時代劇拝見日記
2013年12月

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2013/12/31

■ 女信長 第二夜 2013.4.6フジ/東映

 第二夜は、浅井・朝倉連合軍との戦いからはじまり、本能寺と「その後」に至る。
天命を背負った女は、重すぎる荷を分かち合ってくれる男をようやく見つけるが、恋の成就には山ほどの苦難が横たわっているのだった。

ロケ地
  • 越前から遁走する信長、浅井の刺客に狙撃され命からがら逃げる道は酵素ダートか(林道)
  • 光秀への疑念について秀吉と話す信長、岐阜城内の一角は東福寺通天橋上、臥雲橋が見えるアングルも。
  • 元亀元年六月・姉川合戦、日野川河川敷。導入は高所からのロング、川中での白兵戦はしぶき派手に上げて迫力。
  • 浅井朝倉との膠着状態で調子づく反織田勢力、義昭の密書を持った早馬が走る街道(毛利行きかイメージか不明)山室堤。毛利の陣は不明(山中の林)
  • 自分の留守中、信長と光秀の間に何かあったのかと御濃に問う秀吉、東福寺通天橋(岐阜城内設定)。その直後、「御長」が光秀と接触するのを見てしまう御濃、永観堂御影堂裏手回廊付近。
  • 叡山焼き討ち後、反織田に転じる武田、徳川軍と一戦交える三方ヶ原、西浅井町の山中牧場
  • 反信長をブチ上げ兵に檄を飛ばす義昭、篠山城大書院(京・二条城設定)
  • 武田軍に苦戦し、なぜ信長はこんなに冷たいのか・このままでは徳川は滅亡と父に嘆く信康、酵素河川敷川べり。
  • 織田軍が殺到し義昭を引きずり出す二条城、篠山城大書院。殺さず追放。
  • 元号を天正と改めさせ、朝廷を動かす権力者となる信長、御所は大覚寺、導入は勅使門(開いていて宸殿がのぞく)、芝居は宸殿前縁で。
  • 浅井朝倉攻めへ動く織田軍、兵士が慌しく行き交う岐阜城内は彦根城石垣際。
  • 織田は風前の灯と兵を鼓舞する浅井長政、彦根城天守下石垣上(小谷城設定)
  • 小谷城攻めを前に光秀に会い、戦から戻ったらと愛を告白する御濃、日吉大社大宮橋たもと〜走井橋(左岸側)
  • 北近江・横山城を拠点にはじまる小谷城攻め、織田軍のモブは伏見城大天守から旧キャッスルランドゲートを望む図。南側の山の向こうは靄かけて「処理」。
  • 小谷城へ詰め寄る織田軍、不明(はげ山?の稜線に浅井勢居並び、山のてっぺんには彦根城天守あしらい。天地明察で出てきた山に似ているような…)。小谷城内の戦闘は彦根城天守付近と太鼓門櫓あたりを使う。
  • 長政と父・久政の首級が晒される鴨河原、罧原堤下河川敷(桂川は常よりかなり増水、対岸の緑が鮮やか)
  • 小谷城から連れ出された御市、娘らと遊ぶ岐阜城内の庭は彦根城玄宮園池畔。背景の山には岐阜城天守を合成。
  • 投降してきた一向衆を情け容赦なく殺させる信長、法輪寺山門と石段(夜間撮影、設定は伊勢長島か)
  • 長篠の合戦(三河、現新城市)、西浅井町の山中牧場。馬防柵を設置。
  • 官位授与を拒否し怒って席を立つ信長、大覚寺宸殿
  • 天空の城を築くとして予定地を見下ろす信長、不明(眼下に安土山と琵琶湖、湖西の山々を見る図を合成した「山」、井尻みたいな地形)。墓石でも石仏でも調達して来いと発言。
  • 御濃に会い、信長への忠言を託そうとする光秀、永観堂開山堂バルコニー。眼下に甍。
  • 夜の岐阜城イメージ、伏見城大天守シルエット。画面左端に小天守も映り込む。空は月に叢雲。御長が一人で光秀と会うくだりで出る。睦みあう二人の影が障子に映り、凝視する小雪の顔がコワい。ついでに「サル」も来合わせて目撃する運び。
  • 織田の敵は西の毛利のみとなりつつあった折、忍びの者が信長に送った早馬が走る街道、山室堤。内容は「家康の嫡男・信康が武田と内通」。
  • 信康が切腹した遠江・二俣城イメージ、水口城(入口正面)
  • 安土城落成のくだり、天守は安土城郭資料館のアレか。城下と琵琶湖を合成?し、俯瞰の図のほか、映画村オープンセットと合成して城下町とつなぐ。
  • 京、織田軍の馬揃え、仁和寺参道を中門から南望の図。町衆のモブ多数。
  • 武田家滅亡を祝う宴のくだり、イルミネーション安土城は湖畔に影を落とす絵できれいなCG(?)、宴席は伏見城大天守下の石畳に幔幕張り巡らせ。わざと傲慢かつ乱暴に振る舞い、光秀に天下取りを挑発するシークエンス、信長が刃を光秀の喉に突き付け、血がたらーりなんていうシーンもある。
  • 安土城外観遠景、総見寺塔が端っこに入る図。合成画面だが、よくできている。秀吉に中国侵攻を命じるくだり。
  • 柴田勝家のもとに輿入れする御市、彦根城博物館、背景に山を持ってきて「安土城」を合成。御濃が見送る。
  • わざわざ光秀を訪ね、信長との間に何があったか問い詰める家康、会見の座敷は随心院書院。室内から、本堂の庇と庭が見えている。このあと安土城に呼ばれてすったもんだ(猿の信長恐喝、キレた信長の投げ出し発言を受ける光秀)あったあと戻ってきた光秀のくだりでは、導入が外から座敷を見た絵になっている。
  • 天正十年6月1日本能寺で茶会、その頃未だ謀反に出られずにいる秀吉のくだり、「毛利輝元と軍義」のシーンは摩気神社舞殿。輝元が渋ったため、自軍のみ率いて出陣の運び。また同じ頃、光秀は静かに出兵の準備をしていたと語られるくだり、夜の城内は伏見城大天守裏手・連郭際。
  • 本能寺に殺到する明智の軍勢、随心院薬医門前。
  • 炎上する本能寺から服部半蔵により連れ出された信長、昏々と眠り続け「御長」状態で目覚める座敷は彦根城玄宮園鳳翔台。傍らにいた家康が語る、幼い頃目撃した信長の水浴び、保津峡←初めての恋だったと告白。
  • ただの一人の女として光秀を捜しに出てゆく御長、山道は酵素か。このあと山室堤谷山林道頂上付近、琵琶湖東岸(佐波江浜か)と馬を駆る。以降消息不明。
  • 安土城炎上シーン、湖に影を落とす絵。「猿」が男気を見せる、いい場面。このあと御所に上がる秀吉で、大覚寺宸殿前縁。
  • 老け家康と尼姿の御濃が江戸城天守から町を見遣り語り合うシーン、欄干越しの書割がけっこうイイほか、天守外観は凸版印刷のアレ?

