時代劇拝見日記
2013年11月

・日記目次 ・ロケ地探訪 ・ロケ地探訪表紙テキスト版 ・ロケ地一覧 ・時代劇の風景トップ
・このサイトについて ・サイトトップ

←2013/102013/12→

2013/11/30

■ 江戸の用心棒 第17話「花の吉原人斬り魔」1994-1995日テレ/東映

 吉原の楼に雇われ、下働きの清さん。しかしそこは苦界中の苦界、騙されて連れてこられた女たちが、ぼろきれの如く使い捨てられた挙句、殿様の刀の贄に供される、無間地獄なのだった。

ロケ地
  • 病を発し「医者」へ送られたという、えびす屋の遊女を求めて行き着く寺、妙光寺。門入ったところと塀際、山裾と竹林などが使われる。無縁塚に葬られた遊女のむごい事情を、新次が和尚から聞き取る次第。境内のようすは草ぼうぼう、設定の寺院名は「じしょういん」←自性院とか慈照院とかあるけど、劇中で字は示されず。
  • 寂しくてととさまを訪ねてきてしまった小雪を送って帰る清さんは羽束師堤、かくれんぼの間に刺客二人を斬って土手下へ蹴り落とし。
  • 労咳の妓が「医者」へ送られたと聞いた清さん、駕籠を追ってゆくルートは羽束師堤仁和寺(茶所東方の蔵の前→塔下林間→経蔵下・ここで立ち回り)

2013/11/29

■ 江戸の用心棒 第16話「ひょっとこ踊りが謎を解く」1994-1995日テレ/東映

 記憶喪失の板前は、凶賊の正体を見ていたの巻。
彼が、夫婦の絆で記憶を取り戻すくだりに尺をさき、派手な演出を施してある。悪党の正体については、不自然にいい人な富商という記号が、冒頭から示されていて笑える。

ロケ地
  • 帰らない板前・長吉を捜す新次、夜鳴き蕎麦屋殺しの後始末に遭遇するくだり、中ノ島橋。新次や見物衆は、橋上で血の跡を消している役人たちを見る趣向。ここへ、長吉の遺留品を持った清さんが橋下高水敷を来る運び。また、中州下手河原で漁師に聞き込みのシーンも撮られている。ここは後段、記憶の戻った長吉の回想で「凶行」の夜もあり、追い詰められた長吉が橋から身を躍らせるシーンもある。
  • なかなか記憶の戻らないことに焦れたおよう、亭主を道庵の診療所から連れ出して赴く祭礼の神社、大覚寺護摩堂裏(露店あしらい)、天神島(博打でスった長吉を諌めて叩いた思い出の場所)、お神楽は五社明神舞殿。このほか、見守る町衆が天神島対岸の池畔にずらり。

2013/11/28

■ 江戸の用心棒 第15話「大奥(秘)怨み節」1994-1995日テレ/東映

 宿下がりしてくるお中臈の警護を仰せつかる清さんだが、富商の娘は無惨な心中死体で見つかる。
中臈を孕ませたご大身の馬鹿息子、というお決まりの構図に、上からの圧力に苦しむ町奉行の逸話を入れてある。

ロケ地
  • 山城屋の娘・お藤(中臈・藤尾)が、若い医師(道庵の知人、往診を肩代わり)と心中の態で見つかる大川端、広沢池西岸湿地

2013/11/27

■ 江戸の用心棒 第14話「仕官の道の甘い罠」1994-1995日テレ/東映

 清さんの親切、仇になりかけるの巻。
朝霞うじのお蔭で就職できた浪人だが、回ってきたのは唐人相手の通辞、取引のブツは怪しの白い粉なのだった。

ロケ地
  • 菓子屋・司屋が開催する大福大食い大会、神護寺石段下広場。見物衆は石段に腰掛け。勝ちを譲った清さんを追いかけ礼を述べる浪人・滝川の妻女・お時、和気公廟所前(中から見たアングルもあり)
  • 船頭が壺の中身を知ってしまい始末される夜の舟着(劇中呼称は錦河岸)嵐峡(清さんが調べに来る段では昼間)。下流に流れ着いた船頭の死体検分は罧原堤下汀、清さん聞き込みの段では漁区あしらい。
  • 水島藩士となった滝川を問い詰める清さん、大覚寺天神島木の根方。
  • 寺子屋の師匠として再出発した水島を見て帰りの清さんと小雪、立ち寄る茶店は大覚寺五社明神に設営。

