時代劇拝見日記
2015年3月

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2015/3/31

■ 大岡越前 第十四部 第18話「頑固が鉢巻きした男」 1996.10.21TBS

 体がきかず、若手同心たちを苛立たせている老目明しは、執拗に若者四人組の掏摸集団を追う。頑固な性格がそうさせるだけではない、辛い過去が彼にはあった。
爺さまを気遣う、大岡ファミリーの優しさが泣かせる。

ロケ地
  • 掏摸の三吉を締め上げて得た、四人組の兄貴分「音羽の圭太郎」のことを調べに行く豊造、仁和寺中門(背景に二王門)〜茶所(茶店に仕立て)。設定は護国寺、通り名の「音羽」から類推して行く設定、「ゴーン」と重厚な鐘の音を入れてある。
  • 圭太郎の母・お咲の居所を探る豊造、路傍に店を広げる下駄屋に聞き込みのシーン、いずこかの境内か(地道に「塀」設置、道端には「緑地帯」)
■ 桃太郎侍 第183話「結びの神は桃太郎」1980.4.20日本テレビ/東映

 川端で寝ていて桃さんに拾われた娘、金も持たずにみちのく屋で飲み食いしていた若侍、常識もなく言動もヘンなその二人、所持の印籠には丸に土佐柏、胸元にのぞく筥迫には丸に十字の紋が刻まれていた。
婚礼に際し動く産品にまつわる黒い霧を桃さんが晴らし、お輿入れは無事済んで、長屋にはご祝儀の酒樽と大鯛が届くのであった。

ロケ地
  • 居候を決め込んだ仁兵ヱの長屋を出て江戸見物の新之助、今宮神社境内。
  • お勝さん宅へ預けられ一夜を過ごした菊、伸びをする川端は広沢池東岸。このあと桃さんに連れられ江戸見物するが途中ではぐれ、新之助と一緒になり蝦蟇の油売りを見るシーンは今宮神社境内。
  • 出奔した若君と姫様を捜す、守役のじいと老女が遭遇する雑踏、今宮神社境内。このあと老人二人は疲れて飯を食いに入り、そこで若君・姫様とそれぞれ出会う。
  • 黒イカが出て菊を襲う川端、菊に心にもない嫌味を言って帰そうとする桃さんのくだり、ともに広沢池東岸

2015/3/30

■ 桃太郎侍 第182話「命を賭けた恋だった」1980.4.13日本テレビ/東映

 桃さんに枕絵を売りつけようとしてヒネられた若僧は、以来世話を見て貰いみちのく屋で板前修業。そしてまだものにもならぬうち恋に出会うが、相手のお嬢様の店には悪い虫が取り付きかけていた。

ロケ地
  • 岡っ引の追求を逃れるため桃さんの懐に突っ込んだ枕絵を「返して」と迫る直次、桃さん返さずびりびりに破くので怒った直次突っかかるがヒネられてしまう川端(桃さんは釣りに行く途中)広沢池東岸
  • 観音様へ願をかけに来たお千代にまとわりつき、舟遊びに誘う直次、お嬢様が御籤を結ぶ木は今宮神社境内。

2015/3/29

■ 桃太郎侍 第181話「純情ひとすじ廓の恋」1980.4.6日本テレビ/東映

 太めだが情の深いいい女がいると聞いた彦さん、廓へ飛んでゆくが会ってみると同郷の幼馴染。彼女が苦界へ身を沈めたのは、好いた男の窮地を救うためだったが、その男冒頭でお店を放逐されていたとんだ色悪。男の奉公先の人のいいあるじは済まながり、女を身請けして店に引き取るが、色悪はライバル店のワルどもに使嗾され、再び女を騙しに来る。

ロケ地
  • 仁兵ヱと田之助が駕籠で色里へ急ぐ夜道、大覚寺放生池堤。あとで彦さんが通るのも同所。
  • 勘定奉行・神尾邸、大覚寺大門。和泉屋のライバル・美濃屋が、菜種油高騰を仕組んだにもかかわらず大儲けしかねている状況を叱責される段。良心的な値で売る和泉屋を潰せと指示が出る。
  • およねを廓から身請けするものの、恋人の墓へ参りたいと求められ、彦さんが仕方なく連れてゆく、千住の先の由緒ある寺、金戒光明寺本堂裏手墓地。適当に指した墓石には「大姉」とか刻まれているが、およねは字が読めず何とか切り抜ける。
  • 美濃屋が宇之吉を籠絡する屋形船、大沢池か(イメージ)。およねに和泉屋の蔵の蝋型をとらせる方向で話がつく。
  • 姿を消したおよねを捜し回る桃さんたち、美濃屋の番頭に刺されたあと棄てられ、堀から這い上がってくる手負いのおよねを見つける夜の町角は大覚寺五社明神、堀は有栖川で表現。

2015/3/28

■ 雲霧仁左衛門2 第八回「男の本懐」 2015.3.27BSP

 兄・蔵之助の処刑を黙過した仁左衛門は、本来の姿に立ち帰り、ただ一人積年の思いを果たす。また、火盗改長官は、自訴して出た男を雲霧でないと認識しつつも、辻兄弟を侍として遇し、「陪臣」の死は意に介さない。そして、残された仁左衛門の手下たちは、いまだおかしらを慕うものの、もはや会うことはかなわない。
しかし時経た或る日、役を退いた式部の前に現れた男は、「同じ煙管」を突き出して見せるのだった。

ロケ地
  • 辻蔵之助が取調べを受けている頃、州走りに指示を出し、六之助に別れを告げる仁左衛門、隠れ家の「お堂」は鳥居本八幡宮舞殿に壁と扉設置。
  • 保土ヶ谷宿、治平の茶店、石部宿場の里・茶店(軒先に暖簾あしらい、前に緋毛氈の床机など)。州走りがツナギに来るシーンでは、内部も使用(お品書き貼ってある程度・ほぼそのまま)。後段にも出てくる。
  • 藤堂家から幕閣へ渡す一万両の賄賂の行列のことを仁左衛門に報告する定七、百済寺表参道・赤門付近の坂(門の少し上・碑前。極楽橋がちらっと映り込み)。この後は自分一人の仕事と仁左衛門、定七に別れを告げる。このシーンの前に出る、山道をゆく仁左衛門は不明(後段にも出ている)
  • 雲霧仁左衛門である辻蔵之助の処刑・引き回しを布告する高札が立つ町角、金戒光明寺石段上に「台」設置。お千代が物陰から凝視している。
  • 藤堂家江戸上屋敷、随心院薬医門。山田与力が出てきたあとを、六之助がつけてゆく。
  • 一万両を運んでやってくる藤堂家の行列がゆく街道、嵐山自転車道。国家老・八木は既に安濃津を発っていると式部に報告する山田の声が被される。
  • 小伝馬町牢屋敷、随心院長屋門(夜景)。牢内にいる蔵之助、花火師宅から火薬を盗むお千代のシーンに先立つイメージショット。
  • 蔵之助引き回しの列に乱入し果てた六之助を見て、耐え切れず火薬を投擲しようとしていたお千代を止める仁左衛門、そのあとお千代を連れてゆく「木」、くつきの森・ユリノキ広場。木はすっかり落葉、雪舞い散る演出あり・レール一周。お千代のラストシーンもここ、三基の卒塔婆が立つ。
  • 蔵之助が磔刑となる小塚原、大覚寺遣水跡。ここにも雪。
  • 一万両の行列を襲う「辻伊織」、山裾の広野はNHK古代史ドラマで出てきたアレかも。爆破シーンあり。
  • 髻を切られた八木が切腹して果てた翌朝、藤堂家上屋敷門前に放置された金箱が発見されるくだり、随心院薬医門
  • 石仏の横に兄が彫った仏を置き、州走りに長年の労をねぎらい、退金のことを託す仁左衛門、百済寺表参道(定七のシーンと同所)。涙を堪えつつ、荷をのせた馬をひいて坂をおりてゆく州走りのシーンでは、赤門が映っている。坂をのぼって去ってゆく仁左衛門のシーンの坂は、ここより上と思われる。落ち葉が散り敷いている。
  • 桜花散るうららかな町角で、賊を引っ立ててゆく火盗改を見遣る安部式部、このあと休む茶店は南禅寺法堂前に設置・三門が望まれる。火を貸してほしいと声をかける男は、仁左衛門その人。同じ煙管と確認されるが、邂逅はそれだけで終わる。
■ 大岡越前 第十四部 第17話「命を懸けた贋金探索」 1996.10.14TBS