2013/12/30

■ 女信長 第一夜 2013.4.5フジ/東映

 かの戦国武将・織田信長が実は女だったという、他に例を見ない奇抜な設定のドラマ。
女なのに男として育てられた訳は、正妻の面目というありがちなもの。しかしその後無理押しで女を戦に出す「父の理由」は、ふつうの男では成し得ない、天下統一による平和の出来という高邁な理想であった。
第一夜は、出生から金ヶ崎の退き口まで。
いやいや武将となった信長は、天下布武の過程で恋を得るが、運命の切所において、愛する男の裏切りを見るのだった。

ロケ地
  • 田楽狭間に今川義元を討ち取る信長、戦闘は天神川河床。ガレた山肌が背景に来て、戦のシーンでは浅い川が効果を見せている。ここへ至る織田軍が通る山道は林道(不明)
  • 天文3年、姫として出生する信長、雷光に照らし出される清洲城は郡山城址追手門
  • 平手の爺に鍛錬を受ける幼い信長、馬を駆るも落馬のシーンは彦根城内堀端土手。弓の稽古は彦根城博物館塀際。異人のレクチャーを受け種子島銃を撃つシーン、大覚寺大沢池北辺水路際、このとき戦で男手を無くした家族の嘆きを見る・その脇にある祠は天神島。嗟嘆を聞いたあと立ち尽くす信長、夕景の橋は流れ橋(下の川原で男児が競って立小便、かたや女の信長は初潮を迎えるというくだり)。打ちひしがれて帰ると妹の御市が姫としてちやほやされているのを見る庭、大覚寺か。
  • 月がかわれば今川へ人質に出されると言う竹千代と話す信長、二人が凭れている清洲城内石垣は彦根城内か。
  • 初陣の信長、自らは一人も殺せず、ただ死屍累々を見る丘、井尻か或いは亀岡山中か(見下ろす谷は合成くさい)
  • 御濃の輿入れ、行列が入ってゆく清洲城城門は郡山城址追手門
  • 父・信秀の葬儀が行われる那古野・萬松寺、西教寺本堂。信長はうつけの格好のまま馬で乗りつけ、お堂へずかずか。
  • 桶狭間の戦勝に沸く織田軍、油日神社境内。信長は舞殿に座す。
  • 今川方に与し敵対したことを詫びに来る家康、歩む清洲城内廊下は大覚寺宸殿廊下(村雨の廊)
  • 美濃を平定、町の名を岐阜と改名する段、岐阜城は彦根城玄宮園を前景にして山を合成、てっぺんにお城を持ってきてある。
  • 天下布武のテーゼを掲げ上洛の機運高まるくだり、取り立てたばかりの藤吉郎に浅井長政との和睦を任せるシーン、伏見城天守(眼下の長良川は合成、建物は高欄と戸と軒回りのみ映る)
  • 病を発した信長、侍女・御長に身をやつし城下へ出るくだり、御濃・御市とともにゆく町は日吉大社東本宮前坂(露店あしらい)。御濃が光秀とここで別れたという橋は走井橋、この橋たもとで御長と長政の出会いがある(後段、思いつのって夜中に出会いの場所へ来てしまう信長のシーンもあり、大宮橋が映り込んでいる)
  • 信長と長政の会見成る浅井の小谷城イメージ、彦根城天守
  • 信長の気儘で浅井との折衝が不調なことを勝家に相談する秀吉、東福寺通天橋上。御市のことで怒った勝家に突っ転ばされる。
  • 輿入れが決まった御市へ贈る反物を御濃に託す勝家と秀吉、城内廊下は大覚寺宸殿廊下(宸殿まわり)
  • 城を出てゆく御市の輿、彦根城天秤櫓下石垣際。見送る信長と御濃は橋上。
  • 将軍の使いとして岐阜へ向かう光秀、岐阜城を見遣る山道は谷山林道
  • 永禄11年、義昭を奉じるべく岐阜を発つ織田軍、六万の軍勢がゆく道、足元は谷山林道と思われるが、どこかと合成してあるっぽい。
  • 畿内を制し都大路をゆく織田軍、仁和寺参道(中門から南望の図、二王門の横になにやら甍が合成されている)。女に手を出して首を刎ねられる織田軍の足軽のシーンは亀山本徳寺経堂前。
  • 正親町天皇により将軍宣下を受ける義昭、御所は大覚寺宸殿、導入に宸殿正面全景が映り、芝居は前縁と廊下で行われる。
  • 信長の宿館・本能寺、随心院薬医門。長政を招くくだり。
  • 京の光秀から岐阜へ差し向けられる早馬、不明(山中の野原)
  • 戦で荒れ果てた都へ入る信長、荒れ屋敷から這い出てくる義昭のシーン、亀山御坊本徳寺。山門と本堂前を使う。建物には「ぼろぼろ」装飾が施されている。義昭の「境内」発言から、宿館にしている寺院と思われる。
  • 長政と「御長」の閨を覗いた忍び、秀吉に報告する夜の掘割は大覚寺御殿川河床・勅使門橋下。
  • 信長が義昭のため造営する二条城、篠山城大書院。外観も内部も使う。
  • 秀吉により光秀裏切りの可能性が囁かれるなか、岐阜へやってくる光秀、岐阜を望む山道は谷山林道、城を出る帰りのシーンは彦根城天秤櫓(月が出ている)
  • 正親町天皇と会見し将軍と同格と世に知らしめる信長、御所は大覚寺宸殿。その年、朝倉攻めの織田軍が行進する越前への道、谷山林道
  • 敦賀を制した織田軍、陣を張る海辺は丹後か(磯)。ここへ浅井裏切りの報入る。

