神。菅野が追従者の村上に覚悟を迫り却って決闘を申し込まれる庭、不明(中山邸無畏庵に似る)。その決闘の高田の馬場、下鴨神社河合社脇馬場。
*義士部分は頭と末にサワリのみ、討ち入りと引き上げでフレームを形成。三国峠の仇討ちではメチャクチャな立ち回りを演じる安兵衛が、樋口道場での修業を終え江戸で喧嘩屋となる成長ぶりも丁寧に描かれ、長屋衆との関わりもスムーズに導入される。なんといってもキャストが豪華。菅野の叔父夫婦に田村高廣と南田洋子、堀部父子に下條正巳と堀ちえみ、長屋衆や町人に森川正太・春やすこ・志賀勝・阿波地大輔・多々良純、憎たらしい追従者に品川隆二ときて運命の女の酒肆の女将に萬田久子。ナレーションは芥川隆行で脚本は鈴木生朗。中津川道場の門弟に福ちゃん。

2005/10/28

■ 暴れん坊将軍 V 第16話「おんな事件屋、江戸を斬る!」1993-1994テレ朝/東映

 女公事師のお話、苦労続きで亡くなった父を持ち侍嫌いのお紺を暴将お馴染の芦川よしみが演じる痛快劇。お武家キライ・刀なしでやってみなさいよと毒づかれた新さんは、町人態に身をやつし公事師見習いとしてお紺の店に。ここで新さんが出張った長屋の事件が、お紺が抱えていた難事件を解決に導く。
 ロケ地、武州代官・松野邸、妙心寺龍泉庵。八王子に出向き河原で橋跡を調べるお紺に刺客、桂川か。橋落しに関わったと見られる佐吉に掛け合うお紺、今宮神社地主社高倉脇坂。佐吉は始末したとお紺に宣言する豊玉屋の衆、東門石橋。猫の安次郎を連れて心細さに泣く長屋の子ら、広沢池東岸汀。事後、逍遥の上様トリオ、姫路城ぬの門(坂を上がる三人を門から見るショット)
*上様の町人姿、今回は公事師見習いなのでモンペ着用。ワルは代官と悪徳公事師で外山高士と小沢象、そちもワルよのいえいえお代官さまこその定型も傑作。彼らが使う強面の刺客は阿波地大輔。ラス立ちにほんのちょこっと福ちゃん入り。

■ 銭形平次 第29話「呪いの藁人形」1966.11.16フジ/東映

 因業な質屋(本郷の万両分限)への復讐譚、謎めいた怪しい展開。恨みを呑んで死んだ男の命日が明日と迫るとき、些細なヒントに親分の炯眼が光る。
 ロケ地、井戸に変死体の越後屋の検分を終えて帰る親分と八、吉田神社参道石段(車道側に子らを連れた秋山浪人)。神社の木に越後屋の主を呪う藁人形、吉田神社本殿前鳥居脇の杉の木に(サブタイトルの画はここ、本郷から神田までの神社に同様のイタズラ←三輪の親分談)。越後屋に雇われた用心棒が果し合いの水辺、宇治川塔の島か(流水と護岸が木津でも桂でもなく宇治川っぽい)
*越後屋のどら息子に「赤影」坂口祐三郎。*お話の前後を芝居見物の支度をする平次夫婦で締め、八とのからみもいい味。

■ 平和CM<カンテーレ「すぽると!」

 荒野に回るメリーゴーランド、遊具に跨るは戦国武者。おのおの武具に身を包んだ京撮の役者さんたちが夢見心地でアハハハ状態の一人に福ちゃん。投げキッスがオカマくさい…焼いて永久保存決定。
*傍目にも血も凍る四タテニュースの最中に挿まれたCM…「お通夜」の中にまことにハマる映像だった。

2005/10/27

■ 暴れん坊将軍 V 第15話「めおと春秋、涙に夢灯り」1993-1994テレ朝/東映

 役職を餌に無役の旗本の妻女を食う小普請支配、娘夫婦の悲劇を見た老武士は暴発、奸賊を討ちに推参。でも爺なもんだからたちまち危機に陥るところ、きっちり正義の扇が飛んでくる。
 ロケ地、具合の悪くなった志穂を助ける新さん、神光院本堂(祈願の神社設定)。休ませる茶店、蓬月庵前に床机をあしらい。小普請支配・柴崎が職探しの無役の妻女を阿片を使ってつまみ食いの料亭・水月、嵐山公園内料亭・。柴崎邸に仕官を頼む侍が出入りするのを見る新さん、建仁寺三門をバックの参道。柴崎邸、久昌院(植え込み越し)。志穂の夫の死体が見つかる水辺、大覚寺大沢池堤下の汀。志穂出産の知らせを持ってくるじい、嵐亭延命閣
*一徹な老武士に下川辰平、そっくり返ってのワハハ笑いがよくお似合い。志穂は北原佐和子。*冒頭、阿片がらみで斬られる人足、追いかける蓬莱屋の用心棒に福ちゃん。

■ 銭形平次 第28話「名刀の罪」1966.11.9フジ/東映

 仕官のかかった名刀が紛失、お疲れモードの親分だが、何か知っていそうな蕎麦屋の親爺に心理攻撃をかけて核心に迫ってゆく。当の刀をかざし十手で傷つけてもイイのかと迫るワルには、手拭がらみで立ち向かう。
 ロケ地、寺侍の弟のところへ刀を返せとやってくる刀工、不明(塔の下部みたいな花頭窓の建物等、設定は三元寺)。寺侍と研ぎ師殺しの浪人たちが集まる小松町の梅の森、下鴨神社糺の森
*乱暴寺侍に藤岡重慶。

■ 大奥 華の乱 第3話「仇の子」2005.10.27CX/東映

 隆光の託宣どおり身重の安子に降りかかる危難、曲折を経て自身と子を守る決心をした安子はお伝との対決姿勢を顕すに至る→右衛門佐の誕生。
 ロケ地、大奥の宴、姫路城西の丸。安子を伴い常磐井と会う御台、随心院本堂前廊〜書院(座敷を使用)。会見のあと安子に常磐井の件を綱吉にねだるよう要請の御台、回廊。お伝に接触する柳沢、池泉不明(背景に回廊とストゥーパ)。懐妊祝いの席を中座した安子が入る座敷、粟生光明寺方丈。安子に目通りを願うも却下される成貞、東福寺通天橋。腹も大きくなった安子がお伝に対決姿勢を見せる廊下、東福寺方丈前廊。

2005/10/26

■ 暴れん坊将軍 V 第14話「歌ってよ、子守唄を」1993-1994テレ朝/東映

 大岡を追い落とす陰謀、後釜を狙うワルにはコンプレックスを抱く忠相の甥が関わっており、はるか昔さらわれたままの息子の悲しい消息が知らされることとなる。同じく子を亡くした女が将軍に抱く恨みを利用され、ドラマに絡んでくる。
 ロケ地、紀州時代の忠相と吉宗のエピソードに出てくる宮川のイメージに保津峡(古地図重ねの演出)。吉宗が忠相の息子・求馬に下賜の印籠が使われた恐喝事件の金銭授受に指定の清水明神、大覚寺五社明神本殿。才三が八幡村へ向かう夜道、大沢池堤。川べりで子守唄を歌うおみわに声をかける新さん、桂川か(増水して濁流)。おみわの回想、吉原に売られる日、砂を袋に詰める浜(北の漁村)琵琶湖東岸(沖ノ島と八幡山映りこみ、佐波江か牧か。山は冠雪し浜にも雪)。おみわを身請けした八幡村の庄屋・清吉は綾瀬川で殺されたと村人に聞き込む才三、桂堤か。小菅の将軍休息所(八幡村対岸、これがため村の堤は低く水害常習地)酵素河川敷(鷹狩で休息のシーンと、毒殺が仕掛けられる野点のシーン)。奉行所へ赴くおみわを襲う勘定奉行の配下、大覚寺大沢池北西畔。市之丞の回想、15年前魔が差して忠相の子・求馬をさらった大岡邸、妙心寺龍泉庵(玄関まわり)
*おみわに栗田よう子、市之丞に新木しげる。福ちゃん二回登場、備前守の家来がおみわを斬ろうとするのを後ろから羽交い絞め、もう一つはラス立ち。先のと後のでなんか立場が違うような。

■ 銭形平次 第27話「生きていた平次」1966.11.2フジ/東映

 交換殺人ネタ。女がらみで師匠に嫌がらせを受け八方塞がりの役者にその話を持ち込むのは渡り中間の今井健二、勤め先の奥方をタラしこんでいるわ抜け荷をやらかすわの大悪党。探りを入れてきた平次を毒殺しようとするが、鋭く気付いた親分に逆に利用されてしまい敢無くお縄に。
 ロケ地、渡り中間の伊之助が勤める旗本のお屋敷(越前堀付近、吉川作之進邸)相国寺大光明寺(役者の市之丞が訪ねてくるシーンでは門、のち平次が吉川に事情を聞きにくるシーンでは式台玄関や前庭が使われる。八が張り込んでいるので身を隠す伊之助のシーンでは方丈南西角も)。割符がらみで殺された男の件で笹野さまに調査結果を聞いた帰りの平次を襲う抜け荷一味、相国寺方丈−法堂間。抜け荷船が着く水辺、広沢池東岸(夜)
*伊之助が笹野さまからと偽って届けた酒と泥鰌、気付いた平次は泥鰌の桶に酒をドボドボ、たちまちばしゃばしゃと暴れて悶死する泥鰌…時代劇の毒ってホントに即効。このあとすぐ平次の葬儀のシーンに移行して爆笑もの。お静は一晩中回向院で一人座らされていた模様。*大光明寺、塀際に低い植え込みあり。また、方丈塀際は草ぼうぼうで前の道は地道。