 半年前から出回っていた贋小判の出所がようやく掴めそうになるが、非番の夏目がフライング、北町に捻じ込まれる羽目に。お奉行、北町の面々を前に、夏目を馘首。常にないきつい処分と皆訝るが、これこそ深慮遠謀なのであった。

ロケ地
  • 十文字屋が手下を連れて入ってゆく別業、中山邸通用門。「用心棒として十文字屋に居る夏目浪人」は潜入するがすぐに露見、ヤバいところ開き直って押し通す。中には贋金の工房という次第。

2015/3/27

■ 大岡越前 第十四部 第16話「兄が願った妹の幸せ」 1996.10.7TBS

 兄の死が、妹の置かれているつらい境遇を白日の下にさらし、状況を打破するきっかけとなる。妹の「夫」の家の確執も、事が白州に持ち込まれたため氷解。
頭から爪先まできっぱり悪い、外道のエンケンが見られるのも、今となっては貴重。

ロケ地
  • すみれの叔母を見舞った帰り、殺人事件に遭遇する雪絵奥さま一行、今宮神社東門と石橋(怪しの男が走ってきてぶつかり、提灯に血をつけて去る)、稲荷社前・若宮社拝殿脇(舟吉が殺されて倒れているのを発見)。夜間撮影、設定は初音稲荷。後段、調査のシーンで昼間の絵もあり。
  • 兄・惣之助を呼び止め金を無心するお糸、仁和寺塔前林間
  • おるいの身に起きた変事を知り家へ駆けつける惣之助、そこで彼女の兄の船頭・舟吉の法被を見ての回想、赤子が可愛いと話しかけてきた船頭との出会い、仁和寺観音堂脇に茶店仕立て。その後、惣之助を恐喝にやって来た伊佐三が現れるのは水場・初音稲荷へ金を持ってこいと指示。

2015/3/26

■ 大岡越前 第十四部 第15話「牛も唸った大岡裁き」 1996.9.23TBS

 「大岡裁き」は、図に乗った因業大家をやり込める、よくある話だが、本作は「バターができるまで」に長い尺を割く異色作。お裁きも、元ネタは沙翁の小説と明かされ、異国の文物を取り入れる方針が語られるというオチで、なかなかに凝っている。

ロケ地
  • 非番を利用しお忍びで遠出、葛飾郡をゆくお奉行とお供の同心たち、農夫・与平と出会う半田村は民家周辺。民家群を、北側の土手から見た図がなかなかに良い。
  • 半田村の庄屋宅で行われるお奉行の裁定、屋敷イメージは民家門、前畑越し。
  • 晴れておいねと所帯を持った与平、野良仕事を終えて帰る野道は北嵯峨か(夕景)。帰宅すると、女房のおめでた報告。
  • お奉行が病と聞いて見舞いに駆けつける与平、里の道は不明(畑?の向こうに雲海と山なみ、亀岡か)。渡し場、罧原堤下汀(荷船に乗せて貰う)。この間、見舞いの品の、瓢箪に入れた牛乳は揺られ続けている次第。
  • 「とろり」を作る大桶を削る広場、嵐山東公園か。
■ 桃太郎侍 第180話「南蛮火薬に火をつけろ!」1980.3.30日本テレビ/東映

 長屋へ越してきた訳ありげな夫婦者、亭主の強面ぶりに怖じる一同だが然もありなん、実は「南蛮火薬の鉄」と二つ名のある兄哥。
過去のしがらみが追ってきて兄哥は一命を落とすことになるが、悪の一端は道連れにしてゆく男であった。

ロケ地
  • 天野屋の道普請現場、不明(切通しの坂、山は雑木まじり。植林杉部分もある)
  • 島造の墓に参る桃さんとおりん、不明(山の斜面を拓いてつくった墓地か、植生は雑木まじり竹林)

2015/3/25

■ 大岡越前 第十四部 第14話「母が溺れた受験戦争」 1996.9.16TBS

 せめて子はと願う親の心に付け込む外道は、「予備校」を仕立てて人の血を吸う。首魁の重職は、忠相にまで賄賂を送りつける大胆さだが、悪党どもは下から崩れてゆくのだった。雪絵奥さまの、豪快な「立ち回り」も見もの。

ロケ地
  • 脇目もふらず予備塾の面接に赴くご婦人たち、妙心寺境内。甥のため代理で行く雪絵は、妙心寺衡梅院前・中から一人出てきて同じ方向へ。新三と高木が往診中に出くわす、ご婦人たちの行進は東海庵前、新三たちは東海庵東側の路地を出てきて目撃する次第、人に押されて倒れた小夜を助け起こす。当の予備塾・昌倫館は天祥院。
■ 桃太郎侍 第179話「道楽息子の置土産」1980.3.23日本テレビ/東映

 賊に入られたことで身代限りとなった材木商、しかも賊を手引きしたのは道楽息子という悲惨。放逐したその倅が久しぶりに現れ、今度こそ更正すると言うが、悪にどっぷり染まった身ではかなわぬことであった。

ロケ地
  • 清太郎の女房・おしげが神社境内に出す茶店、松尾大社境内水場脇・石橋たもとに設営。桃さんや彦さんの出入りの際楼門が使われ、おしげが清太郎の話を聞く段では楼門続きの塀際なども使われる。おしげに岡惚れして通い詰める彦さんのシーンでは、亀の水口越しの絵もある。

2015/3/24

■ 大岡越前 第十四部 第13話「情けを教えた人参泥棒」 1996.9.9TBS

 病の祖父のため、薬を盗もうとした幼い弟妹への大岡裁きが将軍に嘉され、貴重な人参が下賜される。これが悪党に付け込む隙を与え、考えの足りぬ若い医師には軽率な行動をとらせてしまう。
患者第一、QOLを重視する、オランダ新三の決断が泣かせる。