2013/12/28

■ 剣客商売〜剣の誓約〜 2013.12.27CX

 十年経とうが二十年経とうが、老いさらばえようとも病を得ようとも、果たさねばならぬ勝負の掟。その時のためつないできた老剣客の命は、もののふの心を解さぬ痴れ者によって無残に断たれてしまう。
原作とは設定を変えたうえで、「小雨坊」を後日談にして入れてある。

ロケ地
  • 夏へ向かう江戸の描写、八幡堀西の湖(ここでは山裾に町なみを合成、西の湖はこのあともおはるが櫓をやるシーンに別アングルで出てくる)。小兵衛隠宅、大覚寺遣水跡に設営(大沢池に張り出す船着も作られている。中の座敷から外を見る絵も出てきて、池と堤が映っている。「前庭」にはおなじみの鶏が闊歩)
  • 田沼意次邸、門は随心院薬医門。邸内描写は金戒光明寺紫雲の庭と方丈(北東端の座敷と廊下を使う。中から庭を望む図も)。庭は、三冬や小兵衛の出入りに使われている。
  • 大治郎の道場を訪ねる前、嶋岡礼蔵が佇む墓地(?)化野念仏寺石仏群脇。
  • 嶋岡の来訪を父に告げられず去る大治郎、大覚寺大沢池(おはるが草摘み?の土手、北辺並木のところ)。大治郎が白金さしてゆく道、仁和寺経蔵下石段(掃き掃除中の小坊主演出、寺院境内設定)。柿本宅はセット撮り。
  • 嶋岡の回想、十年前柿本と試合った野原、西の湖園地草原。
  • 浅草・今戸の本性寺、龍潭寺。秋山父子がゆく境内は、本堂前付近を山腹の墓地から見下ろしたアングルで。小兵衛亡妻・貞の墓は、山門近くの参道脇斜面に。嶋岡の卒塔婆は秋山家の墓の隣に立つ。
  • 嶋岡の死の一年後、三弥の父・伊藤彦太夫が倅の消息を小兵衛に告げる町角、上賀茂神社ならの小川畔(神事橋下手右岸)。このあと話しながらゆくシーンは北神饌所裏へ。
  • 三弥に呼び出された彦太夫、仁助とゆく夜道は車折神社参道石畳〜本殿前。
  • 三弥らが巣食っている、白金の柿本旧宅へ向かう小兵衛、渡る橋は保津小橋(下手から遠望)。大治郎と合流するシーンは仁和寺経蔵下石段、俯瞰の絵もあり、前と同じく小坊主もついている。

2013/12/27

■ 大岡越前 第三部 第5話「無情の捕縄」1972.7.10

 病の妻のため罪を犯した男、その処分に「大岡裁き」を期待する市民。しかし忠相の裁定は思いやりをかけつつも信賞必罰、人を裁くことの重さが語られる。
医者の親切すら裏目に出る逆境にあって、情けを拒絶する玉緒ちゃんの表情が凄絶。