2005/10/25

■ 暴れん坊将軍 V 第13話「子連れ巡礼の逆襲」1993-1994テレ朝/東映

 孤児を八人も養育する自身もみなし子の娘、巡礼のなりをして人を強請り小金を作っていた。対象の一人が汚職にまつわる殺しに絡んでおり、危機に陥るところへ新さん登場。恐喝の件で遠島の裁きが下るが、島流しになるのは巡礼衣装という大岡裁きでメデタシ。
 ロケ地、桜餅が名物の茶店で強請りをはたらくおりん、勝持寺本堂前。普請奉行後任人事について話す田之倉、姫路城好古園築山池泉の庭。殺された普請奉行候補の中間について報告を上げる忠相、好古園御屋敷の庭。中間と約束の根津権現で口入屋の人数に囲まれるおりん、松尾大社(二の鳥居越し楼門〜本殿脇摂社)。新さんに孤児らのことを話すおりん、広沢池東岸。大岡裁きを称揚して自画自賛とじいに嫌味を言われる上様、好古園竹の庭
*おりんに立花理佐で元気いっぱい。ラス立ち福ちゃん入り。

■ 銭形平次 第26話「母恋い星」1966.10.26フジ/東映

 多忙な父と後妻に冷遇される若様を不憫に思った侍女が思いつく狂言誘拐、偉そうで情の薄いお武家にカリカリの親分が傑作の人情劇。平次のお説教で改悛した金座役人がつらっと「岡っ引をしているような人の」なんて発言するのも古いドラマを見ていて面白いところ。
 ロケ地、見当たらず。石井邸や船着きもオープンセットの模様。

2005/10/24

■ 暴れん坊将軍 V 第12話「二人妻の用心棒」1993-1994テレ朝/東映

 主君に殉じようとして遅れをとった男は謗りに耐えられず出奔、江戸で岡場所の用心棒として無為の日々を過ごすが、故郷に残した係累が開拓費に難渋するのを知り身を危険にさらして金を工面、その後口封じに消されてしまう。岡場所で彼の世話を焼いていた女と、故郷から彼を捜しに出てきた元許婚者と、二人の女の悲劇が描かれる。
 ロケ地、悪徳両替商が相場を不正操作する件を話す上様とじい、彦根城玄宮園池端。新さんに根津への道を聞く千乃、上賀茂神社ならの小川神事橋たもと(茶店あしらい、ラストの見送りもここ)。岡場所で地回りにからまれた千乃を助けるめ組の衆(川浚い中)ならの小川(川を横断する竹垣をあしらいセットの岡場所と繋げてある)。笹崎惣十郎が国を出た経緯を話す千乃、二尊院紅葉の馬場。笹崎の世話をしている岡場所の女に説得を依頼する新さん、大覚寺天神島(導入は高所からのクレーンショット)。笹崎に溜池工事費用を貰い国へ帰る元下男が両替商の用心棒に斬られる、上賀茂神社北神饌所前。忠相暗殺を新さんに阻まれた笹崎が剣戟のすえ落ちる橋、中ノ島橋。両替商・浜田屋の寮、中山邸通用門
*岡場所の女・お滝に吉沢京子、心ならずも別れを切り出し笹崎を国に帰そうとするが目の前で彼を殺され、雨の中彷徨い出て仇を刺し自身も刺されて斃れる。悪徳両替商は伊吹聡太朗、つるむ勘定奉行は小笠原弘。笹崎浪人は片岡弘貴。

■ 銭形平次 第25話「ふたり平次」1966.10.19フジ/東映

 平次の名を騙り十手をかざし銭投げまでしてのける押し込みが続発、手がかりなくクサる親分だが、八の話にヒントを得て核心に迫ってゆく。平次を偽装の賊のほか、真似っこ役者やそっくり按摩まで出て笑いを提供。
 ロケ地、平次に目撃した賊の情報を提供しようとした山崎屋の女中が殺される明神境内、御香宮本殿裏手(本殿裏塀、裏の連続祠、北東角の黒木鳥居の摂社)
*賊に平次の日常を報告していた、隣に越してきた按摩を騙すお芝居の夫婦喧嘩も傑作。八はお茶碗かたかた鳴らして器物破損を演出。ニセ平次とのラス立ちは銭投げの応酬で見もの。*平次似の役者に南利明、山崎屋の若主人に中山昭二。

■ 世直し順庵!人情剣 第2話 2005.10.24テレ朝/東映

 大筋は薬種問屋乗っ取りの陰謀、おみつにつきまとうストーカーや、地回りのショバ争いに欲深い生臭法眼と騒がしい作りで死人も続々。おみつの出生にまつわる情話も挿まれ、のうのうとのさばる悪は手遅れ先生がさっくりと始末。
 ロケ地、地回り・勝五郎とつるむ法眼の金銭授受イメージカット、大覚寺大沢池木戸前(遠景に五社明神)。勝五郎に操られた長助が吉松親分を呼び出す八幡さま、わら天神本殿脇。薬種問屋の馬鹿息子が消されて見つかる、大覚寺御殿川参道石橋下河床(遠景に勅使門橋)
*順庵の仕置、得物は前回と同じく針だが飛ばさず近寄って刺す×3人。順庵の犯行丸わかりのシチュエーションだし針残してくるし…ぽっくり逝ったことになっちゃう不思議ワールド・深川。*サブタイトル:テレ朝サイト「父と娘」/東映サイト「父の秘密と娘の涙…人の命で儲ける奴らに天罰を!!」

■ 水戸黄門35 第3話「謎の美女の危険な賭け」2005.10.24TBS/東映

 舞台は土佐、出世を目論む浦奉行は悪徳商人とつるみ抜け荷。ドラマは彼らの悪事を探る使命を帯びた侍と、彼を求め危地に身を投じる妻女の愛を描く。
 ロケ地、桂浜、どこかのマジ海(穏やかな波の寄せる砂浜、隠密のおじちゃんを隠してある洞窟は岩浜)。抜け荷が行われる場へ向かう老公に襲い掛かる布袋の手先・呑龍、谷山林道(両側切り通し部分や崖地に草原)
*ラス立ち要員に福ちゃんや峰さん、立ち位置から峰さんのほうがちょっと身分上かも。印籠シーンでは福ちゃんのびっくり顔静止シーンあり。呑龍はかなり太めの大男でギザギザ付き鉄球なんかも武器にするがあっさり倒される。

2005/10/23

■ 長七郎江戸日記3 第37話「鉄火芸者の心意気」1991.9.3NTV/東映

 勘定奉行の阿片密売を止めようとした江戸家老がワルの手に落ち汚名を着せられ殺された事件、彼を慕っていた辰巳芸者は無念を晴らそうと立ち回る。長さんはもちろん、美人の姐さんにイチコロの辰が大活躍。
 ロケ地、阿片密売の片棒を担ぐ悪徳商人の用心棒に呼び出され始末されかかる芸者・染吉、仁和寺九所明神(駆けつけ長さんは観音堂脇)。船頭が家老に宛てた文にあった「水辺の馬小屋」を探し回る辰、大覚寺放生池堤放生池源頭(洗濯中)五社明神の祠(絵馬堂が「馬小屋」)。家老の法要に呼ばれる染吉、寺のイメージに金戒光明寺経蔵(参道から見上げ)
*染吉姐さんは芦川よしみ。

2005/10/22

■ 天下の副将軍 水戸光圀 徳川御三家の激闘
 元禄騒然!生類憐みの令 その一

 エスカレートする悪法、市民は難儀しまくり。そんななか元水戸家出入りの大工が誤って犬を殺害、それは将軍が柳沢に下賜したお犬様だった。西山荘に隠居の老公は、已む無く出府の運びとなる。
 ロケ地、西山荘、直指庵庫裏と小柴垣道。江戸城、姫路城天守。柳沢に捨て犬について法の追加を命じる綱吉、芝地の茶亭(野立てあしらい)、不明。大工・伊助がお犬様に吠え付かれ殺してしまう夜道、中山邸参道、通用門前(設定は柳沢別業)。伊助の墓は二尊院に似るも不明。畑を荒らす獣に難渋の民と役人が言い争いの水戸の野原(老公が介入し猟を許可)酵素河川敷、降り口。柳沢吉保邸、大覚寺大門。水戸藩邸、随心院薬医門。黄門ルックで街道をゆく老公一行、摩気橋〜橋たもとの民家(老公が疲れて休ませてもらう(お芝居)家、見届けた柳沢の密偵がツナギをとるのは園部川堤)。江戸へ入るのに追っ手をまいて日光街道をゆく一行、ヤクザの借金取立てに見ず知らずの博打狂いの百姓に金を与える生糸商を見る、走田神社参道〜本殿前。江戸入りの老公、やちが手配した寺に入る、西明寺山門神護寺毘沙門堂(離れ設定)