ロケ地
  • 「祖父」孫作に人参栽培をさせる薬草園、広沢池北西畔の畑に演出。柵と入口を造作してある。
  • 孫作の娘の寡婦・お新と話す宗哲、広沢池観音島。二人は、結ばれることかなわなかった恋人同士設定。
■ 桃太郎侍 第178話「アバタもエクボ」1980.3.16日本テレビ/東映

 痘痕も笑窪というよりは、美女と野獣の物語。大店の一人娘は、父が後妻を貰うのに反発して家出、男全般に不信を抱き、あろうことか美人局をはたらき男たちをとっちめる。しかし桃さんと出会い反省、事は良い方へ向きかけていたが、お店は悪党どもに魅入られていた。

ロケなしセット撮り
2015/3/23

■ 桃太郎侍 第177話「花形太夫の座を奪え!」1980.3.9日本テレビ/東映

 つばめの怪我で、急遽代役をつとめることになったすずめだが、技が未熟すぎるうえ性格がアレで困り果てるところ、ひとりの老爺の励ましで立ち直り、なんとか初日を乗り切るまでに。
しかしすずめが喝采を浴びた直後、彼女の成功を見に来ていた客席のおじいちゃんは、役人に連行されてしまう。

ロケ地
  • 集中トレーニングがはじまって五日、進歩の無いのに焦れたすずめが一座を飛び出し佇む水辺、大覚寺大沢池水門そば汀(水門は木製)。和泉屋が現れ、自身の身の上話もまじえすずめを諭す。すずめを捜しにきた桃さん、すぐに声をかけず見守る。
  • 桃さんに頼まれたこともあり、またすずめを訪ねてくる和泉屋、二人歩く雑踏は仁和寺水掛不動参道(東側に露店あしらい、西側には貝塚伊吹の並木と筋塀)。和泉屋が簪を買おうとしたのを止めるすずめ、無駄遣いダメ・アタシが太夫になったら奢ってあげると息巻くシーンは仁和寺観音堂脇。

2015/3/22

■ 桃太郎侍 第176話「お江戸結婚相談所」1980.3.2日本テレビ/東映

 くだんの相談所へ出入りの女たらしは極悪で、騙すほか殺しもやっている。その手腕に目をつける大悪党は元長崎奉行のお旗本、遊興費と猟官運動資金捻出のため、異国船に女を売り飛ばしていた…しかしお話のキモは相談所経営の女、桃さんに一目惚れして舞い上がり、恋の炎めらめらと燃え盛り、消える気配も無いのであった。

ロケ地
  • おとめと藤兵衛が経営する「東西縁組まとめ所」の斡旋で、めかしこんだ田之助がご婦人に会いに行く不忍池、大覚寺天神島。目印の黄菊を持った人は池畔に座っていて、振り向くとお勝さん。めげない田之さんは口説きにかかるが、突き飛ばされて池にドボン。
  • 牧浦邸イメージ、相国寺光源院門。
  • 女たらし・富松を懲らしめるため、おとめに協力を求めようと、呼ばれていた上野広小路の料亭・桔梗屋へ出向く桃さん、入口イメージに大覚寺望雲亭(竹垣や暖簾、灯籠あしらい)
  • 富松を捕まえ脅す牧浦の家来たち、大覚寺五社明神祠脇。

2015/3/21

■ 大岡越前 第十四部 第12話「偽証に悩む男の良心」 1996.9.2TBS

 勤続三十年の、最後の仕事を火盗改に取られたくなくて、老目明しは証拠を捏造。クロなのは明確ゆえの行為だったが、密偵の不始末を糊塗したい火盗改が動き、悲劇を出来させるのだった。

ロケ地
  • 強盗殺人犯の清吉が、密偵仲間の酒肆の主・仁助を呼び出し、道中手形と手切れ金を持ってくるよう伝えるお堂、招善寺本堂。清吉は戸を少し開けて縁先に顔を出し、仁助と話す。露仏や鐘楼が映り込む。清吉がここを走り去る際には、鐘楼脇の通用口が使われていて、外からの撮影。
  • 清吉が手形受け取りに指定した今戸河岸、罧原堤下河原。「今戸はずれの川っぷち、染屋の干し場」という設定で、布をたくさん干してあり、その間を追いつ追われつ。セット併用。
  • 嘉兵衛の墓前で切腹しかけ、雪絵奥さまに諭される立花、招善寺墓地。離れて見ている忠相の足元の坂には、手すりらしき物件がちらり。

2015/3/20

■ 大岡越前 第十四部 第11話「狐火の五千両」 1996.8.26TBS

 定番ネタ、今回は肉を削ぎ、落としどころもわかりやすい作り。左團次の五郎蔵は骨太で、お奉行とのからみが渋い。
それにしても、赤垣付きの目明しでないとはわかっていても、飛び飛びに出ている井上茂が気になる。

ロケ地
  • 狐火が御用金を隠していた、谷中・長光寺、妙光寺山門内外。墓地は同所か不明。子分たちが集まる盗人宿として出てくるほか、五郎蔵の処刑後町方が御用金を掘り当てるくだりで出る。
  • 破牢した五郎蔵、おぎんの用意した船をつけ、汀を掘らせる夜の川端は広沢池東岸
  • 五郎蔵の引き回しが通る町角、大覚寺心経宝塔前広場。刑場も付近と思われる。
■ 雲霧仁左衛門2 第七回「血戦」 2015.3.20BSP

 雲霧の準備は着々と進み、火盗改の調べも核心に近づいてくる。その時が迫るなか、当の越後屋では父子に決定的な亀裂が生じる。それが、周到にめぐらされた糸を縺れさせ、事態は急展開するのだった。

ロケ地
  • 早暁、外へ出て仏を彫る兄と話す仁左衛門、広沢池観音島
  • 藤堂家上屋敷へ出向き、辻蔵之助のことを尋ねる山田与力、門は随心院薬医門、当家に無関係とすげなく言い渡される座敷は書院座敷。肩を落とし門を出てくると、剣友だった藩士・柊木とばったり出会い、辻家のことを聞く運び、この場面は毘沙門堂勅使門下坂にスイッチ。
  • 二人残って美濃屋を見張っていた政蔵とお京、異変に気づき踏み込むもののもぬけの殻、裏へ出てみると船着きのある水辺、広沢池東岸(水少なし)
  • 越後屋へ侵入する雲霧一党が詰める、裏手塀外に当たる行安寺、神光院。山門、本堂脇、中興堂と来て、中興堂は内部も使用。
  • 富の市夫婦が火盗改に捕まるくだり、越後屋の仕掛けを完了していない旨小頭に注進に走ったおかねが、政蔵と高瀬に囲まれ捕縛される町角は吉田神社竹中稲荷舞殿脇、三高碑への坂も映っている。
  • 火盗改が東本願寺に詰めて越後屋を見張る段、思いついてお京とともに行安寺へ行ってみる高瀬、神光院池前石畳、本堂脇から中興堂へ。中を覗いたお京が物音を立てて露見、立ち回りは本堂脇で。
  • 越後屋の鳴子を避けて仕事中、由之助の刃傷騒ぎで失敗・中断、火盗改と争いつつ堀端へ出てくる小頭たち、八幡堀新町浜。吉五郎は、ちょうどやって来た仁左衛門に逃げるよう促し「ご本懐を」と別れを告げる。
  • 船で逃れ上陸する仁左衛門たち、大覚寺大沢池船着(小)。ここで治平と別れる。
  • 兄と別れ、熊五郎たちを連れ走る仁左衛門、大覚寺五大堂バルコニー下。この間、兄は雲霧仁左衛門と名乗り捕縛される。
■ 桃太郎侍 第175話「嘘からでた親孝行」1980.2.24日本テレビ/東映

