時代劇拝見日記
2013年5月

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2013/5/30

■ 猿飛三世 第7話「殺の巻」2012.11.23BSプレミアム

 徳三郎の投獄で梅宮は窮地に陥るが、「鬼丸」の超人的な働きで形勢は変わる。「父」の任務の真実を知らされた佐助は、怒りもするが己の使命も覚る。
所司代を黙らせるアイテムを奪取した佐助は、仲間にブツを託し自分は囮に。追ってきた伴蔵の手裏剣は佐助の胸に刺さり、絶体絶命。

ロケ地
  • 清の商人・張朱龍が人を待つ船着き、大覚寺遣水跡汀。破牢してきた徳三郎が現れ、割符を強奪。夜間撮影。
  • 佐助の母を縛り上げ、隠れ家から逃げ戻るお市、走る山道は酵素か。
  • 鬼丸が初代に命じられた任務のことを話す隠れ家のくだり、鞍馬山中イメージの山なみ、不明。
  • 所司代に侵入し割符を奪ったあと、囮となって忍びと戦う佐助、彦根城。堀端の土塁脇、石垣際、櫓など使用。この間、逃げるさぼてんたちの描写が濠で。伴蔵の手裏剣を食らい濠にダイブの佐助、寄った絵の芝居は彦根城内だが、遠景の石垣と濠は大阪城、六番櫓続きの石垣。
  • 翌朝、川中に横たわる佐助、清滝川

2013/5/24

■ 妻は、くノ一 第八回「いつの日か」2013.5.24NHKBSプレミアム

 彦馬の懊悩も、織江の苦衷も束の間。抜け忍と「公儀」の激突の舞台は、よりにもよって静山の別業となる。
死闘を生き延びた娘は修羅の道へ向かって歩みだすが、心に思うただひとりの人との邂逅を夢見ているのだった。

ロケ地
  • 桜田屋敷イメージ、二条城二の丸御殿外観。誰がお蝶を殺ったか詮議のくだり。
  • 西海屋が語る、平戸に現れた怪しの船と一団、不明(夜の岬と船、戦いのシーンは山腹)
  • 桜田屋敷門、大覚寺明智門。川村が出てゆくのを、巡礼に身をやつした雅江が参道にいて凝視。川村の行き先・奥寺邸の門は不明。
  • 手裏剣の技を磨く織江、竹林は北嵯峨か。偵察を終えた母がやって来る。
  • 老中の代わりと称し森下屋敷検分にやって来る奥寺たち、宝厳院通用門。雁二郎が迎えに出る。
  • 森下屋敷での死闘を終え出てきた織江、宵闇順平と遭遇し戦う堀は大覚寺有栖川河床。深手を負った川村が這い登るのは御殿川落ち口。
  • 奥寺から激しく叱責される安藤と川村、平身低頭の廊下は西教寺書院廊下(設定は城内か私邸か不明)。その後川村が雅江は殺した/織江を追い続けると決意を述べるのは墓地。
  • 雅江が葬られた「水辺」、広沢池観音島脇池底・水脈のそば。その墓に詣でる静山と彦馬を、織江が島の向こうから見ている。ひとり歩みだす織江、広沢池池底。
  • 織江のメッセージを受け取ったあと寺子屋に出勤する彦馬、神光院中興堂(内部)

2013/5/23

■ 猿飛三世 第6話「同の巻」2012.11.16BSプレミアム

 姫さまの縁談を止められず、苦しむ佐助。そんななか、同じ長屋に住む浪人の妻が、玄蕃頭に惨殺されるという悲劇が出来。
「父のアドバイス」が効き、仲間とともに玄蕃頭を追い込む佐助だが、他ならぬ「父」に危難が及んでしまうのだった。

ロケ地
  • 姫さまのところから帰る佐助、走る山道は酵素ダートか。倒れ伏し吼える山、若草山

2013/5/17

■ 妻は、くノ一 第七回「身も心も」2013.5.17NHKBSプレミアム

 彦馬は、ヤバい本の複製を作りばらまく。結果、静山への詮議は沙汰やみ。
一方、母子が「抜ける」日はふいにやって来る。もちろん追っ手はすぐにかかり、織江は友と戦うことになる。

ロケ地
  • 太郎吉と並んで寺子屋の階に座る彦馬、神光院中興堂階。子らの振る舞いから写本を思いつくくだり。
  • 深川森下屋敷、宝厳院通用門。内部はセット撮り、雁二郎が写本アップを報告の段。
  • 寺子屋にいる彦馬を暗殺にくるお蝶、飴売りの口上は神光院蓬月庵前で。太郎吉は石橋たもと、生徒の男児二人は本堂階に。
  • 織江と母が手裏剣の鍛錬をする竹林、北嵯峨か。

2013/5/16

■ 丹下左膳  松田定次監督作品 1958.3.18東映

 東映スコープ公開一周年記念作品、左膳は大友柳太朗。お話は「こけ猿の壺」で、柳生家の次男は橋蔵、萩乃がひばり。越前守が月形龍之介、上様は東千代之介。
デスク脇のモニタをチラ見でちゃんと視てないが、いかにも東映らしくて楽しそう。以下メモのみ。