2005/10/21

■ 暴れん坊将軍 V 第11話「悲恋の仇討ち免状」1993-1994テレ朝/東映

 問答無用で山田朝右衛門を父の仇と狙う姉弟、もちろん騙されてのことで、裏には猟官運動に血道を上げる藩主がいた。タイトルの「悲恋」はワルに引きずり込まれた姉の婚約者が途中で翻心するも、残された道は死のみという悲劇。
 ロケ地、庭番に仇討ち姉弟の調査を命じるお茶タイムの上様、芝地の茶亭、不明。弟が姉の婚約者は不審と話す水辺、梅宮大社神苑。姉が佇む藩邸の庭、不明(坂口と似る)。祭りの神社へやって来る姉と婚約者、梅宮大社楼門境内。新さんが弟に事情を聞くのは神苑。朝右衛門を呼び出しわざと斬られて果てる婚約者、木島神社舞殿前。長崎へ発つ姉弟を見送る上様と朝右衛門、大覚寺大沢池堤(遠景に心経宝塔、茶店あしらい)
*山浦藩主に北町嘉朗、家老に中田博久、婚約者に冨家規政。朝右衛門を「酔漢が因縁つけ」のお芝居で暗殺をはかり返り討ちに遭うワルの手下に福ちゃん。ぷっと楊枝を吹くしぐさが早すぎで一時停止も利きにくいへんが傑作、役名クレジットは「桑山」。

■ 銭形平次 第24話「捕縄の掟」1966.10.12フジ/東映

 金貸しを殺して奪った金を貧者に撒いて歩く「義賊」に憧れる少年、当のその賊である兄は弟に正道を歩ませるため、弟の投げ縄に捕縛されるよう計らう。彼らが根城にしている木賃宿の情景がいい味。
 ロケ地、兄が屯する茶店がある神社、松尾大社(楼門から舞殿まわり、本殿を使用。茶店は舞殿脇にあしらい。ラストシーン、お祓いを受けて帰る弟に笹野さまの許しが出たと平次がやって来るシーンに映っている舞殿脇から楼門を見た画には桂川用水が映っておらず、従って名物の山吹の茂みも無い) ★松尾大社は誤り、新日吉神社。2007/3/31記神田川へ入水の幇間の「道化」、不明(堀端に柳)
*兄で「天誅組」の賊(表向きはヤクザ、平次の昔馴染み)に長門裕之、弟の市蔵に宮土尚治(現・桜木健一)、道化に三井弘次。*今回はお静が寝込んでいる設定、親分が厨房に立ちお粥を煮るのだが、入れようと掴んだ塩の量が水戸泉かと思うような量。さすがにお静に聞きに行ってウバーな料理にはならずにすんだ模様。親分にやっといてと頼まれた八はちゃんとフツーにご飯つくってるんだけど。

2005/10/20

■ 暴れん坊将軍 V 第10話「一目惚れ、仲良く危機一髪!」1993-1994テレ朝/東映

 大名の若様と姫君の縁談、断られた別の藩が陰謀を仕掛けてくる。お話は養子を嫌って出奔した若様がやらかす珍騒動が中心、悪役脇役綺羅星の如く登場の痛快な一作。
 ロケ地、高取藩下屋敷、妙心寺隣華院。西條藩上屋敷、妙心寺天祥院。石川藩上屋敷、妙心寺龍泉庵。高取藩の熊次郎ぎみが出奔した件の報告を受ける上様、嵐亭延命閣。これも出奔の西條藩の姫が熊次郎と出会う浅草寺境内の茶店、大覚寺護摩堂裏にセット(背景に聖天堂)。賭場に引っ張り込まれる熊次郎、不明(石垣と竹垣)。西條藩の用人が姫を隠している屋敷、中山邸通用門、参道。
*縁談に横槍の石川藩、殿様は五味龍太郎で手下に福ちゃん(役名は金井)。西條藩用人で忠義面をして石川藩に内通のワルに真田健一郎。彼らとグルの大目付に睦五朗。熊次郎ぎみを守って駕籠傍で弁慶ふう立往生のじいやに御木本伸介。

■ 銭形平次 第23話「闇夜の目」1966.10.5フジ/東映

 巧みに下見して押し込む賊、お家再興を目指す浪人が家族ぐるみではたらく仕事。平次親分は娘の一人を情をもって説き解決に持ってゆくが、一徹な浪人は自裁を選ぶ。
 ロケ地、一味の船頭が勤める船宿の下女に話を聞く平次、不明(後段でもたっぷり出てくる。祠や遠景にラウンドした塀、門のような屋形に傾いた玉垣)。片大工町の浪人の長屋へ赴く平次、挿入のイメージカットに宇治川派流と酒蔵。船頭とお島が話す川端、不明。お島を遠回しに説得する平次、不明(汀に屋形船、両岸に枝垂柳)
*森右門が浪人したのは先代の菩提寺の失火の責、この再建に三千両必要というちょっとトンデモな設定。中風の寝たきり老人に化けたりする。*親分、身を低くしてお島を親身に説くが去ったあと「やっぱりか」はなかなか笑える。八と将棋のラストシーン、珍しく親分が優勢。

■ 大奥 華の乱 第2話「伏魔殿」2005.10.20CX/東映

 綱吉の「はからい」で再会する安子と成住、互いの変わらぬ気持ちを確かめあい示し合わせて心中をはかるが、刃を構えたそのとき懐妊が発覚する。
 ロケ地、江戸城天守、姫路城天守。宴の庭、西の丸。御台が安子を呼び止める廊下、東福寺方丈回廊。寛永寺参詣の安子と供がゆく縁先、粟生光明寺本堂南廊下。逃げた二人が入るお堂、大覚寺護摩堂。二人が「保護」される神田橋の柳沢邸、大門
*綱吉の幼児性を描くのに雷怖いトラウマを持ってきて、これが阿久里大好きな理由。良くしてやったのになんで死んだと呟く無神経さ、この先が怖い。*女たちのドロドロはそれぞれに出るが、お伝の方、亀石征一郎よりスゴいお目々むきで痛そう。女優さんもタイヘン。大変と言えば「葛原」ちゃん、女相撲の選手やらされ、あとの二人は行司と呼び出しというお遊び、「美味」はナシ。安子に姑息に擦り寄る北村一輝もイイ。

2005/10/19

■ 暴れん坊将軍 V 第9話「ろくでなし長屋殺人事件」1993-1994テレ朝/東映

 深川の長屋で起こった殺しでめ組の小頭が捕まってしまう騒ぎ、上様は庭番とともに長屋に潜入。町年寄が保管している金を狙った寄合旗本の強奪と判明するプロセスは、裏長屋の泣き笑い人情劇。
 ロケ地、安次郎捕縛の報告を受ける上様、彦根城玄宮園池畔。忠相が長屋に庭番を潜入させた旨報告の茶店、二尊院山門内側に床机をセット(背景にうっすらと紅葉の馬場)。おその先生の寺子屋、神光院中興堂(内部も使用、後段の拉致シーンではここから出て石橋を渡り蓮月庵前へ。徳松と運営資金について話す段は水場まわり)。殺された男と関係していた町年寄宅の女中が死体で見つかる汀、不明(下鴨の泉川か。汀に簡素な石積み、まわりに熊笹の茂み)。おそのの父の墓、二尊院墓地。徳松の告白を聞いたあとゆっくり立ち去る「鳴神平四郎」の上様、紅葉の馬場。事後、徳松の量刑について漫才の上様トリオ、彦根城玄宮園龍臥橋上。
*長屋の植木屋・徳松に桜木健一、父祖代々の義賊という設定で、おその先生の父が詰腹を切らされた「九両」の盗みはコイツ。事実を知っておんおん泣く姿や、上様+庭番が扮した盗賊にぺこぺこするさまは桜木氏ならではの好演。上様の変装はヘンな文言を書き散らした単衣に黒袴の怪しの浪人で生業は占い師…その格好をするには恰幅が良すぎ。ワルの旗本は亀石征一郎、ギョロ目むいてる時間の長さに瞠目、ほとんどまばたきナシ。

■ 銭形平次 第22話「渡り鳥」1966.9.28フジ/東映

 生き別れの母子の情話。捨てられたと母を恨み意趣返しを目論むグレた青年だが、慕情は断ち難く母の店の財を狙う悪者の仲間にはなりきれないのだった。
 ロケ地、叩き刑を終え奉行所を出る佐吉と哲、大覚寺明智門。佐吉にひょうたんから取り戻してきた守袋を渡す妹、佐吉に信濃屋への手配が済んだと告げに来る哲、哲の死体が見つかる宮さん、および妹の代わりに平次が現れ佐吉を諭す「烏ノ森神社」、御香宮本殿裏手と摂社。佐吉が竜泉堂(賊のかしら)を呼び出す堀端、不明(全く確信が持てないうえ現在は河川改修のため様相が変わってしまっているので確認不能だが、宇治神社および興正寺付近の宇治川畔とも思えるパーツがちらほら)

2005/10/18

■ 暴れん坊将軍 V 第8話「母の願いは人斬り稼業?!」1993-1994テレ朝/東映

 お家再興を願い息子を厳しく育てた母、その重圧に苦しむ息子の哀話。彼は仕官のため暗殺をはたらくが、命じた大目付は昔彼の父を陥れた男だった。
 ロケ地、年寄と子供に無体をはたらく酔侍に毅然と立ち向かう菊江、梅宮大社境内(その後じいが「誘う」のは神苑)。菊江の夫は友だったと上様に語るじい、庭不明(池泉、切石橋と石塔)。息子を探しに出た菊江に声を掛ける新さん、仁和寺塔前〜参道。息子・信吾が表坊主に斬りかかるのは経蔵金堂(母に見られる)。信吾の墓、二尊院墓地
*公儀情報を各藩留守居役に売りつける悪辣大目付に江見俊太郎、悲劇の母に光本幸子。冒頭の酔侍に峰蘭太郎と福ちゃん、茶店オヤジに小峰さん。福ちゃんはこのあと水茶屋の男衆で出て女と逃げようとした信吾の脇腹刺したり、ラス立ち要員にも登場で三態。