 田之助と仁兵ヱの着物を盗んだ無宿者のコソ泥は、とっちめられたあと居候に。ここへ、彼の老母が国から出てくるという椿事が出来、嫁もいて仕事もあってという芝居を打つ流れ。
偽りはやがてバレ母を悲しませるが、それだけでは済まないのだった。

ロケ地
  • 欲をかいた田之助と仁兵ヱが寒中我慢大会に参加すべく走りこむ鳥越神社、吉田神社大元宮。二人は坂から上がってきて鳥居をくぐり境内へ入るが、鳥居前でせわしなく着物を脱ぎ吾作に渡す。しかし大会はもう終わっており、引き返すと着物は持ち逃げされているという寸法。
  • かっこ悪くて帰るもならぬ裸の二人が身を寄せる辻堂、大覚寺護摩堂。破れ障子寒風にはためく「内部」はセット撮りか。
  • 老母を連れ江戸見物の吾作、金無垢の鬼瓦が評判の将軍家菩提寺へ赴くくだり、門は大覚寺大門。町衆がこぞって見上げるお堂は金戒光明寺本堂、吾作たちの背後に経蔵が来ている。大きな金瓦が乗っている情景はもちろん合成。
  • 嫁も生業も芝居で、吾作はコソ泥の居候と立ち聞きした老母、長屋を離れ吊ろうとはかる夜の林は大覚寺境内林、気づいた桃さんが駆けつけて阻止。
  • 深更、菩提寺の門を開けさせ押し入る本多の手勢、大覚寺大門・後から瓦職人たちも入れられる。このとき、母を捜し呼ばわる吾作は五社明神、このあと思いついて菩提寺へ赴き、「大門」で本多が落としていった印籠を拾う。

2015/3/19

■ 大岡越前 第十四部 第10話「誓いを破った涙の喧嘩」 1996.8.19TBS

 三歩行けば喧嘩するという、軍鶏みたいな青年だが、恋人に泣かれて改心、殴られても蹴られても我慢の日々。しかしそれも束の間、堪忍袋の緒が切れる事態はやってきて、しかも極悪人の企みが紛れ込んでくる。

ロケ地
  • 魚屋の翔太と、小間物屋の娘・おきのが折に触れ参る神社、梅宮大社。舞殿まわり、本殿と使われ、ラストシーンは二人を見届けた忠相夫婦が帰ってゆくという図で、楼門から境内を見るアングルが出る。
  • 権次の死体が上がる大川、嵐峡汀。調べの結果、「翔太に殴られた結果ふらついて橋から落ちた」のは別人と突き止められる。
■ 桃太郎侍 第174話「お化け長屋のタヌキ騒動」1980.2.17日本テレビ/東映

 狸そっくりの、お化け長屋への闖入者は、逃げた嫁を捜しに熊谷から出てきた男。慣れぬ江戸で掏摸やら詐欺やらさんざんな目に遭うが、ついには女と再会できて晴れてお江戸で子と三人という、結末は良い話。
村八分を苦にして去った女房はつばめと瓜二つとか、掏摸も詐欺も女房も出所は一つとか、ちょっとアレな組み立てだが、二郎さんの喉も披露され、悪役も良くてなかなか。

ロケ地
  • 権吉が行き倒れたお滝を助け起こした熊谷在、不明(漆喰の剥げ落ちた塀の際、地面には落ち葉深く積もる。背後に蔵らしき建物、遠景に山。亀岡あたりか・まさか嵯峨とか←手前の「石像」)

2015/3/18

■ 大岡越前 第十四部 第9話「幸せ咲かせた兄妹草」 1996.8.12TBS

 妹を亡くした青年と、父を亡くした少女は、寄り添って暮らすものの距離がある。しかし、凶賊に魅入られるという突然の嵐が、二人を結びつけるのだった。
…旅とか、喘息は治っているのか気になる。

ロケ地
  • 江戸払いとなり旅立つ伊予吉、かしらに連れられ見送りに来たお千代が、別れの辛さに「兄」と呼ぶくだり、大覚寺大沢池北辺水路端とその付近。「広場」の端っこに茶店を設営、街道筋設定の灯篭も付けてある。
■ 桃太郎侍 第173話「恋女房は人の妻」1980.2.10日本テレビ/東映

 桃さん宅へやって来た前の住人は、八年ぶりに御赦免になって島から戻った男。女房がいなくておろおろするのを皆して捜してやるが、やっと見つけた女はさる殿様の、という奇譚。歳月は、もうとうてい元の鞘に戻れぬほど、二人を隔てていた。
桃さんは、付け込む悪党をさくっと成敗し、復縁をあきらめて去ってゆく男を見送るのだった。

ロケ地
  • むかしおしまが境内で倒れ、通りかかった福江藩の殿様に拾われた住吉神社、上賀茂神社。おしまが倒れたシーンは奈良社鳥居付近で、茶店(神事橋たもとに設営)の婆さま(とん太が見つけてきた、おしまのことを話してくれた老婆)が助け起こすと、橋の向こうに駕籠行列が来ているという絵。後段、「亡夫」の祥月命日に参詣に来た御側室に、それが女房と知らされた幸吉が詰め寄るシーンも撮られている。
  • 「亡夫」幸吉が現れた一件を聞き、悪企みをする家老一派、密談の座敷から見える、藩主と御側室、御世継の若君が庭で遊ぶ姿は枳殻邸侵雪橋。このあと、殿様が御側室に思いの丈を語り睦むシーンがあり、枳殻邸遣水端の、枯死した大木の傍。
  • 家老の手下に唆された幸吉が、連れ出された御側室を連れ込む百本杭の船小屋、広沢池東岸汀に設営。水は相当に引いていて、池底部分での立ち回りもあり、杭があしらわれている。
  • 船小屋へ「成敗の討手」を差し向けよと指示する家老、この密談を立ち聞いた留守居役が走り去る姿を窓から見る家老のシーン、窓外の景色は枳殻邸庭園。
  • 藩邸を探りに来たつばめに事の次第を打ち明け、桃さんへの伝言を頼む留守居役、枳殻邸内筋塀際(参観口入って突き当たりの高石垣を右へ行ったところの筋塀、御長屋ふうの建物は映さず。刺客が殺到し、つばめを逃がした白影さんは膾となって果てる)
  • 船小屋で桃さんに邪魔されたと聞いた家老、自ら「成敗」に乗り出すところ、着替えた桃さんに立ちはだかられてしまうのは金戒光明寺。三門内側に騎馬で現れた家老と一派は、参道石段中ほどに置かれた駕籠を見ると、「待っていたぞ逆臣ども」という声が聞こえたので駕籠をぶっ刺すと中にはグルの女という図。このあと真っ赤っか衣装の桃さんが石段に現れて大立ち回り、石段を様々なアングルで使い死屍累々もやって、殺陣は三門下へ移動してゆく。
  • 事後、故郷へ帰るという幸吉を見送る桃さんたち、二尊院紅葉の馬場上に茶店を設営。このあと幸吉は坂をおりて山門の方へ。見送った桃さんたちがこのあとどこへ行こうと大騒ぎするのも同所か(生垣際は参道か/桃さんの背後に懸魚付きの大きな破風が見えている)