 江戸城イメージ、大阪城。内濠越し天守ほか、櫓も。
 薄田研二演じる黒幕・愚楽老人登城行列イメージ、二条城本丸西虎口
 ラスト街道筋、きっともう無いよね(涙)の丘陵地(湖西か山城か)
 なかみのドラマ部分は、ほぼセット撮りみたいだった。

■ 猿飛三世 第5話「活の巻」2012.11.9BSプレミアム

 所司代が持ち込んだ無理難題は、姫さまの縁談。婿がろくでもない上に陰謀まみれ、どう転んでも高波藩はヤバい感じ。
懊悩の果て、佐助は荒事に走るが、悪の親玉を仕留められないのだった。

ロケ地
  • お市が琴を弾き、前端玄蕃頭と北倉治重が音を聞く座敷、金戒光明寺方丈座敷。虎の襖絵が映っていて、開け放たれた先に石庭が見えている←佐助が潜んでいる趣向。このシークエンス、導入は紫雲の庭から方丈甍を望む図。
  • 高波藩の窮地にすげない徳三郎、怒った佐助が帰る彼を呼びとめ詰問する林、随心院裏手林間。裏塀も映り込んでいて、息子の行為を止めようとしたお辰は、塀南東角から現れる。
  • 懊悩し、空に拳を突き上げる佐助、若草山。二重目付近、今回はいろいろなアングルが見られる。
  • 所司代へ忍び込む佐助、大覚寺有栖川河床(夜間撮影)。ここから壁に取り付く趣向、建物部分はセット撮り。設定は、所司代建物際の溝か、あるいは堀川か。

2013/5/10

■ 妻は、くノ一 第六回「つぐない」2013.5.10NHKBSプレミアム

 織江の持ち出した、ヤバい書物が事態を動かす。
ふたり暮らした日々を、至高のものと熱く語る彦馬。それを盗み聞いたくノ一は、「愛する夫」を害するやも知れぬ、己が属する組織を脱する決意を固める。
そして織江の母は、娘の思いを肯定するのだった。

ロケ地
  • 桜田屋敷イメージ、二条城二の丸御殿俯瞰。松浦藩下屋敷を退去した織江が、川村に報告するくだり。
  • 報告を終え出てきた織江に声をかけるお蝶、大覚寺放生池堤。二人話す橋は天神島朱橋。オオバンなどの水鳥はここで撮ったものか否か不明。
  • 静山が隠居所として入手した深川・森下屋敷、宝厳院参道、通用門。中もちらっと使うが、座敷はセット撮り。
  • 寺子屋、神光院中興堂。縁先にいる彦馬らを映すのみ、建物全体は映らず・須弥壇の金飾りがちらり。寺の中庭に作る畑はセット撮り。

2013/5/3

■ 妻は、くノ一 第五回「いのちのお守り」2013.5.3NHKBSプレミアム

 川村に不審を持たれたことで、母は織江に早々の任務遂行と「平戸の夫」の始末を示唆する。
侍としては情けない限りな彦馬の行動について、胸が痛くなる織江と、苦々しく思う川村と、それぞれの心の襞が描かれる。

ロケ地
  • 寺子屋、神光院中興堂。原田同心が立ち寄る際は本堂脇から裏手、雨の日仕事にあぶれた藤松が「登校」する際は中興堂座敷を使う。
  • 太郎吉を連れて氷人石へ詣でる彦馬、出雲大神宮。参道を雁二郎がやって来て、両国へ誘う。
  • 藤松の父が後生小判の商売をする両国橋、八幡堀明治橋。藤松が小判を拾って上がってくる堀端は、松竹セット。
  • 雅江と織江がツナギをとるくだり、仁和寺鐘楼前石畳(雑踏演出)〜観音堂脇石畳(ここへ茶店をしつらえ、二人の芝居をぐるっと一周レール撮り。観音堂にはビケ等見受けられず)
  • 静山を訪ねた帰り、雁二郎と町をゆく彦馬、上賀茂神社ならの小川畔。妻と会えるかについて問答。
  • 後生おんなの商売をする川端、八幡堀新町浜。別の日設定では松竹セット堀端でもやる。

2013/5/2

■ 猿飛三世 第4話「人の巻」2012.11.2BSプレミアム

 ワカモノは、身分という壁を知るが、乗り越えられる気がしている。友もそれぞれ、何かにぶち当たっては越えてゆく。
母は「夫」と対話し、姫さまは佐助の落胆を気遣う。
裏では、陰謀が頭をもたげ始めていた。

ロケ地
  • 清太郎の父のことで怒った佐助、店立てのバイトをしていた才蔵をなじりにゆくくだり、才蔵の小屋は酵素か。
  • さぼてんのため、郭雲坊に会いにゆく佐助、山道は酵素ダートか。郭雲を呼び出し話す境内は神護寺石段中ほど(見上げ・見下ろし両アングル)。その帰り、都を見下ろす山、若草山(市街地を合成)。寺の設定は東山。

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