時代劇拝見日記
2013年7月

・日記目次 ・ロケ地探訪 ・ロケ地探訪表紙テキスト版 ・ロケ地一覧 ・時代劇の風景トップ
・このサイトについて ・サイトトップ

←2013/62013/8→

2013/7/30

■ 紅つばめお雪 第10話「いい奴欲っ張り」1970.12.4NET/東映

 馬鹿息子に無体をはたらかれた娘は反撃、簪で刺してしまう。恋人は娘を庇い追われる身に、というお決まりパターンに、宿場の有力者たちの三様の腹黒さを加味。八州と思しき男の影も見えたりする。

ロケ地
  • 凄腕浪人や、逢引男女と出会う街道、不明(切通し山道、野道。石仏がある山裾なども)
  • 仙右ヱ門の倅を「殺した」磯吉の捜索を買って出る与三郎、三人が川向こうへ出向く際渡る橋は犬飼川下河原橋。もちろん旧の木橋だが、欄干が一部損傷している。
  • 磯吉を捜しまわる仙右ヱ門の手下ども、犬飼川土手か。里で聞き回るお雪たち、穴太の里か(蔵や畑)。あとどこを捜す?と相談するお雪たち、小幡神社水場脇石積(拝殿も映る)
  • 川尻一家と問屋場の万蔵一味が激突する宿はずれの河原、不明(松目立つ砂地、起伏あり・湖南アルプスか。川らしき痕跡は見当たらない)

2013/7/28

■ 大岡越前 第二部第4話「恋文騒動」1971.6.7

 伊織と千春、長すぎる春を回避の巻。源さんの心情を誰よりも判る辰は、恋文をでっち上げて進展をはかるが、もちろんバレてしまう。
囚人たちに赤痢発生、これに乗じた牢破りが出るという事件を、うまく話にからめ目出度い結末へ持ってゆく。

ロケなしセット撮り
2013/7/22

■ 紅つばめお雪 第9話「悪もさじ加減」1970.11.27NET/東映

 立ち寄った先で麗人を見たお雪は、彼女を師匠にと思い立つ。しかし、世直し大明神とまで称される麗人の亭主、実はトンデモ。過去の悪行があらわになるほか、公害騒ぎまで持ち上がり、里人に同情したお雪は怒りの刃を振るうのだった。

ロケ地
  • 茶店で黒松屋の評判を聞いた三人、ここを素通りはないと話すところ、通りかかったお縫にお雪一目惚れの町角、小幡神社。三人は脇参道を入ってきて、拝殿脇から出てきたお縫を見る運び。お縫をつかまえ弟子入りを乞うお雪のシーンは、穴太会議所前(この建物は映らず)。お雪に去られた二人が困り果てて相談をぶつのは水場屋形。
  • 郡代官所、民家長屋門。様子を窺っていた里人のシーンで、南塀付近も映る。郡というのは、××代官所の上部分が切れているのかも知れない。
  • 用心棒・権藤に手籠めにされかかり、黒松屋を出てきたお雪が二人と再会する町角、小幡神社境内。
  • 当地を去る三人、中山池堰堤上の道(地道、お雪の行く手に朱橋が見える)。三人を遠くから見送る尼姿のお縫は、堰堤を見下ろす高所に立つが、どういう地形なのか不明。

2013/7/19

■ 大岡越前 第二部第3話「復讐・唐人剣」1971.5.31

 清の貢使が来日、将軍に謁見の運び。これを絶好の機会と狙う一味あり、まんまと特使と入れ替わるが、南町奉行の慧眼からは逃れられないのだった。

ロケ地
  • 特使がやって来る街道、不明(溜池端と思しき地道、谷地田の田畔等。山城か亀岡か)
  • 鯉に餌をやる上様、不明(庭園池泉の切石橋上、枳殻邸か/芝庭やパーゴラあり)
  • 特使の宿館となる御用屋敷、大覚寺明智門
  • 顔を潰された唐人の死体を検分する源さん、大覚寺大沢池畔。後段、調べ直し聞き込みの際には屋形船が映っている。
  • 呼び出された秀芳が浪人たちに囲まれるやしろ、相国寺弁天社。追ってきた辰が拉致駕籠をそれと知らず見るシーンは鐘楼脇。
  • 将軍が特使と謁見の増上寺、永観堂御影堂。一味が正体を現しての大立ち回りはお堂前で。「唐人」の得物の青龍刀がわんさか出る。

2013/7/15

■ 紅つばめお雪 第8話「昨日を失った娘」1970.11.20NET/東映

 記憶喪失の女を抱え旅する浪人、彼には哀しい過去があった。
お雪たちと出会った祭りの城下で、過去のしがらみが交錯する。

ロケ地
  • 沼垣浪人が柳生武蔵と称し大道芸で稼ぐ祭礼の神社、小椋神社。参道橋から境内を使い、舞殿付近や奥宮へ通じる道など出る。
  • 沼垣のため、当地の殿様に直談判の藤吉、押しかけて藩士に取り押さえられる城門は知恩院北門
  • 沼垣と忠五郎がまとめて始末されかかる大洲の渡し、不明(河原は砂地、河畔林が豊か。水は湛水、堤はそう高くない)