2015/3/17

■ 大岡越前 第十四部 第8話「将軍狙った男の涙」 1996.8.5TBS

 吉宗に斬りつけるも未遂、捕まった親爺はふつうすぐさま極刑のところ、係りは南町。事情を調べ、真の悪人を突き止めるだけでなく、正しいゆくたてを示してみせるのだった。

ロケ地
  • お忍びの上様を倅の仇と呼び斬りかかる伊平、上賀茂神社神事橋上。伊平は橋上の吉宗に西から走って近づき、影供たちは橋下の河床をばしゃばしゃ走って来る。伊平が成敗されるところ、忠相の扇が飛んできて阻止。
  • たぬきの小上がりで寝ていて、同心たちの議論を聞いていた上様、子吉を連れて出て、伊平の倅を無礼討ちした侍の紋所を調べてこいと送り出すシーン、上賀茂神社御所舎脇。建物の反対側から、忠相と赤垣が見ている図もあり。子吉が行ったあと、忠相と上様が話すシーンは北神饌所裏手にスイッチ。
  • 伊平が釈放されたと聞き激怒、長屋へ押しかけて伊平を連れ出し斬殺しようとする青山と仲間たち、上賀茂神社ならの小川(神事橋下手右岸の水場)
■ 桃太郎侍 第172話「つばめに惚れた鉄砲玉」1980.2.3日本テレビ/東映

 九蔵親分に乞われ捕物に参加した桃さん、観念した盗っ人の頭目から、まだ犯罪に手を染めていない下っ端の青年を託される。彼は皆に馴染み、ことにつばめは姉のように母のように面倒をみて可愛がるが、かしらの残した隠し金が悲劇を呼んでしまう。

ロケ地
  • 闇切の勘助を急襲する捕方、船小屋は広沢池東岸汀葦原に設営。水が抜かれている状態。
  • 吉松を引き取って帰る桃さん、戻ると抵抗するのを諭し話を聞く道、広隆寺東塀(境外/木あり、塀瓦が破損している箇所も)
  • 吉松がつばめをおぶって登る石段、豊国廟参道石段。途中でチンピラにからまれ立ち回り。その後甘酒をいただく茶店は鳥居前石段の下に設営。
  • 勘助らの引き回しを見た吉松、その場を駆け去ったあと立ち尽くす川辺は下鴨神社泉川畔。ひとつ成長した姿を見せる吉松だが、ここへ一人逃れていた兄貴分・七之助が現れ、次いで黒猫の仁蔵一味が殺到し、吉松を追ってきていたつばめともども囲まれてしまう。
  • 新任の南町奉行・中島邸に投げ文、それに従って勘助の隠し金を掘る一味、鳥居本八幡宮。掘るのは広場の木の下、桃さんが成敗衣装で現れるのは本殿前・断罪しつつ下へおりてゆく。殺陣は鳥居前へ移動。設定は下谷金杉の八幡宮、行き倒れた吉松がかしらに拾われた場所で、勘助の口から意味ありげに何度も口にされる。
  • 吉松の遺骨を抱いて房州へ向かうつばめ、嵐山自転車道・木を入れてある。桃さんと田の字も同行することに。

2015/3/16

■ 桃太郎侍 第171話「男涙の土俵入り」1980.1.27日本テレビ/東映

 試合で相手を死なせた大関は相撲をやめ、荷押しのバイトをして稼ぐ。腹を減らして目を回すところ、桃のダンナに拾われて運命はいい方へ向かいかけるが、政敵抹殺を狙う大名が彼を道具に使おうとはかり、お勝さんの恋も終わってしまう。

ロケ地
  • 金太郎が荷車を待つ坂下、吉田神社境内・大元宮西の坂。金太郎は朱玉垣の際に座り込んでいて、重そうな荷車が来ると声を掛けて手伝う寸法。この日も後押しを買って出るものの、腹減ってて力が出ず大八がずるずるいってしまうところ、通りかかった桃さんととん太が止めに入る。金太郎が客を待つさまを、獲物を狙う姿が似るとして「鮟鱇」と称するという話を、とん太がしている。

2015/3/15

■ 桃太郎侍 第170話「お化け長屋の花魁道中」1980.1.20日本テレビ/東映

 お化け長屋へ越してきた縫箔師の友吉は、結婚を約束した幼馴染を思い続けているが、彼女は松の位の太夫。とても結ばれぬところだが、太夫の強い思いや、楼主が善人なこともあり、明るい光が見えている。太夫に横恋慕した旗本の若様が無体をはたらくものの、二人には生身の守護神がついているのだった。

ロケ地
  • 旗本の馬鹿息子が、太夫を無理強いして舟遊びに連れ出すくだり、イメージの屋形船は桂川か(夜の川をゆく船、ロング)
  • 逆上した馬鹿息子に新造を斬られ、襦袢一枚で川に逃れた太夫、おしんが酔ったおはるを介抱しているところへ追われて駆けてくるシーン、大覚寺五社明神付近(放生池側に塀をあしらい、路地を表現)。桃さんが出て追っ手を撃退。
  • 殺された新造の墓に参る三浦屋、仁和寺経蔵基壇下の野原に塚を設営。楼主は、太夫のことを相談しに来た桃さんに投げ込み寺のことを語り、太夫の証文を桃さんに託す。このあと刺客に斬られるのは南側の坂下、楼主に太夫が危ないと言われた桃さんは九所明神前を走って玉川一座(太夫と友吉匿い中)へ。

2015/3/14

■ 雲霧仁左衛門2 第六回「越後屋潜入」 2015.3.13BSP

 越後屋押し込みが最後の仕事と宣言する仁左衛門、兄上も江戸入り。しかし、州走りが尾行され、六之助は顔を灼くものの露見、加えて引き込みの富の市は当の越後屋に望外の待遇を示され混乱の極み、そのうえ越後屋には後継をめぐる黒い思惑が噴出しかけていた。

ロケ地
  • かしらを相手にお盗めの手立てをさらう吉五郎のくだり、越後屋イメージの家屋は石部宿場の里・八石教会所(西側土手下から見上げの図・夜仕立て)。盗み取ったあと運び出す手段について話すシーンに被される堀端、八幡堀新町浜。越後屋は、浅草菊屋橋西詰の菓子輔。
  • 街道をゆく熊五郎と治平、大覚寺大沢池北辺並木道(紅葉/二人は西に歩いてきて、左右に別れてゆく)
  • 火盗改の密偵・粂三に姿を見られた熊五郎、美濃屋を出たあと尾行され、気づいてお堂に逃げ込むくだり、御室霊場のお堂と参道坂。
■ 大岡越前 第十四部 第7話「復讐果たす怒りの十手」 1996.7.29TBS