■ 銭形平次 第21話「湯治場の休日」1966.9.21フジ/東映

 江戸を離れお静と湯治の平次親分、仕事は忘れてと約束するも、宿で盗難事件が起こっちゃうからどうしようもない。首を突っ込みかけてお静にたしなめられたり、イライラを床の間の戎さまにぶつけたり(碁石投げて向きを変える)、岡っ引をからかったりといつもよりコミカルな親分はやはりバカンス風味。身を挺して明神下の平次と証明してくれる元巾着切りや、強面の仇持ち浪人が見知りの大道芸人だったりする挿話も利いている。
 ロケ地、サブタイに被る沖の島は紀州・白浜の円月島。海岸は千畳敷か。宿の主の妹が漁師の恋人と会う松原、不明(ここだけわざわざ琵琶湖を使わないと思う…ただ、白浜付近にこんなのあったかどうかは記憶にない)。当地を発つ平次に土産の干物を持ってくる恋人たち、礫の粗い浜、不明(マジ海、琵琶湖でこんな波なら風強くて立ってられない)

2005/10/17

■ 暴れん坊将軍 V 第7話「哀れ、女の舟唄!」1993-1994テレ朝/東映

 阿片密売で大儲けの薬種問屋、北町奉行とつるみ大奥にまで触手を伸ばす。お話は運び屋に使われた夫婦の哀話、彼らは津波で被災した上総の漁師だった。
 ロケ地、家来が阿片中毒の果て市中で刃傷のため閉門の堀丹後守邸、妙心寺龍泉庵。伝馬町牢屋敷(与力がワルの手下)随心院長屋門(島流しの弟死んでるのに嘘ついてたと与力を責めて逆に脅されるおしののくだりでは塀の北西角付近も使用)。江戸へ発つ夫と弟を見送るおしの、広沢池池底(水無し)。おしのが墓参の大奥のお局さまに阿片を届ける上野正法院、随心院薬医門(カメラ内側から)。悪事の片棒に嫌気さし逃げ出した多吉が消される道、大覚寺大沢池堤(池ボチャあり)。大黒屋の番頭が阿片を持ち出したお葉を追いかけてきて取り替える、天神島朱橋
*北町奉行に田口計、ラス立ち福ちゃん入り。

■ 銭形平次 第20話「七年目の仇討」1966.9.14フジ/東映

 恋人の罪を肩代わりして七年もの間汚名に耐えた男、しかし女がワルの薄汚い保身に巻き込まれ死んだあと仇討ちを志す。互いの度量を読んでの親分とのやりとりが泣かせる。
 ロケ地、高島藩城イメージ、姫路城天守。二度の果し合いの場、仁和寺九所明神(本殿前は草ぼうぼう、織部灯篭も隠れるほど。子を連れて去ってゆく伊積浪人のシーンで参道と鳥居も映り込む)
*伊積隼人に里見浩太郎、仇討ち弟に峰蘭太郎(逆算すると十代?)。

■ 世直し順庵!人情剣 第1話 2005.10.17テレ朝/東映

 剣っていうけど針、ぶっとい奴で出がけには突く急所をおさらいしてから。この暗殺技を用いて、順庵が許せぬ悪を殺すに至るプロセスを描く。
幼馴染の女を身請けしたかった男は賊を強請るがそのまま仲間に引きずり込まれ、帰らぬ男を案じて女は持病を悪化させる。これを診た順庵は男の帰還が最上の薬と探索、しかし男は賊の隠れた首領の手にかかり落命。犯人バレバレ状態なれどバックに尾張藩がおり手を出せず、闇裁きに至る。
 ロケ地、おしんが女衒に連れて行かれる村はずれ、不明(ちっちゃい萱葺きと幼杉)。おしんの家近くの路地(番屋を釈放された由蔵が入ってゆくシーンと、政五郎がこっそり戻ってくるシーンに登場)勝持寺参道(西側の生垣にデコレーション)。賊の黒幕・木曽屋を暗殺する順庵、上御霊神社本殿裏手
*順庵は深川で開業する元武士の医者、シーボルトに師事。与力の長谷部とは剣友、なんだか教唆した感じの長谷部、どの程度ウラのつながりがあるかはまだ不明。ところで殺した木曽屋を診るのも順庵というトンデモ、「手遅れ」でオシマイ。*本編サブタイ無し、テレ朝サイト「廓の女」/東映サイト「悪党どもに正義の仕置きを!!二つの顔を持つ新ヒーロー登場」。

■ 水戸黄門35 第2話「対決!阿波踊り合戦」2005.10.17TBS/東映

 藍の儲けを一手にしようと企む悪徳商人とつるむ郡代、踊りの優劣での業者選定を画策するが、最後は煙たい家老を暗殺にかかる凶悪な立川三貴。ワルい大垣屋のライバル・猪尾屋の、家出息子がらみの人情話が主題。
 ロケ地、脇町の情景に本物の卯達の町なみ。徳島城、大洲城天守。ライバルの隼連を偵察にゆき家出兄と出会う猪尾屋の娘・信乃、神護寺石段下。桔梗とその手下と戦う鬼若たち、滝不明。
*息子の趣味に理解を示さず叱責の猪尾屋、以降グレて家出の「趣味」は天文ですげぇ唐突。

2005/10/16

■ 長七郎江戸日記3 第36話「鳴き砂」1991.8.13NTV/東映

 不正を告発しようとして逆に罠に落ちた身内の仇を討とうとしていた恋人たち、二人ながら相次いで志半ばに散る。ワルはお決まりの江戸家老と悪徳商人に、藩主の菩提寺の和尚まで入っててコテコテ。
 ロケ地、鳴き砂のいわれを話す芸者・小ぎん、大覚寺大沢池北辺水路(ラスト、二人のために灯籠を流す場面も同所で夜)。鳴き砂の琴ヶ浜、琵琶湖西岸松原(伝説の基となった公達と琴姫のシーンのほか、小ぎん(雪絵)と与四郎の誓いや、父と兄の処刑シーンも同所)。対馬藩菩提寺の万養寺、どう見ても映画村のセットだが前に石段。
*顔も見てないのに小ぎんを美人と聞き込んだ辰の妄想「美しい。一人旅。危ない。襲われる。男必要。つよくて優しい男。それは俺」このブツブツひとりごとにおはるちゃんのきっつい一言「逆さボウフラ」…何かいわれでもあるのかと検索しても該当なし。*小ぎんに蜷川有紀、仇討ちもの似合いまくり。

2005/10/15

■ 天下の副将軍 水戸光圀 徳川御三家の激闘
 乱心!五代将軍綱吉 その二

 光圀への魔手が飛び火したかたちで失われる命、若い恋人たちと堀田正俊。希代の悪法が発布されようとする時勢、光圀は隠居を命じられ水戸へ退去する。
 ロケ地、駒込吉祥寺の和尚に吉三郎について聞く光圀、不明(渡廊)。町で役人に捕まり小伝馬町大牢へ入れられる吉三郎、大覚寺明智門。吉祥寺へ駆け入るお七、真如堂参道〜本堂前。お七の引き回しを見て立ち去った吉三郎を追い詰問する光圀主従、南禅寺僧堂坂。光圀暗殺の射手が潜むのは随心院裏の土塀。水戸藩邸、随心院薬医門。柳沢の腹心・色部が密かに訪ねる若年寄稲葉正休邸、不明(門、脇に出窓で塀は五本線)。危機を知らせに光圀が訪ねる堀田正俊邸、不明(門、内構えのアップ)。己が戒名と位牌を書斎に置き屋敷を出る堀田、小姓を労う玄関は建仁寺久昌院(玄関から前庭と門を見るアングル)。お城の廊下をゆく堀田、知恩院本堂脇渡廊。色部を討つ介三郎と愛洲、勝持寺参道。水戸へ戻る光圀の行列がゆく道、谷山林道切り通し(両側)

2005/10/14

■ 暴れん坊将軍 V 第6話「助っ人新さんお役者仁義!」1993-1994テレ朝/東映

 仇討ちもの、石見銀山で不正の罪を着せられ死んだ役付の遺児は、役者となって江戸に現れワルの所業をお芝居に仕立ててあてこする。仇討ち太夫に蜷川有紀、大ワルは河合伸旺で手下に内田勝正。最後はこの二人だけ招いた舞台、途中から白イカ上様が出てリアル仇討ちになだれ込み。
 ロケ地、江戸を発つ一座、流れ橋(たもとに茶店あしらい)
*お芝居のワル、定型の憎ったらしさが抱腹もののおかしさで青い隈取りも傑作。ラス立ちが花道というのも派手で見もの、福ちゃん入り。

■ 銭形平次 第19話「帰らぬ鳩」1966.9.7フジ/東映

 拘留中の盗っ人の釈放を求める一味にさらわれてしまうお静、平次ファミリー挙げての働きで賊のアジトは割れ解決を見る。そして親分の情に触れた賊の女房は隠し金の在り処を告白。タイトルは一味が使った伝書鳩、笹野さまが名手を集めて邸内に入る前に射させたもの。
 ロケ地、黒雲の浅次郎を駕籠(実はカラ)に乗せて大番屋を出る平次、京都御苑管理事務所北門(夜)。一味の浪人が待ち構える墨田堤、大覚寺天神島。買収されて鳩を盗んだ男が殺されて見つかる墓地、不明(相国寺か)。笹野さまの策略にかかり丹波屋を抜け出した一味のお滝(浅次郎の女房)がアジトへ行く道、相国寺大光明寺南路地鐘楼脇〜湯屋(辻駕籠を拾う)。捕えた一味を引き立てる大番屋、先のと同じ御所(伝馬町へ移送される浅次郎とお滝に別れをさせてやるので尺をとる。向かいのブロック塀も映り込む)。丹波屋の庭、賊のアジトはロケかセットか不明。
キャスト:馬場陣内(一味の浪人)/天津敏 お滝/芳村真理