2013/11/26

■ 江戸の用心棒 第13話「天下を分けた女の斗い」1994-1995日テレ/東映

 嫁姑が仲悪いことで有名な商家、間に立ってくさくさしていた亭主は、たちのわるい女に引っかかってしまう。この女実は大ワルの手先で、質屋は窮地に陥るが、家族の軋轢は解消されるお決まりパターン。悪党どもは、朝霞のダンナがさっくりと片付けてくれるのだった。

ロケ地
  • 娘に手を出したと、徳之助を脅しにかかる御数奇屋坊主・宗風、今宮神社東門、かざりや。若旦那は宗風の娘・楓と甘酒デート中という運び。
  • 宗風に探りを入れる新次とお俊、今宮神社稲荷社で参詣芝居(横を宗風たちが通ってゆく)。楓とツナギをとる宗風は高倉下。
  • 高見澤とツナギをとる宗風、大覚寺聖天堂。このあと新次が高見澤を尾行し、寄合席の旗本と知る。
  • 清さんに探索結果を報告する新次とお俊、大覚寺護摩堂前に床机出して茶店あしらい。池の水面も映り込む。このあと、同じく報告しに走ってやって来る新次のシーンで、放生池堤が使われている。
  • 心を決め、大金を大八に積んで出てゆくお勝と徳之助(上総屋親子、家を出ていた嫁のおしげものちに加わり)、宗風らに囲まれてしまう夜の町角は妙顕寺尊神堂・三菩薩堂間に架かっていた反った渡廊下と周辺。もちろん清さんが出て大立ち回り。

2013/11/24

■ 新妻地獄  1984.7.26フジ/東映

 幸せな日々を送っていた武士の妻だが、無常の風吹き命を散らす。死ぬ間際、後添えをとらぬと夫に約させ、望みどおり庭の隅に葬られるが、侍の家ゆえ当然後妻は来る。
祝言の席、早や新妻にときめく夫、霊は七日目から祟りはじめる。

ロケ地
  • 先妻が野点の席、大覚寺護摩堂前にしつらえ。出仕を促しに来る郎党は石仏側から現れる。もちろん池の水面も映り込んでいる。
  • 頼母の宿直(とのい)イメージ、姫路城天守(小天守越しに大天守チラリ、暗雲合成)。具体的な設定は語られず、どこかの藩のお城。
  • 非番で一家うち揃って野遊びの席、大覚寺大沢池船着(大)に擬宝珠つきの欄干をあしらい、釣殿ふう宴席に仕立て。近くには屋形船も舫っていて、対岸はうまいぐあいに霞んでいる。

2013/11/23

■ 江戸の用心棒 第12話「調子がよくてすねた奴」1994-1995日テレ/東映

 小雪の友達の父が失踪、「腕のいい錺職人」。
父の不在中難渋する家族を哀れんだ駕籠舁きは、たまたま入手した小判を与えるが、それは贋金。冷え凍えた少年の心を開く情話が展開される。

ロケ地
  • 博打で勝った新次が踊り渡る橋、上賀茂神社神事橋。このあと呼び止めた駕籠屋が銀太、後棒はピンチヒッターのバイト清さんで、よたよたとならの小川畔をゆく。
  • 蜆売り・捨三の父・仙七が逃げ出して潜む夜の町角、大覚寺五社明神裏手。下の有栖川畔を追っ手の侍たちが走ってゆく。このあと、銀太の駕籠の前に転がり出るシーンは閼伽井屋前、小判を託すが侍に捕まって仙七は連行されてしまう。
  • 母の墓に参る捨三の妹と祖父、西方寺小谷墓地か(池畔、山際のもよう)。帰り道、孫を先に帰した祖父が吊りかける丘は吉田神社竹中稲荷脇、三高碑への石段(坂上の鳥居はあしらいものか)。銀太が来合わせ、例の小判を恵んでやる運び。竹中稲荷は、石畳と舞殿がちらりと映る程度。
  • 大川端の、捨三たちが住む掘っ立て小屋、広沢池東岸汀に張り出させて設置。
  • 獄死した捨三の祖父の墓、先の「母の墓」と同所(このあとのシーンから、宇多野界隈の可能性も)。嘆く兄妹を見ていたたまれず去る銀太は妙光寺境内の坂(塀際は草ぼうぼう)、清さんが待っていて来るよう促すシーンは門内側、反省しきりの銀太の懊悩は塀際(鬱蒼とした竹林で石積の際、その向こうにクリーム色五本線入り塀がちらり)
  • 贋金工房がある舟宿を探っていた新次とお俊、死体を乗せた小船が出たことを清さんに報告する町角は大覚寺護摩堂脇。お俊は縁に腰掛け。
  • 事後、親子三人で蜆を採る仙七たち、罧原堤下汀。清さんと銀太のギャグは河原で、背後に嵐山東公園の木立が見えている。