 凶賊に付け入られてしまう、博打狂いの親爺。娘とその恋人に多大な迷惑がかかるが、その間本人は罰でも当たったか破傷風に罹って死にかけてたり。
その賊・儀十一味は、夏目の父を殺した憎い仇。はやる青年を抑え、白州でも彼の心を汲み取って裁きを下すお奉行であった。

ロケ地
  • 与平のため薬になる苔を鉄砲洲波除稲荷へ採りに行く志保と半次、嵐山公園中州掘割の護岸で採取(静水域に船を浮かべて)。ここで目撃する、丑三がさらってきたおすみを船からおろす大川、桂川と河川敷(小屋設置)

2015/3/13

■ 大岡越前 第十四部 第6話「友を救った宿場の決闘」 1996.7.22TBS

 内藤新宿で宿役人をしていた赤垣の親友が、遅い春を寿ごうとしていた矢先、厄介極まりない悪党が御赦免となり帰還。お礼参り必至で彼とその婚約者が命も危ういところ、なにもかも察した名奉行のウルトラCが炸裂する。

ロケ地
  • 赦免船からおりてきたばかりの長兵衛を「連行」し話を聞く赤垣、連れていった茶店は梅宮大社神苑門前に設営。
  • 長兵衛の手下が集めた浪人が、竹を斬って腕前を見せる竹林、北嵯峨か。
■ 桃太郎侍 第169話「百拾番は殺しの番号」1980.1.13日本テレビ/東映

 桃さん懇意の駕籠舁きコンビ、片割れの権十は手のつけようの無い博打狂い。借金チャラを餌に彼が強要されたのは、富籤の不正に関わるヤバいお役目だった。

ロケ地
  • 富籤不正のサクラを命じられ、借金がチャラで有難ェと呟きつつ勧進元の浄楽寺を出てくる権十、仁和寺御影堂門。相棒の助三の注進で駆けつけた桃さん、元結斬られて大わらわの権十を見て訳を問うが、殺すと脅されていることもあってもちろん言わず。
  • 浄楽寺で行われる富突き、仁和寺観音堂階。お堂前に、町衆わんさとつめかけ。
  • 当たり籤を見て度を失っている相棒・助三を見捨ててきた権十、江戸を売るため乗り込んだ船の上で助三の悲鳴が脳裏に響き思い直す船着き、広沢池東岸
  • 櫂を手に寺へ駆け込む権十、仁和寺御影堂東通用門(水掛不動のところ)から入る。御影堂階から、わらわらとヤクザ+用心棒がおりてくる。

2015/3/12

■ 大岡越前 第十四部 第5話「嘘つき婆さんの人助け」 1996.7.15TBS

 祖父母を求めてひとり江戸にやって来た小さな侍の子、名家の後嗣をめぐる思惑に翻弄されるが、彼を気にかけていた大岡ファミリーの働きでめでたく決着。彼を庇護していた、軽犯罪常習犯の婆さんにも、転機が訪れるのであった。

ロケ地
  • お安婆さんが握り飯を食らっているところ、じっと見ている三之助、上御霊神社絵馬堂下ベンチ。お安は強がる坊を宥め、食べさせてやり、長屋へ連れ帰る。
  • 三之助が見つかったことを四谷の大奥さまに注進におよぶ赤垣、門は安楽寺山門。内部はセット撮り。
■ 桃太郎侍 第168話「よろず心配ごと指南」1980.1.6日本テレビ/東映

 お化け長屋へ越してきた娘二人、はじめる仕事は「私立探偵」。夫婦間の揉め事に首を突っ込んで馬鹿を見ているうちはよかったが、次に来た幼女失踪事件はしゃれにならないヤバさで、けっきょく桃さんが乗り出すことになるのだった。

ロケ地
  • 吉兵衛が風鈴を求めている間に娘がいなくなった浅草寺境内、今宮神社境内。本人の回想のほか、聞き込みで何度か出る。石畳まわりに露店多数あしらい。
  • いろいろ聞き込むもののはかばかしく行かずボヤくおしんとおはる、ここへ小柄が飛んでくる林は下鴨神社泉川畔。外の石塀もちらりと映り込んでいるので、切石橋付近と思われる。
  • 上之山藩へ侵入し刀を盗ってきた吉兵衛、戻り道で駆けつけた桃さんに遭遇し逃げる川端、広沢池東岸。イカ侍が多数出て桃さんと斬り結び、その間吉兵衛は大目付の家来に刀を渡そうとする。土手から汀をたっぷり使う。桜並木が不自然にライトアップされている。

2015/3/11

■ 大岡越前 第十四部 第4話「白洲で暴く恨みの謎」 1996.7.8TBS

 大店のあるじが毒殺されるが、どうやら内部犯行の線が濃厚、しかもお店の者はほぼ全員主人のことを大なり小なり恨んでいる、というミステリー。同心たちの奔走にもかかわらず謎は深まり、証拠も全く揃わぬ状態で、お奉行は白州の開廷を宣言するのだった。
決着は単純、人情話で〆て、大岡裁きに快哉が叫ばれる。

ロケ地
  • 女中頭・お仲の故郷・流山を訪ねる赤垣と子吉、在所は民家まわり。脇を流れる川で農婦が大根を洗っていて、お仲の倅は屋敷の前畑で野良仕事に精を出している。このシーンの前の街道描写も同所と思われる。
■ 桃太郎侍 第167話「飛んで火に入る仇討娘」1979.12.30日本テレビ/東映

 目明しの父を殺された娘は、仇を討つため男のなりをして犯人さがし。危ぶんだ桃さん、彼女を諌めてすずめに預けるが、もちろん抑制はきかず、火焙りにされかかるところまで行く。

ロケ地
  • カッコいい男がいたと、すずめに引っ張って行かれる桃さん、その男がいたという茶店は仁和寺観音堂脇に設営、ほかにも店が出ている。桃さんを連れて男を追っかけるすずめ、水場脇へ出る。その「男」の後姿を見たとたん、ならず者がわらわらと出て囲み、桃さんが助けに入るシーンは御室桜林北側の石畳で。設定は浅草。
  • おさいの父が調査していたという、黒江町しじみ河岸の船小屋、広沢池東岸汀に設営。桃さんと九蔵親分が調べに入る段。
  • 伊那屋を見張る九蔵、駕籠は相国寺大光明寺南路地を東へ行き、門前で止まる。伊那屋は中へ入ってゆくが、内部描写はセット撮り。設定は作事奉行邸。
  • おさいを止められず一緒にしじみ河岸へ向かうすずめ、大覚寺五社明神祠裏へ出たところで気配に気づき隠れると、ならず者どもが壺を持って本殿前を過ぎ、北東方向へ。このあと広沢池東岸の船小屋へスイッチ。このルートは後段も出て、夜間撮影が行われている。

2015/3/10

■ 大岡越前 第十四部 第3話「将軍様は金魚迷惑」 1996.7.1TBS

 ふと漏らした嗜好がおおごとになる天下人、町場での実態を確かめるべくお忍びを決め込むが、そこで椿事に巻き込まれる。あろうことか人殺しの疑いで牢につながれる征夷大将軍、痴れ者をとっちめるためお白州にまで出てくるのであった。