■ 藤沢周平の用心棒日月抄 第8話「討ち入り前夜!吉良邸の女」1997.7-9テレ朝/東映

 元禄15年師走、なりゆきで吉良邸の用心棒となる細谷と又八郎。入ったら最後抜けられない新選組みたいな掟があるが、色魔が出た不祥事がらみで討ち入り直前に退去する二人、邸外で剣戟の音を聞く。
 ロケ地、吉良邸から又八郎を本法寺に呼び出す世津、粟生光明寺石段(踊り場と門付近)
*行く前もさんざん渋り、入ったあともぶつぶつイライラの細谷が笑える。*世津と会った帰りに堀部安兵衛とすれ違い討ち入り日時を暗に教えられたり、そのことを吉良家の新見にこそっと漏らしたりと微妙なやり取りが面白い。討ち入りはほんのちょこっと描かれる。

■ 藤沢周平の用心棒日月抄 第9話「待っていた女」1997.7-9テレ朝/東映

 国へ向かう又八郎、待っている女は四人、母と許婚者と、嗅足組の女二人。中老からのアプローチもあるが、又八郎の目指す相手はあくまで「友の仇」の家老なのだった。
 ロケ地、千住で相模屋兄弟に見送られたあと又八郎がゆく街道で待っている細谷、および国元の刺客に細谷が斬られてしまう河原、不明(街道に擬えられる川堤は木津並みの高さ、しかし河原は桂のような礫の石河原で河畔林は竹林)。道で病の女に声を掛けるも嗅足組の追っ手、不明(地層がきれいに出た断崖)。検問をしている国境の峠道、世津が現れ国を捨てて共に逃げてと縋る、谷山林道(両側切り通し部分)。家老を討ち果たしたあと、母と「妻」に詫び状を書き漂泊の旅に出る又八郎、佐絵が出た崖下と同じ。
*なんつっても泣かせる、このドラマでの寺尾聰の数少ないシリアス。友を庇って橋本進也に斬られ、友の胸で死んでゆく寺尾聰は…やっぱりむさ苦しい。*正義派なんだか腹黒の策士なんだか判らない設定で嘉葎雄ちゃん登場、ごく短い尺のなかで存在感ありまくり。*萬田久子の「世津」は原作との整合性を持たせるかのように、同じ嗅足組の「佐絵」とともにフェイドアウト。

2005/10/13

■ 暴れん坊将軍 V 第5話「盗賊は炎の中に消えた」1993-1994テレ朝/東映

 更正をはかる元盗っ人と、大火で父母を亡くした娘の恋。しかし彼を島帰りと苛めた町方が、今度は錠前破りを迫って脅しにかかる。ワルが目指す蔵には、勘定方役人の汚職の証拠が入っており丈夫な南京錠がかかっているのだった。
 ロケ地、おまきが働く茶店、仁和寺茶店。清吉がおまきに前向きに生きようと話す林、御室桜林(葉っぱ無し・背景に観音堂)。勘定吟味方と目付方の役人が上意を得て踏み込む勘定所、妙心寺聖澤院。北町同心と岡っ引が清吉に錠前破りを迫る、仁和寺金堂脇。役人が来たことで清吉に過去を迫るおまき、九所明神(抱き合う二人を物陰から見た上様は場を去り、塔前から林間へ←この間「斬って候」)
*タイトルは大火の折り自ら墨の入った腕を焼く清吉、脅されて錠前を開けたためお白州はあるが清吉は火事で死亡・お前は小間物屋「お上に手数をかける不届者・早々に立ち去れい」で大岡裁き。*今回、最初のほうで御前に罷り出る役人はワルではなくホントに公金横領の摘発を上申に来た真面目な勘定吟味役、案外珍しいパターンで、大ワルも勘定奉行ではなく勘定方組頭。

■ 銭形平次 第18話「玉の輿の呪い」1966.8.31フジ/東映

 町場の娘が殿様の側室に望まれるが前夜に殺害、家族や元恋人が詰りあったり、庇いあって名乗り出るなど大騒ぎ。平次は彼らの嘘を見抜き現場で謎を解いてみせるが、意外な真犯人も不幸に落とした一家を慮ってのことという情話。
 ロケ地、土佐守の用人・柴田邸、相国寺大光明寺(平次が訪ねるシーンで門を内から、八がてーへんだと駆けてくるシーンに南路地、暇乞いのため国へ帰す妻女を見送る用人のシーンに式台玄関)。お菊が元恋人の徳松と喧嘩のくだり、不明(本法寺か)
キャスト:弥助(義理の父)/花沢徳衛 柴田伴内(用人)/市川小太夫
*平次にヒントを与えたのはお静の大名の奥方が気の毒・雲の上の方でも女は同じの一言。この導入に、やきもちネタの八との漫才があってマクラに。


■ 藤沢周平の用心棒日月抄 第7話「又八郎危うし!刺しにきた女」1997.7-9テレ朝/東映

 今回は遠出、川崎・平間村で江戸へ公事に出る隠居の用心棒。女を護衛する旅の細谷と「偶然」出会い同行することになるが、女とこれに指示を出す男を世津が陰から凝視。
 ロケ地、雨の夜大石討伐を配下に号令する侍、大覚寺五社明神。又八郎たちが川崎さしてゆく街道、山室堤道。昼を使う宮さん、廣峯神社鳥居下。水を汲みに行った女(細谷にガードを頼んだ浪人の妻)が「おかしら」とツナギをとるのは本殿下の水場。川崎宿を発った三人が別れる道、山室・左右に登り道のついた堤下(堤上に「隠居」の配下、又八郎と細谷は左右に別れゆく)。隠居の住まう平間村の家、民家(外観、長屋門内側、剣戟の音に駆け戻る又八郎のシーンでは東塀際の坂)。妙を見失い探し回る細谷、大覚寺有栖川(河床から見上げ)
*隠居の名乗りは「筧五郎兵衛」(宇津井健の口からはっきり「筧」と出ているが、クレジットには「垣見」。どっちでもいいんだけど)。若侍の「ゴカロー」発言に気付かぬふりをして、又八郎は挨拶に「江戸での訴訟事、大願成就なされませ」と織り交ぜる。*しかし前回あたりから見え始めたテレ朝特有のはずしたタイトル、長さはともかく語感がヒドいよ…「刺しに来た」ってなんだよ刺客じゃなくて蚊か変質者みたいじゃないか。本放映時にはもっとトンデモのアオリ文句が朝日新聞ラテ欄にあったし。

■ 大奥 華の乱 第1話「修羅場」2005.10.13CX/東映

 隆光の不吉な託宣からはじまる悲劇、桂昌院の意を受けた柳沢吉保の画策で側用人・牧野の一家は悲劇のどん底に突き落とされる。遂に自分に話が来た日、母の自害を見て安子は仇討ちを決意、独裁者の住む魔窟へ乗り込んでゆく。
 ロケ地、江戸城イメージ、姫路城天守。冒頭の宴、西の丸。牧野邸お成りの前、将軍休息時の女を用意するよう牧野に示唆する柳沢、東福寺通天橋。京、歌会の席で常磐井に江戸行きの話を持ちかける大典侍、大覚寺観月台(大沢池堤の向こうに塔を合成)。神田橋・柳沢吉保邸、大門
*ハナっからドロドロ、これでお犬様とか忠臣蔵とか来たらどうよの展開にイマイチ怪しさが感じられないのは鬘の要らない隆光が可愛いせいとか。

2005/10/12

■ 暴れん坊将軍 V 第4話「尼さんやくざが突っ走る!」1993-1994テレ朝/東映

 子供会いたさに破牢の女囚、とりあえずの稼ぎに盗みをはたらくが財布の中には勘定奉行の汚職の証拠。定型のこのお話にお馴染の面々がはめ込まれ、暴将ワールドを展開する。
 ロケ地、女囚二人が盗みに入る巴屋の寮、中山邸通用門。汚職の件で巴屋を見張っていた庭番が新さんに泥棒のことを報告、わら天神本殿脇。掛取りの金を紛失して身投げの伊勢屋の手代を止める女囚(このとき尼に偽装中)中ノ島橋。伊勢屋たちが恩ある「尼」を尋ねあててくる谷中の尼寺・西光寺、二尊院黒門。二人を説得して連れてゆく道で巴屋の刺客が出る、大覚寺放生池堤。おまさの子を連れてきて会わせるも子は反発して逃げ去る、わら天神(舞殿脇、六勝大神)。様子を見に来たもう一人の女囚・お力が巴屋の用心棒に斬られる、参道・鳥居下。事後、庭で子供はいいもんだなと呟き田之倉のじいにまずは嫁と追い回される上様、芝地の茶亭、不明。
*主人公の女囚・ヤクザのおまさは東啓子、子のことでうるうる泣く・友を殺されて怒り仇討ちに向かうなど、ちょっと天然風味も加わって熱演。勘定奉行は立川三貴、喚問には偉そうにしらばっくれるほか、書付を盗られたと聞くやいきなり刀抜いたり感情の振幅が激しい狂乱系で「カーン」のあと「八代将軍も今宵限り」なんて暴言を吐く。巴屋の用心棒に宮口二朗、奉行の刃から巴屋を守るなど妙に律儀で面白い。