2013/11/22

■ 江戸の用心棒 第11話「天高く死者訪れる秋」1994-1995日テレ/東映

 おたかの代わりの新女将がやって来るが、引越荷物の中に惨殺死体が入っていて大騒ぎ。
居候の清さん、事件解明を仰せつかるが、煙たいが気のいい、お町のダンナの酷い運命を見ることになる。

ロケ地
  • おはまが経営していた向島の舟宿・大川、嵐峡左岸と公園上り口に竹垣と店名入り露地行灯あしらい。坂の奥には、嵐山祐斎亭の丸太のくぐり門が見えている。怪しの浪人らが屯する内部はセット撮り、見張る清さんは舫ってある船に乗り込んで釣り糸を垂れる。
  • 勘定奉行に騙され、舟宿へお使いにやって来た元南町同心の北川を問い詰める新次、仁和寺観音堂前。背景に塔が来ている。

2013/11/20

■ 大岡越前第二部 第5話「生きていた男」1971.6.14

 ことは阿片がらみ、出所はあっさり判明するが、悪党ばらへの復讐をもくろむ侍が出てきて、そやつは忠相と瓜二つの相貌という面白い展開に。「同情に値するケースだが罪を犯してしまっているヒトはアレなので消えてもらう」定型パターンが来るが、お話を畳むのに元恋仲の狂女が使われて、袖を絞らせる幕切れとなる。

ロケ地
  • 阿片中毒患者を診た伊織、忠相に談判に行ったあと、役宅を出て二人して町をゆくくだり、下鴨神社。話し込む二人に行き当たり忠相の顔を見て驚愕する文蔵のシーン、一の鳥居の北、下鴨東通と別れ御蔭通に行くまでの「参道」(現存する建物もいくつか見える)。忠相を見て逃げた文蔵が「白い浪人」に斬られるシーン、泉川畔境外石柵脇から境内泉川切石橋上(斬られて泉川へドボン)
  • 駿河屋の娘・由里(狂女)がお忍びの忠相の顔を見て騒ぐくだり、疎水分線端・大豊神社御旅所付近。今はもう無い板塀、今もある石橋などが使われる。
  • 狂女を誘い出し接触する忠相たち、下鴨神社河合社鳥居脇。

2013/11/18

■ 江戸の用心棒 第10話「当たり千両富くじ娘」1994-1995日テレ/東映

 女房を亡くして以来ヘタレの親爺、富籤の不正に巻き込まれてしまう。しかし親子してヤバい目を見たおかげで、グレかけていた娘と和解、親爺は更生してメデタシ。
裏にいた腐商とお偉方は、清さんがまとめて始末。

ロケ地
  • 富籤売りの源八が店を出す寺院境内、大覚寺心経宝塔前広場。他にも露店が出ている。
  • おつるを見かけ声をかける新次、大覚寺天神島朱橋。おつるは池汀にいて花を摘んでいる。降りていって土手に座る新次のカットでは、護摩堂の建物がちらり。水は少ないもよう。
  • 源八に詰め寄り、反対にシメられる大吉、大覚寺五社明神本殿裏手斜面。おつるが本殿塀際にいて覗いている。
  • 源八の死体検分、大覚寺大沢池汀。見物衆や新次は土手上にいる。
  • 富籤のイカサマについて語る清さんたち、イメージの富突きは大覚寺聖天堂
  • 大吉が富突きを見に行く目黒・滝泉寺、神護寺五大堂。はずれてとぼとぼ帰るのは神護寺金堂下石段
  • 備州屋らがおつるを監禁する法明寺、神護寺鐘楼。大吉が駆けつけてくるシーンで南側の坂が、おつるが父を庇って斬られるシーンでは金堂の方へ通じる細道が使われている。
■ 猫侍 第7話 2013.11.17KBS京都