ロケなしセット撮り
2013/12/26

■ 大岡越前 第三部 第4話「消えた御用金」1972.7.3

 欲深い悪党どもが巧妙にしてのけた強奪事件だが、忠相は甲州街道を行って帰ってくる間に全てお見通し。
一方江戸では、雪絵と源さんが細い糸から核心に迫っていた。

ロケ地
  • 佐渡金山からの砂金を輸送する甲州街道、山道は湖南アルプス(谷沿い地道、ガレ場の見える山肌など)。武州駒木野手前の里道、不明(谷地田)。御用金を強奪されたあと、責任者の川本が江戸へ馬を駆る道、不明(山道)
  • 江戸城、大阪城天守を門扉越しに望む図、門番配置。忠相が幕閣に事件を報告し、自ら探索に赴く旨告げるくだり。
  • 大助をお供に忠相が馬をやる街道、湖南アルプスか。駒木野手前、雨宿りする道端の小屋、不明・設定は日野付近。
  • 役宅に保護されていた川本の娘・お光が身投げする川端、瀬田橋竜宮玉垣下瀬田川汀。千春が診て救護。
  • 川本の墓、黒谷か。
  • 伊奈藩御用と称する荷駄がゆく甲州街道、不明(棚田?)。忠相たちも同じ道をゆく。宿りを重ねなおゆく街道、北嵯峨農地農道。行を共にしている駒木野代官に皮肉まじりの訓話をする忠相、休む茶店は北嵯峨農地竹林際、庭石置いてあるあたり。

2013/12/25

■ 大岡越前 第三部 第3話「天下の果し合い」1972. 6.26

 先般より見えていた兆しが、あからさまに動き出す。吉宗を中傷する落書にはじまったそれは、忠相に向かって牙をむくのだが、誠心をもってする捨て身に、御曹司の戦意は殺がれてしまうのだった。

ロケ地
  • 城の庭で宗春の動きについて忠相と話す吉宗、不明(池泉端、藤棚あり)
  • 尾張家上屋敷、大覚寺大門(手勢の出入りや、忠相の訪問時に出る)。決死の覚悟で屋敷に上がった忠相についてきた、白装束の源さんたちが控えるのは式台玄関前石畳。
  • 忠高に向けられた討手を阻止する伊織、街道筋と立ち回りの河原、保津峡落合付近清滝か。
  • 吉宗が宗春を呼び出す早暁の護持院ヶ原、仁和寺経蔵前、スモーク焚き・林間に塔ちらり。

2013/12/24

■ 大岡越前 第三部 第2話「江戸わずらい」1972. 6.19

 謎の奇病が蔓延、呑舟まで倒れ、薬は底を尽きかける。この事態に、薬を隠匿し儲けようとする輩あり、これを懲らす捕物と、伊織のひらめきで病のもとが解明される話をからめて描く。父思いの娘に対するお裁き、私財を投じて薬代を作る忠相夫婦といった情話も加味。

ロケ地
  • 薬草園、不明(前のシリーズでも出た所と同じか、人は入らず)
  • 田島屋の寮、中山邸通用門。表札には「田島屋寓」の字。捕方殺到のシーンでは夜間撮影、内部はセット撮り。設定は深川。

2013/12/23

■ 大岡越前 第三部 第1話 1972.6.12

 火の用心にうるさい、質屋の蔵から出火という怪事が続発。捜査の途次で与力が殉職、次いで忠相の息子がさらわれてしまうという難局を迎えるが、大岡ファミリーの結束はこれを打ち砕くのであった。

ロケ地
  • お城イメージ、大阪城天守を極楽橋越しに眺める図。吉宗が鯉に餌やりの吹上の庭、枳殻邸か(滝組の見える池泉)
  • 江戸へ召還された伊織、妻・千春連れでゆく街道、保津峡左岸沿いの道。まだ地道で、遠景もあり。
  • 事件解決のため、伊織を急ぎ連れ戻る三次、早駕籠が走る街道は北嵯峨農地竹林際。三次が先導。
  • 神山たちが、吉宗批判の貼紙から浮かんだ中間を捕まえに赴く本所のお化け稲荷、上賀茂神社校倉付近。
  • 忠相の息子・忠宣を忠高宅から連れ帰る大助、暮れ六つの鐘を聞く町角は今宮神社石橋。ならず者が出て若をさらわれてしまうのは摂社付近。
  • 伊織が早駕籠で通りかかり、一味に斬られた青年を見かけ助ける夜道、上賀茂神社神事橋。青年は橋下手で川から這い上がってくる運び。
  • 青年から忠相たちの危難を知った伊織、一人馬を駆る街道、不明(山道)
  • 捕らえていた中間をやむなく釈放、彼をつけてゆく神山たち、大覚寺有栖川畔〜五社明神。朝靄は本物?尾行は気づかれていて、煙幕で逃げられてしまう。

2013/12/20

■ 江戸の用心棒 第28話「怒りの父子十手」1994-1995日テレ/東映

 父の後を継いだばかりの若い目明しが殉職、しかし彼は賊に斬られたのではなかった。
腐った役人が賊とつるむ図と、老いて病んだ元目明しが子の仇を追う話が交錯する。

ロケ地
  • 筆頭与力・椿が凶賊・般若一味の小平次とツナギをとる茶店、今宮神社絵馬所の下に茶店しつらえ。椿は若年寄・前田を訪ねた帰りで、猟官運動資金のタカを示される。
  • 朝吉の回想、兄・信吉が死ぬ前の日、お孝のことで殴り合いの喧嘩をした町角、今宮神社稲荷社脇・摂社前。このあと、父と話し合いお孝と結婚すると話す信吉のシーンは、嵐山公園中州岸・堰堤脇(本流側、中州北岸)
  • 朝吉の投げ文のせいで押し込みをしくじったあと、小平次とツナギをとり叱責する椿、今宮神社絵馬所の「茶店」、新次が坂の方から凝視している。内通者について語る椿のシーンは稲荷社前・祠脇に移動。