■ 藤沢周平の用心棒日月抄 第6話「誘惑!となりの女」1997.7-9テレ朝/東映

 今回のバイト先は道場、闊達な主は夜な夜な頼母子講を開く。そして細谷の線から来た別口の仕事は道場の隣に住むお妾さんのガード、彼女のまわりをうろつく怪しの男は道場を探っていた。
 ロケ地、世津に定めを待っていると呟く又八郎、石畳の坂、不明(段は無し、吉田山内か)。世津の叔父が又八郎は己が斬ると話す茶室、梅宮大社神苑奥のゲストハウス(カメラ室内から、バルコニーの手すりと釣殿の台座で確認)。妾宅まわりを見回り中不審な男を見て追う又八郎、見失う橋は中ノ島橋。頼母子講が赤穂浪士の寄り合いと知った後、こそこそ外出するおりんを尾行する又八郎、吉田神社竹中稲荷参道重ね鳥居〜本殿(おりんが「不審な男」闇吉に青江殺害の毒を渡されるのは本殿裏手の摂社群)。頼母子講を窺っていて見つかり「浪士」たちに消される闇吉、中ノ島橋(道場主・長江こと堀部安兵衛が闇吉を川に放り捨てる)。ラストは冒頭と同じ石畳。
*今回の「女」は吉良方密偵の手下で計画的に又八郎を引き込むが、幼い頃闇吉に拾われ汚れ仕事を強要されてきた哀れな女。又八郎は成敗してくれとせがむ女に刀を振り下ろし空を斬り、女の宿命を清算してやる。
キャスト:おりん/荻野目慶子 墨田一風斎/金内喜久夫

■ 銭形平次 第17話「切られた綱」1966.8.24フジ/東映

 軽業一座の花形太夫が綱渡りのロープから落ちて起こる騒動、目星つかぬままカマイタチだの幽霊だの騒ぐが、裏には過去の許せぬしがらみが隠されていた。早々と謎を解く親分だが「母」の心を汲んで温情裁きに。
 ロケ地、つばめ太夫の弟が遊ぶやしろ、不明(前に短いステップを持つ大きな鳥居、境内にはピロティーの舞殿らしき屋形、周囲は草深い)。 

2005/10/11

■ 暴れん坊将軍 V 第3話「狙われた氷の美女」1993-1994テレ朝/東映

 今回も目を治す話、そこひの手術がテーマ。長崎帰りの養生所の若手医師が困難と渋るのを上様のアイデアで氷で「麻酔」かけちゃう、ちょっとトンデモ。ワルは養生所に客をとられてクサる欲深医師と忠相失脚を狙う若年寄で、すげえあからさまに手を出してきたり。
 ロケ地、おみよの茶店に薬代を取り立てに来るヤクザ、仁和寺茶店参道石段。欲深医師・桜井長庵邸、不明。新さんが医師と話していて不審な患者に気付き才三に目くばせ、仁和寺御室桜林西側の塀(才三は水場)。おみよに手術の困難さを説く医師、仁和寺中門茶店前。氷を運ぶ山道、谷山林道。事後、庭を逍遥の上様に養生所大繁盛と話す田之倉のじい、彦根城玄宮園(背景に天守)
*養生所の火事、またまた炎の中に飛び込んで患者救出の新さん、助けられた伝兵衛は初代小頭・園田裕久。ワルの手下のヤクザに汐路章、白昼医師の手を潰しに来たりして無茶苦茶。*氷アイデアは氷の張った池に隠れた才三の戦闘経験を聞いて上様が「ソレだ」という軽すぎのノリ、患者氷詰めはホントに映像化してある。

■ 銭形平次 第16話「地獄の投げ銭」1966.8.17フジ/東映

 おきまりの埋立地スラムもの、潜入した同心の死、赤子を抱いた妻女の涙を見た平次は志願してくらやみ河岸へ。腕っ節と度胸を買われて役付きになったり、足抜け女郎を庇ってみせたりと活躍の親分、外にいるという噂の親玉は果たして内部の意外な男というのもおきまり、同じく潜入していた隠密回りと土壇場で合流し大立ち回りのすえ全員捕縛の大手柄、黙って出たままの家に帰るのに入口でもじもじが可愛い親分なのだった。
 ロケ地、帰らぬ夫を案じ南町にやって来る同心・水木の妻、大覚寺明智門(看板は「江戸町奉行所」)。くらやみ河岸に潜入の平次が対岸で釣りの笹野さま(宗匠姿)とツナギをとる堀端、嵐山公園中州湛水域。
*潜入前にご丁寧に牢入り、そこで伸びた設定か潜入の際はムシリ頭。*「濠外」エントランスにはやはり橋、小体ながら味わい深いボロ橋がセットされている。

■ 藤沢周平の用心棒日月抄 第5話「つけ狙われた女」1997.7-9テレ朝/東映

 ヤバげな仕事を断って相模屋の怒りを買いアブれた又八郎、行きがかりで同じ長屋の夜鷹女の護衛をつとめることに。女はつきまとっていた浪人に斬殺されてしまうが、理由は「断った仕事」とリンクしていた。
 ロケ地、国元からの刺客が又八郎を待ち構え潜む門、仁和寺中門(内側に世津とともに待機、参道石段に人が来て中止)。夜鷹のおさきを警護して帰る際通る宮さん、わら天神(六勝大神前にストーカー浪人、参道鳥居はおさきがいつも「着替える」ところ)。道の祠裏に潜み又八郎を狙う国元の刺客、山室堤道(細谷が来て中止)。おさき死後、仲間の夜鷹が又八郎に語るつけ回し浪人とおさきの接点、わら天神(六勝大神前で密談「大石が来る忙しくなるぞ」、おさきと仲間の女がいるのは舞殿)。細谷が連れ出してきた「吉良方」の浪人と対決、仇を討つのは仁和寺九所明神(鳥居と拝殿の間の参道石畳〜脇の林間)
*おさき(大沢逸美)の飯に懐く又八郎、実に旨そうに茄子のお新香を食うネンジが可愛い。おさきが寝間に入ってくる前に寝ながらぽりぽりやっている白瓜の浅漬けもなかなかで音も効果的。そしてなにより、夜鷹の仇討ちかと嘲笑う浪人に「わしの女だ」が泣かせる…寺尾聰の慰めで抱き合ってる格好はちょっとアレで大笑い。*国元からの刺客は立川三貴、卑怯な振舞に出て又八郎ばかりか世津の短剣まで受けて頓死。

2005/10/10

■ 銭形平次 第15話「死人の殺人」1966.8.10フジ/東映

 身内を庇おうとして殺人を犯した男は亡霊に悩まされ惑乱するが、裏には盗っ人の長大な計画が隠されていた。
 ロケ地、「絞殺」した与助の亡霊を見て錯乱した酔月の主がよろばい出る門、中山邸通用門。身投げしようとする主を止める平次、大覚寺天神島
*八の将棋自慢が傑作、親分がへっぽこなのか八が滅法強いのかは未だ不明。

■ 暴れん坊将軍 V 第2話「隠居金千両の行方」1993-1994テレ朝/東映

 娘の目を治したい盗っ人の情話、火盗改がその隠居金を狙い大騒動。盗賊は遠藤太津朗、冒頭の毒殺から目一杯ハデ。
 ロケ地、文造が新さんに娘の治癒後自首すると約束の水辺、広沢池東岸。文造の墓、広沢池北岸に卒塔婆あしらい。文造の元手下が火盗改の長谷部(釣り中)にツナギ、中ノ島橋下手・中州側護岸
*遠藤太津朗が千両の嵩を減じるため思いついた千両富当り籤との交換、これが仏壇に隠してあって長屋が放火でぼうぼう、新さん炎に飛び込み仏壇持って出てくる…ミニサイズとは言え仏壇小脇に抱えてる姿がギャグ。

■ 藤沢周平の用心棒日月抄 第4話「入れ墨を隠す女」1997.7-9テレ朝/東映

 用心棒の口は訳ありばかり、今度のクライアントは二方から狙われていた。一方では忠臣蔵がちらっと覗き、一方では女将の過去が覗く。
 ロケ地、細谷が聞き込んだ備前屋の女将の過去を又八郎に話す、上御霊神社舞殿脇。女将を警護して送り迎えの道、大覚寺五社明神(夜)。女将が夜中「用」に入る寺、本法寺仁王門、本堂(吉田忠左衛門がやって来るのを又八郎が廊下から見下ろす)。赤穂の「用」が終わってのち、島抜けしてきた元恋人・益蔵が女将に襲い掛かるくだりは境内、塔まわり(昼)
*故郷の母に送金の実態(送金後、飯櫃がカラに)が描かれるほか、世津を怪しみ突き放す一幕もある。
キャスト:おちせ/藤吉久美子