 どにゃつ棒売り娘の過去が出て、もののけ壺運搬中の佐吉が町方に見つかって、ほんのちょっと話が進む。
佐吉が壺を取りに行く段で、加蘇山神社
落ち込む若菜を猫で慰める斑鬼の段、広沢池に似た湿地。
2013/11/14

■ 江戸の用心棒 第9話「残酷!拝領妻」1994-1995日テレ/東映

 辰巳屋へ日参するもののなかなか仕事にありつけない浪人、彼は似つかわしくない若く美しい妻を持っていた。
お決まりの旧主の横暴ですったもんだ、夫婦の暴発を止めた清三郎は、悪党一堂に会す座敷へ乗り込んでゆく。

ロケ地
  • 伊勢金の乗っ取りに逆らった金貸し・杢兵衛が殺されるところへ通りかかるおりは、この次第を清さんに報告する町角は大覚寺護摩堂脇、池畔。後段も同様の報告場面で二度出てきて、お堂脇と前が使われる。
  • 八田浪人が人足仕事をつとめる普請場、中ノ島橋下手中州下河原、新次がやって来るシーンでは中州舳先も使われる。橋は映らず。
  • 弁当を届けに行く八田の妻・みさとと出会い、話をする清さん、大覚寺天神島鳥居前(足元、芦など茂り草ぼうぼう)
  • みさとが連れ込まれた伊勢金の寮、中山邸通用門(イメージ)
  • 八田とみさとを狙い殺到する黒松藩の人数、清さんが立ちはだかり殲滅する道は大覚寺大沢池北辺並木

2013/11/12

■ 猫侍 第6話 2013.11.10KBS京都

 久太郎のテーマソングも、猫のいたずら気儘も、ますますつのり大笑い。
加賀屋の番頭が封印壺を確かめに行く祠、加蘇山神社。参道坂と摂社。
猫見屋のアドバイスにより、猫を遊ばせに行く寺、黒羽山大雄寺。総門と本堂。
2013/11/10

■ 怨みの黒猫屋敷  1984.7.19フジ/東映

 深川の芸妓まわりで起こる不可思議な怪異、惨劇の現場にはいつも黒猫の気配。
女は自覚のないまま番屋にしょっ引かれたりするが、花街の用心棒を気取る浪人が現れて救い、遂には因縁を解きほぐすのだった。

ロケ地
  • 橘新之介登場シーン、祇園・白川畔。導入は白川巽橋を俯瞰、芸妓や物売りが行き交うさまを表現。ゴロツキが湯屋帰りの女にからみ、新之介にひねられるくだりでは河畔の石畳も使用、路傍の建物の格子戸越しの絵などもある。
  • 事情を知っていそうな置屋の女に聞き込みをする新之介、吉田神社竹中稲荷裏手摂社群。告白は続き、本殿脇や本殿玉垣前なども映る。

2013/11/8

■ 雲霧仁左衛門 第6話「最後の大仕事」2013.11.8NHKBSプレミアム

 三次の裏切りと福右衛門の横槍、次第に間近へと迫る火盗改の手。しかし予定を早めた雲霧は、不満の残る結果ながら鮮やかにお盗めを敢行。
江戸に舞い戻る一党はまたぞろ仕事の支度にかかり、安部式部との対決は持ち越しとなる。

ロケ地
  • 松屋襲撃を早めた雲霧、支度のため桑名へ赴く仁左衛門、道中は大堰川緑地丹波国分寺境内石仏群脇(墓地設定、倒れた花入れを直してやる)
  • 尾張へ向かう安部式部、嶋田宿へさしかかる街道の並木は下鴨神社糺の森
  • 再び雲霧おかしらの道中、保津小橋民家南路地(隣家の塀の向こうに海合成、石垣際には焼き蛤屋台をあしらい)。桑名の盗人宿はセットに海合成、家は酵素似のアレ。
  • かしらのもとへ走ってくる州走り、桂川罧原堰堤下河原(右岸側、中州による派流際)
  • 旅姿で出た福右衛門をつける山田とお京、下鴨神社糺の森林間。
  • おきねに貰った匂い袋を嗅ぎつつ桑名へ向かう三次、丹波国分寺境内と周辺の田畦(南側にある、崖際の林も映る)。寺外の田畦では、三次をつけていた下っ引を州走りが倒すシーンも。小躍りして桑名の町角をゆく三次、民家南路地。おかしらに裏切りを指摘され逃げる段では、先に出た保津小橋桂川罧原堰堤下河原も使われる。
  • 三次の死も知らず、約束したお不動様前の三つ燈籠前で待つおきね、仁和寺九所明神
  • 尾張へ戻る仁左衛門、名古屋イメージは名古屋城天守。吉五郎がツナギをとるのは大覚寺天神島木のそば(常と感じが異なり、鳥居とか見えない)
  • 福右衛門をつけていた山田たち、雇われ浪人たちに囲まれピンチの街道筋は下鴨神社河合社脇〜裏手。ここで式部登場、介入。
  • 江戸、再び蠢き出す雲霧一党、出役した式部と、町を歩いていた仁左衛門の「邂逅」のあと挿まれるイメージの塔は仁和寺五重塔。きれいどころを乗せて船を操る、船頭姿の六之助は八幡堀白雲橋下掘割。町を走る州走り、大谷祖廟参道石畳。神社へ詣で賽銭を投げてお参りする吉五郎、車折神社本殿。丘の上(?)で一服つけるおかしら、左大文字火床(ズームアウト)