ロケ地
  • 忠相の従者に化けてお城を出てくる上様、二条城本丸西虎口(橋)〜北大手門〜本丸濠端(北辺、ここでやっと抜け出したと上様が笑う)〜鳴子門(忠相から離れ走り去る・影供が後に続く)
  • 大奥か何かの偉いさんと思しきご婦人に、珍種の金魚の納期について言訳する本多主膳(猟官運動中)、野点の席は相国寺大光明寺方丈前庭(石庭に緋毛氈や朱傘あしらい)。このさまを覗き見ているテキ屋の銀次は方丈庭へのくぐり戸から/このあと主膳に胸倉つかまれてるシーンは式台玄関前庭。
  • 金魚屋の仁吉夫婦と上様(浪人に変装中)が繰り広げる、頓珍漢な金魚談義を覗き見ていた銀次、もしかしたら珍種が手に入るかもと主膳に報告する材木置場、斉宮神社脇にあった材木置場(殿舎の千木がはっきり映っている)。仁吉宅は本所割下水あたり設定。
  • 本多邸へ赴き、刀のことや銀次とのこと、およびアリバイを問う夏目同心、相国寺大光明寺式台玄関。夏目を恫喝して出てゆく主膳のシーン、相国寺方丈塀際
  • 下城してきた忠相に、養生所で受けた恥辱のことで談判におよぶ主膳、二条城北大手門、本丸西虎口(橋たもと)、本丸濠端。シーンめまぐるしく切り替わる。
  • 事後、売り声をあげつつ町をゆく仁吉夫婦、中ノ島橋。たぬき近くらしい。
■ 桃太郎侍 第166話「おしゃれ殿様」1979.12.23日本テレビ/東映

 みちのく屋へ闖入し、下手な小唄を唸って人を困らせるくだけたご隠居、実はさきの老中。妻子を亡くしたあと職を辞した、世捨て人同然の老人が執拗に刺客に狙われる裏には、綱紀粛正を目論んだ、将軍お声掛かりの復職請願があるのだった。

ロケ地
  • 鉄舟の隠居所、不明(156話で出た越後屋の寮と同じ、門続きの塀が細竹編みの瀟洒な別荘ふう建物)。イメージのみ。
  • 吉原の楼へまで出る刺客、その翌日隠居所の庭で桃さんに事情を語る鉄舟、青龍苑池泉端。良からぬ気配を感じた桃さんが走り寄ると、新規召抱えの腰元・おふくが居る茶亭は、築山上の一件と思われる。
  • 隠居所を出たおふくを尾行する桃さん、相国寺大通院西塀際〜南西角(角にいる桃さんを東から見る図、鐘楼の屋根が見えている)。このあとセットの屋敷門にスイッチ、老中・南部邸。
  • 隠居所で鉄舟に斬りつけるおふく、失敗し逃げたところ始末される夜道は広隆寺東塀(木あり、境外)
  • どうにも心配なので、しばらく泊り込むため隠居所へ向かう桃さん、通る道は相国寺鐘楼付近植え込み際。この間、将軍の使者を装い鉄舟を連れ出したものの、鉄舟の家来に道が違うと言われ正体を現す刺客団のくだりは、相国寺仏殿跡(林間ではなく通路)

2015/3/9

■ 桃太郎侍 第165話「あいつと呑んだ涙酒」1979.12.16日本テレビ/東映

 桃さんと懇意の、気のいいご浪人に仕官の口がかかるが、条件がついている。果たして良からぬ「業務」で、さらう相手はよりにもよって、みちのく屋出入りの魚屋・太助のフィアンセなのだった。
ハナからフラグを立てまくられている宍戸錠、必然の結果を見て桃さんの「許さん」が発動。

ロケ地
  • 故郷・小田原の早川村から出てくるおなみを待つ太助、品川宿の茶店は琵琶湖西岸・舞子浜松原に設営、茶店の座敷から「海」が見える図もある。セット併用。
  • さらってきたおなみに、隠し目付けの首実検をさせるべく家老一派が潜む品川の街道端、下鴨神社馬場を街道に見立て糺の森に潜む。立ち回りも林間で。
  • 皆が太助の新店に押しかけている頃、桃さんが一人参る新兵衛の塚、北嵯峨農地小丘に卒塔婆しつらえ(木は二本)

2015/3/8

■ 大岡越前 第十四部 第2話「罪を前払いした男」 1996.6.24TBS

 十六年前、赤垣がお縄にして八丈へ送った男が赦されて帰還。しかし彼は、自分が殺した男が生きてそこにいるのを見てしまう。
罪の意識から赤垣が男を見せ、お奉行は人が人を裁くことの困難を痛感するのだった。

ロケ地
  • 帰ってくる長吉を迎えに出る赤垣、金杉橋は中ノ島橋、御赦免船が着く船着きは広沢池東岸で前景に「欄干」を配してある。
  • 長吉が仁兵衛を殺したとされる現場、上賀茂神社ならの小川(回想シーン)。村井屋の顔を見て失踪した長吉が、気になって来てみた赤垣と再会するのも同所で、祠裏から川べりに出てくる。
  • 村井屋が外出したのを狙い現れる長吉、仁和寺御影堂東通用口(得意先から出てくるシーン)〜黒門前(長吉の刃傷を赤垣が止める)

2015/3/7

■ 大岡越前 第十四部 第1話 1996.6.17TBS

 抜け荷探索について幕閣から責められる忠相だが、その場にいた若年寄の足元で事件が進行中というお間抜け。横須賀藩重職とつるんで悪事をはたらく回船問屋はかつて名を馳せた凶賊、こやつは己が殺した手下の遺児に、「大岡越前が仇」と吹き込んでいた。

ロケ地
  • 簀巻きの土左衛門が上がる川端、嵐峡(検分シーン)。沖へ棄てたのが上げ潮で漂着、異国の鳥から伝染る奇妙な熱病に罹患していた設定。
  • 潜入中の夏目同心が露見、忠相に脅迫状が来るくだり、時間経過を表す時の鐘の絵、前シリーズにも出ていたバンクフィルム。
  • 夏目が監禁されている三俣中州の船小屋(セット撮り)で新三郎が暴れている間、大濱屋の抜け荷取引に手入れで大捕物の荷揚場、嵐峡(夜間撮影、河川敷に柵あしらい、捕方の船もたくさん出ている。セット併用)

2015/3/6

■ 雲霧仁左衛門2 第五回「甘い罠」 2015.3.8BSP

 雲霧が狙っていた和田屋へ押し入る凶賊あり、仁左衛門を深く恨む元手下。雲霧はかれらに対し報復を企てるが、凶行に巻き込まれた和田屋手代の突発的行動により、火盗改も巻き込んでゆく。
雲霧は次の的・越後屋への準備にかかり、そして辻蔵之助が江戸へ向かいつつあった。