■ 水戸黄門35 第1話「風雲急を告げる高松城」2005.10.10TBS/東映

 老公の実子・高松藩主の悪い噂が流れ、老公は高松へ。政務を放棄し遊興三昧の馬鹿殿の頼常、しかし藩政を壟断する城代のウラを探るお芝居の狂態で、衷心から諫止を続ける家老や、諂い者に見えてその実忠義者の小役人や気風のいい町衆などが登場し、泣き笑い人情劇を繰り広げる。そして城代のバックには徳川を恨む闇の一族、百年生きてる妖怪じみたボスキャラは遠藤太津朗でメチャ怖。
 ロケ地、幼い頼常が養子に出されるのを見送る門、二条城中仕切門。水戸を発つ一行、大覚寺大沢池堤。江戸、横笛を吹く闇の一族のくの一・桔梗の前に現れる夜叉王丸、放生池。高松、野駆けの頼常、桂川堤か。高松城、本物の天守。頼常が籠る栗林荘、二条城二の丸か。高松入りの一行が喧嘩に介入、桂川か(このあと出てくる河原も)。有志の若侍たちが城代を天誅する密議のお堂、大覚寺護摩堂。船遊びの頼常に船頭姿で顔を見せる老公、大沢池。事後、江戸へ向かう頼常が出る門、二条城北大手門。黄門ではいつものことだけど、ちょっとした山道や竹林、野原等不明個所多し。
*ワルの城代に栗塚旭、忠義者の家老に大出俊。なんか逆なような気もするが、印籠出て観念したあと息子のことでトドメ刺されてギョロ目剥くとこなんかは栗塚氏でハマり。ワルくもセコくもない大出俊も新鮮でマル。頼常の松村雄基も馬をやりつつワハハ笑いなんていう馬鹿殿ぶりがけっこう似合っていて、父上にグーで殴られた顔もカワイイ。生さぬ仲の、実は城代の息子を育ててきた勘定吟味役の秋野大作がまたいい味。彼と親しい讃州屋の伊吹剛もマル。SPなので夜叉王丸も「湧く」が、笛の音に感応して水中からキラキラ散らしつつ出現したりで妖怪風味。アキちゃん苛めても出てくるし。冒頭暗殺されるお使いの峰蘭太郎、印籠出現に大仰にのけぞる福ちゃんなんかも(城代を乗せて沖へやる船頭も福ちゃん?)。

2005/10/9

■ 長七郎江戸日記3 第35話「思いやり、回り道」1991.7.30NTV/東映

 婚約者に父の仇と狙われる髭ぼうぼうのむさ苦しい浪人はお家一途の忠義者、そして彼女を不器用極まるやりかたで護ろうとしていた。お話の根幹は越中戸田藩家老の横領で、つるむ悪徳商人が田口計。
 ロケ地、怪しの無精髭浪人を仇と狙う娘・ちえの下僕が長さんらにその男に会わせてくれるよう頼む祠、大覚寺五社明神祠。その後殺されて見つかるのは本殿裏手。戸田藩邸に忍んだ青目同心が長さんに報告、大沢池北西畔(ここへ辰が「長さん大変!」と走ってくるのは放生池堤)。ちえの回想、今は仇の竜之介と天児を交換のデート、心経宝塔前に茶店あしらい。美濃屋が荷を運ぶ街道、酵素ダート。ちえの仇討ちを見に急ぐ民衆、大覚寺大沢池堤。仇討ちの明神ヶ原、心経宝塔前の広場に幔幕(後段では背景にちらっと池が映り込む)。竜之介が長さんに事の経緯を告白、酵素河川敷

2005/10/8

■ 天下の副将軍 水戸光圀 徳川御三家の激闘
 乱心!五代将軍綱吉 その一

 堀田正俊とはかり綱吉を将軍に据えた光圀、しかし当の本人は礼を述べたその口で「これからはワシの思い通り」宣言、襖の陰では柳沢がニタリ。そして、わが子を次期将軍にと目論む紀伊家が煙たい水戸に仕掛ける陰謀に乗じて、柳沢の魔手が光圀に伸びる。
 ロケ地、上州館林、大聖極楽寺に亮賢を訪ね家綱調伏を祈願する桂昌院と小谷の方、神護寺山門〜石段と金堂。江戸城天守、姫路城天守。酒井忠清邸、相国寺大光明寺(門、路地←将軍不予のための「警護」の士が走る)。忠清の手勢を振り切り、綱吉の駕籠を伴って大手門で馬上開門を迫る光圀、二条城北大手門。将軍になった途端長子・徳松を西の丸に入れる綱吉、駕籠が入るシーンは姫路城菱の門(遠景に天守)。これに激怒して登城の光圀がゆく廊下、知恩院本堂脇の渡廊。紀伊藩邸、滋賀院門跡。柳沢吉保邸、金戒光明寺永雲院。焼け出された光圀が身を寄せる駒込吉祥寺、不明。夜、密かに寺小姓・吉三郎に会いに経蔵へ忍んでゆくお七、大覚寺聖天堂。吉三郎が物思いに沈む水辺、放生池堤。回想、父の汚職に連座し斬首のところを柳沢の家来・色部に救われた刑場、罧原堤下河原

2005/10/7

■ 銭形平次 第14話「七人の花嫁」1966.8.3フジ/東映

 花嫁誘拐が多発、平次が警護を頼まれた件もまんまとやられ、夫の窮地にお静は身代りを申し出るがこれもうまうまとさらわれてしまう。妹の幸せを願うあまり悪事に手を染めた姉の哀話が絡んでくる。事件はお決まりの人身売買。
 ロケ地、冒頭掘割のイメージに伏見の酒蔵、宇治川派流沿い。花嫁がさらわれる大川端、大沢池か(対岸が一瞬映るが流れていて確認不能)。さらった娘たちを隠してあるアジトの寺、不明(門入ってすぐ鐘楼、お堂の前にピロティーの屋形)
キャスト:お鶴/根岸明美 肥前屋/永野達雄 軍兵ヱ/宮口二朗

■ 藤沢周平の用心棒日月抄 第3話「吉良邸に売られた女」1997.7-9テレ朝/東映

 今回の用心棒の口は油問屋の娘の警護、彼女はお店の上得意の吉良から奉公を迫られていた。又八郎は思い余って心中しかけた娘に大喝をくれ、方便を用いて吉良邸行きを阻んでやるのだった。
 ロケ地、仕事がなくて釣りの又八郎と細谷、大覚寺放生池堤石橋上(魚とりの子らは放生池の中、源頭放出口が見えている)。端唄の稽古に通うおようを送ってゆく道、放生池堤天神島朱橋。稽古の間待つ又八郎に声をかけ、詮索がましい口をきき何者と腕を捻られる世津、中ノ島橋(橋下、背割上に編笠の刺客)。帰途、おようが遊んで行こうと踵を返し仕掛けを諦める刺客、上御霊神社本殿脇。刺客と戦う間に失踪したおようを捜して又八郎が駆け入る門、上御霊神社楼門
*世津が刺客とツナギをとるシーンが遂に出てくる。
キャスト:およう/小田茜

2005/10/6

■ 銭形平次 第13話「星より綺麗な花」1966.7.27フジ/東映

 大名主の家で起こる跡取り騒動、主が昔下女に産ませた娘がやってくるが、なんと二人も来てしまう。真贋をめぐり騒ぐうち主や食客が殺される血腥さ、親分の慧眼で真実はほぼ知れるが、決め手は呆けた婆さんの心にも届く歌だった。
 ロケ地、三河島の庄司伊左ヱ門邸、民家長屋門(前は地道)。女中のお糸が幼時覚えた歌「青い薄の葉を噛んで」を歌いに来る近くの池、大覚寺天神島(祠、鳥居)。睡蓮の花もアイキャッチに。事後、事の次第を親分に尋ねる八五郎、豊国廟参道石段
キャスト:お糸/園まり
*亡き名主の妻女の心を考察の親分、女心の機微をお静に問い自分の浮気と疑われちょっと険悪に←がらっ八の揶揄。*脚本は飛鳥ひろし。

■ 藤沢周平の用心棒日月抄 第2話「恋人を斬らせた女」1997.7-9テレ朝/東映

 元禄14年の春、町は梶川与惣兵衛の悪評で持ちきり。相模屋から又八郎と細谷に持ち込まれた用心棒の口はその梶川邸で、「コレ」の梶川殿より姪のほうが訳ありなのだった。
 ロケ地、子らのチャンバラや物陰から現れる世津にも反応して刀をチャキの又八郎、上賀茂神社北神饌所脇。人足ルックでもっこ担ぎのバイト風景は重機で均した砂山、河原か造成地か不明。婚約者の大身旗本の若様と船遊びデートの千加(梶川の姪)大覚寺大沢池(船に乗り込みは船着(大)、見送った護衛の二人が話しながら歩くのは五大堂観月台(床机あしらい)、千加の乗った船がゆく堀、天神島北辺水路(天神島側をストーカーの元恋人が、北岸を又八郎がゆき、船を挟んで三者並行のショットもあり)。夜、頭巾を被って外出の千加が元恋人と深刻な痴話喧嘩、吉田神社竹中稲荷(参道、本殿前)。大石出府情報を聞き込んできた細谷が又八郎にヤバいので辞めると話す、仁和寺観音堂脇。藩からの追っ手に斬りかかられからがら逃げた又八郎が、千加の元恋人を取り囲む侍たちを見る路地、妙心寺東海庵前〜涅槃堂南東角。婚約者におよばれの千加と梶川の駕籠を襲撃する赤穂浪士(又八郎の説得で去る)→元恋人を斬り捨て、粟生光明寺石段中程の踊り場。
*千加に遠山景織子、終始きつい顔で元恋人と婚約者の間で揺れる心を熱演。又八郎に「その男を斬って!」と叫ぶシーンが圧巻。*梶川殿を表現する「コレ」は内匠頭を抱きとめた両手を表現のお笑い、市民も相模屋も寺尾聰もやる。*赤穂浪士を説得の又八郎も傑作、雇い主を「雑魚」呼ばわりして「大事の前の小事」と自重を勧める。