2013/11/4

■ 猫侍 第5話 2013.11.3KBS京都

 またまた渋いのが出てきていい感じ、セットとも調和している。
しつこそうな同心に疑われたため、猫見屋の伝手で玉之丞を預けに行く寺、大田原の黒羽山大雄寺。総門と本堂、回廊が見えた。門もお堂も萱葺き。
「おさらい」部分などで鳴るトルコ軍楽調のテーマはいいが、本体の尺は短すぎ。
2013/11/1

■ 雲霧仁左衛門 第5話「絶体絶命」2013.11.1NHKBSプレミアム

 焦らされながらも、雲霧の手は確実に松屋の金蔵へと向かう。しかし内側の綻びが篭絡され、人数の増えた火盗改には切り札が投じられようとしていた。

ロケ地
  • 松屋の進捗状況などをおかしらに報告する吉五郎、萬福寺大雄宝殿堂内・四天王像前。後段、松屋の金蔵へ入ってみた後の報告シーンにも出てくる。
  • 火盗改一行が投宿し、雲霧アジトと目される茶店を見張る方丈寺、妙心寺大庫裏通用門。門前にしつらえた花屋を使い、セットからスイッチ。方丈寺の内部描写は不明、床板への映り込みも美しい座敷、内庭ちらり。
  • 使いに出た先で仕込みの女芸人にみとれ、次いで櫓の福右衛門に出会ってしまう三次、神護寺。山門内側から和気公廟所前(ここで胡弓を弾くおきねに心ひかれる)、金堂への石段をのぼる際、福右衛門が出て懐に小判をねじ込んでゆく。ここは後段再び福右衛門と会う三次のくだりでも出て、高所からのアングルなどもある。鐘の音が響いているので、寺設定と思われる。
  • 医師まで抱き込み岡田を封じ、ひそかに名古屋をめざす式部、街道は大堰川堤。大堰川緑地の右岸堤。
  • 雲霧のおかしらが出てくるお堂(?)萬福寺法堂
■ 江戸の用心棒 第8話「清さん、女難の相あり」1994-1995日テレ/東映

 亡き弟に似た青年の面倒を見てやる芸者だが、彼はヤバい筋と事を構えていた。
女も手荒く狙う向きは、上方商人と組んだ留守居役たち。潤沢な資金を用い銀相場を吊り上げていたが、江戸の用心棒の制裁を食らう。

ロケ地
  • 珍しく人足仕事に出る清さん、罧原堤下汀。蛇籠など設置する川普請。
  • 留守居役たちが使う駒形・大川端の料理茶屋、嵐亭(川側の石積部分に竹垣と門を「設置」、中の萱葺屋根を効果的に見せる)。ここへ船で近づく市助は嵐峡
  • 市助の消息を尋ねて両替商・江坂屋からの帰り、千代吉と清さんが立ち寄る茶店、大覚寺護摩堂裏手に緋毛氈敷いた床机あしらい。放生池堤を旅人?が通る図など映り込み。
  • 江坂屋を嗅ぎ回っていて怪しまれボコられる新次、大覚寺護摩堂前〜石仏前。おりはが出てヘルプ。
  • 市助のことを聞いて飛び出す千代吉、寺を出たものの怪我重く倒れている市助と出会う竹林は北嵯峨か。

←2013/102013/12→

・日記目次 ・ロケ地探訪 ・ロケ地探訪表紙テキスト版 ・ロケ地一覧 ・時代劇の風景トップ
・このサイトについて ・サイトトップ