ロケ地
  • お時と納屋で密会中押し込みに遭い、外へ逃れた和田屋の手代・伊助だが、追いつかれて斬られ下へ落ちる夜の橋、中ノ島橋。河原に倒れている彼を見つけたお千代と州走りが保護の運び。お千代は、目覚めた伊助に「小伝馬町の掘割」と話している。
  • 雲霧にも血桜の銀蔵にも図面を渡していた大工が、州走りの追求を受けて怖じ、お時を呼び出す神社、今宮神社境内(本殿前〜摂社前〜稲荷社前と移動)
  • 船を出して釣りの態で吉五郎の報告を受ける仁左衛門、沢ノ池
  • 銀蔵が盗金を隠していたやしろ、走田神社本殿。情報を掴んでいた火盗改が雲霧出現を待って潜むが、夜は明けてしまう。銀蔵談の場所設定は「上駒込村の御成街道を北に入った、御鷹部屋裏手の森、そこにあるやしろの社殿」。
  • 江戸へ向かう辻蔵之助が休む、富士の見える街道の茶店は、嵐山自転車道に設営。

2015/3/5

■ 大岡越前 第十三部 第26話「江戸を守った大岡裁き」 1993.5.10TBS

 悪役陣も豪華に揃ったシリーズ最終話は、阿片摘発もの。筧同心のフライングでお奉行が窮地、志保先生危機一髪などお決まりのエピソードが出て、火盗改がお約束のカッコ悪さを見せて、皆で伊織と志保をひやかして〆る。

ロケ地
  • 阿片の売人が火盗の提灯を掲げた何物かに殺される夜の川端、阿片中毒の芸者が土左衛門で上がる大川端、磐木平藩の御用船をわざと臨検させる夜の水辺、大捕物の海浜、全て広沢池東岸。伊織が志保さんを助けるため飛び込むシーンは映画村日本橋で撮ってある。
■ 桃太郎侍 第164話「お袋さんと呼ばれたい」1979.12.9日本テレビ/東映

 長屋へ越してきたのは、期待はずれのおばさんで、汚いのはなりばかりではない。しかし鬼婆となじられつつ貯めた金は或る目的のため、しかも「詫び」の内訳は「母」にとって気の毒きわまりないものであった。

ロケ地
  • 飛騨屋へ赴き、詫び料も母であることも拒否され出てきたおとら、物思いに沈む川べりは下鴨神社泉川(切石橋上手右岸、水面に木漏れ日キラキラ/鳥の声はサンコウチョウか)。桃さんが来て、すぐ旅に出るというおとらを諭す。

2015/3/4

■ 大岡越前 第十三部 第25話「大工と左官の意地比べ」 1993.5.3TBS

 「三方一両損」、今回はいつもの櫻木健一に石倉三郎を当てる。事が当人同士にとどまらず、江戸じゅうの左官と大工の対立にまで発展し、奉行を悩ませる次第となるのもおなじみの展開。今回、発端の二人は振り回された挙句自分が消えてしまおうとするものの、お白州で再び意地を張り合っていて笑える。忠相や伊織の、積極的介入も新味。

ロケ地
  • 芝居にからむロケはなし、時間経過を表すイメージが三つ。時の鐘はよく出るバンクフィルム、茜色の空と、お白州開廷の朝の青空。
■ 桃太郎侍 第163話「甘い餌には罠がある」1979.12.2日本テレビ/東映

 誘われた賭場で大勝ちしたすずめ、舞い上がってドツボにはまるの図。120両もの借金を作り、そのカタにつばめと二人引き抜かれ新たな小屋に出ることになるが、悪党の狙いは「小屋」にあった。

ロケ地
  • 花川戸の親分が「桃川つばめ」を売り物にして出す小屋、大覚寺五社明神境内に設営。設定は、玉川一座と一丁も離れていない浅草寺境内。桃さんたちが様子を見に来る段では大入り大賑わい、観月台下付近まで露店等が出ている。また、「一味」が盗金を運び込む段では夜間撮影も行われている。賭場でイカサマこいて二人を陥れたおひさが詫びを入れに来る楽屋口のくだりでは、池側の切り株のあたりに塀があしらわれている。小屋の隣に建つ柳川藩下屋敷の塀は、有栖川沿いの塀で演出され、賊が塀を越えて金箱を運び出すシーンが撮られている。

2015/3/3

■ 大岡越前 第十三部 第24話「伊織を狙う狐面の女」 1993.4.26TBS

 伊織を、親の仇、弟の仇と狙う者が現れるが、怪しい医師の影。浪人態でお忍びの忠相は、ならず者をやっつけた腕を見込まれて、伊織暗殺に雇われるのだった。

ロケ地
  • 吾作に見込まれた忠相、目隠しして駕籠で連れて行かれる稲荷境内は車折神社参道、鳥居傍にお狐様あしらい。後日の返事の際、伊織自身を伴い依頼者の女を問い詰める場面があり、悪党どもが現れて立ち回りに移行。夜間撮影。
  • 大工の巳之助が伊織を襲う薬草園、不明(竹林際、壁や柵はあしらいものと思われる)
■ 桃太郎侍 第162話「顔に傷のある女」1979.11.25日本テレビ/東映

 頬の傷のせいで暗く沈み、日陰に生きてきた女が、ついには幸せをつかむ。その傷をつけた姉が、幸薄いまま死んでゆく哀話に、成敗対象の悪党どもが、おまけのように絡んでくる。

ロケ地
  • 九蔵親分ととん太(下っ引ヘルプ?)に追われる女辻強盗のおはま、相国寺大光明寺南路地を東へ走る。捕まりかけるが、とん太に匕首で傷をおわせ、親分を下駄でぶっ叩いて逃げるシーンは鐘楼脇・宗丹稲荷の鳥居が見えている。
  • 料亭・久松のあるじを誑し込もうとしていたおはまを尾行し問い詰める桃さん、大覚寺五社明神。彼女を使嗾していたチンピラが出て立ち回り、その隙に逃げたおはまを追うものの見失うシーンは護摩堂前。

2015/3/2

■ 桃太郎侍 第161話「夢から来た手紙」1979.11.18日本テレビ/東映

 旅芸人の一座で、先輩の女たちから苛め抜かれて暮らす娘あり、彼女の支えは毎月来る、顔も知らない若棟梁からの手紙。彼女を励ますその文・実はというよくある筋だが、真実を知っても娘は健気に前しか見ず生きてゆく。

ロケ地
  • 若棟梁への返事を書く小菊、大覚寺天神島大木の根方。出療治の桃さんが通りかかり小菊と話す。娘は、この文がもし途切れたらと案じる。このあと二人で、文の取次ぎをしている市兵衛の店へ行くが、桃さんは彼の言動に不審を抱く。

2015/3/1

■ 桃太郎侍 第160話「地獄に墜ちた福の神」1979.11.11日本テレビ/東映

 身投げをするところ、仁兵ヱらが助けた女はとんだ食わせ者、玉川一座に潜り込むのが目的だった。もちろん、仁兵ヱはいつものようにころっと騙されてラブラブ炸裂、その深く濃い情愛に迫られ、さしもの女殺し屋も心が千々に乱れるのであった。

ロケ地
  • 吉原へ繰り出そうとした仁兵ヱらが身投げ女を見て止める橋、中ノ島橋。セット併用。
  • 唐津藩江戸家老・酒井邸、相国寺大光明寺か(暗い)。イメージのみ。
  • 仁兵ヱとつばめが、上覧の件で呼び出される唐津藩上屋敷、仁和寺本坊表門。有頂天で帰る二人は仁和寺参道、背景に中門続きの造作、次いで御殿の塀が映り込んでいる。

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