2005/10/5

■ 銭形平次 第12話「狂った火」1966.7.20フジ/東映

 怪しの祈祷でがっぽり金をとる行者、或る日群衆の前でこけおどしの火伏の行を執り行うが仕掛けが開かず敢無く焼死。平次の入念な調べで極悪人の「真犯人」は判明するものの、悪徳修験者の死を願う者は他にもいて、皆して横穴に入ってて泥だらけ。。
 ロケ地、東海坊が火伏の行をする道灌山、不明(護摩壇は広いグラウンド状の土の上に設置、周りは松原。桂川畔の公園か)

■ 藤沢周平の用心棒日月抄 第1話「愛を欲しがる女」1997.7-9テレ朝/東映

 わりなき事情で婚約者の父を斬り出奔の青江又八郎、江戸へ出て追っ手の気配にビクつく日々を過ごす。
 今回は飯櫃の底が見えてバイトの又八郎が、犬の用心棒にありつく話。先方は妾宅、犬を狙っていたのは幼馴染の女を取り戻したい青年で、主と妾とその青年と、三者三様に又八郎のちょっとじじむさい説得を受け明日へ踏み出してゆく。
 犬を散歩させながら妾と歩く又八郎、上賀茂神社ならの小川。犬の散歩中矢の襲撃、粟生光明寺薬医門紅葉道の崖。又八郎の取り計らいで再会の恋人たち、薬医門(設定は回向院)
*妾のおとよに寺島しのぶ、襟足をぐっとくつろげたおとよの着こなし、汚れた女と泣く姿も普段のアカるい天然系もなかなか。主のほうは、妾が去ったあと無言で又八郎に謝意を示すのがシブい神山繁。*話の終わり際、又八郎に襲い掛かる追っ手に福ちゃん。盛り場を追いかけて恐竜プールで決戦、船の上でバランス崩してボチャ、ざばぁとずぶ濡れで上がってきたところを斬り下げられ、うおぉとのけぞり。*犬の「まる」は白のムク犬、不服従気味なとこが可愛い。縄びーんと引っ張ってならの小川で水飲んでるし。

2005/10/4

■ 新必殺仕事人 第53話「主水甘味対策する」1982.6.11ABC/松竹

 江戸へ出稼ぎのお調子者の香具師、町で拾った儲け話がとんだ落とし穴、横流しの黒砂糖を闇で捌く魔窟だった。監禁されて作業に当たらされている、騙されて連れてこられた身寄りのない老人たちを見て彼の心にムラムラと湧いた正義心が、命取りとなる。
 ロケ地、主水に霧島屋の黒砂糖ネタを吹き込む加代、罧原堤下汀(広沢池に似るが、土手の傾斜と水面に微かに映り込んだ「対岸の木」から判断)
*香具師・波枕の鯨之助に芦屋小雁。霧島屋用心棒の浪人、西田良でなかなかコワい。*鯨之助と仕事人の接点はおりくの手紙。母の文を見た勇次の嬉しそうな顔が可愛い。

■ 銭形平次

 晩飯食って録画再生スタート、映っていたのは水族館だった。人生を甘く見過ぎていた。

2005/10/3

■ 銭形平次 第11話「雨の中の男」1966.7.13フジ/東映

 因業強欲な金貸し夫婦を訪ねてくる、雨夜の化物じみた訪問者。しかし世に不思議なし、殺しにはやはりそれだけの理由、何もかも弁えた親分の情溢れる采配で一人の薄幸の少女が救われる。
 ロケ地、訳ありげな越後屋の下女・お駒から聞き取った事情を平次に話すお品、今宮神社楼門。事後、越後屋の女房の墓にやって来る平次たちやお駒たち、くろ谷か。
キャスト:岩造/渡辺文雄(縊死したお駒の姉・小紫の恋人)

2005/10/2

■ 長七郎江戸日記3 第34話「艶姿、剣舞い」1991.7.23NTV/東映

 高額の報酬に釣られスナイパーをつとめた男は裏切られ消される。お話は彼の息子と女芸人の人情話、腕と気風を買われ長さんに子の保護を頼まれていた彼女は、裾振り乱し襟元もあらわな艶姿で刺客と切り結ぶのであった。
 ロケ地、札差の常陸屋が撃たれる屋形船、広沢池東岸。逃げた狙撃手の子を追うもしくじった浪人が膾に斬られる神社、吉田神社竹中稲荷。鉄砲方と子が住んでいた下谷浄妙寺へ聞き込みにゆく辰、和尚とお話の門は金戒光明寺瑞泉院。その帰り覆面の刺客に襲われる、長安院下坂(横から)鐘楼(崖を登るフットワークが見事、しかし直後追い詰められ鐘楼の基壇で頭打ってキュー)。たまたま来合わせ辰の危機に駆けつける青目同心、参道石段から。青目同心が語る常陸屋のライバル・大谷屋の悪行、手下が金を返さぬ武士を襲撃しボコる道、金戒光明寺長安院下坂見下ろし〜参道石段
*大谷屋に菅貫、グルの蔵奉行に田中浩。ヒロインの女芸人に剣幸、槍踊りや殺陣なかなか。傀儡の出で父母は山賊と戦って殺されたというなんだか荒っぽい設定。子役も生意気可愛い演技がマル。*辰お笑いドラマ、昏倒して刃を向けられ危機一髪の折り見ていたのは天国からおいでおいでの夢、しかしお花畑で手招くのは近親者などではなくキレイな姉ちゃんの集団…。

2005/10/1

■ 忍びの忠臣蔵 1981.12.18CX/東映

 工藤栄一監督がオムニバス「お庭番」から「元禄十四年/同・十五年」をリメイクした作品で忍者たちから見た忠臣蔵裏面史、主人公の公儀隠密に萩原健一。
浅野刃傷のあと、遺臣たちの行動を危惧した大目付により大石内蔵助を監視する役割を負う忍者がショーケン。当初忠実にお役目を果たす彼だが、自身に向けられる身内の監視にプチっと来たうえ大石の人物に興味を持ち、独自の行動をとることとなる。忍者は監視者の組頭にツナギ役の若者のほか、上杉家老・色部の放った間者が登場する。主筋はもちろん忠臣蔵で、ショーケンが態度を変えるのは山科閑居の浮様の段。ナレーションをショーケンの妻女役の吉田日出子がつとめ全編通じて陰鬱にぼそぼそ語り、最後に何食わぬ顔をして戻っている夫に愚痴を垂れるモノローグにつなげてある。
 ロケ地、江戸城、姫路城天守。刃傷と聞き門に殺到する各家の家臣たちのシーンは菱の門(内外を使う)。内匠頭切腹を告げる早駕籠が走る街道、北嵯峨農地・陵前の道。大事に藩士総登城の赤穂城、彦根城天秤櫓(貝塚慎吾が忍び込む際には橋の下に取り付き、下を通る藩士の話を盗み聞き)。貝塚に岡惚れの女・おみのがなんで黙って宿を引き払ったと縋る水辺、広沢池東岸。赤穂・花岳寺(大石が主家の永代供養を頼みに赴く寺)、粟生光明寺阿弥陀堂か(堂正面と、貝塚が潜む床下・亀腹大きい。前の石畳はランダム敷石)。その大石の帰途、色部の間者・伊谷とやりあう林、糺の森か。京・山科大石寓居、民家(手前の駐車場に竹と芝垣をあしらい)。実家へ退去のりくを追いかける主税、北嵯峨農地。大石に託された神崎与五郎妻女の身請金を持って走る貝塚、北嵯峨農地・陵前。江戸へ向かう大石一行、海辺の街道は舞子浜松原と汀。
*ショーケンは無愛想でぶっきらぼうな態度、吉田日出子は天然系で、おかしな夫婦が前後のフレームを作る。*貝塚を監視する組頭・平野に福ちゃん、吉田日出子さらって監禁したり、成田三樹夫に報告したり忙しく立ち回り、貝塚に近付く池上季実子もさくっと始末(殺る際の映像はなし)、最後はブチ切れ貝塚とやりあい大のけぞりかまして頓死。*色部の間者・伊谷は貝塚と似た経緯を辿るが、こっちは吉良の行く末が気になって仕方ないので願い出て付け人に。*連絡係の若者もいい味、貝塚を尊敬していて妻女を気遣ったりする一方、野心も覗かせる。*大目付の成田三樹夫、柳沢出羽守に大石の動向を報告に行った際の「蚊叩き」が必見。扇子で蚊を追う・仕留める・落ちた蚊を汚そうに広げた扇子に取りぽいっと投げ捨てる、笑わせようとしての所作なのか人柄を表すのか判らないけど、成田ファン必見。*裏歴史ものなので、表の「忠臣蔵」部分は思い切り端折り。討ち入りなんか陣太鼓も響かない。代わりに、上杉の加勢を頼みに走った伊谷と戦う貝塚のくだりに、ティンパニの重低音がどんどこ。*ショーケンは間者なのでなりは様々、忍者ルックのほか薬売りだったり大工や植木屋などもやるが、いっとう似合ってるのは撞木町の妓楼の牛太郎。通常設定の傘張り浪人もけっこうイイ。

←2005/92005/11→

・日記目次 ・ロケ地探訪 ・ロケ地探訪表紙テキスト版 ・ロケ地一覧 ・時代劇の風景トップ
・このサイトについて  ・サイトトップ