2013/12/19

■ 江戸の用心棒 第27話「赤さび侍 夫婦の絆」1994-1995日テレ/東映

 お家騒動を経て、ますます城代の横暴つのる藩にあって、正義の士は苦しむ。
しかし、駕籠訴して捕われた元妻を斬れと言われた男は遂に目覚め、己を偽り手挟んでいた赤錆の刀を打ち捨て、巨悪に刃を向けるのであった。

ロケ地
  • 影山藩の農民狩りに巻き込まれ斬られる権太爺さん(辰巳屋を介し清さんにバイト発注の近在百姓・野菜売り)大覚寺大沢池北辺並木池畔。城代はじめ藩士らは旅装。
  • 藩主へ直訴するとおしずに話す百姓衆、大覚寺五社明神裏手塀際。ここへ来た石倉は境内内陣にいて、おしずと見つめあう。
  • 清さんに経緯を語る石倉、不明(雑木まじり竹林)。このときの回想、おしずの父の庄屋の処刑、不明(起伏?ある竹林、広場もあり。酵素か妙光寺か)
  • 百姓衆が潜む小屋、広沢池西岸湿地に設営。北岸かも。
  • 生き残った百姓衆も連れ、おしずと旅立つ石倉、嵐山自転車道。政をやり直し、ともに耕すと言い置いたと語られる。

2013/12/17

■ 江戸の用心棒 第26話「汚された恋文」1994-1995日テレ/東映

 清さんを熱烈に思い、恋文を書き綴る娘あり。健気に暮らす彼女の日常は、怪しの一味によって突然断ち切られる。
「犯人」を示すサインは、恋しい人への思いが詰まった日記から見つかる。

ロケ地
  • おさきの日記を読む清さん、友人らと行った浅草寺の記述に被る映像、仁和寺参道(御籤を木に結び)〜茶所(茶店へ立ち寄り)
  • 新次に大仏屋(おさきの勤め先)探索を依頼する清さん、仁和寺塔下に茶店しつらえ。緋毛氈敷いた床机も出してある。
  • 一味が成敗されたあと、おさきの墓前で日記を燃やす姉・小りん、仁和寺グラウンド塀際。仕切り塀をあしらい、南側を目隠し。塀に寄って南望のアングルでは、二王門続きの塀の小屋根と、隻ヶ岡の緑が見えている。

2013/12/16

■ 大岡越前2 第21話 「勇気ある挑戦」 1971.10.4

 異国の医術を欲した伊織は、鎖国政策を続ける将軍を痛烈に批判し、吉宗の怒りを買う。忠相をも巻き込みかけた捨て身の願いは、薄汚い思惑もかいくぐって天に届く。

ロケ地
  • 伊織の意見書のことや、長崎行き希望の件を源さんに話す忠相、相国寺大光明寺石庭。
  • 忠相の裏をかいて伊織に会いに出かける吉宗、養生所前で駒をとめるシーンは広隆寺東塀(境外)。お供は御側衆の有馬兵庫、養生所はセットに切り替わり。
  • 品川へ出向いた伊織を追って街道に馬を駆る吉宗、嵐山自転車道(堤外地から見た図、背景に東公園の木立)。流感で死んだ者の野辺送りを見て駒をとめ、更に川で疫病退散の禊をする民を見るという場面・川は桂川。

2013/12/15

■ 武士の献立 2013.12.14松竹

 「家計簿」より前の時代のお話、こんどは算盤でなく包丁侍が主役。
小味ながらよくまとまった一編で、見どころも多くお得・上戸彩も可愛く脇も渋い。
春が才を見せる、春が夫を鍛えるといった、はじめのほうは見ていて腹が減るが、料理としてのクライマックスの饗応の宴の描写がちと甘く感じた。いや、充分旨そうだったけど、もっとくわしく見せてほしかっただけ・個人的に。

ロケ地覚書 面白かったのでかえって記憶があやふやで不正確なうえ、順番ばらばら
  • 江戸の藩邸で催された新年の宴、大覚寺宸殿
  • 金沢城、本物。出勤風景。
  • 御城下の描写、三井寺唐院付近。経蔵へ行く石橋も映っていた。
  • 今井道場、くろ谷塔頭にも見えたが石垣あったので三井寺?
  • 春が願掛けに行くお宮さん、吉田神社竹中稲荷
  • 安信が定之進と対決し敗れた試合の場、油日神社
  • 大槻の唐丸が行く山道、谷山林道
  • 定之進が妻女を連れて去る船着き、西の湖
  • お貞の方の墓、くろ谷か。
  • 土佐守がずかずか歩く御廊下、清凉寺本堂裏手回廊。
  • 土佐守暗殺を目論んでいた定之進たち、集まっているところを急襲されるやしろは鳥居本八幡宮。舞殿に扉等あしらい。
  • 出奔した春が働いていた漁村、間人海岸
  • 安信と帰る春、能登の里の描写に民家長屋門。周辺の棚田も使った?
※クレジットされていた聖護院とか、判らない。羽咋のへん使ってると思う。塩つくる釜とかある作業場、あれそのものを見たことある。
2013/12/10