2013/7/11

■ 大岡越前 第二部第2話「悪の決算」1971.5.24

 強盗殺人の冤罪事件、麻疹流行とからめ「三次」登場の舞台を作る。
真実を知るも表へ出られぬ三次の苦悩、脳内での善悪対決が笑える。

ロケ地
  • 呑舟を伴い登城するも幕閣に容れられず下城する忠相、くぐる城門は大阪城多聞櫓。以禰が騎馬の忠相へ直訴に及ぶのは随心院薬医門前〜塀際。
  • 忠相のはからいで番所から開放された以禰、憔悴し歩む道は上賀茂神社ならの小川畔。ここでぐず市と後家貞にからまれ、三次通りかかり介入の運び。
  • 以禰の父の事情を知った三次、苦悩しつつ渡る夜の橋は中ノ島橋、このあと肘庵一味に襲われる町角はセットにスイッチ。
  • 呑舟が新入り弟子・以禰を案内する薬草園、不明(どこかの邸内?蔵や軒先ちらり、庭に林。遠景に山裾)

2013/7/8

■ 紅つばめお雪 第7話「三ン下に最敬礼」1970.11.13NET/東映

 一国一城の主になった、大親分になったという、二人の夢オチではじまるお話は、お家の大事で跡継ぎの若様さがし。忠臣や刺客団、天一坊まがいの騙りコンビなど出て賑やかに進行、ほろ苦い若様との別れで締める。

ロケ地
  • 藤吉が勝利に酔う戦場(夢)、不明(湖南アルプスか、幼松が植えだされた砂地)
  • 藤吉と与三郎が寝ていたお堂、大覚寺護摩堂。ヤクザにからまれた忠助の騒ぎで起こされる次第。石仏前で立ち回り、二人が障子の穴から外を見る「演出」も←「堂内」はセット撮り。
  • 忠助の金をアテにして鰻を食いにゆく一行、通り過ぎる石部代官所は穴太の里か(現存の長屋門とは細部が異なる)。中ではお雪が代官と稽古中という趣向・看板が出ている。
  • 仙太郎たちを追ってゆく藤吉、追いつく街道、不明(松林沿い地道、道隈になっている)。ここへ、話にかかわる者たちが次々とやって来る次第。
  • 人捜しの侍たちからこそこそ逃げた忠助、街道筋は不明(摩気民家に少し似た立派なお屋敷の裏手田畔、湧き水のある小川など)
  • 質屋帰りの藤吉がお雪と出会い、宿へ戻る夜道、大覚寺有栖川畔。野営中だった与三郎と忠吉は五社明神舞殿前。
  • 「若様」が待ち伏せされる宿はずれ街道、不明(草津川沿い湖南アルプスか、松林沿い地道や幼松植えられた起伏地、冒頭の戦場も同所と思われる)

2013/7/4

■ 大岡越前第二部 第1話「紫の女」1971.5.17

 匂い袋を携えた復讐鬼は、「仇」を殺したうえでお上に物申さんと図る。
狙撃されたり毒殺されかかったり、なかなか大変な目に遭う忠相だが、法の欠陥に怒る女に温情をみせるのだった。

ロケ地
  • 水天宮に詣で安産のお守りを貰う雪絵、御香宮本殿。伊三郎が見かけ皆に注進し、大騒ぎに発展という笑い話。
  • 下城してくる騎馬姿の忠相、大阪城極楽橋〜青屋門(いずれも背景に天守)。眠気覚ましに外濠をまわって行こうと従僕に話しかけるシーンは多聞櫓にスイッチ、以降堀端を行く。数奇屋橋あたりを通りかかり、紫頭巾の女に狙撃されるのは随心院薬医門前、女は梅林の茂みに(遺留品の匂い袋を拾うのは比丘尼橋の上とナレーション入る)
  • 養生所から帰る伊織、ならず者に無体を受ける女を救う町角は上賀茂神社北神饌所裏手、渉渓園スダジイ根方。
  • 夜更けて役宅へ戻る忠相、門は相国寺大光明寺門。あとで伊織と出てくるシーンもある。
  • 事後、雪絵と連れ立って水天宮に詣で安産のお守りを貰う千春、御香宮本殿。これを見て早とちりの辰三が騒ぎ走り、忠相らにぶち当たるのは本殿脇、その後一同笑いつつ帰るシーンは本殿裏手、露店あしらい。摂社も映り込んでいる。
御香宮
2013/7/2

■ 紅つばめお雪 第6話「割り込み無情」1970.11.6NET/東映

 お雪が助けてやった乞食の老爺、実は…というお決まりの話。
藤吉らが関わり保護した青年を、爺さまのボロ小屋へ匿おうとするが、そこは凶賊の盗人宿なのだった。

ロケ地
  • お雪が弥助を人足たちから助けた街道筋、小幡神社。お雪は脇参道を来て、拝殿前でボコられている弥助を見る運び。旅人あしらい。
  • 弥助の小屋がある河原、不明(河原は礫、ところどころ白い岩が露出←この岩はよく水に洗われていて丸い。河畔林は雑木でよく茂っており、流水も相当ある。野洲川や愛知川に川相が似る)
  • 弥助の小屋を出た藤吉らがクサりながら歩く町角、相国寺方丈角〜湯屋前。大光明寺南路地から捕方が走り出る。
  • 藤吉らが立ち寄るお北の蕎麦屋台、相国寺弁天社前。鐘楼裏から捕われていたお北の倅・源次が現れる。祠裏からお初が凝視。

←2013/62013/8→

・日記目次 ・ロケ地探訪 ・ロケ地探訪表紙テキスト版 ・ロケ地一覧 ・時代劇の風景トップ
・このサイトについて ・サイトトップ