■ 江戸の用心棒 第25話「男芸者が命を賭けた!」1994-1995日テレ/東映

 背に牡丹の刺青の女賊が、大名屋敷から葵紋入りの刀を盗んではじまる大騒動。
前回語られなかった、お春と喜八親子の身の上がお話のツボ。

ロケ地
  • 千曲藩上屋敷、大覚寺大門。女賊が門前を窺うシーンでは、御殿川沿いの手すりも映る。設定は堀留町。
  • 女賊の死体検分が行われる大川端、嵐峡左岸・嵐亭生垣下の汀(嵐亭の雪吊りチラリ)。千曲藩江戸家老が思い詰めて腹を切りかける川端は、ここより少し上手の公園下付近、川中に岩が見えている。
  • 刀を届けて千曲藩邸から帰りの喜八と清さん、お春の出生の秘密を語る林は大覚寺心経宝塔南の木立ち。樹間から朱色がちらちら。
  • 信濃・千曲藩領、世継ぎの若君が暗殺される狩場、酵素河川敷。川の「窪み」に望月の手の者の猿千代らが潜む。

2013/12/9

■ 江戸の用心棒 第24話「春一番!江戸っ子娘」1994-1995日テレ/東映

 富商の娘がさらわれ、身代金をとられた上、帰された娘は惨殺死体。犯人捜しに、殺された娘の友の、おきゃんな魚屋が飛び回る。
勝正の動機は怨恨だが、金も欲しい大身旗本。魚屋お春の父は幇間。

ロケ地
  • 町のダニと事を構えるお春、妙顕寺摂社前。お春はするすると「反った回廊」にのぼり、介入した清さんと新次の働きを囃す。
  • 相模屋が身代金を持ってゆく正林寺捨て子稲荷、北嵯峨竹林に設営か。
  • 相模屋の娘誘拐を目撃した男(歯磨き売り)を問い詰めるお春、妙顕寺本堂脇回廊そば、尊神堂脇。
  • 三国屋の娘がさらわれる寺院境内(読経の声演出)妙顕寺庫裏前〜本堂脇(西側)。お付きのばあやが斬られる他、用心棒の小峰さんが膾。

2013/12/8

■ 利休にたずねよ  2013.12.7東映

 海老蔵見過ぎておなかいっぱいだけど、これは彼でなければハマらないよね。
ちょっとヤな感じすらする晩年の演技もいいけど、コリョの美姫に恋する青年は地かと思うほどイケてた。
絵はさすがにきれいだった。金の茶室に福ちゃんが出てきて、スクリーンに大写しになってびっくり・声出そうになった…今まででいちばん位高いんじゃないの?

ロケ地覚書・いつものようにうろ覚え
  • 信長の名物狩りの場へ、月待ちで少し遅れて来る宗易、門は大覚寺明智門
  • 信長に招かれてやって来るフロイスたち、藤吉郎が出迎える城門は彦根城太鼓門櫓内外。
  • 信長の不興を買った秀吉、とりなし目当てで利休のもてなしを受けに来るくだり、茶室へ通じる露地は今日庵
  • 信長の葬儀、南禅寺三門
  • 北野の大茶会、神護寺金堂前、三井寺一切経蔵前ほか。
  • 木像を置いたことが咎められる大徳寺三門、本物。
  • 木像が火刑に処せられる広場、大仏開眼のアレ。
  • 与四郎と高麗の女の逃避行、海浜は間人・堺の浜すげぇ岩あるんだな。
  • 武野紹鴎に詫びを入れるくだり、随心院薬医門は南宗寺か武野邸か見落とした。

2013/12/7

■ 江戸の用心棒 第23話「千両箱が消えていく」1994-1995日テレ/東映

 放蕩三昧で遂に勘当を言い渡される若旦那だが、心底に秘めた思いあり。彼の話を軸に、お店を狙う大悪党どもの筋がからんでくる。

ロケ地
  • 若旦那を誑かす役をしていた芸者と、大徳屋に入り込んでいた賊の一味の手代、始末された挙句心中に偽装されて見つかる墓地、金戒光明寺墓地。その検分を見て憤然と帰る清さんが出てくる寺門、三門(門柱越しに参道石段が見えている。脇からお俊が出て調査結果を報告)

2013/12/6

■ 江戸の用心棒 第22話「身代り清三郎、鬼になる!」1994-1995日テレ/東映

 鬼と称される金貸し宅に、失踪中の倅の身代わりとして雇われる清さん。そこで暮らすうち「鬼」の内実も知れ、鬼を襲った巨悪の存在も明らかになってゆく。
「倅」の妻子が出てきてしまうが、トラブルではなく情話が描かれる。

ロケ地
  • 辰巳屋へ依頼に来た志保と話す清さん、大覚寺天神島鳥居そば池畔。山崎屋の事情が一通り語られる。
  • 夫の死を実家の山崎屋に知らせるため江戸へ出てきたお弓、病に苦しみ座り込むやしろは大覚寺五社明神祠脇。新次に保護される。
  • 誤って打ち水を裾にかけた茶店の娘を無礼討ちのところ、清さんが止め、加えて借金のことを喧伝する町角、大覚寺五社明神舞殿前に茶店しつらえ。
  • 順之助(清さんが身代わり中の倅)が大怪我と偽り、志保を連れ出す番頭・蓑吉、駕籠がゆく寂しい道は妙光寺境内(門入ってすぐの坂下〜石積際、竹林。監禁場所の廃屋はセットにスイッチ)。一部始終を見ていたお弓、母に命じられ知らせに走る順太郎がゆく道、北嵯峨か(竹林)

2013/12/5

■ 江戸の用心棒 第21話「あばかれた秘密」1994-1995日テレ/東映

 スキャンダル草紙発行元は、恐喝者の巣窟。彼らの的にされてしまった富商は苦悩するが、過去の罪と善行とが立ち現れ、彼に取るべき道を指し示すのだった。

ロケ地
  • 父の様子がおかしいと、清さんに相談を持ちかける千石屋の娘・おかよ、仁和寺観音堂前。紅葉、塔映り込み。
  • 新次が派遣される、甲州勝沼・月の輪村、全景は美山か。近景の萱葺民家、不明。聞き込みをする庄屋・和兵衛宅は走田神社社務所、前の田んぼ越し。三件ともイメージ映像。
  • かつて火の中から助けた子・浅太郎の死を見届けたあと、文仁堂へ単身斬り込む駒蔵、膾の果て見る走馬灯の一枚に仁和寺水場下、おかよと連れ立って歩くシーン。
  • 黒幕の勘定奉行を招いて祝宴の文仁堂馬風別宅、中山邸通用門(イメージ)
  • 墓参帰りのおかよと清さん(小雪付き)仁和寺観音堂脇。改めて朝霞うじに礼を述べるラストシーン。

2013/12/4

■ 江戸の用心棒 第20話「女形と賞金首」1994-1995日テレ/東映

 あからさまに悪い普請奉行、公金横領の罪を着せられた部下は追われた挙句賞金首に。
被害者の侍と清さんの接点は、女形のピンチヒッターを頼まれて行った料亭。そこには、普請奉行を狙う侍と妻が潜入していた。

ロケ地
  • 井村の家を突き止めた清さん、妻女に突っぱねられ帰るところ、井村本人が出て対峙の坂、金戒光明寺永運院下坂。ここの設定は井村宅近くの深川。
  • 井村の回想、妻子を連れて逃げ回った夜の川、桂川か(堰堤の下)
  • 普請奉行・増山邸に連れ込まれた妻子を奪還し逃げる井村、討手と斬り合い妻子を逃がす坂、金戒光明寺長安院下坂。逃げた妻子が追いつかれ危機のところ、清さんが駆けつけてチャンバラの道、長安院裏生垣際。しかしその間井村は押しつつまれ膾の道、本堂裏手墓地石垣下・真如堂へ向かう道(砂利道、グレーチングもまだ置いてない感じ)

2013/12/3

■ 江戸の用心棒 第19話「走れ!夜逃げ屋」1994-1995日テレ/東映

 うだつの上がらぬ三番番頭に裏の顔あり、悪辣な主人の手から哀れな人々を救う「逃がし屋」。
彼が変装するのに床屋を使うとか、丁子屋は裏で無役の旗本とつるんでいるとか、ありがちなネタ満載で進行。危うい綱渡りが失敗に終わったあと、清さん乗り込みで幕。

ロケ地
  • 浪人兄妹の夜逃げ後、はの字メンバーに仔細を話す喜之助、仁和寺観音堂脇。設定は「みょうげつじ」。
  • 渡り大工一家の夜逃げ後、喜之助と落ち合う清さん、仁和寺観音堂脇。水場、御室桜(青葉)が映り込む。喜之助が座り込んで身の上を語るのはお堂西側の階。
  • 罠にはまり炙り出された喜之助、斬られるのは仁和寺九所明神前、虫の息のところ清さんが駆けつけてくるシーンは近くの林間。

2013/12/2

■ 江戸の用心棒 第18話「狙われた父娘」1994-1995日テレ/東映

 苦役を買って出て、困っている人に施しをする「仏」と呼ばれる男、彼は過去に向けて償いをしていた。
その過去から悪夢が舞い戻り、引きずり込まれるところへ、清さんのフォローが入る。

ロケ地
  • 夜逃げの手伝いをさせられ、追っ手かかり荷駄は水へドボンでさんざんな目に遭う清さん、夜の土手は大覚寺大沢池堤。このとき、天神島で怪しの一味に喜八が何やら迫られているのを目撃する運び。
  • 喜八が月参りをしている満年寺、西方寺。導入に山門が部分だけ映り、あとは小谷墓地。元のおかしらの墓があり、墓守の爺さま・市兵衛も元の仲間。
  • 喜八が女房(棟梁の娘)に素性を告白した墓地?(回想シーン)、不明(山裾に露仏)

2013/12/1

■ 臥竜の天〜伊達政宗 独眼竜と呼ばれた男〜 2013.3.9BS-TBS

 天下を望んだ、若き日のみちのくの英雄を描く。
秀吉、家康という、時の権力者と渡り合い動乱の時代を生きる政宗だが、領国は北へと追いやられてゆく。それは、龍の志を恐れられたが故であった。
ドラマは、葛西・大崎一揆介入あたりから、大御所の最晩年まで。父・輝宗の死についての苦衷、実母との確執、股肱の臣・片倉小十郎との日々など、ドメスティックな話もきちんと盛り込まれている。
「仙台さま」の心が、東北の人々の心に生き続けていると締めくくるくだりに、被災地の人々が映し出される。

ロケ地
  • 京イメージ、清水寺全景(「京」とテロップ入り)。聚楽第イメージ、不明(池泉越しに豪壮な建物群、奥には塔)。金の茶室で利休の茶を喫しながら、三成を相手に政宗の話をする秀吉のシーン。
  • 南奥羽が政宗により平らげられつつあったと語るナレーションに被る野道(虎哉宗乙を訪ねる政宗主従、騎馬)、土山町市場の野洲川右岸堤内地田畔(並木は落葉)。宗乙和尚の寺は円満院か(お堂縁先、屋根は檜皮、前庭越しの絵)。会談のあと、和尚と小十郎が、政宗と試合う成実を見ている野原は野洲川右岸河川敷の草原(刈ってある)、対岸の岩室の山が映り込んでいる。
  • 黒川城、母と弟に会い、関白と戦えと唆される城内のシーン、円満院か(保春院がいるのは一段高いところに建つお堂、政宗たちは下のお堂縁先から見上げている)
  • 小田原攻めに関しての伊達の会議、不明(座敷から庭が見えている。板絵の鶴はありものか)。参戦を決めた政宗、母の招きを受けて赴く廊下、円満院か(渡廊、お堂縁先)。弟・小次郎を刺殺する廊下、円満院か。父まで殺したと嘆く政宗の回想、輝宗を拉致した畠山義継を追い詰めた阿武隈河原、土山町市場・野洲川右岸汀。
  • 小田原攻めに際し、秀吉が一夜で石垣山に建てた城と町の情景、彦根城天守などを東映オープンセットの背景として合成。伊達が来ると報告を受ける秀吉(野点の席)、および政宗謁見の陣幕は篠山城大書院裏手(幕越しに書院の破風がのぞく)
  • 会津・黒川城へ帰還する政宗、家臣打ち揃って迎える廊下は随心院回廊。
  • 米澤城イメージ、彦根城大手橋付近に櫓や建物などを合成。政宗の居室は不明(お寺の座敷か)
  • 葛西・大崎一揆煽動のくだり、政宗の親書を携えた家来が走る野道、酵素河川敷(隠宅跡付近)、ダート。木村吉清を貶める噂をばらまく鎮守は鳥居本八幡宮鳥居前。
  • 奥羽の一揆は伊達のしわざと秀吉に話す三成、びわこ文化公園池泉(池溢水口に架かる橋上、夕照庵映り込み。秀吉は鯉に餌やり中)
  • 聚楽第での尋問を切り抜けた政宗、小十郎の待つ座敷へ戻り寝転んで笑うシーン、不明(お寺の座敷?帝鑑間みたいな襖絵)。明らかに有罪の伊達を赦した関白について家康と話す井伊直政、びわこ文化公園築山〜池泉切石橋。
  • 京・伊達屋敷の庭、梅宮大社神苑。池にバルコニーを設置、小十郎が横笛を吹く。薄暮?の撮影、神苑入口門から政宗が出てくる。利休切腹について語られるくだり。
  • 米澤へ戻った政宗、一揆討伐の出陣の儀式が行われる神社、摩気神社。楼門越しに本殿前を見る図、大人数入っての撮影。
  • さらに北へ追いやられる伊達家、このままでは終わらんと小十郎に告げる政宗のシーン、岩出山城の縄張り、不明(石垣、檜皮の門、鬱蒼とした林・紅葉)。城普請に来ている家康と語らうシーンもあり、立地が高台と判る。
  • 小次郎の守役だった粟野木工助(今は忠次の側近)に接触する政宗、木工助がゆく京の町は妙心寺大庫裏脇路地(大原女を演出)、政宗に出くわすシーンは東海庵か涅槃堂付近か。
  • 秀次の狩りにつきあい取り入る政宗、不明(崖際か崩壊地形か)
  • 相好を崩しお拾ぎみをあやす秀吉、彦根城博物館居室。
  • 秀次に処断下るくだり、伏見城イメージ、伏見桃山城運動公園の「伏見城」模擬天守。逃げた木工助が討手に斬られるのは妙心寺渡廊の下。
  • 成実や喜多への処置について政宗を諭す小十郎、夜の伊達屋敷庭は梅宮大社神苑、とっぷりと暮れた境内東の空に北斗七星演出、神苑門の向こうには灯り漏れる障子を演出。
  • 伊達と最上が蜂起すると高札が立った件について家康に問う秀吉、座敷は彦根城博物館か。
  • 上杉討伐のため会津へ向かう伊達の軍勢、野洲川河川敷。城攻めは彦根城内、政宗が陣を張る崖下は不明(山肌は水食地形?/政宗のうしろにある大岩は作り物っぽい)
  • 三成挙兵を下野小山の陣にて聞く家康、不明(井尻や竜王みたいな感じの山地)。敗残の三成が出てくる洞窟は井上鉱山か。目論みはずれた政宗が家康に会う伏見城、伏見城模擬天守(小天守越しに大天守を望むアングル、狸親爺から「恩賞」に白石城をと言い渡されてしまうくだり)
  • 病床にある小十郎の回想、梵天丸が我が肉を抉れと迫った庭、円満院。米澤城内?

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